BiSH(ビッシュ)の徹底解説まとめ

BiSHとは、「楽器を持たないパンクバンド」として、2014年に一度解散したアイドルグループ「BiS(ビス)」のプロデューサー・渡辺淳之介が新たに始めた6人組アイドルグループ。既存のアイドルグループとは一線を画した、激しいサウンドとパフォーマンスが、パンク、メロコア好きの間でも話題になり、新たなアイドル像を音楽業界に知らしめた。今後も大注目の個性派アイドルグループだ。

BiSHの元メンバー

ユカコラブデラックス

誕生日
3月18日

出身地


担当
無し

清掃員界隈の名称
無し

2015年4月3日脱退のオリジナルメンバー

現・魅起法則(ミキノムル)ギター&ヴォーカル

代表曲「MONSTERS」などの作詞を担当。「Brand-new idol SHiT」収録の「スパーク」には、彼女のヴォーカルも収録されている.。

BiSHの1stアルバム「Brand-new idol SHiT」のリリース日、5月27日より前の4月3日に脱退を表明。担当、清掃員界隈の名称がないのはそのため。
実質的なBiSHの活動を行うことなく脱退したことに様々な憶測を呼んだが、彼女いわく「考えすぎて不安が勝ってBiSHを脱退したくなった」と言っている。現在は3ピースロックバンド「魅起法則(ミキノムル)」を経て「ミキノムル」としてNEON系エレクトロミュージックを中心に1人で活動中。
彼女が作詞した「MONSTERS」なファンの間でも人気が高く、その功績は評価されている。

ハグ・ミィ

誕生日
9月11日

出身地


担当
あぶない熟女

清掃員界隈の名称
はぐちゃんズ

2016年6月2日脱退のオリジナルメンバー

元バックステージパスの雨谷碧莉(あまたに みどり)・元モデル大沢みどり・元秋葉原ディアステージ所属貴瀬美守(きせ みもり)

「HUG ME」「身勝手あいにーじゅー」の作詞を担当

将来の夢
誰かを幸せにすること

憧れの芸能人
道重さゆみ

彼氏に求める3つの条件
よく食べる人、楽器ができる、博識

大学時代の専攻
心理学

BiSHに加入する前から芸能活動を行っていたハグ・ミィ。初めはつんく♂と志倉千代丸が共同プロデュースしたアイドル育成カフェ「AKIHABARA バックステージpass」で雨谷碧莉として活動を行い、デビューCD 「プロデュース」にも参加。その後、2012年9月に脱退すると、大沢みどりとしてモデル活動をはじめた。
2013年5月からは、アイドルオタクには有名なライブステージ&バー「秋葉原ディアステージ」に加入するが、顕著な活動経歴はない。しかし、おそらくこの活動のお陰でBiSHに加入できたのではないかと噂されている。
そして、BiSHでは「息をするように下ネタを言う」という過激なキャラで今までにはない存在感を発揮し、エロサイトのコラムまで担当してしまうほどの下ネタキャラに。さらに、そこで文才もあることがファンに広まった。
いよいよ順風満帆の活動かと思いきや、ネット上で突然の脱退表明。理由は「家庭の事情」としか説明されず、様々な憶測を呼んだまま2016年6月4日赤坂ブリッツでのライブをもって脱退となった。

BiSHの活動経歴

2015年
1月14日 BiSHの始動を宣言。
3月11日 メンバー5人が決定。
3月18日 渡辺淳之介が歌唱の初音源「スパーク」がOTOTOYで無料ダウンロード開始。渡辺淳之介が歌唱。
4月3日 ユカコラブデラックスが脱退。
4月30日 Vampillia主催イベント「いいにおいのするいきのいいやつらTOKYO」(TSUTAYA O-nest)にシークレットゲストとして登場し初ライブ。
5月27日 1stアルバム「Brand-new idol SHiT」をリリース。
8月1日 TOKYO IDOL FESTIVAL 2015 1日目に出演。
8月2日 TOKYO IDOL FESTIVAL 2015 2日目の出演をキャンセル。
8月26日 Zepp Tokyo【TOKYO BiSH SHiNE】で、新メンバーのハシヤスメ・アツコとリンリンがお披露目された。
9月12日 BiS解散時のメンバーが揃った「AOMORI ROCK FESTIVAL 夏の魔物」で、「BiSを封印する」と宣言して、BiSの代表曲「nerve」を歌唱。

2016年
1月19日 東京・LIQUIDROOMワンマン・ライブ「IDOL is SHiT」のアンコールにて、avex traxからメジャーデビューすることを発表。それと同時に「avexに失礼だから」との理由から「新生クソアイドル」の肩書きをなくすことを発表。
1月20日 2ndアルバム「FAKE METAL JACKET」をリリース。
3月 「楽器を持たないパンクバンド」という新たな肩書きを発表する。
5月4日 メジャー1stシングル「DEADMAN」リリース。
6月2日 赤坂BLITZで開催「BiSH presents 〜地底からコンニチワ〜」をもって、ハグ・ミィが脱退。新メンバー募集のオーディションを開催。
8月1日 アユニ・Dの加入を発表。
8月6・7日 TOKYO IDOL FESTIVAL 2016に出演し「BiSH-星が瞬く夜に-」を2日間2ステージで9回歌唱した。
8月24日 Zepp Tokyo【TOKYO BiSH SHiNE repetition】を開催。アンコールでアユニ・Dが初お披露目。
10月5日 メジャー1stアルバム「KiLLER BiSH」をリリース。
10月8日 日比谷野外大音楽堂「BiSH Less than SEX TOUR FINAL'帝王切開'」を開催。
12月1日 アイナ・ジ・エンドが声帯結節の手術のため一時活動休止を発表。

2017年
1月2日 「TIP×@JAM」でアイナ・ジ・エンド復帰。
3月19日 「BiSH NEVERMiND TOUR FiNAL」にて幕張メッセイベントホールでのライブを発表。
3月22日 メジャー2ndシングル「プロミスザスター」リリース。
3月28日~4月2日まで開催されたWACK合同オーディション最終審査にアイナ・ジ・エンド、ハシヤスメ・アツコが参加。
4月2日 横浜赤レンガ倉庫イベント広場での「WACK EXHiBiTiON」に出演。
6月28日 ミニアルバム「GiANT KiLLERS」をリリース。同日、BiSHフリーライブ「YOYOGi GiANT KiLLERS」を東京・代々木公園野外ステージで開催。
7月7日 同じ事務所の「GANG PARADE」とのツーマン・ライブ〈THE DUEL〉を恵比寿LIQUIDROOMで開催。
7月22日 幕張メッセ 幕張イベントホールにて「BiSH NEVERMiND TOUR RELOADED THE FiNAL “REVOLUTiONS”」が行われた。
8月5日 TOKYO IDOL FESTIVAL 2017で「BiSH-星が瞬く夜に-」を6回歌唱。
8月6日 東京・赤坂BLITZで開催が予定されていたBiSの全国ツアー「BAD SOCiAL TOUR」最終公演「IDOL is DEAD」の延期を受により、GANG PARADEとBiSHが出演する代替公演「SORRY!! NEXT BiS ONEMAN is 10.6!!」を開催。
10月2日 BiSH、BiS、GANG PARADEメンバーからなるシャッフルユニット・「SAiNT SEX」の結成を発表。ユニットにはアイナ・ジ・エンドとアユニ・Dのほか、BiSのプー・ルイとカミヤサキ、GANG PARADEのユメノユア、ヤママチミキ、アヤ・エイトプリンスが参加。
11月4・5日 メジャー2ndアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」のリリースに先駆け、2日間限定でタワーレコードにて299円で先行販売。
5日には大阪・道頓堀にてゲリラライブ。
11月29日 メジャー2ndアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」リリース。六本木ヒルズアリーナでフリーライブ「THE けやき坂 GUERRiLLA BiSH」を開催。同日朝の『スッキリ』内でサプライズ告知され、2000人の清掃員が集結。
12月1日 『ミュージックステーション』に出演。CM内で2018年5月に横浜アリーナでワンマンライブ「BiSH “TO THE END”」の開催を発表。
12月6日 WACK所属アーティストらの楽曲制作を手がける松隈ケンタ率いるSCRAMBLESの設立3周年記念アルバム『WACK & SCRAMBLES WORKS』発売。BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREのシャッフルメンバーによるカバー8曲に加え、SAiNT SEX「WACK is FXXK」収録。

2018年
3月12日~18日 合宿型オーディション「WACK合同オーディション2018」開催。BiSHよりモモコグミカンパニーが参加。
3月28日 メジャー3rdシングル「PAiNT it BLACK」発売。4月9日付オリコンウイークリーシングルランキングでシングル・アルバム通して初の1位を獲得。
5月22日 横浜アリーナにて「BiSH "TO THE END"」が行われ、アンコールで10月から初の全国ホールツアー「BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR」、終演後には緊急告知として5月26日に岩手・宮古KLUB COUNTER ACTIONでライブ「"TO THE END,THE END"」を開催することを発表。
6月27日 初の両A面となるメジャー4thシングル「Life is beautiful / HiDE the BLUE」と、一切の事前告知なしでシングル「NON TiE-UP」をリリースした。
8月4日 TOKYO IDOL FESTIVAL2018に出演。「BiSH-星が瞬く夜に-」を5回歌唱後、EMPiREの「Buttocks beat! beat!」を歌唱。

BiSHのディスコグラフィー

インディーズ1stアルバム「Brand-new idol SHiT」

BiSH初のCDリリースはアルバムからだった。なぜなら、シングルでは次々にシングルをリリースしないとライブもできないため。楽曲制作時は、渡辺と作曲の松隈は「BiS」の経験を活かしつつも、その影響から逃れられない部分があった。しかし、「BiSとは違う」という印象を与えるために「BiS」後期のラウンドロックからは離れようと思ったと語っている。また、メンバーによる作詞もいい経験になるのではないかと思い、この頃から始まった。

1 スパーク
「BiS」とは違うという印象を与えるために作られた楽曲。邦楽ロック的な激しさの少ない音づくりになっている。特に渡辺がこだわったのは、生っぽい感情のこもった演奏だという。歌詞にはこれから始まるBiSHの不安と希望が込められている。

2 BiSH-星が瞬く夜に
BiSH結成後の初めてのキラーチューンとして人気の楽曲。初期のライブでも必ずセットリストに入れられ、時には1度のライブで複数回歌われたことも。しかし、歌詞の内容は切実で、社会やアイドル業界の中での自分たちを「化け物」捉え、苦悩しながらも前に進もうとする熱い思いが描かれている。

3 MONSTERS
ユカコラブデラックス作詞で初期のBiSHの代表曲の一つ。デビュー前にユカコラブデラックスが脱退したため、歌詞の詳細な意味は分からないままだが、疾走感のあるハードロックによく合っていて、何かを追い求めもがいて行く姿が想像できる。

4 Is this call??
アイナ・ジ・エンド作詞。最初のテーマは「みんなで頑張って行こう」だったが、曲調がテーマの印象と違ったためとても悩んだと語っている。おじさんが柱を持ち上げ、アイナが釘を打つ、というガテン系のアルバイトしている最中にこっそりイヤホンで音を聞いていた。その時、あまりにもいい言葉が思い浮かばずに「辛いなー」と思ってた感情をそのまま歌詞にした。

5 サラバかな
このアルバムでは数少ないプロによる作詞作曲。作詞の竜宮寺育はBiSやBiSHの作詞を多く手掛けてきた人物で、言葉の意味より響きを重視した作詞が特徴的だ。また、作曲の慎乃介は「蟲ふるう夜に」というロックバンドのギタリスト。現在は「mushifuru project」へ移行し活動している。歌詞とハイテンポの曲調が絶妙に合っていて、聞いていて心地よい楽曲。

6 SCHOOL GIRLS,BANG BANG
セントチヒロ・チッチ作詞。駄目なやりマンの女の子がテーマの曲。ちなみに、チッチの実体験ではない。言葉のリズムが良く、ポップなノリが良い曲。

7 DA DANCE!!
モモコグミカンパニーの作詞。寂しく強がっている感情を、あえてアイドル的楽しい音楽に乗せた曲。渡辺もモモコグミカンパニーの歌詞がダントツで良かったとその才能を評価している。

8 TOUMIN SHOJO
ユカコラブデラックス作詞。重い歪サウンドが特徴的。タイトルは「TOUMIN SHOJO」だが、歌詞には「透明」が出てきて、さらに「少女」なのか「処女」なのか読み方がわからない。ライブでは清掃員をステージに上げて上半身裸にしたり、おんぶさせたりと好き勝手にすることで有名だ。

9 ぴらぴろ
モモコグミカンパニーの作詞。ノリが良く楽しい曲だが、モモコいわく人のことを馬鹿にしている曲だという。モモコが普通のことが大嫌いなのでその思いを曲にした。

10 Lonely girl
ユカコラブデラックス作詞。これも本人脱退のため歌詞の真意は分からないが、ユカコラブデラックスの不安定な内情を歌っているように感じる。重い歪が曲全体を覆っていて不安定さを一層際立たせる。

11 HUG ME
ハグ・ミィ作詞。初めは違うタイトルだったが、結局自分の名前がタイトルになった曲。ハグ・ミィの恋愛観が投影されていて、その異様さにメンバーから「メンヘラじゃん」と引かれたり、「病んでるの?」と心配されたという。

12 カラダ・イデオロギー
日本のオルタネイティブロック界で著名なバンド「Limited Express (has gone?)リミテッドエキスプレスハズゴーン」のYUKARI作詞、バンド全体で作曲を行った楽曲。まだ、楽器を持たないパンクバンドと銘打つ以前に作られた楽曲なので、清掃員の反応が悪く、あまりセットリストには入らない曲でもある。歌詞の内容と音楽性も、今までのBiSHとは一線を画する。

13 Story Brighter
セントチヒロ・チッチの作詞。渡辺がBiSの「レリビ」のような曲を作りたいと思い、同じようなテーマをセントチヒロ・チッチに頼んだらとても良く出来上がったので、少し修正したのちアルバムのトリに使ったという曲。

インディーズ2ndアルバム「FAKE METAL JACKET」

BiSHから2名の脱退者が出て、新たにハシヤスメ・アツコ、リンリンをメンバーに加えてから完成した2ndアルバム。
タイトルの「FAKE METAL JACKET」 はスタンリー・キューブリックがベトナム戦争を題材にして撮った映画「フルメタル・ジャケット」のパロディ。フルメタル・ジャケットには「弾丸」という意味があるが、それをパロディにすることで、「まだ人は殺せない」という心情を込めた。
今回のテーマは「エモーショナル」ということで全体的にシンセサイザーの音は少なめにして生の歌声に拘った。
1 スパーク、2 BiSH-星が瞬く夜に 、3 MONSTERS 、10サラバかな は新メンバーを加えての再録バージョンとなっている。

4 Primitive
ハシヤスメ・アツコ作詞。この時のBiSHの置かれている状況を過去・現在・未来の全てを含めて書いた歌詞。不安に揺らぐ歌詞だが、強い決意が滲み出ているミディアムロックナンバー。

5 beautifulさ
リンリン作詞。自分が普段から思っていることで、ちょっとしたことで逃げ出したくなったり、イラついたりする自分を乗り越えたくて書いた歌詞だという。前向きな歌詞に元気が湧いてくる一曲。

6 OTNK
竜宮寺育作詞の空耳曲。歌詞を見ないで聞くと、過激な下ネタが聞こえる。しかし、オリコンシングル週間ランキング10位とまさかの上位だったので、プロデューサーの渡辺とメンバー一同驚いたという。

7 身勝手あいにーじゅー
ハグ・ミィ作詞。書いた歌詞がよく「重い」と評されるハグ・ミィだが、今回は今まで自分が見てきた恋愛はアイドルに本気で恋するオタクだと気づき、そんなアイドルオタクのヘヴィな気持ちを汲み取って歌詞にした。

8 デパーチャーズ
モモコグミカンパニー作詞。渡辺から毎度好評を得ているモモコグミの作詞は今回も完成度が高い。特にこの曲は「ここじゃ輝けないのに仕方なくそこにいる人に向けて書いた」と言っている通り、何かを掴もうとする青い情熱が疾走感のある音楽によく合っていて、心の霞を取り除いてくれる心地よい一曲だ。

9 ウォント
こちらもモモコグミカンパニー作詞。見た目重視の馬鹿で浅い男に対して作った曲。自分で思った以上に悪口になってしまったと語っている。サビの言葉が印象的に響く楽曲。

11 ALL YOU NEED IS LOVE
渡辺の気持ちが強く表れている曲で、このアルバムに込めた「人の心を揺さぶりたい」という想いを、今までとは違う方向で形にした。特に、後々になってBiSHを好きになっていくれた人が、もっとBiSHに興味を持ってくれるようにと考えて作った曲。バラードのような前半から疾走感のある後半へと流れていく曲作りは秀逸だ。

12 DEAR…
モモコグミカンパニー作詞。ストレスがたまったときに書いたせいか攻撃的な歌詞になったと語っている。特にネット上で好き勝手書いている奴に対して書いたという。ラップ調でノリが良いのが特徴的だ。

13 BUDOKANかもしくはTAMANEGI
セントチヒロ・チッチの作詞。チッチいわく「終わってほしくない最高の時間」がテーマっとなっている。改めて武道館への思いを表明するためにアルバムの最後に持ってきたと渡辺が語っている。自分を鼓舞するかのような歌詞が印象的な楽曲。

メジャー1stアルバム「KiLLER BiSH」

ハグ・ミィ脱退、アユニ・D加入などの転換期を経て、2016年1月にメジャーデビューが決まってからの初のフルアルバムとして売り出された今作は、音楽・MV・プロモーション全てにおいて今までとは桁違いになり、世間の注目度が急上昇した。特に、自分たちのラッピングトラックを目撃した時はアイナから「整形しておけばよかった」などの珍発言も飛び出るほどの興奮があったと語っている。今回のアルバムは、BiSHの新しい音楽性を感じさせるリード曲「オーケストラ」をなどを含む全13曲。「楽器を持たないパンクバンド」として新たなステージに突入した新生BiSHを感じさせる一枚だ。

1 DEADMAN
メジャーデビューシングルとなった楽曲。激しいハイテンポなパンクサウンドに、これからメジャーに挑戦する強い意気込みが感じられる歌詞を乗せている。そして、99秒以内に収めることを意識して作られている。

2 ファーストキッチンライフ
リンリン作詞。パンクロックサウンドにBiSHらしい凶暴さを含む歌詞を乗せた王道パンク。「ハチャメチャなことをして」世間を騒がせたいというリンリンの願望が込めてある。また、メンバーそれぞれの特徴を秘かに歌詞に入れている。サビの「ファーストキッチンライフ」が「ファッキンライフ」と空耳聞こえるところも面白い。

3 オーケストラ
今作のリードトラック。BiSHの今までの曲にはなかった壮大な音楽が特徴。ファンからも人気の楽曲で、アイナいわくこの時のBiSH史上一番感動的な曲と語っているほど、イチオシの曲だ。また、アイナ自身が命を削って振り付けしたとも語っている。

4 Stairway to me
イギリスのハードロックバンドLed Zeppelin の「 Stairway to heaven」 が元ネタなのではないかと噂されている。バラードのような静かな始まりから、ハードロックのギターソロへと変わっていくアイドルソングとは思えない楽曲構成になっている。

5 IDOL is SHiT
ヴィジュアル系ロックバンド「NIGHTMARE」のドラムRUKA作曲で、ハシヤスメ・アツコ イチオシの楽曲。荘厳な始まりからシャウトの多用など、ヴィジュアル系らしい音作りで、BiSHの新しい側面が見える。竜宮寺育作詞の英語に聞こえる日本語の歌詞も面白い。

6 本当本気
初参加にして早速アユニ・Dの作詞。学校とかで静かにしていても、全部聞こえているし、色々思っているという暗いキャラをテーマに作詞したと語っている。アユニ・Dの中に、早くもBiSHの反骨精神が垣間見える楽曲。また、MVはアユニ・Dがフューチャーされた作りになっている。

7 KNAVE
モモコグミカンパニー作詞でセントチヒロ・チッチのイチオシ曲。チッチが「考えながら聴いていると勇気をもらえる曲」と語っている通り、善悪について綴られている歌詞は「君」と「僕」との愛も絡まって意味深な内容となっている。初心者でも聞きやすいロックサウンドに耳に馴染みやすい声が良い。

8 Am I FRENZY??
リンリン作詞。「狂人」がテーマになっていて悲痛な叫びのような歌声と歌詞が聞く人の心に響くハードな曲。リンリンが感じてきた絶望と希望が渾然一体となってメロディやシャウトに出ているように感じる。

9 My distinction
こちらもリンリン作詞。「妬みが」がテーマになっている様で、爽快なパンクサウンドに悩ましい日々を感じる歌詞がよく合っている。特にサビは伸びやかで成長期の苦しみのような爽やかさがある。

10 summertime
モモコグミカンパニー作詞。アルバムの中で一番爽やかな曲。全編英語詞でモモコの英語力の高さを感じる。歌詞の内容は「夏を知らせる主人公と、それに気づかない君」の話で、全くひねくれていない心地よい曲。

11 Hey gate
アイナ・ジ・エンド作詞。歌詞を見ずに聞くとノリが良いスカパンク調の応援歌のようだが、「バーコードマフィア」という髪の薄い先生がテーマになっている曲。

12 Throw away
こちらもアイナ・ジ・エンド作詞。疾走感のあるキレのあるギターが印象的な楽曲。自分の殻を壊していくイメージが浮かぶ、力強くパンキッシュな歌詞がアイナらしい。

13 生きててよかったというのなら
作詞は松隈ケンタだが、チッチ イチオシの曲。アルバムの最後の「サライ」のような存在で、よく分からないけれど何か光のようなものが見えているような感じが好きだという。テーマは「おじさん」で、エレファントカシマシの宮本浩次や曾我部恵一をイメージして歌っている。

Loppi・HMV盤、LIVE盤あり

ミニアルバム 「GiANT KiLLERS」

表題曲の「GiANT KiLLERS」を筆頭にBiSHの新しい試み、そして進化が感じられる一枚。今までサビをアイナとチッチが歌っていたが、今作から全員がマイクリレーのように歌うようになった。このことで「表現の幅が広がった」と語っている。また、ほとんどの歌詞をメンバーが担当し、想いの深さや表現の幅が広がった歌詞となっている。ミニアルバムとして出すだけの価値のある秀逸な作品となった。また、初回限定盤には「 iNTRODUCiNG BiSH 」というアユニ・Dが参加した過去曲のベスト盤が収録されている。

1 GiANT KiLLERS
メロディアスなギターのリフから始まり、今までの典型的なパンクにはとらわれないBiSHの進化を感じられるリード曲。曲のテーマは「番狂わせ」で、ハチャメチャな歌詞だがかなり盛り上がれる曲。

2 Marionette
モモコグミ・カンパニー作詞。人前に出る仕事で「キャラ付」されるが、人間は「キャラ付」で片づけられるほど簡単ではなく、そのことで苦しめられることもある、という想いを込めた。アユニ・Dが加入して、メンバー内で「可愛い、可愛い」とやたらと可愛がっていた時にアユニ・Dの気持ちを汲み取って書いた曲。

3 Nothing.
こちらもモモコグミ・カンパニー作詞。BiSが横浜アリーナで解散して、「もう一度BiSをはじめる」ということでBiSHがはじめられた経緯を振り返り作った曲。自分たちがBiSに負けないくらい大きな会場でライブができるようになってったので、改めて自分の思いを言葉にした。なので、BiSの「FiNAL DANCE」のフレーズを引用していて、その中で消極的な言葉に対しては、逆に対抗するような言葉に書き換えたという。

4 社会のルール
ハシヤスメ・アツコ作詞。社会を騒ぎ立てた色々な騒動に対する思いを、BiSHで一番明るいハシヤスメが前向きに、そして含みのないストレートな言葉で表現した曲。アニメ「ヘボット!!」エンディングテーマとなった。

5 VOMiT SONG
リンリン作詞。学校やBiSHの生活のに満たされなくなったときに、ホームシックや昔の自分にすがりたくなることがあり、その時の気持ちを歌詞にした。アイナはこの歌詞を見たときに、恋をしていると勘違いをして、リンリンに「彼氏できたの?」とメールしたという。

メジャー2ndアルバム「THE GUERRiLLA BiSH」

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