スペースバグ(第3話『開け!希望のトビラ/さらば宇宙ステーション』)のあらすじと感想・考察まとめ

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宇宙ステーションに彗星が急接近していた。スペースポートにたどり着いたミッジたちは、補給船に向かってタラップをのばすが、もう少しというところで停止してしまう。しかたなく自力で乗船する、ミッジとハカセ。しかし、マルボが「ダメだよ、ボクは行けないよ」と言いだし、ミッジは、なんとか説得を試みる。そのころゲロッパたちは、偶然、遭遇したドクター・ハンプティを利用しようとしていた。
今回は「スペースバグ」第3話『開け!希望のトビラ/さらば宇宙ステーション』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「スペースバグ」第3話『開け!希望のトビラ/さらば宇宙ステーション』のあらすじ・ストーリー

地球から遠くはなれた宇宙ステーション。ミッジ、ハカセ、マルボは、補給船のあるスペースポートへと急いでいた。いつ酸素発生装置の電源が切れるかわからないこの宇宙ステーションから、早めに脱出したほうがいいと判断したからだ。前方に3つのトビラが現われるが、どちらへ行けばいいか分からない。イチかバチか、右のトビラをくぐると、そこは反重力エネルギー物質の貯蔵庫だった。
下手に引き返せば、彼らを食べようと追いかけているカエルたちに、出くわすかもしれない。ハカセの記憶によれば、ここが貯蔵庫ということは、先に見えるトビラの向こうはスペースポートだった。そのまま進もうとする彼らの足元に床はなく、無数の石が間隔をあけて漂っている。先のトビラの前まで飛ぶミッジ。ハカセとマルボは宙に浮かぶ石から石へジャンプを繰り返し、なんとかトビラの前までたどり着いた。

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宙に浮かぶ石から石へジャンプを繰り返す、マルボとハカセ

スペースポートに通じるトビラを開けるには、操作パネルにパスワードを入力しなければならない。ハカセが乗組員たちの誕生日で試していると、ロボットのドクターハンプティが近づき、殺虫作業のため攻撃してきた。おとりになったミッジが、ドクターハンプティを貯蔵庫の外へとおびき出す。そして自分はまた貯蔵庫へ戻りトビラを閉めた。これでドクターハンプティは入れない。
重力発生装置の心臓部では、ゲロッパ、イトー、カトーが、ミッジたちの後を追おうとあがいていた。ハカセの機転で、重力制御装置の配線ケーブルをはずし、メイン回路を壊したので、無重力状態にすることはできない。ミッジたちが逃げ込んだ天井の排気口まで、簡単に行くことができないのだ。
イトーが、壁際にあるヘリウムガスのボンベに気づく。ゲロッパは、ガスを吸い風船のように膨らんだイトーとカトーにぶら下がると、宙に浮いた。一行はどんどん天井に近づいてゆく。しかし、ガスの圧力に耐えきれなくなったイトーとカトーは口を開けた。ガスがもれ、ゲロッパともども落下する。結局、カエルたちは床に近い穴から上へのびるパイプの中をよじ登ることにした。
スペースポートに通じるトビラは、パスワードの入力が上手くいかず、まだ開いていなかった。その時、操作パネルに『パスワードを忘れた場合は、次の質問にお答えください。三問正解すると開きます。』と表示が出た。
ミッジ「クイズか」
『第1問、地球上で一番大きなほ乳類は? 1.ゾウ 2.クジラ 3.キリン』
ハカセ「このプログラムをかいた人間が、ジョーク好きだったに違いない」
マルボが『2.クジラ』を選び、正解する。
『第2問、次の中で一番大きな惑星は? 1.地球 2.火星 3.金星』
ハカセが『1.地球』を選んで、正解した。
『第3問、彗星はどんな成分で構成されている? 1.シアン化水素を含む氷 2.カルボン酸を含む氷 3.ケイ素を含む氷』
ハカセ「なんで、ここにきて急に難しくなるんだよ」
ミッジ「運を天にまかせて」
ミッジは『1.シアン化水素を含む氷』を選ぶ。

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クイズを解くマルボ、ハカセ、ミッジ

ミッジの回答は正解だったらしく、トビラが開いた。スペースポートには、白い宇宙船が停泊していた。
ハカセ「まちがいない、補給船ストークだ」
ストークは、宇宙ステーションへの無人補給船として開発された宇宙船だが、緊急時の有人飛行を想定したつくりになっており、軌道変換用エンジンが搭載されている。
プラットホームの操作パネルまで飛んだミッジが適当なボタンを押すと、ストークに向かってタラップがのびはじめた。しかし、あともう少しというところで停止する。しかたなく、飛んで乗船するミッジ。助走して跳び乗るハカセ。
ミッジ「さあこい、マルボ」
マルボ「ダメだよ、ボクは行けないよ」
ミッジ「このぐらい跳べるだろう」
ハカセ「羽がない虫の気持ちが、分からんか」
ミッジ「あ、いや。そうだ、糸だ、糸。出せるだろう、クモじゃないか」
うつむく、マルボ。
ハカセ「それは禁句だ。マルボはストレスで、糸が出せなくなったと言っただろう」
2年前、人間たちは宇宙ステーションで、クモの糸を利用した新素材の研究を行なっていた。彼らは毎日毎日クモに糸を出させていたのだ。しかし、そんなことを無理やりやらされていたら、クモはすぐに体力を消耗してしまう。糸を出せなくなったクモは、すぐにお払い箱にされ、次から次へと新しいクモを補充されるようになった。その内の一人がマルボだったのだ。使い捨てられていく仲間たちを見て、マルボはすっかり怯えてしまい、それ以来、糸を出していない。
ハカセ「実験の対象になる前に、人間どもがここを去ったのは、せめてもの救いだったがね」
突然、警報が鳴り響く。窓の外に彗星が確認できた。こちらに向かって急接近している。やがて、彗星から流出した氷や塵があたった窓ガラスにヒビが入り、衝突の振動で宇宙ステーションが大きく揺れた。

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彗星に見とれる、ハカセとミッジ

反重力エネルギー物質の貯蔵庫の外にある通路では、イトーとカトーがドクター・ハンプティを改造していた。重力発生装置の心臓部からのびるパイプを登りきったのだ。パイプから出てきたカエルたちを発見したドクター・ハンプティは、相手が虫ではないので攻撃しなかった。だが逆に、ゲロッパに捕らえられてしまったのだ。
イトー「これは害虫駆除ロボットでゲロな」
カエルたちも彗星に気づいていた。宇宙ステーションが破壊されれば、おしまいだと分かっているのだ。

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ゲロッパの命令で、カトーとイトーがドクター・ハンプティを改造する

スペースポートでは、マルボの説得が続いていた。
マルボ「行ってくれ、ボクはここに残る」
ミッジ「おまえひとり置いていくなんて、できるわけないだろう」
マルボ「いいんだ。このままだと、みんなまで巻き添えを食ってしまうよ」
ミッジ「マルボはクモだろ、糸を出すんだ」
マルボ「できないよ。糸の出し方なんて、忘れちゃったんだ」
ミッジ「思い出すんだ、糸の出し方を。クモのくせに出せないのか」
マルボ「いいんだ。しょせん実験用の、ただの虫だから。この宇宙ステーションと一緒になるさ」
ミッジ「ただの虫だと。オレだって虫だ、虫だけどな、生きてるんだよ!この出来損ないの、ただの太っちょの、フンコロガシが!」
マルボ「フンコロガシ?ボクは、フンコロガシなんかじゃない!あんなに太ってないぞ!ボクは、クモなんだ!」
怒ったマルボが糸を出し、その糸をつたって乗船する。立て続けに起こる彗星の衝突。宇宙ステーションは、今にも崩壊しそうだ。
ブリッジに入ったハカセたちは、船を動かすため全部のスイッチをオンにした。するとアナウンスが流れる。
ストーク「ようこそ、宇宙船ストークへ」
ハカセ「ストーク、出発だ。出力全開だ」
ストーク「了解しました。各システム異常なし。出力を最大にします。セーフティモードを解除してください」
ミッジがそれらしいボタンを見つけ、マルボがボタンを押した。ミッジ、ハカセ、マルボは、発進したストークの窓から爆発する宇宙ステーションを眺める。
マルボ「故郷が、なくなっちゃったね」
ミッジ「ぼくらの故郷は、地球じゃないか」
ハカセ「たしかに」
ミッジ「地球めざして、出発だ」
そのストークを追跡するロボットがいた。間一髪で宇宙ステーションから脱出した、ドクター・ハンプティだ。彼は、カエルたちが乗れるよう改造されていた。
ゲロッパ「ハンプティ、あの船に虫がいる。追うんだ」
ドクター・ハンプティ「了解しました」

「スペースバグ」第3話『開け!希望のトビラ/さらば宇宙ステーション』の感想・考察

「スペースバグ」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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