デュラララ!!(Durarara!!)のネタバレ解説まとめ

『デュラララ!!』とは、成田良悟による池袋を舞台としたライトノベル、及びそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。
非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣の誘いにより上京して来良学園へと入学する。そして都市伝説の首なしライダー、闇医者、情報屋、池袋一強い男、ストーカー、カラーギャング、ヤクザなどの様々な人物と巡り合い、様々な事件に関わっていく。

『デュラララ!!』の概要

『デュラララ!!』とは、成田良悟による池袋を舞台としたライトノベル、及びそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。
作品の人気は非常に高く、3回に渡ってアニメが制作された。漫画は竜ヶ峰帝人達の物語を描いた第一部が完結した後に、新たなシリーズである『デュラララ!!SH』が刊行された。漫画の累計発行部数は2015年時点で530万部を突破している。

非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣の誘いにより上京して来良学園へと入学する。そして都市伝説の首なしライダー、闇医者、情報屋、池袋一強い男、ストーカー、カラーギャング、ヤクザなどの様々な人物と巡り合い、様々な事件に関わっていく。

『デュラララ!!』のあらすじ・ストーリー

帝人と正臣

竜ヶ峰帝人は幼馴染の紀田正臣に誘われて、来良学園への進学を機に池袋に引っ越してきた高校生。
小学生以来会ってなかった正臣と再会し、池袋の街を案内してもらう。
刺激的な非日常に憧れていた帝人は、池袋に出没する「首無しライダー」と呼ばれる謎のバイク乗りの存在や、正臣の知り合いの個性的な面々と遭遇して、新生活への期待に胸を膨らませる。

新学期が始まり、クラスメイトの園原杏里とクラス委員をやることになった帝人は、杏里の友人の張間美香が行方をくらませていることを知る。
美香は一目ぼれした矢霧誠二をストーカーしていたのだが、杏里が聞いても誠二は急に姿を見なくなったとしか答えない。
実は誠二は、人外の存在に強い興味を持つ伯父が所持している、伝説の生物「デュラハン」の生首を子どものころに見てから恋愛感情を抱いていた。
思い余って盗んできた首を、ストーカー中の美香に目撃されたため、誠二は美香を手にかけていたのだった。

帝人は、街中で首に傷を負った少女に出会う。首の傷はまるでバラバラだった首と体をつなぎ合わせたかのようだった。
追手に追われているらしい少女をひとまずかくまうことにした帝人。
少女の顔は「デュラハン」の生首とそっくりだった。
首の本来の持ち主であり、首を探していた「首無しライダー」こと「デュラハン」のセルティは、少女に会いたいと考える。
セルティから事情を聞いた帝人が少女に会わせようとするも、少女を追ってきた矢霧製薬の人間に襲われる。
矢霧製薬は誠二の伯父の会社であり、人体実験のために人を攫うなどの悪事を働いていた。

セルティに助けられた帝人は、少女の正体は誠二に殺された張間美香で、その死体を隠蔽するために矢霧製薬が管理しているセルティの首を美香の体につなぎ合わせたのではないかと推測する。そして、矢霧製薬幹部にして誠二の姉でもある矢霧波江を呼び出して自首をさせようとした。
波江は説得に応じず、部下に帝人を攫わせようとしたその時、帝人は一通のメールを送る。
メールの内容は、「今携帯のメールを見つめていない者が敵であり、敵をただ静かに見つめろ」というものだった。

帝人の正体は謎の多いカラーギャング「ダラーズ」の創始者であり、メールを通じて「ダラーズ」の構成員全員に指示を出したのだった。
その時帝人たちの周りにいた人間は実は「ダラーズ」の構成員ばかりであり、彼らが一斉に波江たちを見つめたため、群衆の中から波江とその部下のみが浮き彫りにされる形となった。帝人は混乱する波江を尻目に群衆に紛れて姿を消した。

一方、誠二は愛する首を持つ少女のことを諦めてはおらず、少女を連れ去ろうとする。
しかし、少女はセルティの首ではなかったことが判明する。
張間美香は実は死んでいなかったのだった。弟を溺愛する波江は誠二の首への愛情を少しでも逸らすべく美香を利用しようと考えた。
誠二の気を引くためにセルティそっくりに整形して、薬で記憶喪失にする予定だったが、美香は整形自体は受け入れたものの記憶まで失いたくなかったため研究所を飛び出したのだった。

セルティは、美香を整形したのは同居人である闇医者、岸谷新羅であると考えて彼を問い詰める。
セルティが首を探しているのを知っていて、首の在処を黙っていた新羅。その理由は、新羅がセルティを愛しており、首取り戻したことで「デュラハン」としての記憶を思い出したセルティが新羅のもとを去るのを恐れたからだった。
新羅の想いを聞いたセルティは新羅を許しその愛を受け入れた。

罪歌と戦う静雄

池袋に切り裂き魔が現れるようになった。大事にはいたらなかったものの、セルティも仕事の途中に切り裂き魔に襲われる。
時を同じくして、セルティがいつも参加しているチャットルームに「罪歌」を名乗る存在が現れ、意味不明な書き込みをするようになる。
書き込みは切り裂き魔の被害者が出た日の夜に書き込まれていた。書き込みが続くほどに言葉が達者になっていく「罪歌」は、池袋最強の男である平和島静雄を探し求めるようになっていった。
静雄の方も友人のセルティが切り裂き魔に襲われたことに怒り、制裁を加えるためにセルティとともに切り裂き魔を探していた。

臨也や新羅が調べたところによると切り裂き魔の正体は「罪歌」という名の妖刀で、意思を持ち、使っている人間を操って人を斬ることができるらしいと分かる。
人間をこよなく愛する刀で、人間に直接触れ合いたいという理由で人間を斬る。
セルティは「罪歌」を持った人間を捕まえるが、被害はとまらなかった。
「罪歌」は人を斬った時に被害者の意識に「種」を残し、「種」が成長すると被害者も「罪歌の子」として意識を操られるようになってしまうのだった。
被害者が増えるほどに「罪歌の子」も増えていく。「罪歌の子」たちはやがて強い人間である静雄に興味を持ち、切り刻もうとする。
静雄は無数の「罪歌の子」を相手に一人で戦い、勝利した。

一方、杏里はセクハラ教師の那須島に言い寄られて困っていた。那須島は過去に贄川春奈という生徒に手を出し、その生徒は転校したらしい。
その春奈が杏里の家を訪ねてきた。春奈は那須島の被害にあったとは考えておらず、むしろ那須島のことを愛していた。
春奈は過去の切り裂き魔事件の被害者であり、「罪歌の子」であった。那須島を思う気持ちの強さで「罪歌」の支配に打ち勝ったが、「罪歌」の愛するために斬るという考え方に感化され、那須島を斬ろうとしたことが転校の本当の原因だったのだ。
一連の切り裂き魔事件の犯人は、那須島に目をつけられている杏里に嫉妬した春奈であり、「罪歌の子」を操って杏里の命を狙わせていたのだった。

それでも杏里を殺せなかったため直々に手を下すことにした春奈だったが、杏里は自らの体から出した刀で攻撃をしりぞけた。

顔を合わせた帝人たち

過去に春奈を襲った切り裂き魔は実は杏里の母親だった。母親はもともとの妖刀の姿をした「罪歌」を所有していた。
杏里の父親は日ごろから杏里を虐待しており、母親は杏里をかばって父親を斬ると、自らも自殺した。
以来、残された「罪歌」は杏里が保有している。杏里の「罪歌」は「罪歌の子」である春奈の親にあたるので、戦闘力において春奈に勝ち目はなかった。

なお、「罪歌の親」として「罪歌」の子孫を統治することで事態を収めた杏里は、「罪歌の子」から得た情報から、切り裂き魔事件を影で操っていた黒幕が情報屋の折原臨也であることに気づき、警戒を強める。
春奈との戦いで怪我をした杏里は、切り裂き魔に襲われたという表向きの理由で入院する。

真相を知らない紀田正臣は、仲の良い友人である杏里や、かつて自分が所属していたカラーギャング「黄巾族」の仲間を襲った切り裂き魔に怒りを向ける。
切り裂き魔はダラーズだという噂も流れはじめ、報復のために「黄巾族」に戻ることになった正臣。
また、杏里も「罪歌の子」から得た情報から正臣が「黄巾族」のリーダーであることを知る。

正臣が「黄巾族」を抜けた理由は、かつて存在したカラーギャング「ブルースクウェア」との抗争で、当時彼女だった三ケ島沙樹が大怪我を負ったことだった。
沙樹が「ブルースクウェア」のメンバーにさらわれてリンチを受けていたとき、助けに向かった正臣は敵の数の多さにひるんでしまい、結局沙樹を救えなかった。
当時「ブルースクウェア」のメンバーだった門田京平たちは、沙樹を攫うという卑劣さから自分たちのチームに嫌気がさし、「ブルースクウェア」を抜けると同時に沙樹を救出したが、重傷だった沙樹は入院生活をずっと続けていた。
門田は、正臣が怖気づいて来なかったことを沙樹に言わなかったが、正臣は罪悪感から沙樹と別れることにした。
それ以来、正臣にとって沙樹は、帝人たちが知らない自分を知っている気の置けない存在であると同時に忘れたい過去の象徴となった。

「ブルースクウェア」は後に幹部たちが警察に捕まったこともあって解散したが、それを恨みに思っている「ブルースクウェア」の残党が「ダラーズ」に所属しており、切り裂き魔として「黄巾族」を狙っているのではないかと考える正臣。
現在は「ダラーズ」に所属している門田たちに会って、「ダラーズ」のリーダーを教えてほしいと頼む。
門田に紹介された「ダラーズのリーダーを知っている人物」、それは折原臨也だった。
臨也は人間観察のために、情報屋として「黄巾族」「ブルースクウェア」双方に情報を流して抗争を激化させた張本人であり、正臣にとっては憎い存在だった。

さらに、臨也の情報によって「ダラーズ」の創始者が友人の帝人であることを知ってしまった正臣はショックを受ける。
一度帝人に会って話をしようとするも、「黄巾族」の法螺田に「黄巾族」を乗っ取られてしまう。
法螺田と、その手下たちは「黄巾族」に紛れ込んでいた「ブルースクウェア」の残党だった。
正臣は今度こそ逃げださずに「ブルースクウェア」の残党たちと戦うことを決意する。

たった一人で戦いに来た正臣だったが、異変を察して「黄巾族」の中に紛れ込んでいた門田たち「ダラーズ」のメンバーの加勢もあって「ブルースクウェア」の残党たちを制圧する。現場には杏里、帝人、そしてセルティも駆けつけていた。
杏里は「黄巾族」内にいる「罪歌の子」から情報を得て正臣を救うために駆けつけ、帝人・杏里・正臣の正体を知るセルティは、仲の良い友人でありながらお互いの正体を知らずにすれ違う3人を引き合わせて話をさせるために帝人を連れて駆け付けたのだった。

帝人たちはお互いに顔を合わせるものの、怪我をした正臣は法螺田を倒してすぐに倒れてしまい、そのまま沙樹が入院しているのと同じ病院へ入院する。
過去からもう逃げないと決めた正臣は、沙樹のピンチに助けにいかなかったことを沙樹に詫び、やはり自分は沙樹のことが好きだと告げる。
再び恋人同士となった二人は行き先を告げずに病院から姿を消した。そして、正臣は来良学園を自主退学ということになった。

帝人と杏里は未だにお互いの素性を明確に知らないままだったが、正臣が帰ってきたら3人でちゃんと話をしようと考え、正臣を待ち続けることを決めた。

『デュラララ!!』の登場人物・キャラクター

主要人物

セルティ・ストゥルルソン

CV.沢城みゆき
池袋に出没すると言われている、都市伝説「首無しライダー」の正体であり、本作の主人公。
デュラハンという妖精の一種であり、人間ではない。彼女が乗っている漆黒のバイクは、愛馬の首無し馬「シューター」と馬車を変化させたものであり、無灯火・無登録のうえ重力にとらわれないので壁すら走ることが可能。自らの首を盗まれており、記憶が欠落している。首から上がないため、しゃべることは出来ないが視覚・聴覚はあり、PDAやパソコンに文字を打ち込むことで会話することが出来る。ライダースーツや普段着、大鎌など様々な物に形を変えられる質量のある影を創り出すことができる。趣味はネットとテレビ、DVD鑑賞。
首の気配を追って日本に来た。人外ながら性格は至って人間らしく常識人である。しかし、道路交通法違反のため、よく白バイに隊員に追いかけられている。
自分の首を取り戻す為、首の気配を辿って日本を目指す道中、岸谷親子と出会う。東京・池袋での居場所の提供との引き替えに岸谷森厳に自分の身体を解剖させる。その後、恋人となった岸谷新羅と同性生活を送りながら運び屋をしつつ自分の首を探していた。しかし池袋で起こる事件を通じて様々な人物と交流したことで、池袋を自分の故郷と思うようになり首への執着をすてる。「ダラーズ」の創始者を知る一人で、自身もチームの一員。帝人や杏里、静雄と友人関係を築いている。

竜ヶ峰帝人(りゅうがみね みかど)

CV.豊永利行
地方から非日常を求めて池袋に引っ越してきた、来良学園に通う平凡な高校生。紀田正臣や、園原杏里とよく行動を共にしている。杏里に対しては友達としての気持ち以外に恋心を抱いている。
基本的にまじめで素直、お人好しな性格の反面、融通がきかない頑固な一面もある。トラブルへの対処力と行動力は高く、鋭い洞察力を見せることがあるものの、人間観察力が働かず他者の感情の機敏には一切気づかない。大人しく真面目にみえるが、その正体はカラーギャング「ダラーズ」の創始者の一人である。現在は他の創始者は脱退し、帝人ただ一人が残り組織を管理している。「ダラーズ」を作ったのは中学生時代のことで、自身の正体に関しては正臣や杏里にも秘密にしている。セルティ、臨也など数名が帝人が「ダラーズ」の創始者であると知っていたが、徐々に知る人が増え始めている。チャットルームでのハンドルネームは「田中太郎」。

紀田正臣(きだ まさおみ)

CV.宮野真守
帝人の幼馴染で、小学校の頃に池袋に引っ越してきていた。
ナンパ好きな明るいお調子者に見えるが、過去にはカラーギャング「黄巾族」のリーダーを務めており、「将軍」と呼ばれていた。
正臣が「黄巾族」を抜けたのは、カラーギャング「ブルースクウェア」との抗争で恋人が傷つけられたことが原因であり、以後カラーギャングのような「裏の世界」とは距離を置いている。

園原杏里(そのはら あんり)

CV.花澤香菜
自分のことを他人事のようにしか見られない少女で、人との関わり合いにも消極的。
中学の時から友人だった張間美香に対しても、自分が美香の「引き立て役」になることで自分の居場所が確保できると考えていた。
そして、高校に入ってからは帝人や正臣とともに行動する自分を、他人に依存する「寄生虫」だと評している。
しかし、帝人たちと行動するうちにセルティや門田たち等人間関係も広がり、少しずつ人との関わりが増えていく。
母親から受け継いだ妖刀、「罪歌」を体に宿している。

平和島静雄(へいわじま しずお)

keeper
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@keeper

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