キングダム ハーツ バース バイ スリープ(KHBbS)のネタバレ解説まとめ

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』とは、2010年にスクウェア・エニックスより発売された、PSP向けのアクションRPG。シリーズ初の主人公3人体制となっており、それぞれのシナリオは独立している。
3人分全てのストーリーをクリアすることで、物語の全貌が明かされる。時系列は最も過去に位置する。
今作はKHの10年前を舞台に、キーブレードマスター承認試験から動き始めた運命にテラ、アクア、ヴェントゥスがそれぞれの友の為にキーブレードを手に戦うストーリーとなっている。

χブレードが壊れたことにより、心が壊れてしまったヴェントゥスとヴァニタス

アクア編

マスター・エラクゥスにテラの監視も頼まれたアクア

アクアは、テラ、ヴェントゥスを追うように旅立ちの地を後にした。
最初に降り立ったワールドで、早速テラに会ったアクア。
アクアはヴェントゥスもテラを追って旅に出てしまったことをテラに伝えたが、まだ二人は会っていないらしかった。
マスター・ゼアノートを追っているというテラに、アクアは闇の力について心配していたが、テラの様子を見る限りでは、大丈夫そうだと安心した。
その後、ワールド内を捜索していたアクアは、ジャックというネズミに出会う。
キーブレードを使うアクアを見て、ジャックは「ヴェントゥスの知り合いなのか?」と尋ねた。
どうやら、アクアと会う前にジャックはヴェントゥスと会っていたようだった。
ヴェントゥスの行方を聞くアクアに、ジャックは「友達を追ってどこかに行ってしまった」という。
ヴェントゥスはテラを追って行ったのだと、アクアは感じた。

その後も、様々なワールドに行き、ヴェントゥスの行方を追っていたアクア。
アクアは一度ヴェントゥスを見つけたが、結局旅立ちの地に戻すことは出来ず、まだどこかへ旅立たれてしまった。
途中、レイディアントガーデンに辿り着いたアクア。
そこには大きな城があり、城に向かっている途中でアクアはアンヴァースに襲われている少女を見かける。
アクアが少女を守ろうとした際に少女がアクアのキーブレードに触れた。
少女は実はキーブレード使いになる素質があったらしく、アクアの意図しないところでキーブレードが継承されていた。
アクアが少女を助けようとした時、どこからともなくミッキーが現れ、ミッキーの協力を得てアクアはアンヴァースを退けた。
ミッキーは、師匠・イェン・シッドの元から星のカケラという世界を渡り歩けるものを使い、旅をしている途中だった。
アクアとミッキーが助けた少女の名前はカイリ。
後に心に一切闇を持たない、純粋な光の存在であるセブンプリンセスの一人になる少女であった。

アクアとミッキーが助けた幼い頃のカイリ

カイリを助けた後も、ワールド内に現れるアンヴァースを一人追っていたアクア。
すると、テラ、ヴェントゥスも同じ場所に来ていて、旅立ちの地以来、三人が久しぶりに揃った。
ヴェントゥスは、出来るならばテラ、アクアと一緒に旅がしたいと言っていたが、テラは断る。
アクアもヴェントゥスを旅立ちの地に連れ戻すよう、マスター・エラクゥスに言われていた為にヴェントゥスとは一緒に行けない事を諭す。
結局、テラが先に旅立ち、それを追うようにヴェントゥスも去って行ってしまった。
残ったアクアは一人でその後もワールド内を探索する。
アクアはヴァニタスと出会い、ヴェントゥスのことを聞いてみるが「おまえが知ったところでどうにもならない」と言われた。
そして去り際には「お前は予備だ」と謎の言葉を残して去って行った。

その後、アクアはデスティニーアイランドに導かれていた。
マスター承認試験の前日、アクアが作り、テラとヴェントゥスにも渡した「つながりのお守り」を見て二人の事を思い出していた。
すると、ソラ、リクという二人の少年が海岸を走ってきた。
ソラはヴェントゥスに、リクはテラにどことなく似ているような印象を受けたアクア。
そして、リクは既に誰かからキーブレード継承をされている事に気付いた。
アクアはソラ、リクに話しかけ、今後もしもリクが闇に迷い込んでしまったら、ソラが助けてあげてほしいと告げた。
それを聞き、少年たちは理解出来ていない様子だったが、「わかった」と言い、去って行った。
アクアはソラとリクを見ながら、これからの自分たちがどうなっていくのか、不安が募っていた。

幼い頃のソラとリクに語り掛けるアクア

デスティニーアイランドを後にしたアクアは、世界を回っている途中、気を失い倒れているミッキーを見つけた。
気が付いたミッキーは、イェン・シッドの名前を言い、不思議な塔にイェン・シッドが居ると続けた。
アクアはそれを聞き、ひとまずミッキーを連れて不思議な塔に向かうこととした。
不思議な塔に着き、イェン・シッドの部屋に行ったアクア。
イェン・シッドから、マスター・ゼアノートとテラがマスター・エラクゥスの命を奪ったのだと聞かされる。
アクアにとってはとても信じられない内容だったが、真実を確かめるために、テラを追いキーブレード墓場へと向かった。

アクアがキーブレード墓場に着いた時、既にテラが到着していた。
テラにマスター・エラクゥスの死を告げるアクアだったが、テラはそのことを知っていた。
「ヴェントゥスをマスター・エラクゥスから守ろうとし、結果的にはマスター・ゼアノートに手を貸してしまった」のだとテラは言う。
マスター・エラクゥスはヴェントゥスを殺そうとしていて、ヴェントゥスを助ける為、マスター・エラクゥスとテラが戦った。
その後、止めを刺したのがマスター・ゼアノートだったのだ。
テラとアクアが話していると、キーブレード墓場にはヴェントゥスも到着した。
そこで、ヴァニタスという仮面の少年の話について、テラとアクアは聞かされる。
「自分とヴァニタスが戦い、融合すればχブレードが生まれてしまう。そうなる前に自分の事を消してくれ」とヴェントゥスは続けてテラとアクアに言った。
「そんなことはさせない」とヴェントゥスを元気付けるテラ。
そんな三人の前にマスター・ゼアノートとヴァニタスが現れた。
三人は全身全霊を掛けてマスター・ゼアノートと戦った。
しかし、史上最強のキーブレードマスターと言われるマスター・ゼアノートの力は人間離れしており、三人が力を合わせても力が及ばなかった。
そうこうしているうちに、ヴェントゥスがマスター・ゼアノートに捕まり、氷漬けにされてしまう。
氷漬けにされたヴェントゥスを介抱するアクア。
すると、長髪を後ろで一本に縛ったブライグという男が現れる。
驚くアクアに、ブライグは「ヴェントゥスは自分に任せ、アクアはマスター・ゼアノートと戦ってこい」と告げた。
ブライグとマスター・ゼアノートの目的は「アクアがテラの目の前で殺されれば、テラが完全に闇に堕ち、マスター・ゼアノートがテラの体を乗っ取り、計画が完了する」ということだった。
アクアはその計画が何のことかはわからなかったが、そんなことをさせるわけにはいかないと、ブライグに立ち向かう。
ブライグと戦い、勝利したアクアだったが、ブライグが逃げた直後、背後から現れたヴァニタスに斬られ気を失ってしまう。

背後からアクアを斬り付けたヴァニタス

アクアが目覚めた時にはミッキーが居た。
その傍にはヴェントゥスが立っている。
ヴェントゥスに駆け寄るアクアだったが、ヴェントゥスはχブレードでアクアを斬り付けた。
ヴェントゥスだった目の前の人物は、今度はヴァニタスの姿に変わった。
ヴェントゥスとヴァニタスの融合が終わり、χブレードが生まれてしまったのだった。
ヴァニタスは、「このχブレードを使い、再びキーブレード戦争を起こす」とアクアに告げる。
そんなことをさせるわけに行かないと、アクアはミッキーの協力を得てヴァニタスと戦う。
苦戦するアクア。
テラとヴェントゥスに力を貸してと呟いたアクアのキーブレードには力が宿り、ヴァニタスのχブレードを退ける。
すると、ヴァニタスの持っていたχブレードは暴走し消滅、再びヴェントゥスの姿に戻った。
安心したアクアは、ヴェントゥスの手を握りながら気を失った。

次にアクアが気付いた時には、キーブレード墓場ではなく、不思議な塔のイェン・シッドの元だった。
ヴァニタスとの戦いのあと、アクアとヴェントゥスは意識を失い、世界と世界を繋ぐ道である異空の回廊を漂っていた。
異空の回廊はキーブレードを持つ者であれば行ける場所である。
そこをミッキーに発見され、不思議な塔まで連れて来られていた。
ミッキーは、テラを見つけることが出来なかったと言う。
意識を失っているヴェントゥスに必死に呼びかけるアクアだったが、ヴェントゥスは目覚めないままだった。
イェン・シッドは「光と闇の狭間で心が眠っているようだ」と言う。アクアは目覚めるのか聞いたが、ヴェントゥスが目覚めるかどうか、イェン・シッドにもわからない状況だった。
それを聞いたアクアは、「ヴェンが目覚めるまで私が守ります」と言うが、それに対しイェン・シッドは「今やるべきことは、友を守ることではなく、友を信じることだ。友との絆を大切にしなさい」と諭した。
「そうすれば、ヴェントゥスの心は友との絆をたどって帰還するだろうとイェン・シッドは続けた。
そして、アクアはヴェントゥスの事を信じながら、ミッキーが見つけられなかったテラを「私なら見つけられる」とテラを探すことを決意する。

テラを探すことを決意したアクア

アクアは、ヴェントゥスを安全なところへ連れて行くために、ヴェントゥスを背負って不思議な塔を後にした。
アクアが安全な場所を探していると、眠っているはずのヴェントゥスの手にキーブレードが現れ、アクアを導くように鍵穴を出現させた。
導かれた先は、マスター・ゼアノートにめちゃくちゃにされてしまった旅立ちの地だった。
そこにはマスター・エラクゥスのキーブレードが落ちていた。
アクアがマスター承認試験に合格した際、実はマスター・エラクゥスから旅立ちの地についての秘密について教えられていた。
マスター・エラクゥスは「我が身に何かがあった場合、そして闇の勢力から身を守る必要が来た場合、私のキーブレードでこの地を閉じよ」とアクアに言っていた。
旅立ちの地は、光と闇の交わる均衡である狭間の地。
闇の勢力に悪用されては、世界が更に壊滅してしまう。
それを守るのが、この地を任される代々のキーブレードマスターの役目だったのだ。
マスター承認試験場として使われていた広間の真ん中の椅子、その裏側にマスター・エラクゥスのキーブレードを掲げるアクア。
すると、椅子に鍵穴が出現し、旅立ちの地は姿を変えた。
マスター・エラクゥスはその場所を「訪れた者はすべてを忘却の彼方に失う、誰であろうがその謎は解けない」と言っていた。
旅立ちの地は「忘却の城」へと姿を変えた(アクアがヴェントゥスをここに匿った10年後、『KH COM』でソラがミッキーや王様を探しに訪れる)。
今まで居た旅立ちの地の広間と違い、真っ白な一つの部屋になっていた。
アクアは眠るヴェントゥスに「少しだけ待ってて。テラを連れて必ず起こしにくるからね」と告げ、テラを探しに行った。

忘却の城の部屋で眠るヴェントゥスに語り掛けるアクア

忘却の城を出たアクアに呼びかけるようにして「俺を消してくれ」というテラの声が聞こえる。
テラの導きにより、アクアはレイディアントガーデンに辿り着いた。
少し歩いたところでテラを見つけるアクア。
しかし、既にテラはゼアノートに体を乗っ取られていて、近づいてきたアクアの首を締めた。
アクアがテラの名前を呼ぶと、一瞬苦しむような素振りを見せたが、すぐにゼアノートが出てきて「奴の心は闇に消えた」と言う。
それを見たアクアは「友の心を返してもらう」と言い放ち、テラの姿をしたゼアノートに戦いを挑む。
戦いの最中、まだ僅かながら残っていたテラの心は、アクアと戦うゼアノートの邪魔をする。
ゼアノートとテラの心の戦いも起きていたのだ。
しばらくすると、テラの姿をしたゼアノートは気を失い、闇へと墜ちていった。
アクアはテラを追い、闇の世界へ行き、テラを助ける為テラの代わりに自分が闇の世界へ墜ちた。

同じ頃、デスティニーアイランドではソラとリクが海岸で星空を眺めていた。
ソラは家に帰る途中、何故か涙を流す。
リクに「どうした?」と聞かれても、ソラ自身も理由が分からなかった。
そんなソラにリクは「空はどこまでも、どんな世界も繋がっている。きっと別の世界にいる誰かが悲しんでいるんだ」と言った。
悲しんでいる人に「何かをしてあげたい」と言うソラに、「心の中で話を聞いてあげられないかな?」と提案するリク。
素直にリクの言葉通り、心で話を聞くことにソラは挑戦した。
すると、ソラの心は今まだ忘却の城で眠るヴェントゥスと繋がったのだった。
ソラの問いかけに「俺たちの心は足りない部分を補って同じ時に生まれた」と応えたヴェントゥス。
続けて「でも俺はまた眠らないといけない。また君の心と一つになっていい?」と言った。
ソラは「それで君が悲しくなくなるなら」とヴェントゥスを受け入れ、ヴェントゥスとソラは一つとなった。

ソラの心と繋がったヴェントゥス

また、同じ頃今度はレイディアントガーデンでもいつもとは違う事が起きていた。
レイディアントガーデンの広場でテラらしき男が倒れているのを、この地を治める賢者であるアンセムの弟子が見つけたというのだ。
アンセムが抱きかかえ、名前を聞くと「ゼアノート」と名乗り、また気を失った。
アンセムはひとまず城に運ぶこととした。

テラの代わりに闇の世界へ墜ちたアクアは、長いこと暗い闇の世界をひたすら歩いていた。
大型のハートレスが大量に現れ、疲れもあったアクアは「ここで闇に溶けてしまうのもいいかもな」と諦めていた。
その直後、どこからともなく光が現れ、ハートレスを倒していった。
光の先には二つのキーブレードが見えた。
アクアは、それを見たあと、お守りを取り出し、これまでに出会った人達と繋がっている事を思い出し、笑みをこぼした。
光の世界に戻り、ヴェントゥスやテラとまた会う為に諦めるわけにはいかないと、アクアはまた歩き出す。

出会った人達の繋がりを思い出し、また歩き出すアクア

『キングダム ハーツ 0.2 バース バイ スリープ -フラグメンタリー パッセージ-』のショートストーリー

一人闇の世界を彷徨うアクア

テラの代わりに闇の世界に堕ちたアクア。
闇の世界には「時間」の概念がなく、昼も夜も存在しない。
そんな中で一人宛もなく、光の世界に戻る為にただ歩き続けていた。
心身共に疲れ切っていたアクアの目の前に現れたのは、以前訪れたことがあるワールド「キャッスル・オブ・ドリーム」のシンデレラ城だった。
なぜ闇の世界にシンデレラの世界があるのかと不思議に思うアクアだったが、ひとまず城に向かうことにした。
城下町を抜け、シンデレラ城へ続く道の前に着いたアクア。
すると目の前の道が突然崩れだし、シンデレラ城の時計が進みだした。
どうしたものかと考え込むアクアだったが、「時間の概念がない闇の世界でならもしかして時を巻き戻し、シンデレラ城への道を復活させることが出来るのではないか」と思い、城下町を調査する。
アクアは城下町に散らばったゼンマイを見つけ、シンデレラ城の時計を巻き戻し終えたところで道は復活した。
「実際に時間を巻き戻し、3人で笑っていられたあの頃に戻れたらどんなにいいだろう」と思いつつも、シンデレラ城への中へと進むアクア。
城の中ではアクアを呼ぶ声がし、振り返るとそこにはテラが居た。
「どうしてこの世界に?」「光の世界で何かあったの?」とテラを質問攻めにするアクアだったが、テラは何も答えない。
「どうして何も言ってくれないの?」と言い、アクアがテラに触れようとするが、テラの手は掴めなかった。
目の前に現れたテラは、闇の世界が見せたアクアの幻覚で、そのまま消えてしまった。

別のワールドに来たアクアの前にはカプセルが置かれていた。
駆け寄り、中を確認するとそこには眠っている状態のヴェントゥスが居た。
しかし、テラ同様アクアがヴェントゥスの名前を呼ぶと、カプセルの中のヴェントゥスは消えてしまった。
テラやヴェントゥスのことを思い出し、先へ進むしかないとアクアは立ち上がる。
その時、カプセルの近くにあった鏡を見つけたアクア。
鏡に触れると、鏡の中へ引きずりこまれてしまった。
元の場所に戻ろうとするアクアだったが、入ってきた鏡は既に閉ざされてしまっていて、戻ることは出来なかった。
仕方なく、鏡の中の世界を調査することにしたアクア。
しかし、調査の道中、鏡の世界の幻がアクアに「光の世界には二度と戻れない」「人との関りはわずらわしいだけ」などと、アクアの心を揺さぶる言葉を投げかけてきていた。
そして、鏡の中の世界の最奥でアクアの前に現れたのは、鏡の中から出てきたアクアの虚像「ミラージュ・アクア」だった。
自分自身と戦い、勝利したアクア。
アクアはテラやヴェントゥス、自分の幻が出てくることにどんな意味があるのか分からないままだったが、それでもやはり闇の世界を進むしかなかった。

テラやヴェントゥス、自分の幻が現れることを不思議に思うアクア

鏡の中の世界から抜け出し、茨の森へとやってきたアクア。
そこでもテラとヴェントゥスの幻を見かける。
しかし、先程と同じようにアクアが近づくと二人は消えてしまう。
幻と分かっていながら「それでも二人に会いたい」と二人の幻影を追うアクア。
幾度となく二人の幻影を見つけるが、いずれもアクアが近づくと消えてしまう。
そんなアクアの前には、大型ハートレスのダークサイドが何体も立ちはだかる。
逃げつつ戦い、勝利を収めたアクア。
先へ進むとテラとヴェントゥスの姿があった。
今までとは違い、テラはアクアの方へ振り返り会話が出来るようになっていた。
そしてテラは「俺が見えるのか?」と言い、アクアは「もちろん、ヴェンも見えている」と答えたが、テラは驚き「ヴェンもそこにいるのか?」と、テラにはヴェントゥスが見えていない様子だった。
状況が掴めていないテラの様子にアクアは「本物のテラなの?」と疑問を投げる。
ヴェントゥスにも話しかけるアクアだったが、ヴェントゥスは虚ろな目をしたまま微動だにしなかった。
取り乱すアクアにテラは「落ち着け」と言い、「俺は本物であって、本物の姿ではない」と続けた。
意味が分からないアクアだったが、テラは「今見えている俺はアクアの心の中にある過去の俺の姿」だと悲しそうに言った。
テラは「心だけが闇の世界に繋がっている状態だから、俺もヴェントゥスもアクアの心が見せている幻だ」と言ったが、アクアは本来の二人が光の世界に居ることに安心した。
テラが「ゼアノートがヴェンを探しているから気をつけろ」と言うと、アクアは「ヴェンは安全な場所に隠しているから大丈夫」と答えた。
すると、テラは苦しみだし「それは目覚めの部屋か」とアクアに問う。
「そう」と答え、テラの方に向いたアクアが見たのは、今まで見ていたテラとは違い、銀髪のゼアノートに乗っ取られたテラの姿だった。
テラの意識は、必死にゼアノートを抑え込もうとするが勝てず、その後はゼアノートの力により、アクアとヴェントゥスはダークサイドに捕まってしまい、アクアは気を失った。

ゼアノートに抗うテラの心と、ダークサイドに捕まってしまったアクアとヴェントゥス

気を失った後、闇の世界を漂っていたアクアの前にミッキーが現れる。
アクアの手を引き、地上に連れてきたミッキー。
二人の前にはハートレス「デビルズタワー」が立ちふさがる。
力を合わせ、ハートレスを退けたアクアとミッキー。
アクアは、テラとヴェントゥスを見かけなかったかとミッキーに尋ねたが、ミッキーはアクアしか見かけなかったと言う。
そしてミッキーは「何があったんだい?」とアクアに逆に尋ねる。
アクアは俯きながら「ヴェントゥスを安全な場所に隠したあと、テラを光の世界に戻す為に闇の世界に残った私の心が闇につけこまれた」とかいつまんで説明するが、「今のアクアを見る限り、闇には染まっていない、大丈夫そうだ」とミッキーは励ました。
そしてアクアは、ミッキーから光の世界では約10年の時が経っていることを知らされる。
更に「その10年の間、光の世界でもハートレスが横行し、闇に呑まれかかっている為、光と闇の両方からキングダムハーツの扉を閉めなければならない」とミッキーは説明した。
光の世界に帰る為、光の世界を救う為に、アクアとミッキーはまた歩き出した。

しばらくして、二人はデスティニーアイランドの海岸に辿り着いた。
そして、アクアはこの場所で出会ったソラとリクのことを思い出した。
その話をすると、ミッキーが話に食いつき名前を聞いてきた。
アクアがソラとリクの名前を出すと、ミッキーは「今、正に自分と扉を閉めようとしているのは、そのソラとリクだ」と言った。
「きっと扉は近くにある」と言って探し出そうとした二人の前には、先程退けたデビルズタワーが姿を現す。
二人は苦戦するも、再びデビルズタワーを退け、デスティニーアイランドにある洞窟へ向かった。
扉を見つけ、閉めようとするミッキーにデビルズタワーがしつこく襲い掛かる。
ミッキーに扉を閉めさせる為、アクアは自分が囮となり、再び闇の世界に残り、デビルズタワーと戦った。
「光の世界の戦いはまだ続いている」
テラとミッキーの言葉でそれを知ったアクアは、もし誰かが闇の世界に迷い込んだ時に助けになれるように、自分に繋がる道を辿れるように、闇を照らす光になれるように、という思いで闇の世界にまだ留まることを決意した。

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