Phantom in the Twilight(第1話『黄昏に生きるもの』)のあらすじと感想・考察まとめ

親友のムー・シンヤオとともにロンドンにきたバイルー・トンは、到着早々、盗難の被害にあう。犯人を追いかけて迷い込んだ店『カフェ・フォービドゥン』は、なんとトンの曽祖母が設立したカフェだった。カフェの店員であるヴラッド、ルーク、トウリュウの3人と犯人を捜すトンは、彼らの正体である吸血鬼、人狼、キョンシーという人ならざる者に変貌する所を目撃する。
今回は「Phantom in the Twilight」第1話『黄昏に生きるもの』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

シャー・リージャンが曾祖母であることを語るトン。3人はリージャンを知っているだけでなく、このカフェの初代オーナーだったとを教えてくれた。

ルーク「こいつはヴラッド。紅茶を淹れることしか能がないナマケモノ。そして、こいつはトウリュウ。お嬢ちゃんとは同郷だ。そして俺はルーク。この店の屋台骨を担うスーパーシェフだ。よろしくな!」

「カフェ・フォービドゥン」の初代オーナー、シャー・リージャンの写真

トン「で、、さっきひったくりにあってしまって…」
3人に事件の事を相談するトンは、犯人の特徴をルークに尋ねられたが、ぼんやりしていてうまく伝えることが出来なかった。しかし、ルークたちはすぐに分かったようだ。

ルーク「ほらな、結局俺たちの出番だろ?」
ヴラッド「偉そうに言うな。ただの偶然のくせに」
ルーク「お嬢ちゃんが鏡の向こうに入ったのも偶然だと思うか?」
トウリュウ「これもリージャン様のお導きかと…。」

犯人の情報を聞き、身支度を整える3人

「そいつはどちらの方角へ逃げた?」とヴラッド。チャイナタウンで見失ったと答えると、3人は分析を始める。

ヴラッド「チャイナタウン…。西か。」
ルーク「行動からしてゴブリンだな、この季節になるとワラワラ湧いてきやがる」
ヴラッド「ゴブリンならば、盗んだ宝物を隠しておくための、人には見えない隠れ家があるはずだ」
トウリュウ「大抵は、洞窟や森の広場のような形を取るかと。」
ヴラッド「つまり自然がある場所」
ルーク「市内だと公園か…」
トウリュウ「ちなみに、ここから西の方角にある公園は…。」
ヴラッド・ルーク・トウリュウ「ハイドパーク!!!」
3人の声は一致して、そのまま外へ出ていってしまう。
トン「ちょっと!!置いてかないで、ちゃんと説明してよ~~!」

なんとかハイドパークまで来て3人を探すトン

トンは3人を追ってどうにかハイドパークへ着くと、何処からともなく現れたヘイシンに声を掛けられる。

ヘイシン「どうかなされました?驚かせてしまって申し訳ない。夜中にひとりでこんな寂しい場所をうろついているものだから、気になってしまってね。」
トンは、突然現れた事に驚きながらも、人を探していると答える。

ヘイシン「探していたというのは3人組の若い男性たちの事かな。10分ほど前、ちょうどそこの森に足を踏み入れた行った方々が」

形見の指輪を受け取るトン

「ありがとう、おじさん!それじゃ……」と急いで駆けだすトンを呼び止めたヘイシン。
ヘイシン「落し物ですよ。お嬢さん」と言って、夕方に盗まれた筈の『曾祖母の形見のネックレス』を手渡した。
トン「え、そんなこれは夕方盗まれて…。」
ヘイシン「たった今ポケットから滑り落ちたんだよ」
トン「え?私の勘違い??」
ヘイシン「思い込みというものはよくあることだよ。二度と落とさないよう、ちゃんとつけておきたまえ。きっと役に立つよ」
男に礼を言って、早速形見の指輪をつけて森の奥に入っていくトン。その後ろ姿を見送りながら「ほうら、さっそく役立った」とつぶやくヘイシン。

意味深な言葉をつぶやくヘイシン

しばらく森の中を歩いているとヴラッドたちの声が聞こえてくる。
「いい加減、姿をあらわしたらどうだ………応じぬ、ならば仕方ない」
そういって、気功のような覇気を飛ばすヴラッド。木のうろの中から、見えなかった無数のスーツケースと共に、耳の尖った生き物が姿をあらわした。
トン「何これ…怪物!?」
トンは身を潜めながら、見慣れない生き物に驚く。

「気」を飛ばし見えざる敵を暴くヴラッド

ゴブリン。野蛮にして粗暴たる雑魚の代表格たちは、見る見るうちに、数が増えてゆく。
「今、見えているものがすべてでは無いな。頼んだぞ」
ヴラッドは、ゴブリンたちをルークとトウリュウに任せて、マントを翻して姿を消してしまう。「……!消えた!?」次々に目の前で起こる奇怪な現象に驚くトン。
ルークはヴラッドに「肉弾戦がメンドクサイだけだろ?」と文句を言いながら高く跳躍すると、頭から狼のような耳が現れ、ゴブリンの群れめがけて走ってゆく。

ルークの頭からは、狼の耳が現れる

そのまま腕を振りかぶると、その爪でゴブリンたちをなぎ倒した。その横で、どこからともなくガトリングのような銃器を取り出して、ゴブリンたちに向けて構えるトウリュウ。「それやり過ぎ!!オーバーキルだから!!」慌ててルークがたしなめる。その声を聞き、仕方なく構えを上へずらすと銃身を回転させながらガトリングガンが火を噴き、枝木を落としてゴブリンをけん制する。そこをすかさず残りのゴブリンも、ルークがなぎ倒していく。「これって……、はみ出しすぎでしょ!!」とあまりの突飛な状況に呆れるトン。

どこからともなくガトリングを取り出し、撃ちまくるトウリュウ

指輪の覚醒とリージャンの遺志

一方、ヴラッドは森の奥へ足を踏み入れていくと、番人であるスプリガンが後ろから現れ、まさにこん棒を、ヴラッドめがけて振り下ろそうとしていた。「あぶない!!ヴラッドさん!!」突然トンが叫んだことに、意表を突かれたヴラッドは、その攻撃を避けきれずに振り下ろされた一撃を食らってしまう。

気を取られてスプリガンの一撃を食らってしまうヴラッド。

ヴラッド「お前!?どうやって入ってきた!?」
トン「あぶないって言ったのに!どうして避けないの?」
ヴラッド「お前が突然現れたから、気を取られたんだ。何のつもりだ!」
トン「私がこいつを引きつけるからなんとか逃げて!!」
そう言いつつも、今度はトンがスプリガンに狙われて追い回されてしまう。

トンに逃げるようにうながすルークたち

ルーク「お嬢ちゃん!逃げろ!そいつはほっといていい!」
トン「大けがしてるのよ!?そんなわけにいかないじゃない!」
ヴラッド「待て!ちゃんとこちらを見ろ。私はこの通り平気…………!?」
そう言っている間にも、迫りくるスプリガンが棍棒をトンにめがけて振りかぶる。

「やめろ!!」ヴラッドが叫ぶと同時だった。
指にはめられた『形見の指輪』が赤く輝くと、トンは地面から何かを掴んでいた。

トン「なにこれ!!?鎖??」

トンの手には地面から出てきた鎖が………

ヴラッド「…………どういうつもりだ。リージャン!!」
その昔、シャー・リージャン本人が使っていた鎖を見ているようで、驚くヴラッド。

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