機動新世紀ガンダムX(エックス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。舞台は大きな戦後の世界で、バルチャーと呼ばれる組織が活動する中、厳しい環境を精一杯生き抜く主人公、ガロード・ランを中心に進んでいく。彼の行動が周囲の大人たちを動かし、次第に世界を巡る情勢をも変えていくことになる。

『機動新世紀ガンダムX』の概要

『機動新世紀ガンダムX』とは、1996年から1997年にかけてテレビ朝日系列にて放映されたアニメ作品。平成アナザーガンダムシリーズの3本目の作品にあたる。コロニー落としによって荒廃した戦後世界を舞台にしている点が、ほかのシリーズにはない特徴だ。少年ガロードと少女ティファの絆をもとに、新世代と旧世代の人々が「ニュータイプ」を巡って争い、協力していく様を描いた作品となっている。本作でのニュータイプの位置づけは宇宙世紀シリーズとは異なっており、そこも見どころの一つといえる。

全39話で構成され、各話のタイトルが登場人物の台詞になっており、1話の「月は出ているか?」は作品全体を象徴するものとなっている。監督は勇者シリーズなどで有名な高松信司、脚本はシリーズ構成の川崎ヒロユキが担当した。

『機動新世紀ガンダムX』のあらすじ・ストーリー

地球連邦とコロニー国家との大きな戦争により荒廃した世界を舞台に、主人公の少年、ガロード・ランがニュータイプの少女、ティファ・アディールと出会い、偶然にもガンダムXに乗り込むことからストーリーが始まる。味方側に2機のガンダムが登場し、ライバル側にも2機のガンダムが登場。ほかにも戦後世界ならではの特徴的なモビルスーツが多数登場し、ストーリーを盛り上げていく。

ガロードはバルチャーと呼ばれる武装勢力の一つ、フリーデンに忍び込んだ際に、とらえられていたティファ・アディールに一目ぼれして救出。フリーデンだけでなく謎の組織やバルチャーと呼ばれる武装勢力に追われることになる。追いつめられたガロードが偶然発見したガンダムXに乗り込み、敵のモビルスーツを撃破。大量の敵モビルスーツに対しては、ガンダムXが持つ最終兵器、サテライトキャノンを使用することで窮地を逃れる。しかし、勝利の喜びとは裏腹に、ティファは体調を崩してしまうのだった。

バルチャーの1つ、フリーデンのキャプテン、ジャミル・ニートたちと行動を共にすることになる。ジャミルはニュータイプを保護することを目的としていた。ニュータイプとは予知能力やフラッシュシステムと呼ばれる無人モビルスーツの操縦など、特殊能力を持った人間のことである。

ガロードは慣れない集団生活に耐えきれず、一度はフリーデンを脱走。周囲と衝突することもあったが次第に仲間として認められていく。フリーデンにはウイッツ・スーの乗る高速戦闘型のガンダムエアマスターや、ロアビィ・ロイが操縦する高火力型のガンダムレオパルドが所属しており、ガンダムXと連携しながら敵のバルチャーと戦い抜いた。

随所でフリーのモビルスーツ乗りである双子の兄弟、シャギア・フロストとオルバ・フロストと戦闘を繰り広げることになる。ガロードはフリーのモビルスーツ乗りであるエニル・エルや人工ニュータイプのカリス・ノーティラスらとの闘いを経て、戦士として成長していく。

シャギアとオルバの兄弟は、新政府のエージェントであった。ガロードたちは新たに樹立された新連邦政府との戦いに巻き込まれていく。そして、さらわれたティファを追って宇宙に出たガロードは、コロニー国家である宇宙革命軍も健在であることを知るのだった。

かくして、新連邦政府と宇宙革命軍との戦争が再び勃発。フリーデンは中立の立場として戦闘に身を投じていくことになる。

新連邦軍の基地であるゾンダーエプタに捕らえられたフリーデンのメンバーは、自力での脱出を図る。ガロードも新連邦軍の軍人であったカトック・アルザミールの援護を受けて、新型モビルスーツであるガンダムDXを奪取。新連邦軍の大部隊に対し、ゾンダーエプタへツインサテライトキャノンを発射し、島ごと消滅させることで部隊を撤退させることに成功した。ツインサテライトキャノンはサテライトキャノン2倍以上の出力を誇る切り札となる兵器である。

新連邦との戦闘を続けるフリーデン。コロニー国家である宇宙革命軍のスパイにティファをさらわれてしまう。意気消沈するガロードだが、ティファを助け出すために新連邦の宇宙戦艦に単身乗り込み宇宙へと飛び立った。宇宙革命軍のランスロー・ダウエルと戦うことになるが、彼はジャミルとも戦った元ニュータイプであった。

ついに新連邦軍と宇宙革命軍の戦争が始まった。月のD.O.M.Eを目指す宇宙革命軍に合わせ、移動を開始する新連邦軍。月のD.O.M.Eは月面基地を統括するシステムの総称であり、遺伝子レベルで基地システムに組み込まれた、ファーストニュータイプである。フリーデンのメンバーと新連邦、宇宙革命軍の3陣営がD.O.M.E内に招かれるが、D.O.M.Eはニュータイプはフラッシュシステムに対応した人類のことではなく、ガロードやティファのように未来への希望を持つ者こそふさわしいと語った。

しかし、世界の破滅を願うフロスト兄弟により月面のサテライトシステムが掌握され、サテライトランチャーによって新連邦と革命軍の両陣営のリーダーの戦艦が破壊されてしまう。最終決戦としてガロードのガンダムDXはツインサテライトキャノンを発射。サテライトランチャーと同士討ちとなった。

後に戦争は終結し、ジャミルとランスローが代表となり停戦協定が結ばれることになる。ガロードとティファは地球でともに生きる道を選んだ。

『機動新世紀ガンダムX』の登場人物・キャラクター

ガロード・ラン

ガンダムXのパイロットで、高い操縦技術とセンスを持つ。戦災孤児としてモビルスーツのパーツを売るなどして生活していたが、偶然にもガンダムXに乗り込むことになる。それ以降は一目惚れした少女、ティファを守るためフリーデンのクルーとして戦っていく。

ティファ・アディール

ニュータイプの少女で、幼少のころよりニュータイプとして研究材料にされていたため、あまり感情を表に出すことはない。ガロードやフリーデンのメンバーと心を通わせるうちに、少しずつ感情を表に出すようになっていく。

ジャミル・ニート

バルチャーと呼ばれる組織の一つ、陸上艦・フリーデンのキャプテンを務める。過去の戦争ではニュータイプとしてガンダムXを操縦して戦った経験を持つ。現在はニュータイプの能力を失われており、ニュータイプが軍事利用されるのを防ぐために、保護活動を行っている。

シャギア・フロスト

ガンダムヴァサーゴのパイロットであり、常にクールな性格で感情の起伏が少ない。目的のためなら手段を択ばない性格で、非情さに溢れている。弟のオルバとは双子の兄にあたる。

オルバ・フロスト

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