Phantom in the Twilight(第1話『黄昏に生きるもの』)のあらすじと感想・考察まとめ

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親友のムー・シンヤオとともにロンドンにきたバイルー・トンは、到着早々、盗難の被害にあう。犯人を追いかけて迷い込んだ店『カフェ・フォービドゥン』は、なんとトンの曽祖母が設立したカフェだった。カフェの店員であるヴラッド、ルーク、トウリュウの3人と犯人を捜すトンは、彼らの正体である吸血鬼、人狼、キョンシーという人ならざる者に変貌する所を目撃する。
今回は「Phantom in the Twilight」第1話『黄昏に生きるもの』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「Phantom in the Twilight」第1話『黄昏に生きるもの』のあらすじ・ストーリー

黄昏のカフェへようこそ

ここロンドンには、黄昏時に開店する変わった喫茶店がある。

カウンターには、真剣な面持ちで紅茶を淹れている長身で金髪の美男(ヴラッド・ガーファンクル)、その奥の調理場では、銀髪に赤いメッシュが入った髪型の男(ルーク・ボーエン)が、鼻歌交じりにご機嫌な様子でフライパンをあおりながら、得意料理のペペロンチーノを作っている。ホールにはお客もそこそこ入っていて、黒髪のウェイター(トウリュウ)がテーブルへ紅茶を運んでいた。

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自慢の紅茶を淹れるヴラッド

ルーク「はいよ!ペペロンチーノあがったぞ」
ヴラッド「う…。ルークよ!それを私に近づけるなと、何度言ったらわかる!」
ルーク「旨いぞー!ヴラッド、たまにはお前も食ってみろよ」
ヴラッド「こんなニンニク臭い中で、良い紅茶が淹れられるか!私はあがらせてもらう」
ルーク「(まだ)開店したばっかじゃねーかよ!」
余程、ニンニクが嫌いと見えて、仕事を放りだすヴラッド。

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ルークの作ったペペロンチーノに極度の嫌悪感を見せるヴラッド

そこへ突然、入口の扉をすり抜けて「紙飛行機」がひとつ、店内に滑り込んで来ると同時に、ひとりの少女が駈け込んで来た。
店内に入った彼女は、そのままカウンターの横を通り奥の部屋に入っていく。ふと顔を上げるとそこには紙飛行機を手に持ったヴラッドが立っていた。

ヴラッド「貴様は誰だ。何故この場所に入ってきた?」

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突然店の奥へ入ってきた彼女に対し、紙飛行機を手に問い詰めるヴラッド

一生モノの親友、曾祖母のおまじない

話は少し前、その少女が友人と一緒に空港に着いた頃…。

彼女の名は、バイルー・トン。親友のムー・シンヤオと一緒に憧れの英国に留学生として中国からはるばる渡ってきたのだ。はたから見ていても仲むつまじい2人は、昔からお互いを信頼し合っていて「私たちは一生モノの親友ね」とあらためて共感しながら、列車に乗ってロンドンへ向かって行く。

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ロンドンへ着き、アパートを目指す2人

ロンドンへ着いて少し陽が傾いてきた頃、お腹がすいてきたねと話しながら、路地を歩いていた時だった。後ろから怪しい影が迫りよってきて、突然持っていた荷物が消えてしまう。

シンヤオ「!?荷物が消えた!?」
トン「ちがう、ひったくりよ!!」
シンヤオ「でも、何も見えなかった。」
トン「いた!待ちなさい!このひったくり~~!!」

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追いかけながら、胸元のネックレスもなくなっていることに気付く

その影は透明で、輪郭だけがなんとか見えているような、何とも不思議な存在だったが、建物の角を曲がるスーツケースが一瞬見えて、トンは走り出す。
トン「!?ひいおばあちゃんの形見も…。」
胸元のネックレスも無い事にも気付き、必死に追跡しようとするトン。やがて、チャイナタウンの人ごみに中に逃げてゆく犯人の影。

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犯人からネックレスを奪いとるヘイシン

そこへちょうど、モノクルをかけた男(ヘイシン)が中華料理屋から出てきて、「人の秩序を乱す低俗な輩め」と言って、すれ違いざまにその犯人からネックレスを奪い取った。

「待てー!ひったくりー」と叫びながら駆け抜けるトンを横目に見るヘイシン。「これは…。お懐かしい」そう言ってネックレスにかかっている指輪を見つめた。

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曾祖母に教わったおまじないを手帳に描くトン

目に見えない犯人を見失ってしまった上に、親友のシンヤオともはぐれてしまったトンは、日も暮れてしまい途方に暮れながらも、思い出したように曾祖母から教わった『おまじない』を手帳に描くと、それを紙飛行機にした。
トン「太陽と月の導きよ。ここに宿って」
そう言って紙飛行機に口づけをして飛ばし、そのあとを追っていく。
トン「これで、6回目!」
そうして投げた紙飛行機は、ちょうど扉の開いたカフェの店内に滑り込んで行ってしまう。
トン「あちゃーしまった。ごめんなさい、ちょっとお邪魔します!」
カフェに走りこむと、カウンターの横を通り正面にある姿見に向かって行き、そのまま鏡をすり抜けて奥に入っていった。

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鏡をすり抜けて奥の部屋へ入ってしまったトン

「貴様は誰だ?何故この場所に入ってきた?お前の立っているココは…!」と言いかけて、「まさか!?」ヴラッドはそう言いながら、トンの顔をそっと両手で掴んでマジマジと見つめながらつぶやいた。

「生きていたのか…!リージャン!」

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突然思い出したかのように、トンを見つめるヴラッド

安堵の表情でトンを見つめているヴラッドに、ルークがすかさず突っ込む。
「ヴラッド~~!!お前、問い詰めるか口説くかどっちかにしろよ!いや、どっちもよくないけど!」
そこへトウリュウも現れ、かしこまって挨拶した。
「お待ちしておりました。シャー・リージャン様の血に連なるものよ」

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鏡をすり抜けて入ってきたトウリュウ

犯人の隠れし森へ

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