ハッピーシュガーライフ(Happy Sugar Life)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハッピーシュガーライフ』とは、『月刊ガンガンJOKER』で連載している漫画作品であり、TVアニメは2018年7月より放送が開始された。原作者は鍵空とみやき。
牧原高校1年生の松阪さとうは、家族に関する記憶を失っている少女・神戸しおと共に暮らしている。しかし実の所しおは攫ってきた子であり、更に2人が暮らす部屋の元の住人を殺害しているなど、さとうは他人に言えない秘密を幾つも抱えていた。さとうは愛するしおとの生活を守るため、時には凶器を握りながら、あらゆる邪魔者を排除していく。

CV.赤羽根健治

「異臭がする」との通報を受け、叔母の家を訪れた男性警官。部屋の捜索を終えるまでは粛々と職務にあたっていたが、帰り際に叔母から「つまらない人間」と言われると、一転して取り乱した。その後叔母の言葉に魅入られた光瀬は、後日再び叔母を訪ね、さとう達の協力者の1人となる。

『ハッピーシュガーライフ』の用語

誓いの言葉

誓いの言葉とは、しおが毎晩、さとうに向かって唱えている以下の台詞である。

「病める時も健やかなる時も、喜びの時も悲しみの時も、富める時も貧しい時も……死が2人を分かつまで、私はさとちゃんが大好きなことを誓います」

元々は母親のゆうなが、父親の暴力に耐える日々の中で、自分とあさひとしおの3人を結びつけるために生んだ言葉。あさひも一度しおに対して唱えていたが、当のしおは完全に家族から心が離れていた。

1208号室

さとうとしおが2人で暮らしている、マンションの一室。元々は男性画家が1人で住んでいた場所で、さとうは彼のもとで人物絵のモデルをしていた。しかしさとうがこの部屋にしおを連れて来た時、画家がしおを絞め殺そうとしたため、さとうは背後から画材で彼を撲殺。そしてその遺体は3つの袋に小分けにされ、鍵付きの部屋の中に放置された。以後さとうはこの部屋を「愛のお城」と称し、しおとのラブラブな生活を送っていく。

305号室

さとうの叔母が暮らしているマンションの一室で、幼くして両親を失ったさとうが幼少期の大半を過ごした場所。叔母は頻繁に男性を招き入れており、部屋には常に異臭が漂い、床には性行為の跡と思しきゴミが散らかっている。

家の外から叔母を呼び出すには、扉の前で鍵を落としてから、扉を数回ノックする必要がある。故にインターホンを押しても部屋から出てこない。

キュア・ア・キュート

さとうやしょうこ等、登場人物の多くが勤務しているメイド喫茶。バイトリーダーのみとりを除き、話数を追うごとにバイトメンバーがどんどん減っていく。

プリンセスインペリアル

さとうが1話で新たに働き始めた喫茶店。1話時点では太陽もここに勤務していた。女店長が気に入らないメンバーに残業を押し付けたり、終いにはその残業分の給料も払わないなど、中々のブラック職場。

『ハッピーシュガーライフ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

私の中の瓶が壊れて、甘い欠片が壊れていく。行かないで、それは私の愛の粒なの! 私の心……! このままじゃダメ。――ダメになる

しおと暮らしていくためのお金をより多く稼ごうと、さとうは新たに喫茶店『プリンセスインペリアル』で働き始めた。しかしさとうの人気に嫉妬した女店長が、突如さとうに過酷な残業を課すようになったため、さとうがしおと居られる時間は日に日に減っていってしまう。

そしてある日帰宅すると、しおは玄関先で既に眠ってしまっていた。本台詞はそんなしおの姿を見たさとうが、2人の幸せな時間が削られていくことへの危機感から発した言葉。後日さとうは店長を煽って不純異性交遊(未成年の太陽に手を出したこと)の事実を自白させた上で、彼女の語る「愛」を全否定した。

普段は温和に振る舞いつつ、愛のこととなると度々暴走を見せるのが彼女の特徴であり、これが記念すべき最初の豹変である。

そうですね、いけないことですね。……フッ、だから良いんじゃないですか。危ない綱渡り、そういうギリギリって素敵なことだと思いません?

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