ヒナまつり(第11話『血と暴力と金に飢えた男』)のあらすじと感想・考察まとめ

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ヤクザ特番の企画を任されたジャーナリストの瀬田は、番組のネタとして目をつけていた新田に密着取材を行う。しかし当の新田は言動も生活態度も一般人のそれであり、中々ヤクザらしい情報を得られずに業を煮やした瀬田は、撮影箇所の切り貼りや追加ナレーションを駆使した完全なる捏造番組を作成。それがテレビで放送された後、新田はその番組のネタで周囲に延々とイジられ続けた。
今回は「ヒナまつり」第11話『血と暴力と金に飢えた男』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ヒナまつり」第11話『血と暴力と金に飢えた男』のあらすじ・ストーリー

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新田に取材を申し込む瀬田

ヤクザの実情を追うテレビ特番の企画を任されたジャーナリストの瀬田は、早速、番組のネタとして目をつけていた新田に密着取材を申し込む。最初は難色を示すも、イケイケだの伝説だのと瀬田が自分を持ち上げてくることに気を良くした新田は、あっさり翻意し瀬田の取材をOKするのだった。

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骨折中のヒナを送迎する新田

取材によると新田がヤクザになったきっかけは、学生時代のバイト先がヤクザと繋がっており、そこに金儲けの匂いを感じたからだった。しかし儲ける動機は、早くに父親を亡くした一家を何とか支えるためだという。続いて瀬田は女遊びについて新田に質問するも大した回答は得られず、仕方なく娘(という設定)のヒナに話を振る。

瀬田「じゃあ娘さんは今、新田さんと住んでてどう?」
ヒナ「ご飯も作ってくれるし、新田は良いやつだよ」
新田「お前なに恥ずかしいこと言ってんだよ」
瀬田「じゃあ、引き取られる前は?」
ヒナ「ん? なんか色々命令されるだけ」
カメラマン「えっと、タダの良い人じゃあ……」
瀬田「うーん……」

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新田の家族にインタビューする瀬田

瀬田たちはその後、新田の家での様子も取材するが、当の新田はヒナと食事したりゲームしたりしているだけ。本性を隠されていると感じた瀬田は、新田の家族にインタビューするため彼の実家へ向かった。

美佳「兄ちゃんの武勇伝?」
美佳と母「ぷっ、ぶははははっ!」
美佳「無い無い。兄ちゃん世話焼きの良い人だもん」
母「むしろアンタじゃないの?」
美佳「あーそうだな、ヤンキー狩りしてたねえ。空手の練習に丁度いいんだよ、やっちゃいけない技も試せるし。停学になったけど」

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組の事務所でヤラセ撮影を始める瀬田

新田「おいサブ、親父の見舞い品買ったか?」
サブ「あー、忘れてました。すぐ買いに行きます」
新田「おいおい頼むぜ」
サブ「すんません」
瀬田「え……いや、それだけですか? ホラ、もっとブチ切れるとか」
新田「だってアイツ馬鹿だし。いい加減、こっちが怒るだけ疲れちゃうよ」
瀬田「いい加減にして下さいよ。いつまで本性隠してるんですか」
新田「何言ってんの?」
瀬田「アンタ勘違いしてるよ! ヤクザがこれじゃあ視聴者にナメられるだけだよ!」
新田「だから何言ってんの?」

失敗した部下にも全然怒らない新田に業を煮やした瀬田は、当事者のサブの提案もあり、新田が部下の失敗にキレる様を一から撮影することにする。完全にヤラセだが、意外にノリノリな新田がサブを灰皿で殴ったことで、瀬田はいい絵が撮れたと満足するのだった。

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全くヤクザらしくない新田に文句を言う瀬田

しかしそれ以降、ロクに夜遊びもしない新田からまともなネタは得られず。追い詰められた瀬田は新田の行きつけのバーにて、酔った勢いでヤラセへの協力を直談判した。

瀬田「新田さん、もっとこう、派手に行きませんかねぇ。発言とか行動とか」
新田「そのままで良いって言ったじゃねえか。大体そんなことしたらよお、ヤラセになっちまうだろ」
瀬田「……新田さんが一人でカチコミしたって噂、ホントなんですかねぇ?」
新田「お、おう。それは……そりゃホントだよ」
瀬田「だったらさあ、そういうのを見せてよ! 今だってカタギの俺にヤラセ求められてんだよ! キレようよ!」
新田「お前酔ってんの?」

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ヤラセを通り越し、完全な捏造に走る瀬田

新田にヤラセへ協力してもらうどころか逆に諌められてしまった瀬田は、諦めて完全な捏造番組を作り始める。撮影箇所の切り貼りや追加のナレーションなどヤラセの限りを尽くした結果、実際の放送での新田は任侠の欠片もない怪物と化していた。

部下「正気ですか瀬田さん! こんなのヤラセどころか、完全に作り物じゃないか。あんたジャーナリスト失格だよ!」
瀬田「うるさい。仕方ないんだ」
部下「しかし……うぐっ!?(瀬田に胸ぐらを掴まれる)」
瀬田「俺にも食わせてかなきゃならない家族がいる! 失敗出来ないんだよぉ!」

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完成したテレビ特番。映像は夜の街に消えていく新田

実際の放送内容。まずは新田の車中で取材したシーンから始まる。

ナレーション「敵対する組事務所に単身乗り込んで壊滅させたという、まるでヤクザ映画のような伝説を持つこの男。果たしてどんな男なのであろうか?」
新田「金儲け」「金が全て」「女ねぇ」「いい食い物」
新田のセリフはイメージの悪い単語だけ抜粋されていた。

続いて場面は、新田がサブを灰皿で殴る一幕から、実家に取材した時の様子へと移っていく。美佳がヤンキー狩りをしていたというエピソードは、完全に新田本人の過去であるかのように放送されていた。
その後もテロップやナレーションを上手く挟み、新田の発言の数々は全く違う意味合いへと曲げられていくのだった。

組長(以前の若頭)「偉くなったもんだなぁ、ええ!?」
テロップ「組長に何故あんな態度を?」
新田「だってアイツ馬鹿だし」(本来はサブに対する台詞)
テロップ「義理や人情はないのか」
新田「そんなことしたらよお、ヤラセになっちまうだろ」(本来は瀬田への忠告)
ナレーション「気がつくと彼は、昭和に居た任侠ヤクザから義理と人情を引いた、まさに平成の怪物となっていた」

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特番放送後、そのネタで上司にイジられる新田

放送後、新田は特番のネタで若頭や内藤にイジられてしまい、終いにはヒナにまで馬鹿にされてしまう。こうして新田は、図らずも大きな黒歴史を一つ抱えてしまうのだった。

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料理を運ぶアンズ

林夫妻が旅行で居ないため、アンズはヒナ不在の新田宅にしばらく泊まることになった。

アンズ「今日からよろしくね」
新田「あぁ」
新田「(はぁ……ヒナがスキー教室で居ないから、丁度いい休みになったと思ったら、結局子守だもんなぁ)」
新田「なあアンズ。お前、何で中華屋のおっさん達の温泉ついて行かなかったの?」
アンズ「おじさん達『久しぶりだ』って言ってたから、邪魔しちゃいけないって思って。二人で過ごして欲しかったから」
新田「……いくら渡したらヒナとお前チェンジできるの?」
アンズ「え」

皿洗いを率先して行い、休日も家の掃除を手伝おうとするなど意外に手の掛からないアンズに対し、新田は感心しつつもどこかモヤモヤした気持ちを抱えるようになる。

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アンズの良い子っぷりに触れるほど、普段のヒナが頭をよぎってしまう

新田の包丁捌きをアンズが褒めれば、同じものをヒナに見せたときの「テクニカルすぎてキモい」という酷い反応が頭をよぎる。また、テレビ番組をアンズが無邪気に楽しめば、普段ヒナがテレビを見ているときのオッサン臭い様子が頭をよぎる。アンズの良い子っぷりを見るたびに普段のヒナと比較してしまう新田は、ついに林夫妻への妬みが爆発した。

アンズ「新田ー、何か手伝うことある?」
新田「あまり頑張らなくて良いぞ。アンズはお客さんなんだ」
アンズ「ううん、お世話になってるんだもん。出来ることするわ」
新田「うーん……」
アンズ「助け合いが大事なのよ!」
新田「んー……」
アンズ「新田?」
新田「(別室へ移動)ムホーッ!」
新田「(憎い……中華屋の連中が! 何故俺がヒナで、奴らはアンズなんだ! あんな、大人にとって都合の良い子供が……)」

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アンズを水族館に連れて来た新田

林夫妻に自分と同じ苦労を味あわせてやるため、アンズに最初の頃のワガママっぷりを思い出させてやろうと企んだ新田は、お金を使う遊びを覚えさせる目的でアンズを水族館に連れて来る。無邪気に楽しむアンズに新田は度々心を奪われそうになるが、それに何とか耐えつつアンズにワガママを言わせる機会を窺った。

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アンズを唆す新田

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