進撃!巨人中学校(Attack on Titan: Junior High)のネタバレ解説まとめ

『進撃!巨人中学校』とは中川沙樹が描く、諫山創の『進撃の巨人』の公式学園パロディ漫画。2015年にProduction I.G製作でアニメ化。前半をアニメパート、後半を出演声優たちによるバラエティ番組の実写パートとして30分枠で放送。中学生になったエレン・イェーガーは進撃中学校へ入学する。学校には巨人も在籍しており、エレンは巨人に恨みを持っており巨人を駆逐しようと非公式部活「調査団」へ入部した。

本編『進撃の巨人』では、巨人達が人間を捕食する。
巨人に消化器や排泄器官はなく、人間を食べた後はまとめて吐き出してしまうと言う設定である。
本作では巨人は人間ではなく、人間が持っているお弁当を食べる。
消化器官などの設定はギャグであるため、深い掘り下げは特に無い。
人間を口に入れるシーンもあるが甘噛みするだけで、お弁当だけを器用に取り上げ人間は吐き出してしまう。
巨人の存在が怖ろしかった本編『進撃の巨人』であるが、人間を食べない事で大幅にまろやかな雰囲気になり、本編は怖くて見られなかった人も本作なら見られる人も多い。
また、本編第一話でエレンは母親を巨人に食べられてしまい、巨人に対して深い恨みを持つ。
本作では母親ではなく大好物のチーズハンバーグが入ったお弁当を食べられてしまい、巨人に対して恨みを持つようになっている。

巨人たちの生活

巨人達は本編同様に、人間たちが予期しないタイミングで現れてその場を荒らしていく。
しかし、エロ本を買ったり、恋をしたり、落書きをしたり勉強に励んだりなど、とても人間臭いキャラクターになっている。
本作においてもヒエラルキーは人間の方が巨人より下のようで、リヴァイのように特別に運動神経が優れているキャラクター以外は巨人に反抗するのは難しい。
巨人達は食いしん坊なのか人間の持っている食べ物に反応し、それを奪っていく。
また、本作に登場しないエレンの巨人体や、女型の巨人などの一部巨人はマスコットや銅像として登場している。
本編では不気味で怖ろしい存在であった巨人であるが、本作ではそんな巨人がコミカルになっているのも見所の一つ。

本編『進撃の巨人』とリンクしたシーン

本編『進撃の巨人』のシーン。

本作『進撃!巨人中学校』のシーン。

本編『進撃の巨人』のシーン。

本作『進撃!巨人中学校』のシーン。

オープニング同様に、本編『進撃の巨人』のパロディシーンが沢山含まれる。
原作コミックよりもアニメ版の方がより多くその傾向が強まり、セリフも展開もほぼ同じ物となっている。
本家を知っている人は本家のどこで出てきたシーンか分かるほか、本家ではとてもシリアスだったシーンがギャグになっているなど、本家を知っている方が楽しめるものとなっている。

「俺の大切な…チーズハンバーグ弁当がぁ~!」

本編『進撃の巨人』では、エレンは母親を目の前で巨人に食べられてしまう。
それによってエレンは巨人に強い憎しみを持ち、巨人を「駆逐してやる」と心に決めるのであった。
しかし本作では、大好物のチーズハンバーグ弁当を巨人に食べられてしまった過去を持ち、それによって巨人に恨みを持ち巨人を駆逐しようと思っている。
第一話では、その過去にエレンの弁当を食べた巨人が校長先生(超大型巨人)だと判明し、校長先生を倒そうとするが持っていた弁当をまたも食べられてしまう。
そこでエレンはチーズハンバーグ弁当が好物であることを口にしたため、以降本作のエレンと言えばチーズハンバーグという認識になっていく。

「チッ。チーハン野郎が」

本作ではよくチーズハンバーグの事を「チーハン」と略す。
アニメ版ではリヴァイが、原作ではアニや周りの同級生達が最初にその略を口にする。
これによりエレンは「チーハン野郎」というあだ名がつき、定着していく。
本編でエレンは「死に急ぎ野郎」というあだ名がついており、これのパロディとなっている。

『進撃!巨人中学校』の裏話・トリビア・小ネタ

実写パート

本作は前半がアニメパート、後半が実写パートという構成になっている。
アニメパートでは「進撃!巨人中学校」を放送し、実写パートでは出演声優陣によるバラエティ番組を放送。
エレン役の「梶裕貴」、ミカサ役の「石川由依」、アルミン役の「井上麻里奈」、ベルトルト役の「橋詰知久」の4人がとある学校で『進撃!トレジャーハント』というロケをする。
他にもサシャ役の「小林ゆう」によるミニコーナー『サシャがひとりで○○してみた!!』なども時折挟まれる。
ロケ番組にもミニコーナーにも共通して、超大型巨人をモデルにしたマスコットキャラクター「巨人くん」が登場。

本編『進撃の巨人』との違う点

本作は本編『進撃の巨人』とほぼ同じ人間関係であるが、一部キャラクター間の関係性の違いや性格の違いがある。
代表的なところでは、アニは本編ではあまり恋心を露骨に描かれず、あえて挙げるならエレン・アルミン・ベルトルトとの関わりが深い。
しかし本作ではエレンに好意を持つ描写があり、ミカサとエレンを取り合う三角関係が描かれている。
ミカサとアニは本編でもライバル関係にあり、格闘技の訓練の際にアニがエレンに技をかけて倒したことがきっかけで、ミカサがアニを敵視するようになった。
また、本編ベルトルトはアニに対して好意を持っているが、アニと直接関わるシーンは少ない。
本作では平和な日常ものであることからか、アニとの会話シーンが増えており、アニとフラグを立てている。
本編アニと本編アルミンにも多く関わりがあるが、本作ではあまり二人での会話シーンはない。
他にもリコがイアンに好意を持っているなど、本家ではあまり恋愛ごとが描かれていない為か、男女間の関係の違いが多く発声している。

人間関係以外では、主人公のエレンの性格がギャグ寄りに変わっている。
本家では真面目で少し根暗且つ猪突猛進で激情型の性格であったが、本作では明るく少しアホな性格に変わっている。
クリスタも本編序盤は天使のような良い子というキャラクターであるが、途中からそれが演技だったという話の展開になる。
本作は連載が始まったタイミングもあるのか、クリスタは天使のような良い子の側面が強めで描かれている。

某紅白出演歌手っぽい巨人

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