はじめの一歩の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『はじめの一歩』とは、1989年より『週刊少年マガジン』で連載中の「森川ジョージ」作による、ボクシングを題材とした漫画である。登場人物の多くに実在選手を投影している。「登場人物全員が主人公」という作者の言葉通り、脇役やライバル達の物語も詳細に描かれている。作者自身も実際にボクシングジムのオーナーで著名なプロボクサー達と親交があり、誌上やコミックスなどでもインタビューや応援コメントの寄せている。コミックスは120巻を超えている長期連載漫画である。

12月に控えた世界ジュニアミドル級タイトルマッチ、ブライアン・ホーク戦。しかしホークは練習をせず、遊び歩いているという。
鴨川会長に対し、ボクシングへの想いを語る鷹村。鴨川会長もその姿勢に感動している。
二人は出会いの思い出話をしながら、鴨川会長は自分のふがいなさと頭を下げるが、鷹村はこれを一蹴する。
照れからだろうが、歯切れの悪い鷹村。クリスマスが近いからプレゼントに良い、と言う。
鴨川会長は「ボクシングをバカにしないと言ったろうが!」と激怒するが、鷹村がプレゼントする相手は鴨川会長であった。

もう 辛抱しなくていいんだよな!? リングの上では!!

いよいよ世界ジュニアミドル級タイトルマッチを迎える。減量に苦しみながらも、辿り着いた鷹村。
前日計量でも鷹村に「みすぼらしい体」と挑発をやめないホーク。記者会見の席でも悪態をつくホーク。写真撮影の際、相手のアゴ下に拳を――。とのリクエストに応じるホークと鷹村だが、ホークはここで、鷹村のアゴにパンチをする。
一歩たちが慌てて鷹村を抑えるが、鷹村は「あっちを止めろ!」と声を荒らげる。鴨川会長がホークに掴みかかっていたのだった。
ホークは鴨川会長に手をあげる。恩師である鴨川会長が傷つくさまを見て、鷹村は鬼の形相を見せるが、拳を下ろす。
さらにホークは悪態をつくのだが、その後、「もう辛抱しなくていいんだよな」と、怒りに震えながら言ったセリフである。

まかしとけ!!

世界ジュニアミドル級タイトルマッチ当日。
一歩も試合があり、弱気なことを言う鷹村に「自分は1ラウンドKOしてきます!」と無謀な約束をする。
結果的に約束は守られ、鷹村の激励に向かう一歩。
控室は賑やかであった。伊達をはじめ、宮田、千堂、トップクラスのボクサーたちが集まっていた。
「日本の全ボクサーがお前を応援する!ホークに勝ってくれ!」と激励された後の、頼りになるセリフである。

オレ様が約束を破ると思うか!?

期待感あるセリフである。

世界ジュニアミドル級タイトルマッチ、日本のトップランカー、元トップランカーが鷹村を激励に、そして「ホークを倒してくれ!」とお願いに集まった。力強く答える鷹村。
今度はジムメイトたちが激励の言葉を告げる。
ホークに恐怖を覚える一歩は、鷹村へ気を遣い、上手く言葉にできないでいると、「約束だったよな」と男らしい一言。

やっててよかったぜボクシング――!!

世界ジュニアミドル級タイトルマッチ、ブライアン・ホークとの試合当日。
日本のトップランカー、元トップランカーから激励され、「倒してくれ!」と頼まれ、ジムメイトからも激励をもらい、恩師・鴨川会長からは熱い言葉を貰う。
一人残された控室。鷹村は過去を振り返っていた――。
鴨川会長との出会い、青木と木村との出会い、一歩との出会い、猫田や合宿の思い出。「楽しいじゃねえか」と笑う鷹村。
居場所と称したボクシング、自分を生かしてくれるボクシング、支えてくれる仲間たちを思い出し「感謝している」と。

逃げんっ!!

いよいよ始まった鷹村の世界ジュニアミドル級タイトルマッチ、ブライアン・ホーク戦。
ボクシングをする鷹村に対し、ホークは構えようともしない。立ち上がり、ホークを驚かせるパンチを放つが、ホークも負けじと応戦。
しかし、ホークはボクシングをしておらず、分類できないパンチを放ち、コーナーに追い詰められる鷹村。
観客が「逃げろ!」と叫ぶ中、鷹村は意地からだろうが、ファイティングポーズを取る。

会長(じじい)のボクシングは世界に通用するんだよ!!

ボクシングをする鷹村に対し、暴力を振るうブライアン・ホーク。パンチも分類できず、鷹村はピンチに陥る。
2ラウンド開始前、鴨川会長は背中に”もみじ”をつけ、気合いを注入するが、鷹村ともめることとなる。
これまで力でねじ伏せて来た鷹村だが、ここから足を使いだす。
「教え残しはない 叩き込まれたものを全部見せてやる」と鴨川会長に教わった、基本に忠実なボクシングを展開していく。

何のために――!? このためだ!!

ブライアン・ホークとの世界タイトルマッチ。
鷹村は押され気味で旗色が悪い中、鴨川会長に教わったボクシングは世界に通用すると、基本に忠実にボクシングを展開する。
足を使って左回り、リングを丸く使って…なんだっけ、と鷹村は動きを止める。もともとのポテンシャルが高かったからであろう、基本を使うことなくここまできたのである。
鴨川会長と繰り返してきた基本の練習を思い出しながら戦っていた。
そして「何のために繰り返してきたのかー」を考える。それはこの世界戦のためである、と――。

どうこう考える前に体が動いた 何千回も何万回も繰り返したパンチだ!

恩師・鴨川会長が教えてくれたジャブである。

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