パラサイト・イヴ(PE、Parasite Eve)のネタバレ解説まとめ

『パラサイト・イヴ』とは、1998年3月29日に発売されたプレイステーション用ソフト。
ジャンルはシネマティックRPGで、美しいムービーは当時話題となった。
瀬名秀明氏による同名ホラー小説を原案とし、ゲームオリジナルのストーリーが展開される。
主人公のアヤは、突然起こった人体発火事件をきっかけに、太古から人間の細胞に寄生してきたミトコンドリアと人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれていく。

クライスラービルの最上階を目指して進むアヤ。
上の階に上がるごとに敵が沸き、ゲル状の物体が床一面に広がる。
ついに77階に到達したアヤは、そこでオリジナル・イヴ=マヤと出会う。
マヤは幻影などではなく、確かにここに存在していた。
クランプ博士はアヤにマヤの角膜を、メリッサに肝臓を移植した後も、マヤの肝細胞の培養を行い研究していた。
そしてマヤの細胞の中にイヴを見つける。

イヴの依り代となったメリッサは完全体を生むために自由の女神の前に巨大なゲル状の物体に包まれている。
その一方で、イヴのオリジナルは、このクライスラービルに巣を作り、万一メリッサが完全体を産むのに失敗し、消失したとしても、オリジナルの純血種だけは生き残るために、この場に居たのだった。

ここに存在するマヤの体はクランプ博士により、肝細胞から作られたもののようだ。
マヤの身体にいるオリジナル・イヴは、マヤの意識は、事故で死亡した時の少女の記憶のまま、まだ生きていると言う。
そのマヤの意識を、オリジナル・イヴは飲み込もうとしていた。
意識を飲み込まれたマヤの肉体は、オリジナル・イヴに支配されてしまう。

姉であるマヤの肉体と戦うことにアヤは戸惑いを覚えながらも戦い、マヤの肉体ごとオリジナル・イヴを葬り去った。

マヤを再び失うことになって悲しむアヤ。
だが、突如、自分の身体が熱を帯びるのを感じた。

次のオリジナル・イヴが、アヤの身体で目覚めたのだ。
マヤの角膜を移植された時にアヤの体の中にいたイヴが、先ほどまでマヤの体の中でオリジナル・イヴと名乗っていたミトコンドリアが滅ぼされたことにより、オリジナル・イヴとなったのだ。
今現在、アヤの中のミトコンドリア=オリジナル・イヴが進化の頂点にいる。
ミトコンドリア同士が淘汰しあい、強者のみが生き残った。それが進化だとアヤの中のオリジナル・イヴは言う。

「目覚めよ…」とアヤの身体の中からオリジナル・イヴの声が聞こえ、アヤは身体の自由を奪われそうになる。
その時、アヤの身体の中からもう1人の声が聞こえた。
その声はマヤだった。
マヤの核細胞はアヤの核細胞との共存を望み、アヤの身体の中で眠っていたが、アヤの危機に目覚めたのだった。
マヤの核細胞は、アヤの体内でオリジナル・イヴの細胞に打ち勝ったのだ。
オリジナル・イヴの細胞を封じ込めたマヤの核細胞はアヤの体内で再び眠りについた。
すると、アヤのミトコンドリアの持つ不思議な力は消え去り、普通の人間と同じになった。
アヤは自分の核細胞の中で眠るマヤに語りかける。「一緒に家に帰ろう」と。

『パラサイト・イヴ』の登場人物・キャラクター

アヤ・ブレア:Aya Brea

年齢:25歳、身長160cm 体重48kg
主人公。ニューヨーク市警察17分署所属の新人女刑事。
同じく市警の刑事ダニエルとコンビを組んでいる。
銃器の扱いに長け、ハンドガンからアサルトライフル、ロケットランチャー、ガンブレードまで使いこなす。
カーネギーホールの惨劇において、唯一発火することなく生還したことからメディアの注目の的となる。
時折見える少女の幻影と、発現した自分の超常能力に対し、自身の存在に不安を抱き始める。
やがて、敵が人の細胞の中に潜むミトコンドリアが進化した生命体だと知り、人類とミトコンドリアとの存亡をかけた戦いに身を投じることとなる。

アヤは自身のミトコンドリアの覚醒によって、その能力で肉体の年齢を25歳で止めることとなった。
これ以降のシリーズでも彼女の姿が変わらないのはそのためである。

ダニエル・Bo・ドリス :Daniel "Bo" Dollis

年齢:42歳、身長180cm 体重95kg
ニューヨーク市警17分署所属のベテラン警官。
親子ほど年齢の違うアヤとコンビを組み、1人で暴走しがちなアヤをなにかと気にかけている。
仕事が忙しいせいで妻のロレーンとは1年前に離婚している。
一人息子であるベンを引き取っているが、仕事の関係でしばしば妻に息子を預けている。
その妻のロレーンはイヴによりゲル状のクリーチャーにされてしまう。
ゲーム中、何度か発火するシーンがあるが、特に健康上の被害があるわけではないようである。

前田 邦彦(まえだ くにひこ)

年齢:35歳、身長170cm 体重52kg
日本の大学の薬学部に所属する研究員。
原作で語られる『パラサイト・イヴ』の事件がきっかけでミトコンドリアの研究を続けている化学者。
カーネギーホールでの人体発火事件を知って急いで渡米した。
ゲーム中において原作について語る唯一の存在。
アヤと知り合ってからは、その知識を駆使してアヤたちの心強い協力者となる。
彼が作った銃と弾丸がなければラスボスに勝てなかった。
縁起を担ぐタイプで、破魔矢やお守りなどを複数所持しており、ゲーム中にもアヤにお守りを渡す。
アヤに片想いをしているようである。

ダグラス・ベイカー:Douglas Baker

年齢:41歳、身長175cm 体重110kg
ニューヨーク市警17分署の部長。ダニエルとは同期で親友でもあるが、現場にこだわるダニエルとは違い、出世の道を歩んだ。
アヤたち現場の刑事たちからも信頼されており、良き理解者でもある。
かつてパートナーだった警察犬シーバがイヴによりクリーチャー化してしまい、戦わざるを得なくなってしまう。

ベン・ドリス:Ben Dollis

ダニエルの一人息子。別れた両親をなんとか元に戻したいと思っている。
離婚した後、母ではなくダニエルに引き取られたのは、両親の、男の子には父親が必要、との認識からである。

ウェイン・ガルシア:Wayne Garcia

年齢:27歳、身長175cm 体重67kg
17分署武器管理部に所属する署員。陽気な性格だが、銃器に関する執着心が異常に強い。火器の危険性についても無頓着なところがある。そのくせ射撃は得意ではない。
トーレスの死後は彼が武器管理部主任を引き継ぐ。

トーレス・オーエンズ:Torres Owens

年齢:48歳、身長160cm 体重62kg
17分署武器管理部主任。ウェインの上司。
射撃の名手だったが、銃の暴発事故で娘を失っている。銃器の取り扱いを軽く考えているウェインとはしばしば衝突している。
イヴによる17分署襲撃時にクリーチャーに襲われた時も、娘を失った時のトラウマが原因で銃の引き金を引くことができず死亡した。
アヤが最期をみとった際には「銃が悪いのではなく、使う人間が正しいかどうかである」と語り、アヤに銃を渡し、ウェインに後を託した。

ハンス・クランプ:Hans Klamp

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