Caligula Overdose(カリギュラ オーバードーズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Caligula Overdose』とは、フリューから発売されたPSvitaのRPGソフト「Caligula -カリギュラ-」のリメイク版であるPS4作品である。ストーリーはPSvita版と同じ、主人公とその仲間たちが現実に帰還するべく「帰宅部」を結成し、仮想世界からの脱出を図る物語となっているが、本作では帰宅部の宿敵的存在「オスティナートの楽士」のストーリーが追加されているのが大きな特徴となっている。

その3:現実での姿公開にイケP爆発

ソーンにラガード狩りへ向かうよう命令され、イケPは最初はゴネようとした。

しかしスイートPのこの一言で、鳴子がまたもSNSを通してデカい挑発をかけてきたことが明らかになる。

この場面は楽士ルートのテーマパーク編で見ることができ、楽士側のメインストーリーにとってはこれが最後のコミカル要素となる。Lucidとなった主人公は、楽士の間でイケPとも初対面を果たし、イケPもLucidの透明人間としての姿に「こ、こいつが噂の新米か……!? マジかよ……」と、困惑したが、スイートPが「呼び出されたのは帰宅部に負けたからで、現実への扉はあっちね〜」と、言ったので後ろを振り返ると、そこに現実への扉を呼び出したμが立っていた。それにさらに困惑させられるイケPに、ソーンは帰宅部がテーマパークでデジヘッド狩りを行うと言い、Lucid、梔子、ミレイと共に一緒に行けと命令する。これにイケPが「はぁ? 俺はライブやったばっかだぜ……他の奴が行けばいいだろうが」と、ごねるが、スイートPが携帯を見て、帰宅部がイケPの現実での顔を晒してる、と言った。

現実世界での顔の不細工さがトラウマであることを知ってか知らずして、μも笑顔で煽り立てるような言葉を投げかけてくる。

そしてこの鳴子の挑発と、他の楽士からの失笑と侮蔑がきっかけとなり、イケPの堪忍袋の緒が再び切れる。だが、皮肉にもその怒りの矛先は鳴子ではなく維弦に向けられることになった。

イケPが耳を疑ったその時、Storkがその鳴子がアップしたイケPの現実での顔写真に添えられていた予告のついでの文章をこう読み上げる。「残酷なまでに顔がビッグ、それが俺のデスティニー」その文章にStorkが面白そうに笑い、ミレイが失笑し、さらにμもこの場の流れと雰囲気を知ってか知らずして笑顔で「すごいねイケP〜! 目立ってよかったねぇ〜!」と、イケPの傷に塩をすり込むような言葉を投げかける。これに再び、イケPの怒りと闘志の炎が再燃する。「調子のいいこと言って……! あいつらやっぱり俺のことを笑いものにしてやがったのかぁ……!? 許さねえぞ、峯沢ぁっ!!!」顔写真をアップした張本人である鳴子ではなく、維弦への怒りと報復を叫ぶイケP。少年ドールが「アップしたのは鳴子って女だけどね」と然りげ無く言うも、維弦への敵愾心も完全に復活してしまったイケPは鳴子のことなど眼中にないらしく、「峯沢ぁ!! 覚えてやがれえええぇぇぇ!!」と、ひとり維弦への怒りと報復を叫び続ける。その後、太陽神殿での再戦で、維弦はとんだとばっちりを食うことになった。

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