Journey(ジャーニー)とは【徹底解説まとめ】

ジャーニー (Journey) は、アメリカ合衆国出身のロック・バンド。
1973年にサンフランシスコで結成。メンバー交代や解散、再結成などを経て、音楽性を変えながら活動。また、1970年代中期から隆盛した「アメリカン・プログレ・ハード」の代表的なバンドとしても知られている。

1981年8月に発表された7thスタジオアルバム『エスケイプ』は、全米1位を獲得。「Don't Stop Believin'」「Open Arms」は、後にバンドを代表する曲となり、全世界で1,000万枚以上を売り上げ大ヒット作となる。
ニール・ショーン(ギター)、スティーヴ・ペリー(ボーカル)、ロス・ヴァロリー(ベース)、スティーヴ・スミス(ドラム)、ジョナサン・ケイン(キーボード)の5人体制となり、ヒット作となるアルバムがリリースされたのはこの時期である。

1.ドント・ストップ・ビリーヴィン(英語版) Don't Stop Believin' (Cain/Perry/Schon) (当初の日本語題は、「愛に狂って」)
2.ストーン・イン・ラヴ Stone in Love (Cain/Perry/Schon) (当初の日本語題は、「お前に夢中」)
3.クライング・ナウ Who's Crying Now (Cain/Perry)
4.キープ・オン・ランニン Keep on Runnin' (Cain/Perry/Schon)
5.時の流れに Still They Ride (Cain/Perry/Schon)
6.エスケイプ Escape (Cain/Perry/Schon)
7.レイ・イット・ダウン Lay It Down (Cain/Perry/Schon)
8.デッド・オア・アライヴ Dead or Alive (Cain/Perry/Schon)
9.マザー、ファーザー Mother, Father (Cain/Perry/Schon)
10.オープン・アームズ Open Arms (Cain/Perry)
(当初の日本語題は、「翼をひろげて」;Billboard Hot 100最高位2位(4週)、キャッシュボックス、レコード・ワールド、ラジオ&レコーズ最高位1位)

フロンティアーズ - FRONTIERS

1.セパレイト・ウェイズ - Separate Ways (Worlds Apart) (Cain/Perry) [5:24]:ビルボードチャート最高位8位(6週)
2.マイ・ラヴ - Send Her My Love (Cain/Perry) [3:54]
3.チェイン・リアクション - Chain Reaction (Cain/Perry/Schon) [4:21]
4.愛の終りに - After the Fall (Cain/Perry) [5:00]
5.時への誓い - Faithfully (Cain) [4:26]
6.限りなき世界 - Edge Of The Blade (Cain/Perry/Schon) [4:30]
7.トラブルド・チャイルド - Troubled Child (Cain/Perry/Schon) [4:29]
8.美しき叫び - Back Talk (Cain/Perry/Smith) [3:16]
9.フロンティアーズ - Frontiers (Cain/Perry/Schon/Smith) [4:09]
10.永遠(とわ)なるルビコン - Rubicon (Cain/Perry/Schon) [4:18]

1983年2月リリース。
全米のビルボードチャートで9週連続の2位という快挙を成し遂げるも、前作に引き続きマイケル・ジャクソン(『スリラー』)により1位の座を阻まれた。
アルバムから4曲がシングルカットされ、全曲ヒットを飾る。中でも、アルバム1曲目の「セパレイト・ウェイズ」は、TBSによるワールド・ベースボール・クラシック(2009年大会から)および侍ジャパン関連試合(主に親善試合やプレミア12など)中継のテーマ曲に使用されたり、シーンを盛り上げる曲として現在に至っている。

Raised On Radio〜時を駆けて - RAISED ON RADIO

1.Girl Can't Help It(ビルボードシングルチャート最高位9位)「ガール・キャント・ヘルプ・イット」
2.Positive Touch「ポジティヴ・タッチ」
3.Suzanne(ビルボードシングルチャート最高位17位)「スザンヌ」
4.Be Good To Yourself(ビルボードシングルチャート最高位9位)「トゥ・ユアセルフ」
5.Once You Love Somebody「ラヴ・サムバディ」
6.Happy To Give「愛の贈り物」
7.Raised On Radio「レイズド・オン・レイディオ」
8.I'll Be Alright Without You(ビルボードシングルチャート最高位14位)「アイル・ビー・オールライト」
9.It Could Have Been You「過ぎ去りし想い」
10.The Eyes Of A Woman「アイズ・オブ・ウーマン」
11.Why Can't This Night Go On Forever(ビルボードシングルチャート最高位60位)「永遠(とわ)への想い」
12."Girl Can't Help It" (live) – 4:17 「ガール・キャント・ヘルプ・イット - ライヴ」
13."I'll Be Alright Without You" (live) – 4:57 「アイル・ビー・オールライト - ライヴ」

※トラック12.と13.は2006年にCDが紙ジャケットでリイシューされた際に追加されたボーナストラック。

1986年リリース。黄金期ジャーニーの最後のアルバムであり、本作をもってバンドは解散することになる。
当時すでにトップバンドとなっていたが、バンド内外では多数のトラブルを抱えており、アルバム制作時のメンバーもスティーヴ・ペリー、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインの3人であった。

トライアル・バイ・ファイアー - TRIAL BY FIRE

1996年にリリースされた10thスタジオアルバム。スティーヴ・ペリー、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインの3人にロス・ヴァロリーとスティーヴ・スミスの2人を再び迎え、1983年デビュー当時のバンド・ラインナップとなっての作品。しかし、ペリーの体調不良によりツアーは行われなかった。体調不良とは、ペリーがオフ中ハワイでハイキングをしていた際に股関節を負傷。その後、症状は悪化し人工股関節置換手術の必要性も出てきた。その中、メンバーはツアー催行を試み再三ペリーにステージ復帰、それが不可能ならばヴォーカル変更を了承するよう懇願していた。健康よりも興行収入を優先するメンバーにペリーは大変落胆。結果、スティーヴ・ペリーは正式脱退してしまう。

1."Message of Love"
2."One More"
3."When You Love a Woman"
4."If He Should Break Your Heart"
5."Forever in Blue"
6."Castles Burning"
7."Don't Be Down on Me Baby"
8."Still She Cries"
9."Colors of the Spirit"
10."When I Think of You"
11."Easy to Fall"
12."Can't Tame the Lion"
13."It's Just the Rain"
14."Trial by Fire"
15."Baby I'm a Leavin' You" (Hidden track)
16."I Can See It in Your Eyes" (Japanese-only bonus track on the original CD release, later added to the 2006 CD reissue)

アライヴァル - ARRIVAL

11枚目となるスタジオアルバム。新たなるメンバー、スティーヴ・オージェリー(ボーカル)とディーン・カストロノヴォ(ドラム)を加え再スタートしたジャーニーは2000年秋にアルバム『アライヴァル』を発表。
1980年代初頭におけるいわゆる「黄金時代」を彷彿させる幾多の楽曲が収められたこのアルバムは当初日本で先行リリースされ、次いで本国アメリカでも翌2001年春に発売されたが、ビルボード・アルバムチャートでは56位と伸び悩んだ。売り上げが伸びなかった原因の一つとしてファイル共有ソフトによる楽曲流出がある。
ヴォーカルのスティーヴ・オージェリーはジャーニー加入前はバンド活動ではなく、衣料品店「ギャップ」のニューヨーク市の店舗網の保守マネージャーとして勤務していたという異色の経歴を持つ。前任のスティーブ・ペリーと比較される事も多いが、落ち着いた大人味のあるヴォーカルスタイルで、派手さはないが良質なアルバムとなっている。

1. ハイヤー・プレイス
2. オール・ザ・ウェイ
3. サインズ・オブ・ライフ
4. オール・ザ・シングス
5. ラヴド・バイ・ユー
6. リヴィン・トゥ・ドゥ
7. アイ・ガット・ア・リーズン
衣料品店「ギャップ」のニューヨーク市の店舗網の保守マネージャー
8. ウィズ・ユア・ラヴ
9. ライフタイム・オブ・ドリームス
10. リヴ・アンド・ブリーズ
11. キス・ミー・ソフトリー
12. アイム・ノット・ザット・ウェイ
13. ウィ・ウィル・ミート・アゲイン
14. トゥ・ビー・アライヴ・アゲイン (ボーナス・トラック)

ジェネレーションズ - GENERATIONS

デビュー30周年作品となる5年ぶりのフル・アルバム。本作では、全員のメンバーがヴォーカルを担当し、グループの健在ぶりをアピール。ジャーニーらしいスケールの大きなメロディアス・ロックを展開した。前作のリリースよりレコード会社の移籍、日本国内では2004年、映画『海猿』の主題歌として「オープン・アームズ」が採用されるなど、バンドは前向きに動き続けるも、セールス的は全米170位と振るわなかった。

1. フェイス・イン・ザ・ハートランド
2. ザ・プレイス・イン・ユア・ハート
3. ア・ベター・ライフ
4. エブリー・ジェネレーション
5. バタフライ(シー・フライズ・アローン)
6. ビリーヴ
7. ノウイング・ザット・ユー・ラヴ・ミー
8. アウト・オブ・ハームズ・ウェイ
9. イン・セルフ-ディフェンス
10. ベター・トゥゲザー
11. ゴーン・クレイジー
12. ビヨンド・ザ・クラウズ
13. ザ・プライド・オブ・ザ・ファミリー
14. ネヴァー・トゥー・レイト

レヴェレイション - REVELATION

1."Never Walk Away" Neal Schon, Jonathan Cain, Jeremey Hunsicker 4:19
2."Like a Sunshower" Schon, Cain 4:29
3."Change for the Better" Schon, Cain 5:52
4."Wildest Dream" Schon, Cain 5:02
5."Faith in the Heartland" (original version from Generations, 2005) Schon, Cain, Steve Augeri 6:18
6."After All These Years" Schon, Cain 4:10
7."Where Did I Lose Your Love" Schon, Cain 5:02
8."What I Needed" Schon, Cain, Arnel Pineda 5:28
9."What It Takes to Win" Cain, Schon 5:23
10."Turn Down the World Tonight" Cain, Schon 4:56
11. "The Journey (Revelation)" (Instrumental) Schon 5:25
12. "Let It Take You Back" (bonus track on the European and Mexican releases) Cain, Schon 4:59
13."The Place in Your Heart" (bonus track on the Japanese release; original version from Generations, 2005) Schon, Cain 4:45

エクリプス - Eclipse

3年振りとなるスタジオアルバム。
前作からバンドに加入したフィリピン出身のシンガー、アーネル・ピネダを全面的にフィーチュアしている。スティーヴ・ペリーを彷彿とさせる伸びやかでクリアなヴォーカルを披露。 圧倒的な美旋律と歌唱力が満載の充実した楽曲で、聴き応え十分な作品となっている。

1. CITY OF HOPE
2. EDGE OF THE MOMENT
3. CHAIN OF LOVE
4. TANTRA
5. ANYTHING IS POSSIBLE
6. RESONATE
7. SHE’S A MYSTERY
8. HUMAN FEEL
9. RITUAL
10. TO WHOM IT MAY CONCERN
11. SOMEONE
12. VENUS
13. DON’T STOP BELIEVIN’(LIVE) *日本盤ボーナス・トラック

Journeyの代表曲

Open Arms

keeper
keeper
@keeper

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