GODZILLA 怪獣惑星(Godzilla: Planet of the Monsters)のネタバレ解説まとめ

『GODZILLA 怪獣惑星』とは1954年から続く怪獣映画「ゴジラ」を原作としたアニメ映画作品。脚本は虚淵玄、監督は静野孔文、瀬下寛之。
人類は環境変化が原因で地球上に出現した巨大生物「怪獣」の脅威に晒されるようになった。その中でも圧倒的な力を持ったゴジラによって半世紀に渡り敗走を重ねた人類は、種全体の存続のため宇宙への脱出を余儀なくされる。22年後、再び地球を人類の手に取り戻すため、主人公ハルオを筆頭にゴジラと戦う様を描く。
ゴジラ・アース
ハルオ達がゴジラを倒した直後に出現する、2万年前から成長を続けていたゴジラ。その体長は300メートル以上であり、他ゴジラ作品のゴジラと比較しても圧倒的な大きさを誇る。
アラトラム号
ハルオたちが乗っている宇宙船。全長1.5キロメートル。定員5,000名。航海の途中で慢性的な物資不足に陥り、過酷な宇宙生活に耐えられず病死する者、精神を病んで自殺する者も相次いだため、現地到着時にその人員数は4000人まで減少していた。
揚陸艇
大気圏への突入機能およびホバーバイクなどの収納機構を備えた揚陸艇。
パワードスーツ
採掘機能を有した惑星開拓用汎用機。本来は重機であり戦闘用ではないが、対ゴジラ戦術では歩兵隊の装備として運用され、最終段階となるEMPプローブの打ち込み行う。
多脚砲台
2門の電磁加速砲を搭載した装甲戦闘車両。ロウラー付きの4脚構造の脚部は可変式で、状況に合わせて歩行形態と走行形態を使い分けられる。
ホバーバイク
エンジンユニット、武装ユニット、操縦ユニットをフレームの中に収め、それを装甲で覆うというシンプルな構造が特徴。
対ゴジラ戦術では誘導に使われる。
『GODZILLA 怪獣惑星』の用語
エクシフ
2035年にニューヨークに現れた異星人。「自己犠牲と奉仕による魂の救済」や「他者への献身」を教義とする宗教を信奉しており、地球人へ教えを広めるために積極的に市井の人々と交わっているため、地球人の信仰者も多い。その宗教はゴジラの出現で既存の宗教への信仰を失った人類に新たな精神的支柱を与えた。
ビルサルド
2036年にロンドンに現れた異星人。優れた科学と工業技術をもち、移民の対価として人類に亜空間飛行などのオーバーテクノロジーを提供した。合理主義的な思考を持っており、そのための行動は躊躇しない。
メカゴジラ
ビルサルドの技術提供によって製造された対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器。本編以前に登場しているが開発に失敗し、ゴジラに破壊されている。
ゲマトロン演算
別名ゲマトリア演算。エクシフが有する独自の数学体系をベースとした未来予測技術であり、エクシフがもつ神器「ガルビトリウム」による神託の他、移民船の亜空間航行や怪獣の生態分析、ハルオが立案した対ゴジラ戦術など様々な部分で応用されている。
続編・決戦機動増殖都市
今作品は3部作の第1章にあたり、第2章「GODZILLA 決戦機動増殖都市」、第3章「GODZILLA 星を喰う者」へと続いていく。第2章では増殖し続けたメカゴジラの残骸であるナノメタルを駆使し、ゴジラ・アースとの戦いを描いている。
『GODZILLA 怪獣惑星』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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目次 - Contents
- 『GODZILLA 怪獣惑星』の概要
- 『GODZILLA 怪獣惑星』のあらすじ・ストーリー
- 『GODZILLA 怪獣惑星』の登場人物・キャラクター
- ハルオ・サカキ(CV:宮野真守、洲崎綾(幼少期))
- ユウコ・タニ(CV:花澤香菜)
- メトフィエス(CV:櫻井孝宏)
- ムルエル・ガルグ(CV:諏訪部順一)
- リルエル・ベルベ(CV:三宅健太)
- マーティン・ラッザリ(CV:杉田智和)
- アダム・ビンデバルト(CV:梶裕貴)
- エリオット・リーランド(CV:小野大輔)
- ダイチ・タニ(CV:堀越富三郎)
- ミアナ(CV:小澤亜李)
- 『GODZILLA 怪獣惑星』の登場怪獣・登場兵器
- ゴジラ
- ゴジラ・アース
- アラトラム号
- 揚陸艇
- パワードスーツ
- 多脚砲台
- ホバーバイク
- 『GODZILLA 怪獣惑星』の用語
- エクシフ
- ビルサルド
- メカゴジラ
- ゲマトロン演算
- 続編・決戦機動増殖都市
- 『GODZILLA 怪獣惑星』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
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- 『GODZILLA 怪獣惑星』の主題歌・挿入歌
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