The 3rd Birthday（ザ・サード バースデイ）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

バベルの内部に存在するツイステッドの「女王」。
バベル内部にある「ビッグオーブ」の正体でもある。
人間をツイステッドに変えるデセント能力を持ち、バベルを成長させることが役目。

バベル（The Babels）

「ツイステッド」の巣のこと。
「バベル」を本拠地としてツイステッドたちは餌を求めて行動する。
「バベル」内部にはクイーンがおり、クイーンは人間をツイステッドに変え、ツイステッドたちが捕食した人間たちからエネルギーを得て「バベル」を成長させる。
「バベル」の内部は時空が不安定になっており、通常の人間が生きたまま入ることはできない。
後述するオーバーダイブ（OD）したアヤだけが内部に入ることができる。
また、成長した「バベル」はOD装置と同じ力を持ち、過去へと行くことができる。
「ツイステッド」たちはこの「バベル」の能力によって過去へと遡ってやってきた。
「バベル」は複数出現しており、これらのバベルが融合すると巨大な「グランドバベル」となる。

CTI (Counter Twisted Investigation)

ツイステッド対策チームとして、優秀な人材で組織された特殊機関。FBIの下部組織であり、局長はFBIから出向してきたカリュードが務める。
ツイステッドに対する対抗手段としてオーバーダイブ（OD）装置を開発・所有している。

オーバーダイブ（OD）装置

ハイドとブランクにより2012年冬に完成した装置。
第3者の意識を乗っ取り、自由にその体を動かせるというオーバーダイブ（OD）を可能にする装置。
ツイステッドの巣であるバベルの内部は時空の狭間であり、全ての存在が不安定な状態にある。
バベルを破壊するためにはこの内部へ侵入する必要があるが、生きている人間は通常入ることができない。
唯一、ODした状態でなら入ることができる。
しかし、この装置を使用できるのはアヤただ1人である。
アヤはCTI内部にあるこの装置に座り、そこから意識だけを飛ばして各戦場の兵士たちに乗り移ることになる。
この装置は時空を超えることができ、ツイステッドに席巻された世界を変えるため、最初にツイステッドが現れた過去へと飛んでOD捜査を行う。これにより、歴史が改変されていくこととなる。

高次種族（ハイ・ワンズ）

「タイム・ゼロ」において、イヴの精神がアヤにダイブしたことで抜け殻になったイヴの肉体が砕け散ってしまった。その際、イヴの身体から高エネルギーが発せられ、その現場に居合わせた人間たちはそのエネルギーによって変わってしまった種族。
ハイド、ガブリエル、クレイ、カイル、エミリーのこと。
ハイドは彼らを取り仕切るリーダーである。
敵対しているツイステッドとは違い、知的で理性もあるが、繁殖機能がない。
ツイステッドとは敵対し、戦ってきたが劣勢に追い込まれている。

タイム・ゼロ

2010年12月24日13時。
この時間にアヤとカイルの結婚式が行われており、そこを警官隊が襲撃し、発砲した。
カイルやアヤは撃たれ、重傷を負うという事件が発生した時刻。
すべてはここからはじまった。

『The 3rd Birthday』の時間軸設定

今作では時間を行ったり来たりしてたびたび歴史が改変される。
そのため非常に難解なストーリーとなっている。
今作の時間軸の流れと過去の時間は以下の通り。

1997年12月24日、マンハッタン島封鎖事件（※1）にて、パラサイトエナジーが覚醒。(PE1)
※1：アメリカのマンハッタン島で起こった事件。オペラ歌手メリッサの体内にて覚醒したネオ・ミトコンドリアは、メリッサの身体を乗っ取り、人体発火事件を起こす。その後覚醒したネオ・ミトコンドリアは「イヴ」と名乗り、人間の核細胞に対して反乱を起こし、人間の身体を乗っとり多くの人間を殺したりモンスターに変えたりした。
実はネオ・ミトコンドリアは元はアヤの姉マヤの中に潜んでおり、マヤが事故死した際、メリッサとアヤに臓器移植されていた。臓器移植されたことによりメリッサの中に入り込んだネオ・ミトコンドリアは「イヴ」として覚醒したが、アヤの中のネオ・ミトコンドリアはアヤの細胞との共存を選んだ。
軍とアヤの活躍により、イヴは倒された。

2000年、ネオ・ミトコンドリア・クリーチャー（N.M.C）事件（※2）にて、カイル、イヴと出会う。(PE2)
※2：マンハッタン島事件を機に発生したミトコンドリアの変異によるモンスターの発生事件。謎の組織によってドライフィールドの地下施設にて新種のN.M.Cが製造されており、さらにこれらのN.M.CがアヤのDNAを利用して作られたものだったことが判明。アヤとカイルが施設を破壊した。この施設内で生み出された少女イヴは、アヤのクローンだった。事件後、アヤはイヴを妹として引き取る。

2008年、アヤとカイルが婚約。妹のイヴと共に共同生活をおくる。

2010年12月24日、アヤとカイルの結婚式が行われるも、謎の組織に襲撃される。この時間が「タイム・ゼロ」となる。
アヤ（イヴ）はセント・トマス大聖堂の前で血まみれのウェディングドレス姿のまま、記憶喪失の状態でハイド・ボーアに発見、保護される。

2012年12月24日 ニューヨークにバベルとツイステッド出現。

2013年12月24日アヤ（イヴ）がCTIのOD装置で2012年にODする。

2014年2月16日グランドバベル内でアヤ（イヴ）がハイドと共に「タイム・ゼロ」へODする。

エンディングでは2010年の「タイム・ゼロ」が歴史改変され、以降別の歴史をたどることとなる。

『The 3rd Birthday』のゲームシステム

オーバーダイブ (Overdive)

アヤはCTI本部内にあるオーバーダイブ（OD）装置に座り、そこから意識だけを飛ばして各戦場へ向かい、戦場にいる人物に乗り移って戦う。
オーバーダイブは、アヤだけが使える「ツイステッド」を倒すための切り札である。
第3者にオーバーダイブした際、外見はアヤに変化するが、これはゲーム的にわかりやすくするための演出であり、実際には乗り移られた兵士が戦っていて、意識だけをアヤが操っている状態になっている。
乗り移っている体が死ぬ直前、再びODして他の人間に乗り移ればプレイヤーの死亡は避けられる。いわゆる乗り捨てが可能となる。

ODキル

ODキルとは、通常は人間にODするところを、ツイステッドにODすることで、内部よりツイステッドを粉砕する一撃必殺の技。

オーバーエナジー（OE）