はじめの一歩の名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

2024.01.29

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

今夜の小僧は骨の髄まで挑戦者じゃ！！

フェザー級インドネシアチャンピオンはウォーリーという3戦3勝3KOという驚きの戦績のボクサーであった。そのセコンドはミゲル・ゼール。
鷹村と対戦したブライアン・ホークのセコンドでもあったが、団吉、猫田、鴨川は戦後の”拳闘”でミゲルと面識があったのだ。
「名伯楽対決」とも銘打たれるこの試合だが、3戦という経験、試合のビデオもなく情報に乏しいのだが、一歩もこれまで数々の難敵と経験を積んできている。
その中でも”宮田”を設定しイメージトレーニングしていた。一歩にとって最上の相手、宮田を設定しているからこそ”挑戦者”と言わしめた鴨川の名セリフ。

倒してこいっ

なんの策も思いつかない鴨川の精一杯のセリフである。

3戦3勝3KO。驚きの戦績を持つフェザー級インドネシアチャンピオン・ウォーリー。天才、野生という言葉がよく似合う。
宮田のスピード、間柴のフリッカー、千堂のスマッシュ、ホークの上体逸らしパンチなど、誰かに似ているのではなく、いろいろと似た事もデキル選手であった。
さらに驚くのはその身体能力。ジャンプもする、ロープを掴んで逃げる、コーナーを高速移動する。一歩のパンチすら見えているようで、避ける払うもやってのける。
一歩は基本に立ち返り”小さく細かく早く”でまずはウォーリーに触ることを目標とし、次は5回、次は6回と目標を上げていくが、一歩もボロボロである。
ウォーリーの脇腹にはかつてミゲルが見た”鉄拳”の跡があった。それでウォーリーも羽を奪われたかのように動きが鈍くなっていた。
8ラウンドに向かう前、一歩は鴨川に次の目標を訊ねる。

自分から前に出るボクシングを貫き通せ！

それを訊いた鴨川も付け加えて一歩に心構えを説くのだった。

一歩の防衛戦の相手は元ライト級の小島寿人。ことごとく一歩を挑発する小島。
一歩はこれまでの対戦相手をも馬鹿にする言動に、これまでにない怒りを覚える一歩。
2階級上という小島に対し、一歩は体格差、パンチ力に耐える練習を重ねていた。
旅から戻った鷹村とロードワーク中に出くわし、調子を訊かれる一歩は練習内容を話す。
「耐える？そんなの簡単な話だろ」と答える鷹村は、「殴られたら全員の顔を思い出せ王者として戦え」と助言を送る。

その拳は危機（ピンチ）を切り拓くためにある！その足は真っ直ぐ前に進むためにある！！

「6年の歳月はキサマの拳を凶器に変えたじゃがワシは暴力を教えた覚えはないただ試合に勝てばいいというモノではない歪んだ心でそれらを使わばそこに感動はないゆめゆめ忘れるでないぞ」

フェザー級日本タイトルマッチ・対小島戦を1ラウンドKOで飾ったものの、その内容はボクシングではなかった…。
続く鷹村も最終ラウンドまでもつれ、結果的に一撃で沈めるのだが、鴨川はお説教モードである。
しかし、鷹村は逃げたため、その日のお説教はなく後日、ジムで一歩はお説教となった。そして金言でもある。

選手の負けにするなーっ我々セコンドの負けにしろっ

A級トーナメント。板垣は冴木との”最速決定戦”を制した。続く木村は判定負けとなり、青木は伊賀忍というボクサーとの試合。
セコンドはかつて鴨川ジムに所属していたバロン栗田という人物。
青木にボコボコにされた恨みを、伊賀を使って晴らそうと画策するバロン。
”生かさず殺さず”ラウンドを重ねさせる。打ち返すように仕向ける伊賀に、さすがの鷹村も「やめろ！」と叫ぶ。
タオルを投げろという鴨川に対し、トレーナーの篠田は「せめて一撃」と青木の気持ちを汲もうとするのだが、鴨川の腹をくくるような名セリフである。

行くぞ世界へ！！

A級トーナメントが終わり、青木、木村は現役続行となった。
そんな中、一歩は会長に呼ばれ「自分の世界ランクが何位か知っておるか？」と問われる。7位と答え、鴨川は「やってみるか？世界！」と世界タイトル挑戦を考えているようである。リカルド・マルチネスと戦うか？と問われ、動揺する一歩。
しかしリカルドは「価値ある選手としか試合しない」と公言しているようで、世界ランク7位ではまだまだであろう。その挑戦権を得るためにWBC世界フェザー級2位のアルフレド・ゴンザレスと試合をする話があるようだった。
アルフレドは2敗しているのだが、それはリカルド・マルチネスに負けた黒星である。
東洋王者である宮田との試合は叶わなかったが、東洋圏の王者3人に勝利し、東洋では最強のボクサーと数えられている一歩を次なるステップへと進むよう、背中を押す鴨川のセリフ。

勝てば世界じゃ！！

気を引き締めるようにこのセリフを言う。

一歩は世界2位との決戦。
グロービングしながら鴨川は助言するが、一歩の耳には届いていない。思わず頭突きをする鴨川。

世界に届く一撃を放って来い！！

「愚直こそが持ち味」と期待を込めたこのセリフが生まれる。

一歩とWBC世界フェザー級2位アルフレド・ゴンザレスとの一戦。
2ラウンド、アルフレドはここで右のパンチを始めて出すが、顔を前に突き出しオデコに当てた一歩。それはジムで宮田とスパーリングをした時に見せたアレだった。一歩は「鴨川ジムで培ったモノは通用する」と自信にする一歩。

何をしとるかバカタレが！！キサマそんなモノか！？

道が拓けるその日は… …近い

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@go-11631

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