NARUTO(ナルト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『NARUTO』とは、岸本斉史による大人気の忍者アクション漫画である。週刊少年ジャンプにて1999年43号~2014年50号まで連載されていた。またアニメ化もされた作品。主人公は木ノ葉隠れの里に住む少年のうずまきナルトで、ナルトの夢は木ノ葉隠れの里のトップである火影になることだ。孤独な幼少期を過ごしてきたナルトが、友達や先生との交流を通して愛を知っていく展開や、心に染みる熱いセリフは少年だけに留まらず、世界中の人々に評価されている。

自分を信じない奴なんかに、努力する価値はない!!!

出典: twitter.com

10巻のガイ先生とリーの回想シーンで、ガイがリーに言ったセリフである。リーは忍術と幻術が使えないため、人並み以下だった体術を何度も何度も練習することで向上させてきた。
リーは同じ班に所属し、天才と呼ばれているネジに何度も挑戦するが、一度も勝てたことはない。そんな状況の中、リーはガイに「ネジよりも⋯2倍も3倍も修行すれば⋯きっと強くなれる⋯。そう信じてやってきました⋯⋯。だけど⋯本当の天才には敵わないんじゃないかって、⋯最近はそう思い始めました⋯⋯。⋯努力が本当に報われるものなのか⋯。それが知りたくてネジに挑戦してもずっと同じ⋯まるで歯が立たないんです!任務の時も未だに⋯足が震えるんです⋯。いくら努力してもボクは強くなれないんじゃないかって⋯怖くて怖くてたまらないんです!!」と、不安を口にした。

このセリフは、そんなリーを一喝したものである。かつて、ガイもまたリーと同じく周囲から落ちこぼれと呼ばれていた。ガイはカカシをライバル視しているが、幼い頃のガイはカカシに全く歯が立たなかった。それでも諦めずに修行に打ち込み続けたガイは、現在ではカカシとの勝負に勝ち越すほどの実力を身につける。「自分で自分を見限ってしまっては、努力が報われるはずもない。自分を信じていれば絶対に大丈夫!」という意味合いが込められた名台詞である。その後、ガイはリーに対して、「”たとえ忍術や幻術は使えなくても⋯立派な忍者になれることを証明したいです!”ってな。⋯それがお前の忍道だろ⋯!?いい目標じゃないか⋯⋯ガンバル価値のあるいい目標だよ。だからお前も自分の道を信じて突っ走ればいい!オレが笑って見ていられるぐらいの強い男になれ!」と、背中を押した。

⋯今こそ⋯⋯自分の忍道をつらぬき、守り通す時!!

8つある体を制御するリミッターである”八門遁甲”を3つ解放すると、肌が赤くなる。

10巻の我愛羅対リーの試合で、リーが言ったセリフである。我愛羅やその兄や姉のカンクロウとテマリは、風の国にある砂隠れの里から中忍選抜試験を受けに来た下忍だ。我愛羅は普段は冷静で礼節を弁えている性格だが、強敵と戦うと相手を完膚無きまでに叩きのめす残酷で不安定な性格になる。幼い頃、我愛羅は強大な力を持つ狸の化け物の『守鶴』を体の中に入れられた。『守鶴』は、非常に好戦的な性格をしており、守鶴を体に入れているものが眠ったときにその体を乗っ取ろうとする。そのため、我愛羅は不眠症に悩まされており、それが原因で性格が不安定なものとなっている。

我愛羅は自身が背負うひょうたんの中に入っている砂で、我愛羅の意思とは関係なく自動的に相手の攻撃から身を守る『砂の盾』という術を持っている。それに加え、砂を自らの意思で体中に纏う事で相手の攻撃を防ぐ『砂の鎧』という術も持っており、この二つを臨機応変に組み合わせることで「絶対防御」と称されるほどの防御力を誇る。さらに、攻撃にも砂を用いて多彩な術を展開する。
それに対し、リーは忍術や幻術が使えないため、接近戦の体術主体で我愛羅と戦うが、我愛羅の砂に邪魔されて攻撃が届かなかった。

そこで、リーは『蓮華』を使う決意をした。『蓮華』とは、8つの体を制御するリミッターである”八門遁甲”の一部または全部を開いて己のパワーを限界以上に高め、相手を巻き込みながら回転することで爆発的な力を生み出す体術のことだ。『蓮華』には二種類あり、リーは我愛羅に『表蓮華』をかける。『表蓮華』は、リミッターを一つだけ解除してから相手を高速で叩き落す技だ。決死の覚悟で放ったリーの『表蓮華』は、我愛羅の絶対防御には通用しなかった。それどころか、『表蓮華』は体に非常に負担がかかる技で、リーはまともに動けない状態に陥る。

リーは我愛羅の砂攻撃に苦戦しながら、リーの先生であるガイとの修行の日々を思い返す。リーはガイや同じ班に所属するネジとテンテンに、「たとえ忍術や幻術が使えなくても、立派な忍者になれることを証明したいです!それがボクの全てです!」と、語った。現実主義なネジはリーの夢を鼻で笑い、ネジに何度も挑むリーの様子を見たテンテンは「リー!ほんっとアンタってばこりないんだから⋯、勝てっこないでしょ!⋯ネジはアンタと違って⋯天才なんだから⋯。」と、呆れる。ネジも「ムダだよ、リー⋯。いかに努力したところで、お前はオレは倒せない。これは決まっていることだ。」と伝えた。
それでも、リーは自分を高めるために努力し続けた。そんなリーの努力をガイだけはずっと見てきた。ガイはリーが夢を叶えるために背中を押し、『蓮華』や八門遁甲の開き方を教える。どちらも、本当ならば使用してはならない”禁術”とよばれる技で、下忍が使えるレベルのものではない。それでも、ガイはリーが自分の目標を叶えられるようにこの術を教えた。

リーはガイとの修行の日々を思い返した後、『裏蓮華』を発動させる。『裏蓮華』とは、八門遁甲を5つまでこじ開け、『表蓮華』とは比べ物にならないほどのパワーとスピードで相手を叩き落とす技だ。体への負担も『表蓮華』の比ではなく、ガイはこの技を使うのは「自分の忍道を貫く時だけ」と、リーに約束させた。このセリフは、『裏蓮華』を発動した時に言ったもので、自分の忍道を貫くために決死の覚悟で我愛羅に挑むリーの気迫や、ガイとリーの師弟としての絆が現れている。

こいつは⋯愛すべき俺の部下だ。

10巻の我愛羅対リーの試合の後、ガイがリーに言ったセリフだ。リーは決死の覚悟で『裏蓮華』を放ち我愛羅に大ダメージを与えるが、我愛羅は砂で自分の身を守り、気絶を間逃れる。その後、我愛羅は残った力を振り絞ってリーを殺すために、相手を大量の砂で包み込んで圧迫する『砂漠柩』でリーの手足を攻撃して骨折させる。その後、さらに我愛羅は『砂漠柩』でリーの頭を狙うが、すんでの所でガイがリーを助けた。

ガイが助けたことにより、試合は我愛羅の勝利となる。我愛羅はリーを助けるガイの様子を見て、自身の家族や信頼していた人の事などを思い出したことで頭痛を引き起こす。我愛羅はその身に強大な力を持つ『守鶴』を入れられたことから、自分の親に何度も殺されかけ、信頼していた人からも裏切られた経験を持つ。他人から愛された記憶がない我愛羅は、ガイに「⋯なぜ⋯助ける⋯」と聞いた。
このセリフは、そんな我愛羅に対して言ったもので、愛弟子であるリーに対する愛情に満ち溢れた名台詞である。その後、リーは手足を潰され、本当ならば立ち上がれる状態ではないのに立ち上がって戦う構えをとった。実は、リーは気絶していた。そんなリーの様子を見たガイは涙を流し、「気を失ってさえもまだ⋯自分の忍道を証明しようというのか⋯。リー⋯お前はもう⋯立派な忍者だよ⋯!」と独白してリーを抱き寄せる。

この戦いの結果、全身の粉砕骨折と筋肉の断裂、左手足のダメージにより、リーは二度と忍者として戦うことが出来ない体となってしまう。

ナルトくんは失敗したっていつも⋯わ⋯私から見れば⋯誇り高き失敗者だったもの⋯!

出典: naruto.upwiki.net

出典: gamenoah.jp

画像の男性が、ナルトに九尾のチャクラのコントロール方法を教えた自来也だ。自来也はその後、ナルトの師匠として長きにわたりナルトを見守っていくこととなる。

11巻で、ヒナタがナルトに言ったセリフである。中忍選抜試験3次試験の予選が終了した。予選進出者は木ノ葉隠れの里の下忍からうずまきナルト、うちはサスケ、奈良シカマル、油女シノ、日向ネジの5人で、砂隠れの里の下忍からは我愛羅、カンクロウ、テマリの3人、音隠れの里からはドス・キヌタの合計9名だ。ただし、予選と本選の間の準備期間にドス・キヌタが我愛羅に殺されるという事件があったため、本選出場者は8名となった。本選は、予選終了後から一ヶ月後に行われることとなる。

ナルトは本選に向けての修行中、自来也という仙人のような風貌の男性に出会う。自来也は、ナルトの師匠として修行を見ると宣言した。ナルトは赤ちゃんの頃、九尾という化け物を体の中に入れられた。そのため、ナルトは忍術の源である『チャクラ』を、ナルト本来のものと九尾由来のチャクラの2種類持っている事になる。ナルトは、九尾のチャクラの方をうまく扱う事が出来ない。そこで、自来也は九尾のチャクラのコントロール方法を教えるためにナルトの師匠を買って出たのだ。ナルトと自来也はこの時に初対面だが、実は自来也は亡くなったナルトの父親で、元4代目火影だった波風ミナトの師匠でもあった。

ナルトは厳しい修行の末、見事九尾の力を自由に引き出すことに成功する。修行後、ナルトは同じ木ノ葉の下忍で同級生のシカマルと共に大怪我をしたリーのお見舞いに行く。リーの病室には我愛羅がいて、我愛羅はリーを殺そうとしていた。シカマルが自分の影で相手の影をつかまえ、相手に自分のポーズの真似をさせる『影真似の術』を発動させ、間一髪でリーを助ける。

シカマルが何故リーの命を狙うのか問うと、我愛羅は「リーに個人的な恨みはないが、ただオレが殺していきたいから殺すだけだ。邪魔をするならお前達も殺す。」と答えた。それに対してナルトは、「お前なんかにオレは殺せねーよ!⋯オレは本物のバケモノ飼ってんだ。こんな奴には負けねー!」と宣言する。「バケモノ」とは、九尾の力のことだ。
その言葉を聞いた我愛羅は、「バケモノか⋯。それならばオレも⋯そうだ。」「オレは母と呼ぶべき女の命を奪い、生まれ落ちた⋯。最強の忍びとなるべく⋯、父親の忍術で砂の化身をこの身に取り憑かせてな⋯。オレは生まれながらの化け物だ。」と、自身の出生について語り出す。我愛羅が言う「砂の化身」とは、体が砂で構成された巨大なタヌキのような見た目をした砂隠れの里の生き霊のことである。

我愛羅の話を聞いたシカマルは「親の歪んだ愛情」と評して唖然とするが、ナルトは「⋯こいつの中にも何かがいんのか⋯⋯。」と驚く。そして、我愛羅は「家族⋯。それがオレにとってどんな繋がりであったか教えてやろう。憎しみと殺意で繋がる⋯ただの肉塊だ。」と、言い切る。我愛羅は砂隠れの里を治めるトップの忍者である『風影』の息子として、父から忍びとしての極意を教えられたが、6歳の頃から現在に至るまで、我愛羅は実の父親に何度も暗殺されかける。だれからも愛されずに孤独な幼少期を過ごした我愛羅は、自分が生きている理由を欲するようになる。その後、我愛羅は自分の命を狙う暗殺者を殺し続けることで、ようやく自分が生きている実感が湧くようになった。我愛羅は、「自分のためだけに戦い、自分だけを愛して生きる。他人は全てそれを感じさせてくれるために存在していると思えば、これほど素晴らしい世界はない。この世でオレに生きている喜びを実感させてくれる、殺すべき他者が存在し続ける限り⋯オレの存在は消えない。」と、ナルト達に自分の生きる理由を説明する。

この話を聞いたシカマルは、理解できずに戸惑う。シカマルは両親に愛されて普通に成長してきたため、我愛羅の話にはついていけなかったのだ。しかし、ナルトの反応は違った。ナルトもまた、両親がおらず、九尾が原因で里の人たちから疎まれて孤独な幼少期を過ごす。ナルトは我愛羅に対して、「⋯オレには⋯分かるってばよ⋯。⋯⋯コイツも⋯オレと同じだ⋯⋯。」「⋯オレも、一人ぼっちだった⋯。生きている理由がわからなくて⋯苦しくて⋯けど、他人のイルカ先生がオレの存在を認めてくれたから⋯生きてることを初めて実感できたってばよ⋯。なのにこいつは⋯⋯こいつは、たった一人で居続けて⋯他人を殺すことで生きてることを実感してたってのか⋯。こ、こんなやつがいんのか⋯。生きてる世界が違いすぎるってばよ⋯!!こんなやつに⋯⋯勝てるワケねェ⋯。」と、独自する。

その後、我愛羅はナルトとシカマルを砂の攻撃によって殺そうとする。二人は動けずにいたが、間一髪の所でリーの見舞いに来たガイによって救われる。ガイの姿を見た我愛羅は、ガイがリーを庇ったのを見たときと同じように頭痛を引き起こして、リーの病室から出て行った。

ついに中忍選抜試験の本戦の日がやってきた。ナルトの初戦の相手は、ヒナタを圧倒したあの日向ネジだった。ネジは落ちこぼれのナルトとは違い、「天才」と呼ばれる忍者だ。さらに、ナルトは昨日の我愛羅との出来事を思い出し、本戦に勝ち上がる自信を無くす。
ナルトは本戦会場までの道のりを歩いて行くと、偶然ヒナタと出会った。ヒナタは密かに好意を寄せているナルトに対して、「あ⋯あのね、私⋯ナルトくんに応援された時⋯、⋯前より自分が強くなった気がしたの⋯⋯。予選が終わった時、自分のことがちょっとだけ好きになれた⋯⋯⋯。他人から見れば、な⋯何も変わって見えないだろうけど⋯⋯、わ、私は⋯自分が変われたって気がする⋯⋯。ナ⋯、ナルトくんのお陰かな⋯⋯、な⋯なんて⋯思ったりしてるわけで⋯⋯⋯。」と、緊張からしどろもどろになりながらも感謝の気持ちを語る。
ヒナタの話を聞いたナルトは、「⋯なぁ、ヒナタ⋯。⋯⋯ホントにそう思ったのか⋯?⋯⋯お前から見たオレは強く見えるかもしんねーけど⋯、⋯⋯それはいつも失敗ばかりして、⋯悔しいから強がってるだけだってばよ。」と、弱音を吐く。

そんなナルトに対し、ヒナタは即座に「そんなことない⋯⋯。」と、否定した。このセリフはこの時にナルトに言ったものだ。ヒナタは、失敗しても必ず立ち上がり、努力し続けるナルトの姿をずっと見てきた。努力をし、挑み続けることで失敗にも価値が出てくることを示す名台詞である。ヒナタの言葉を聞いたナルトは吹っ切れて、本戦に対する闘争心も復活した。自分を奮い立たせてくれたヒナタに対しては、「オレってばお前のこと、なんか⋯暗くて地味でウジウジして変な奴だって思ってた。けど、お前みたいな奴って⋯けっこー好きだってばよ!」と伝えた。

⋯ヒナタをバカにして、落ちこぼれだと勝手に決めつけやがって!宗家だか⋯分家だか⋯何があったかそんなの知らねーけどな⋯、⋯⋯他人を落ちこぼれ呼ばわりするクソヤローは⋯オレがゆるさねー!!

12巻でナルトがネジに言ったセリフである。ついに、中忍選抜試験の本戦がスタートした。本戦はトーナメント形式で、ナルトの初戦の相手は日向ネジだ。

ナルトは『影分身の術』を駆使してネジと戦うが、白眼を発動したネジの視界はほぼ360度ある。さらに、体の中を透視して見る力も兼ね備えており、奇襲攻撃が通じない。しかも、ネジの防御技である『八卦掌回転』はチャクラを大量に放出させ、自らを駒のように回転させることで攻撃をいなして弾き返してしまう。『八卦掌回転』は、物理攻撃を完封してしまうため、我愛羅の砂による防御と対になる「もう一つの絶対防御」と称される。

ネジは、ナルトに『柔拳法・八卦六十四掌』をかける。この技は、64個あるチャクラのツボである『点穴』を突くことで、相手にチャクラを練れないようにし、忍術を使えなくさせる技だ。この技を受けると、立つことさえも難しくなってしまう。ネジはナルトに「もう止めておけ⋯。これ以上やっても同じだ。別にお前に恨みはない⋯。」と、棄権を進めるが、ナルトは苦しくても立ち上がり、戦う意思を見せる。

ナルトはネジに対して、「⋯なんで、⋯なんでお前はこんなに強えーのに⋯、⋯なんで全部見透かしたような目で⋯あんなに頑張ってるヒナタを精神的に追い込むようなことをした⋯!?」と、聞く。このセリフはこの後にネジにぶつけたもので、頑張っている相手に対して勝手に「無理だ。」と決めつけるような態度をとったネジに対する憤りの気持ちが込められた名言だ。

日向の憎しみの運命だかなんだか知らねーがな!お前がムリだっつーならもう、何もしなくてもいい⋯!!オレが火影になってから日向を変えてやるよォ!!

出典: www.youtube.com

ナルトが九尾のチャクラを練ると、赤いオーラが体に纏われる

12巻でナルトがネジに言ったセリフである。試合中、ネジはなぜ自分は日向の宗家を恨むのか、何故運命に固執するのかを説明する。
幼い頃、ネジは宗家の人間によって額に『呪印』を施された。呪印とは忍術の一種で、呪印を施された対象者がとある行動にでると、その人を攻撃する忍術が発動するというものだ。ネジが施されたのは、分家のものが宗家のものに逆らったときに発動されるもので、呪印が発動したら分家の人間の脳細胞が破壊され、宗家の人間の意志によって殺すことも容易くなるというものだ。そして、この呪印はネジが死亡した時のみ白眼の能力を封印して消える。日向一族は、『白眼』という優秀な血継限界を持つため、その特異能力を狙うものが後を絶たない。そこで、宗家の白眼を未来永劫守る為に呪印システムが考案された。分家のものは宗家を守るためのみ生かされ、分家のものが宗家のものに逆らったときは容赦なく殺害される。

ある日、白眼にまつわる事件が起きる。ネジが幼い頃、ヒナタが雲隠れの里の忍びによって誘拐された。雲隠れの里の忍者は、ヒナタを返すと引き換えにヒナタの父である日向ヒアシの死体を要求した。相手の目的は、もちろん白眼を手に入れることである。そこで、日向家はヒアシの代わりに影武者としてネジの父親である日向ヒザシが送り込まれた。ネジは、父が宗家の代わりとなって殺されたことをずっと恨んでいた。ネジが度々「人は変わることは出来ない」「運命は決まっている」といった主旨の発言をするのは、この時の
出来事がトラウマとなっているからだ。そして、ネジはナルトに対して「一生拭い落とせない印を背負う運命がどんなものか、お前などに分かるものか!」と叫ぶ。

ネジの話を聞いたナルトは、自分が九尾を入れられたことで幼い頃に味わった孤独感を思い出し、「ああ、分かるってばよ。」と答えた。ナルトは現在、ネジの『八卦六十四掌』によって全身の点穴が閉じられ、チャクラを練れない状態だった。そんな時、ナルトは自来也から教わった九尾のチャクラの存在を思い出す。ネジが攻撃したのは、ナルト自身のチャクラの方で、九尾のチャクラはダメージを受けていなかった。ナルトは強大な九尾のチャクラを練り込み、ネジに挑む。ネジは、先程までとは比べ物にならないほどのパワーに驚き、防戦一方の状態に陥ってしまう。このセリフはこの時にナルトがネジにいったもので、運命に立ち向かおうとする強い気持ちや、自分の運命を変えるために行動に移そうとするナルトの強さが現れた名言である。

ナルトはついに、ネジに勝利した。ナルトは最後、ネジに対して「運命がどーとか⋯、そんなつまんねーことめそめそ言ってんじゃねーよ!お前はオレと違って⋯落ちこぼれなんかじゃねーんだから。」と、伝える。試合終了後、ネジはヒアシからヒザシの事件の真相について聞かされる。ネジの父であるヒザシは、日向を守るために自ら生け贄となる道を選んだのだ。ナルトとの戦いや父の真相を知ったことを経て、ネジはようやく自分の運命を恨むような卑屈な考え方を止め、前を向いて人生を歩み出せるようになった。

木ノ葉崩し編(NARUTO13〜16巻)の名言・名セリフ

出典: ch.ani.tv

木ノ葉崩しとは、中忍選抜試験の本戦の途中に起きた、大蛇丸が木ノ葉隠れの里に対して起こしたクーデターのことである。実は、砂隠れの里は大蛇丸と結託していた。大蛇丸の配下と砂隠れの里の忍びは、束になって木ノ葉の里を襲いかかる。この事件のせいで、中忍選抜試験は途中で中止となった。

柄にもなく気張っちまったな⋯普通で終わりたかったのによ。めんどくせーことしちまったぜ⋯。

出典: ch.ani.tv

14巻でのシカマルの独白である。中忍選抜試験の本戦では、ネジ対ナルトの戦いの後、その次に出るはずだったサスケが大幅に遅刻し、カンクロウ対シノの戦いに出るはずだったカンクロウが棄権するなど、ハプニングが続く。これにより、試合の順序に大幅な変更があり、シカマル対テマリの試合を先にすることになった。シカマルは常にやる気のない性格だが、IQ200以上の頭脳を駆使してテマリを追い詰める。しかし、中忍になるというこだわりがなく、チャクラも残り少なくなったため、ギブアップした。その後、サスケ対我愛羅の戦いが始まったが、その最中に木ノ葉隠れの里の同盟国である砂隠れの里の忍者が中忍選抜試験の観戦に来ていた客に幻術をかけ、木ノ葉の人間を襲うという事件が発見する。実は、砂隠れの里の忍びは中忍選抜試験の2次試験で現れた大蛇丸と手を組み、木ノ葉隠れの里を潰そうとしていた。カンクロウが試合を棄権したのは、自身の武器を木ノ葉の忍者と戦う前に大勢の人の前で晒したくなかったからだ。中忍選抜試験は、この出来事によって中止となってしまう。

サスケはどこかへ去っていった我愛羅とカンクロウ、テマリを追いかける。サクラ達と試合を観戦していたカカシは、ナルトとサクラとシカマルにサスケの後を追うように命じた。カカシは異空間から動物や武器を出現させる『口寄せの術』を使って、しゃべる忍犬であるパックンを呼び出し、サスケがいる場所までの案内役をさせる。犬は鼻がいいため、追跡任務にはぴったりだ。その後、カカシはガイと協力して砂隠れの里の忍者と応戦する。

ナルトたち3人はサスケを追うが、その後ろから9人ほどの忍びの軍団がナルトたちをつけていた。忍びの軍団は皆中忍で、ナルトたちは3人とも下忍で勝ち目がない。サスケの元に無事たどり着くには、誰かが囮になる必要がある。そこで、シカマルは自ら囮を買って出る。この3人の中では、相手の動きを止めることが出来るシカマルが最も囮に向いていた。ナルトたちはシカマルを置いて、サスケの元へと目指す。

囮となったシカマルは、追跡者の8人を『影真似の術』で捕まえるが、シカマル対テマリ戦でチャクラを使いすぎたため、長時間敵を捕まえておくことはできなかった。シカマルは、追跡者が9人だったのに対して、現在捕まえたのが8人のことに気がつく。あと一人はどこかで様子を見守り、隙が出来次第シカマルを殺害する手筈だった。現在の状況の打開策が見当たらず、苦戦するシカマルは、空を眺めながら自分の人生について空想する。
「はぁ⋯オレはテキトーに忍者やって、テキトーに稼いで⋯美人でもブスでもない普通の女と結婚して⋯。子供は二人。最初が女の子で次が男の子⋯。長女が結婚して息子が一人前になったら忍者を引退して⋯、あとは日がな将棋や碁を打って悠々自適の隠居生活⋯。そうして奥さんより先に老衰で逝く⋯。そんな人生が良かったのに⋯。」と、独白する。このセリフはシカマルがこの時に言ったもので、楽をして生きようと思っていたのに、仲間や里のために動いてしまったことを「めんどくさい」と言いつつもどこか誇らしげな気持ちが込められた名台詞である。その後、追跡者の9人はシカマルの先生である猿飛アスマが全員片付けた。

makoto9
makoto9
@makoto9

Related Articles関連記事

NARUTO(ナルト)の術・必殺技まとめ

NARUTO(ナルト)の術・必殺技まとめ

『NARUTO(ナルト)』は、1999年から2014年まで、『週刊少年ジャンプ』にて15年もの間連載された、大人気忍者アクションバトル少年漫画である。作者は岸本斉史氏。友情、愛、復讐、戦争など多くのテーマを持つ大傑作漫画。作中では様々なキャラクターが多様な術を使用し、作品を盛り上げた。今回は作中で使用される術についてまとめてみた。

Read Article

NARUTO(ナルト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

NARUTO(ナルト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『NARUTO』とは、日本の漫画家の岸本斉史による作品。1999年43号から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が開始され、2014年50号で完結した。全700話あり単行本は全72巻。落ちこぼれの忍者「うずまきナルト」が強敵との戦いの中で、成長していく姿や仲間たちとの友情などが描かれている。全世界累計発行部数2億冊以上。日本国内に留まらず世界中の人々から愛されている。

Read Article

NARUTO(ナルト)の尾獣と人柱力まとめ

NARUTO(ナルト)の尾獣と人柱力まとめ

『NARUTO』とは、岸本斉史の漫画、およびそれを原作とするアニメや映画などのメディアミックス作品である。 木の葉隠れの里に住む少年・うずまきナルトは、里に甚大な被害を与えた九尾を封じられていた。それ故、ナルトは里の人間から忌み嫌われて育った。ナルトは里の人間を見返すために、里の長である『火影』を目指す。 『人柱力』とは、強大な力を持つ尾獣を封じられた人間の事である。戦争の抑止力ともなる人柱力は、作中で非常に重要な存在である。

Read Article

NARUTO(ナルト)におけるサクラ VS ヒナタのカップリング論争・伏線まとめ

NARUTO(ナルト)におけるサクラ VS ヒナタのカップリング論争・伏線まとめ

2014年に、主人公・うずまきナルトが夢をかなえるといった感動的な最終回を迎えた人気漫画「NARUTO」。ネット上の一部では完結後、ナルトがヒロインの春野サクラではなく日向ヒナタと結ばれたことに対して「メインヒロインのサクラと結ばれるべきだったのか、それともヒナタと結ばれたままでいいのか」という点での議論が行われているようである。サクラ派とヒナタ派双方の主張をまとめてみた。

Read Article

NARUTO(ナルト)の暁まとめ

NARUTO(ナルト)の暁まとめ

『NARUTO』とは、岸本斉史の漫画、およびそれを原作とするアニメや映画などのメディアミックス作品である。 木の葉隠れの里の少年・うずまきナルトは、かつて里に大きな被害をもたらした九尾を封印され、里の者から忌み嫌われていた。ナルトは逆境に負けずに、里の長である火影を目指す。 『暁』とは、S級指名手配されている忍たちが中心になった過激派集団であり、ナルト達と敵対する事になる。

Read Article

NARUTO(ナルト)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

NARUTO(ナルト)の歴代OP・ED主題歌・挿入歌まとめ

『NARUTO(ナルト)』とは岸本斉史による和風バトル漫画とそれを原作にしたアニメ・映画・ゲームなどのメディアミックス作品。テレビアニメはstudioぴえろの制作で2002年10月から始まり、2007年からは『NARUTO -ナルト- 疾風伝』とタイトルを変えて放送された。この記事では『NARUTO -ナルト-』と『NARUTO -ナルト- 疾風伝』、その他劇場版アニメで使用されたオープニング・エンディング主題歌、挿入歌を一挙に紹介していく。

Read Article

NARUTO-ナルト-外伝 ~渦の中のつむじ風~(波風ミナト読切)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

NARUTO-ナルト-外伝 ~渦の中のつむじ風~(波風ミナト読切)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『NARUTO-ナルト-外伝 ~渦の中のつむじ風~』とは、人気漫画『NARUTO』の主人公うずまきナルトの両親が結婚する前の交流を描いた読切作品。『週刊少年ジャンプ』創刊55周年を記念して掲載された。 『NARUTO』の物語が始まる20年ほど前のこと。木の葉隠れの里で人柱力として九尾を封じていたうずまきクシナは、恋人でもある里の若き忍び波風ミナトとの交流を楽しみにしていた。そのミナトが多忙を理由に自分を避けるようになると、クシナはこれを訝しんで密かに禁を破って彼の後を追いかけていく。

Read Article

NARUTO・BORUTOの回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

NARUTO・BORUTOの回収済み・未回収の伏線・謎まとめ

『NARUTO -ナルト-』は岸本斉史による忍者を題材にしたバトル・アクション漫画。『週刊少年ジャンプ』にて1999年~2014年まで連載していた。2016年には『NARUTO』の主人公・うずまきナルトの息子・ボルトを主人公とする『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』が連載を開始している。なお、『BORUTO』については作画は小太刀右京が務めている。 連載中は物語が進む中で多くの伏線や謎が登場。回収されたものもあれば、連載終了後も未回収のものがある。

Read Article

NARUTO・BORUTOの恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

NARUTO・BORUTOの恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『NARUTO』は岸本斉史による漫画で、漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』で1999年から2014年まで連載された。『BORUTO』は2016年から連載された『NARUTO』のスピンオフ作品で、主人公もうずまきナルトからその息子・うずまきボルトになっている。忍者を題材にした漫画でバトルシーンも多いが、ナルトを中心に登場人物・キャラクターたちの恋模様も描かれている。

Read Article

うちはオビト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはオビト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはオビトは『NARUTO』に登場するキャラクターで、木の葉隠れの忍であり、名門うちは一族の一人。また主人公・うずまきナルトの師であるはたけカカシの同期でライバルでもある。活発で仲間想いな少年であり、木の葉隠れの里の長・火影になることを夢にしていた。しかし、第三次忍界大戦の時に敵の術からカカシを庇い戦死。その後里の英雄として慰霊に刻まれるが、実際はかつてのうちは一族のリーダーであったうちはマダラによって命を救われていた。以降マダラの策略によって世界に仇なす存在となっていく。

Read Article

はたけカカシ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

はたけカカシ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

はたけカカシとは岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の上忍。 「写輪眼(しゃりんがん)」という瞳術で相手の忍術を見切りそっくり真似てしまうことから「木ノ葉隠れのコピー忍者 写輪眼のカカシ」の通り名で各国に知られる。エリート忍者とされる上忍にわずか12歳でなった天才。冷静沈着で頭が切れ、戦闘中に敵を分析する能力では右に出る者はいない。本作の主人公うずまきナルトが所属する第七班の指導教官であり、ナルトの成長を見守った。

Read Article

日向ヒナタ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ヒナタ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ヒナタとは『NARUTO』の登場人物であり、第八班に所属するくノ一。 木の葉名門・日向一族宗家の跡取りとして生まれ、厳しい修行を課せられる。しかし、妹より劣るとされ、父に見放されてしまう。 そんな自分に劣等感を抱くが、周囲への重圧に負けず、前向きな主人公へ憧れを抱き想いを寄せていく。 己を変えようと挑んだ中忍試験。宗家を憎む従兄妹と対戦する。 主人公の声援を受け果敢に挑むも結果は敗北。けれどヒナタにとって価値のある一戦となった。 その後仲間や師との修行をへて成長していく。

Read Article

長門(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

長門(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

長門とは、岸本斉史の忍者漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物。主人公・うずまきナルトらの敵組織「暁(あかつき)」のリーダーである。性格は真面目で控えめ。かつてのうちは一族の長である「うちはマダラ」に、幼少期に最強の瞳術である「輪廻眼」を移植されているため、忍としての実力は最上位である。雨隠れの里の忍で、戦争中である自国の平和を目指すために仲間と共に戦っていたが、途中で親友を失ったことにより今までのやり方では平和は実現できないと悟り、新たな方法で平和を目指すようになる。

Read Article

うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきナルト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきナルトとは、岸本斉史の『NARUTO』の主人公であり、木ノ葉の里の忍だ。 かつて里を襲った怪物・九尾を体内に封印されているため、里の住人からは忌み嫌われていた。しかし里長である火影になって皆を見返すという目標のもと努力を重ね、徐々に信頼を勝ち取っていく。仲間思いで、自分の信念を曲げない性格。里を抜けたライバルで親友のうちはサスケを連れ戻すため奮闘する。物語終盤ではサスケと協力して最後の強敵を倒し、英雄となった。続編である『BORUTO』では七代目火影に就任し里の平和のために力を尽くす。

Read Article

我愛羅(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

我愛羅(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

我愛羅(があら)とは『NARUTO』に出てくる砂隠れの里の忍であり、後に砂隠れの里の長、五代目風影になる。砂を操る忍で、通称「砂瀑の我愛羅」。我愛羅が背負う瓢箪の中身も砂であり、我愛羅への攻撃を自動的に防御する性質を持つ。 まだ母のお腹にいた時、一尾を憑依させられ人柱力として誕生する。 その為、幼少期からの過酷な日常から周りの人を信じることができなかったが、『NARUTO』の主人公であるナルトと出会ったことで人を信じることができるようになる。

Read Article

自来也(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

自来也(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

自来也(じらいや)とは、『NARUTO』の登場人物であり、主人公うずまきナルトの師匠である。 「伝説の三忍」と呼ばれる最強の忍者の1人。口寄せの術でカエルを呼び寄せ、長い白髪が特徴的であることから、ガマ仙人と呼ばれている。師匠は三代目火影の猿飛ヒルゼンで、弟子は四代目火影の波風ミナトである程の実力者だが、女湯を覗くなどの女好きで、ナルトからは「エロ仙人」と呼ばれている。また、ナルトの名付け親でもある。

Read Article

マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

マイト・ガイ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

マイト・ガイとは『NARUTO』に登場する木の葉隠れの忍で第三班(ロックリー、日向ネジ、テンテン)を率いる上忍。全身緑のタイツに額当てを腰に巻き、おかっぱ頭で激太眉毛と個性的な人物。木の葉の忍・カカシとは少年時代から友人であり、永遠のライバルであると自称し、頻繁にカカシに勝負を仕掛ける。忍者学校アカデミー時代、ガイは熱心に修行するが、入学試験に何度も落第し挫折の経験を持つ。しかし人並みを超えた熱い性格によるたゆまぬ努力の結果、木の葉の上忍になり最終章のラスボスを体術のみで致命傷を与え大健闘した。

Read Article

日向ネジ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ネジ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

日向ネジ(ひゅうがねじ)は、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木の葉の里最強の一族「日向一族」出身の天才忍者。分家の出であるネジは、宗家(本家)に対し憎しみを抱いていたが、主人公のうずまきナルトとの闘いを経て憎しみから解放されていく。ナルトが約2年半の修行から帰郷した後を描いた部分(アニメ版では第二部として『NARUTO-ナルト-疾風伝』と改題)では、ナルトに先んじて上忍に昇格しナルトのよき先輩として活躍する。

Read Article

猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛ヒルゼン(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛ヒルゼンは、岸本斉史の『NARUTO-ナルトー』の登場人物であり、木ノ葉隠れの里の三代目火影(ほかげ)。里長として忍を束ねる火影は、能力・人格ともに優れていると認められた忍がなることができ、中でもヒルゼンは歴代最強の火影とされ、「忍の神」と称された。また木の葉の里にある忍術すべてを使いこなすことから、プロフェッサー(教授)の異名も持つ。

Read Article

波風ミナト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

波風ミナト(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

波風ミナト(なみかぜ みなと)とは、『NARUTO』の主人公である「うずまきナルト」の父であり、木ノ葉隠れ四代目火影である。 高速戦闘を得意とし、木ノ葉の黄色い閃光と言われた。 戦闘中は周りに対し厳しい一面を見せるが、普段はおっとりとした性格で、爽やかな風貌の二枚目である。 物語が始まる15年前に木ノ葉隠れで九尾が暴走しその暴走を止める際に自らの命と引き換えに九尾を封印する。 ミナトの死後、九尾封印の話は木の葉の英雄として語り継がれている。

Read Article

千手綱手(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

千手綱手(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

千手綱手(せんじゅつなで)とは、『NARUTO』『BORUTO』に登場するキャラクターで、主人公のうずまきナルトが所属する「木ノ葉隠れの里」の長である”火影”の五代目を務めた人物。 医療忍術のスペシャリストなうえ、凄まじい怪力の持ち主で「伝説の三忍」の1人である。 賭け事が大好きで短気な性格だが情に厚く、得意の医療忍術と持ち前のたくましさで、里の住民を守る。 実年齢は50代だが、忍術で20~30代の姿になっている。

Read Article

うちはイタチ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはイタチ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはイタチとは、『NARUTO』に登場する木の葉の里の抜け忍で、主人公うずまきナルトのライバルであるうちはサスケの実兄。サスケが幼い頃にうちは一族を抹殺しており、里を抜けた後は「暁」という組織に所属する。 非常に強いとされるうちは一族の中でも抜きんでた実力者で、特に幻術を使った攻撃が得意。うちは一族に見られる特殊な眼「写輪眼」はもちろんのこと、その上位種である「万華鏡写輪眼」も開眼している。

Read Article

デイダラ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

デイダラ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

デイダラとは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。岩隠れの里の抜け忍で、ナルトやサスケといった主要人物たちと戦ったことがある。暁の中では屈指の人気キャラで、人気投票では3位を獲得したこともある。「芸術は爆発だ」というセリフが有名で、そのセリフ通りに爆発する粘土である起爆粘土を主に使い、相手を攻撃する。

Read Article

飛段(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

飛段(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

飛段(ひだん)とは『NARUTO』に登場する敵キャラクターであり、10人で構成される忍組織「暁」のメンバーの一人。湯隠れの里の抜け忍で、木の葉隠れの里の上忍・アスマや第十班のメンバー(シカマル、チョウジ、いの)たちと交戦した。暁のメンバーは特異な能力を持っており、飛段の場合は、殺戮をモットーとしたジャシン教の肉体実験で手に入れた不死身である。口が悪く粗雑だが、ジャシン教に対しては真摯であり、その教えを広め、不敬な無神論者に神の裁きを与えるために暁に属している。

Read Article

うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはサスケ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うちはサスケとは、『NARUTO』における主要なキャラクターの一人で、主人公・うずまきナルトと木の葉隠れの里の第七班に所属し、彼の親友でありライバルともいえる存在である。うちは一族という特殊な家系に生まれたが、幼いころに兄・うちはイタチによって一族は皆殺しにされる。それ以来、彼を憎み続け、復讐を果たすためだけに生きていくことになる。主人公のナルトは明るい性格だが、それとは対照的に闇の存在として描かれている。

Read Article

六道仙人(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

六道仙人(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

六道仙人(りくどうせんにん)とは、『NARUTO』において、チャクラの真理を解き明かした忍宗の開祖であり、荒廃した世界を救った救世主である伝説の僧侶である。 忍の神として崇められた全ての始まりの人物にして、乱れた世界に安寧と秩序を齎す創造神、世界を無に帰す破壊神とも伝えられている。三大瞳術の1つである血継限界・輪廻眼(けっけいげんかい・りんねがん)の最初の開眼者にして、体内に尾獣・十尾を宿した最初の人柱力である。

Read Article

うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきクシナ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

うずまきクシナとは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの母であり、ナルトの父である波風ミナト(四代目火影)の妻である。 クシナは渦の国のくノ一であったが、幼少期に九尾の人柱力となるために木の葉の里に連れてこられた。 その後、四代目火影となる波風ミナトと結婚しナルトを出産。 しかし出産した日に木の葉の里が襲われ、クシナ自身に封印していた九尾の封印を解かれ九尾が暴走。 九尾暴走事件がきっかけで命を落とし、本編が始まる15年前に死亡している。

Read Article

山中いの(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

山中いの(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

山中いの(やまなかいの)とは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、「第十班」に所属する金髪のポニーテールが特徴のくノ一。初登場は漫画第34話、アニメ第1話。主人公・うずまきナルトの同期で、春野サクラとは親友であり、ライバル。奈良シカマル、秋道チョウジとは先代から続く“猪鹿蝶トリオ”として抜群のコンビネーションを発揮している。また、木ノ葉に伝わる山中一族の出身で、精神操作や情報収集に長けた忍術を得意とする。

Read Article

奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

奈良シカマル(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

奈良シカマルは『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトの同級生であり、奈良一族という代々忍をしている一族の生まれである。 自他共に認めんどくさがりで口癖は「めんどくせえ」で、同期と比べるとチャクラ量が多くなく、体力もある方ではないが、頭脳明晰で戦術を立てるのが得意。 頭脳をいかし、臨機応変、瞬時に作戦の変更を考えることができる。 大人になると戦の現場だけでなく、火影の側近として力を発揮する。

Read Article

角都(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

角都(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

角都(かくず)とは『NARUTO』に登場するキャラクターで主人公・うずまきナルトを含む尾獣を狙う組織暁に所属するメンバーの一人。暁は所属していた里を抜け各国に名を轟かせるS級犯罪者で構成される。角都も滝隠れを抜け賞金稼ぎを生業としていた。暁のサイフ役として財務を一手に担当している。信じられるのは金だけと明言しており、暁に所属したのもより高額な賞金首と出会う機会を得るためである。また、禁術により他人の心臓を奪うことで強さと寿命を手にしてきた。

Read Article

猿飛アスマ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛アスマ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

猿飛アスマとは、岸本斉史作の『NARUTO』に出てくる木ノ葉隠れの里の名門、猿飛一族の出身の忍である。 主人公・うずまきナルトの同級生である奈良シカマル・秋道チョウジ・山中いの3人の上司であり、木ノ葉隠れの里3代目火影である猿飛ヒルゼンの息子である。見た目はワイルドで、くわえタバコとアゴヒゲがトレードマークである。若い頃は木の葉の大名を守る「守護忍十二士」に所属しており、その証の黄色い布を、今も腰に巻いている。強大な力を持つ生命体・尾獣を狙う組織・暁との戦いの中で殉職した。

Read Article

桃地再不斬(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

桃地再不斬(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

桃地再不斬(ももちざぶざ)とは、『NARUTO』のキャラクターで、「霧隠れの鬼人」と恐れられた元霧隠れの里の忍である。重量30kgにも及ぶ「断刀・首斬り包丁」という巨大な刀を使い、口元を包帯で覆っている。霧の中に身を潜める霧隠れの術を使用し、霧で何も見えない相手を首斬り包丁で切りつける、無音殺人術(サイレントキリング)の天才である。主人公・うずまきナルトが所属する第七班の最初の敵キャラクターとして登場したが、忍らしい最期を迎えたことから、読者に人気がある。

Read Article

春野サクラ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

春野サクラ(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

春野サクラ(はるのさくら)とは、『NARUTO』に登場する主要なキャラクターで、本作の主人公・うずまきナルトやうちはサスケとともに第七班に所属した木の葉隠れの里の忍である。本作のヒロインで、ナルトから好かれていたがサクラはナルトのライバルであるサスケのことが好きだった。一途な性格で、サスケが里を抜けてからも想い続け、物語の最後には長年の想いが実を結び、サスケと結婚した。

Read Article

ロック・リー(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロック・リー(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

ロック・リーとは『NARUTO-ナルト-』及び『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』の登場人物であり、木の葉隠れの里に所属する体術を得意とした忍者である。マイト・ガイ率いる第三班に所属しており、チームメイトは日向ネジとテンテン。リーはガイの愛弟子であり、尊敬するあまり、おかっぱ頭の髪型、濃ゆい眉毛、全身タイツの服装など、容姿を真似している。リーは自称「木の葉の美しき碧い野獣」と公言しているが、主人公のうずまきナルトからは「ゲジマユ」と呼ばれている。

Read Article

サソリ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

サソリ(NARUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

サソリとは、『NARUTO』に登場する砂隠れの里の抜け忍で、暁のメンバーの1人。 傀儡の術を使う人物であり、砂隠れの里に所属していた時は周囲の砂を赤い血で染めたことから"赤砂のサソリ"と呼ばれていた。 傀儡師としては超一流の技術を持ち、自身の身体を傀儡に改造している。 そのため、サソリは永遠に歳を取らない。普段は人傀儡のヒルコの中に入り、傀儡の身体を隠している。 暁のツーマンセル(2人1組)では、デイダラとパートナーを組む。

Read Article

九喇嘛(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

九喇嘛(NARUTO・BORUTO)とは【徹底解説・考察まとめ】

九喇嘛(くらま)とは、『NARUTO』のキャラクターで、主人公・うずまきナルトの体内に封印されている「九尾」の本名である。また、九匹存在している尾獣のうちの一匹である。膨大な量のチャクラを有しており、その力は一国の兵器に匹敵すると言われている。かつて人間からひどい扱いを受けていたため、人に対し憎しみの気持ちを持っていた。そのためナルトとも犬猿の仲であったが、対話を通し、次第にナルトに心を許していく。

Read Article

目次 - Contents