花よりも花の如く(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『花よりも花の如く』とは、2001年より白泉社の『月刊メロディ』にて連載の開始された、日本の伝統芸能『能』をテーマに描かれた成田美名子による漫画。
2006年より掲載誌が隔月刊誌『MELODY』にリニューアルした。
元々は同作家の連載『NATURAL』のスピンオフの読み切りから始まり、連載になった作品。
榊原憲人は幼い頃から祖父の元で能楽師として修行を積んでいた。憲人は様々な人物と出会いながら成長していく。

「なんと私の方が彼を知らなかったのです。『天晴れな敵』ではないか!

憲人が火事で人助けをして松山での演能に遅れそうになった際に、他の会員は一瞬信じられないといった様子を見せたが、森澤楽だけが「それは憲人さんらしいですね」と、憲人を肯定してくれた時の憲人の内心の言葉。

「木霊する囃子の音とか、暮れていく空とか、地平線、星も見え始めて、すべてがカンペキだ!止めたくない!と思っちまったのよ」

青森の父方の伯父の神社で野外能をした時に、小道具の勾玉が揃わず、皆で玉を手作りすることになる。一同はひとつに気持ちが重なったまま舞台に挑む。野外能だった為に停電などのトラブルがあったが、観客も一体となった良い公演となった。
照明を復活させるか迷った西門だが、観客の集中力を切らさない為、彼はあえて照明を点けなかった為演じていた憲人の苦労を思い謝ってきた時のセリフ。
気持は同じだったのか、憲人は西門に「ありがとう」とお礼を言っている。

『花よりも花の如く』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

電子書籍版の1巻にはスピンオフが収録されている

『花よりも花の如く』の紙媒体のコミックス1巻にはないが、電子書籍版は『NATURAL』のスピンオフの読み切りとして描かれた「花よりも花の如く」「天の響」の二編が収録されている。

「石に願いを」の漫画がある

7巻に憲人の出演したドラマ「石に願いを」のマンガ版が収録されている。

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