Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)とは2015年にフィンランドにあるColossal Orderが開発した、都市育成型のシミュレーションゲームである。
プレイヤーは新しい都市の市長となり、自分好みの街づくりを行うことが出来る。
発売から3年経つが、PC版では今でも新しいDLCが登場し、2018年4月にはPlayStation 4とXbox ONEで、9月にはニンテンドースイッチでも発売され注目を集めている。

『Cities: Skylines』の概要

『Cities: Skylines』とは、2015年にフィンランドにあるColossal Orderが開発した、パソコン向けの都市育成型のシミュレーションゲームである。
販売はParadox Interactiveが担当しており、steamから購入することが出来る。
コンシューマーでは2018年4月にPlayStation 4(PS4)とXbox ONEで、9月にはニンテンドースイッチで発売。
PS4、Xbox ONEではパッケージ版、ダウンロード版の両方があるが、スイッチ版はダウンロード版のみの販売となっている。
また、PS4のみスパイク・チュンソフトからの販売となっている。

このゲームの目的は、市長となり、都市を大きくすること。
最初こそ道路に水路、発電所、電柱、そして住民が住む住宅地区、買い物をするための商業地区、その商品を作る産業地区(シムシティーで言うところの工業地区)ぐらいしか建てられないが、住民が増えていくにつれ警察や消防、学校と言った公共施設、バスや地下鉄、鉄道と言った公共交通がアンロックされていき、住民の需要に合わせて、自分だけの街を作っていくことになる。

このゲームに明確なクリアと言う概念は存在しない。
強いて言うなら、これ以上街を作る場所が無くなった時や、満足した街が作れた時がクリアと言えるだろう。

また、面白い特徴として、住民一人一人に最終学歴、住む家、働く場所、そして今どこへ向かっているのかが設定されている。
これは人に限らず街を行き来する車などにも目的地が設定され、何処へ行くのか追跡することも出来、人々の動きをのんびり眺める、なんて楽しみ方もある。

PC版とCS版の違い

2018年9月現在で、シティーズ:スカイラインにはsteamから購入出来るPC版とPS4、Xbox ONE、ニンテンドースイッチのコンシューマ(CS)版があるが、違いはDLCの種類とプレイヤーが作成したMODやアセットを導入出来るかどうか。

MODとは、公式では実装されていない、こんなのがあったら良いなと思う便利機能のこと。
例えば何らかの原因で廃墟になった建物を自動で壊してくれたり、自分で作った街を一人称視点で歩く事が出来る。
また、PC版シティーズ:スカイラインは発売から3年以上経つが、未だに公式で日本語には対応しておらず、様々な表記を日本語化するMODも必須と言えるだろう。
しかしMODはあくまで非公式なツール。
導入することでゲーム内に不具合が生じたり、ゲーム本体のバージョンアップの際に何らかの誤作動を起こしたりする可能性があるので、導入・管理は自己責任となる。

アセットは建物を追加したり外装を交換出来る機能。
これにより住宅や走る車、電車などを日本風にしたり、商業地区に牛丼チェーン店やコンビニが建ったりする。

CS版では今のところXbox ONE版のみ、アセットを導入出来る。
ただし、PC版のをそのままダウンロード出来るわけではなく、Xbox ONE用に作られたのを入れられ、容量にも制限がある。
PS4、ニンテンドースイッチ版はどちらも導入出来ない。

PC版とCS版、どっちを買えば良い?

もし、シティーズ:スカイラインをプレイ出来るようなスペックのパソコンを持っているのなら、MODやアセットを導入出来るPC版がお勧め。
公式に掲載されているスペックは以下の通り。

■最小動作環境■
CPU : Intel Core 2 Duo, 3.0GHz または AMD Athlon 64 X2 6400+, 3.2GHz
メモリー : 4GB
グラフィックカード : GeForce GTX 260, 512 MB または Radeon HD 5670, 512 MB
ハードディスクの空き容量 : 4GB以上

■推奨動作環境■
CPU : Intel Core i5-3470, 3.20GHz または AMD FX-6300, 3.5Ghz
メモリー : 6GB
グラフィックカード : nVIDIA GeForce GTX 660, 2 GB または AMD Radeon HD 7870, 2 GB
ハードディスクの空き容量 : 4GB以上

これを見るとそれほど高いスペックを要求していないのだが、実際のところは推奨動作環境でも街が発展していくにつれて重くなっていき、快適にプレイ出来るレベルでは無くなる。
加えてMODやアセットを入れるとで更に動作が重くなるので、家電量販店に売られているグラフィックボードが非搭載なパソコンではなく、俗に言うゲーミングパソコンや自作、BTOパソコンでプレイする事をお勧めする。

DLCの種類

現在、シティーズ:スカイラインではPC版では6種類、CS版では5種類のDLCが提供されている。

After Dark

PCでは別に買わないといけないが、PS4・Xbox ONE・スイッチでは最初から適応されているDLC。
商業地区をレジャーや観光に特化した街に出来るのが特徴。
作れる施設に刑務所、タクシー、港ハブ、自転車専用レーン、バスターミナルなどが追加される。

Snow Fall

タイトルからして想像出来るとおり、冬をテーマにしたDLC。
PS4・Xbox ONEでは別売だが、スイッチには最初から入っている。
これを購入することで追加される雪国専用マップでは街に雪が降り、除雪車を走らせないと道路が凍結したり、水道管に温水を巡らせて暖房設備を強化出来たり、このゲームを作っている会社が北欧と言う理由からか、医療の項目にサウナが追加される。
また、冬マップにしか設置出来ないスキー場やカーリング広場、クロスカントリーの出来る公園なども見所の一つだろう。

交通機関としてトラム(路面電車)が追加されるので、路面電車の走る街を作りたい人は必須。

Natural Disasters

地震や津波、ハリケーンと言った自然災害が発生するようになるDLC。
スイッチ以外の、PC・PS4・Xbox ONEの3つで提供されている。

設定で災害発生のオンオフは出来るものの、折角作った街が壊されるのが嫌だという理由から、導入しない人も多い。
追加施設として、災害対策本部や復興施設、シェルターなどがあるが、そもそも災害を発生させなければ必要無いものなので、あまり街づくりに貢献は出来ないかも。
消防や警察、病人の搬送でヘリコプターを使う施設が作れるので、その様子を見たい人は導入しても良いのではないだろうか。

Mass Transit

もし一つだけDLCを導入するならと聞かれたら、間違いなくこれを選ぶだろう、公共交通機関を追加するDLC。
スイッチ以外の、PC・PS4・Xbox ONEの3つで提供されている。

Mass Transitを導入することでバス、電車、地下鉄しか無かった公共交通に、ケーブルカー、フェリー、モノレール、飛行船が追加される。
また、バスとモノレール、電車と地下鉄と言った複合駅、ホームがいくつもある電車の駅が追加されるので、街づくりの幅が増えるのは間違いないだろう。

Green Cities

2018年9月現在、PCのみで配信されているDLC。

リサイクルセンターや自給自足出来る住宅、商業地と言った自然に優しい建物を作ることが出来る。
また、ITに特化した地区を作れるのも特徴。

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