キングダム ハーツ バース バイ スリープ(Kingdom Hearts Birth by Sleep、KHBbS)のネタバレ解説まとめ

Kh birth by sleep

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』とは、2010年にスクウェア・エニックスより発売された、PSP向けのアクションRPG。シリーズ初の主人公3人体制となっており、それぞれのシナリオは独立している。
3人分全てのストーリーをクリアすることで、物語の全貌が明かされる。時系列は最も過去に位置する。
今作はKHの10年前を舞台に、キーブレードマスター承認試験から動き始めた運命にテラ、アクア、ヴェントゥスがそれぞれの友の為にキーブレードを手に戦うストーリーとなっている。

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』の概要

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』とは、2010年にスクウェア・エニックスより発売された、PSP向けのゲームである。
KHシリーズでは5作目に当たる。
略称は『KH BbS』。
東京ゲームショウ2007にて、『コーデッド』『358/2 Days』と共にKHシリーズ新プロジェクトとして発表された。
発売は遅いが、シリーズでの時系列としては『KH』の10年前で、最も過去の位置づけとなっている。
また、2011年には追加要素を盛り込んだ英語音声版の『キングダム ハーツ バース バイ スリープ ファイナル ミックス』が発売されている。
シリーズ初のPSPタイトルであり、性能と容量をフル活用し、『KHII』に近い操作性・グラフィック・イベントとなっていて、同時発表された『コーデッド』『358/2 Days』よりもKHに近いものとなっている。
ディレクターである野村哲也氏も「ソラが主人公でないからナンバリングをつけなかっただけで、ボリュームや密度の濃さはPS2の時と大差ない」と言うほどである。
『KHII』がベースではあるが、そこからバトルや成長などのゲームシステムには、新要素となっている。
2014年には『キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス』で『ファイナル ミックス』をHDリマスター版として収録。
その後の2017年1月に発売された『キングダム ハーツ HD 2.8 ファイナル チャプター プロローグ』には本作のその後、闇の世界でアクアが闇と戦う完全新作ショートストーリー『キングダム ハーツ 0.2 バース バイ スリープ -フラグメンタリー パッセージ-』が収録されている。

初の主人公3人体制となっており、それぞれのシナリオは独立している。
また、女の主人公はアクアがシリーズ初となる。
テラ、アクア、ヴェントゥス3人分全てのストーリーをクリアすることで、『バース バイ スリープ』の全貌が明かされるシステムとなっている。
今作はKHの10年前を舞台に、テラ、アクアの受けたキーブレードマスター承認試験から動き始めた運命に、ヴェントゥスを含めた3人がキーブレードを手に、それぞれが友の為にマスター・ゼアノートに立ち向かうストーリーとなっている。

『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』のあらすじ・ストーリー

1

マスター・エラクゥスの元でキーブレードマスターになるべく修行しているテラ、アクア、ヴェントゥス

心の強さを持つ選ばれし者のみが使える伝説の剣、キーブレード。
キーブレード使いの中でも更に優れた者には「キーブレードマスター」という称号が与えられる。
旅立ちの地では、マスター・エラクゥス、マスター・ゼアノートという2人のキーブレードマスターが居た。
マスター・エラクゥスは、テラ、アクアの2人の弟子をキーブレードマスターにさせるべく、修行をさせていた。
そんなある日、マスター・ゼアノートが記憶喪失の少年、ヴェントゥスを連れてくる。
マスター・エラクゥスは、ヴェントゥスも自分の弟子として育てる事にした。

それからしばらくの後、テラとアクアはキーブレードマスターになるべく、マスター・エラクゥス、マスター・ゼアノート立ち合いの下、マスター承認試験に臨んだ。
ヴェントゥスはまだその域には至っておらず、今回は承認試験には参加しなかったが、二人の試験を見守っていた。
承認試験の内容は、マスター・エラクゥスの出す光の玉を全て消し去ること。
その際、立ち会っていたマスター・ゼアノートが光の玉を暴走させるが、テラとアクアはヴェントゥスの協力を得て、1つ目の課題をクリアした。
2つ目の内容は今回承認試験を受ける、テラとアクアの一騎打ち。
勝敗を問うものではなく、この模擬戦によって出てくる本当の心がマスターになるに相応しいかを見る課題であった。
模擬戦ではアクアが優勢であり、負けそうになったテラは自分の心の中にあった闇の力で勝とうとしてしまう。
「光の守護者」として光を重んじるべきはずのキーブレードマスターに、闇の力があるのは危険であると判断したマスター・エラクゥスはアクアのみを合格とした。
承認試験直後、マスター・ゼアノートは原因不明の失踪をする。
その際、マスター・エラクゥスは友人であり、元キーブレードマスター・大魔法使いであるイェン・シッドと魔法で話をしていた。
現在、負の感情から生まれ、光を求める謎の魔物・アンヴァースが出現し、世界に異変をもたらしているという内容だった。
失踪したマスター・ゼアノートが関係があるかもしれないと、マスター・エラクゥスはテラとアクアにアンヴァース討伐とマスター・ゼアノートの捜索を命じた。
テラは、この結果次第でマスター承認を再度考えるとマスター・エラクゥスに言われ、異世界へ旅立つこととなった。
まだ修行が必要なヴェントゥスは、二人を見守るはずだったが、テラが旅立った際、勝手にテラを追うように旅立ってしまう。
マスター・エラクゥスは、アクアにヴェントゥスを連れ帰るように命じた。

テラ編

2

エンチャンテッド・ドミニオンでマレフィセントに出会うテラ

テラが最初に訪れたのは、エンチャンテッド・ドミニオンという不気味な古城がそびえるワールドだった。
そこでテラは、マレフィセントという魔女に出会う。
不気味な古城は、マレフィセントの城であるようだった。
ゼアノートらしき男を見かけたというマレフィセントの話を聞き、テラはゼアノートを追う。
ゼアノートがこのワールドでしようとしていたのは、心に闇を一切持たない、純粋な光の心を持つ「セブンプリンセス」の一人オーロラ姫の心を手に入れることだとテラを追ってきたマレフィセントが言う。
セブンプリンセスは、本来闇を抑え込む力を持っているが、7人の心が集まることにより、世界の中心であるキングダム ハーツに通じる「闇へと通じる鍵穴」を呼び出す事が可能となる。
また、マレフィセントも世界の全てを自分の手中に収める為に、セブンプリンセスの心を狙っていた。
そして「ゼアノートのことを知りたければ、キーブレードでオーロラ姫の心を取り出せ」とマレフィセントはテラに言う。
一度は断ったテラだったが、テラの心の中にある闇に目をつけたマレフィセントは、テラの闇を開放させてしまう。
マレフィセントに操られた状態となったテラは、キーブレードでオーロラ姫の心をまんまと取り出してしまい、心はマレフィセントの手に渡った。
その後、催眠が解けたテラは自分のしたことを後悔する。
そんなテラにマレフィセントは、セブンプリンセスの心を集めて、世界を自分と一緒に支配しようと誘う。
闇へと通じる鍵穴を開くことで、すべての世界を闇で包み込み、支配することがマレフィセントの目的であった。
断るテラに「お前のその闇は力なんかじゃ抑えきれない」と言い残し、マレフィセントは消えていった。
テラは、マスター・ゼアノートの真意を知る為、セブンプリンセスを追う旅に再び出た。

1

再び旅に出たテラ

テラはマスター・ゼアノートの手掛かりを求め、世界を回り、不思議な塔に辿り着いた。
そこには、マスター・エラクゥスの友人である大魔法使い、イェン・シッドが居た。
テラは、今世界に異変を起こしているアンヴァースについてイェン・シッドに尋ねたが、イェン・シッドは「それよりもまずは、マスター・ゼアノートを探せ」と言う。
アンヴァースとマスター・ゼアノートに関りがあるかはイェン・シッドにも分からなかったが、まずはそうするべきだと言っていた。
不思議な塔を出たテラは、マスター・ゼアノートの声に呼ばれる。
その声に呼ばれるまま、テラは謎の荒野に向かった。

謎の荒野でテラを待っていたようなマスター・ゼアノートは、テラが辿り着くと話をしだした。
ヴェントゥスの話だった。
ヴェントゥスは旅立ちの地に来る前、修行中に闇に墜ちてしまったことがあるという。
マスター・ゼアノートはヴェントゥスを救おうと、闇を取り除いた結果、ヴァニタスという純粋な闇の存在が生まれてしまったと言った。
ヴェントゥスの心はこの時に傷つき、記憶を失う。
その自責の念からかマスター・ゼアノートは、旅立ちの地にヴェントゥスを連れて帰り、マスター・エラクゥスに託したという経緯あった。
マスター・ゼアノートはヴァニタスが生まれて間もなく、封印したが、現在封印が解けてしまっているとテラに言い、ヴァニタスを探し出し、消滅させることを頼んだ。

2

ヴァニタスについて語るマスター・ゼアノート

その後のワールドで、再びテラ、アクア、ヴェントゥスの三人が揃った。
ヴェントゥスは二人と一緒に旅をしたいと言ったが、テラが「自分の目的には危険がついてまわる」と言い、ヴェントゥスを旅立ちの地に帰そうとした。
アクアがテラの目的とは何なのかを聞いたが、テラは失踪しているはずのマスター・ゼアノートの頼みだからとは答えられず、アクアのテラに対する疑惑は深まった。
同時に、闇に近づき過ぎているテラをアクアは心配していた。
マスター・エラクゥスからテラを監視するよう命じられていたアクアはテラに「闇に近づき過ぎている。このままでは闇の力に呑まれてしまい危ない」とテラに告げる。
テラはその言葉から、アクアが自分を監視しているということに気付いてしまう。
仲間だと思っていたアクアに監視をされている事に怒ったテラはその場を一人立ち去った。

アクア、ヴェントゥスと別れたテラの前にブライグという男が現れる。
その男は、あろうことかマスター・ゼアノートを誘拐したと言い、テラを呼び出す。
マスター・ゼアノートが捕らえられている場所までやってきたテラの前に再びブライグが現れる。
ブライグの目的は、「キーブレードというすごいもの」を手に入れる為だった。
ブライグはそのままマスター・ゼアノートからキーブレードを奪う予定だったが、誘拐したマスター・ゼアノートがテラの名前を出した為、テラのキーブレードも奪おうと呼んだのだと言う。
捕らえられたマスター・ゼアノートを救うべく、ブライグと戦うテラだったが、ここでも闇の力を使って勝利する。
テラに右目と左頬に大けがを負わせられたブライグは逃げ去っていった。
闇の力を使ってしまい、後悔と動揺が押し寄せるテラ。
しかし、ブライグから解放されたマスター・ゼアノートはテラを弟子にし、テラこそがキーブレードマスターに相応しいと言ってマスターに承認する。

その後、マスター・ゼアノートはブライグと話をしていた。
ブライグと、マスター・ゼアノートは結託していたのだ。
それも、テラを闇に染めさせる為のマスター・ゼアノートの計画の一つだった。
ブライグとの戦いでまんまと闇の力を使ったテラは、マスター・ゼアノートの思い通りに動いてしまっていた。

ブライグに勝利した後、何度も闇の力に支配されそうになるテラ。
しかし、強い意思で度々闇の力を遠ざける。
そうしているうちに、テラはデスティニーアイランドの海岸に導かれていた。
海岸では、二人の少年が遊んでいる。
この時、テラにキーブレード継承をされた少年が後にキーブレード使いとなるリクであった。
キーブレードを使うためには、キーブレードマスターから継承の儀式を受ける必要があった。継承の儀式は、キーブレードを持つ資質がある者と、継承を行うキーブレードマスターが、マスターのキーブレードに同時に触れることで行われる。
マスター・エラクゥスからはマスターの承認は得られなかったが、マスター・ゼアノートからマスターに承認されたテラは、キーブレード継承を行える資格を持っていたのだ。

3

リクにキーブレード継承を行ったテラ

その後、再び旅に出たテラだったが、またマスター・ゼアノートの声に呼ばれ謎の荒野に来ていた。
マスター・ゼアノートは、ヴェントゥスが自分とヴァニタスの秘密について知ってしまい、旅立ちの地に向かったことをテラに教えた。
ヴェントゥスを心配し、急いで旅立ちの地に戻ったテラが目にしたのは、マスター・エラクゥスがヴェントゥスを殺そうとしている場面だった。
テラは慌てて介入し、ヴェントゥスを逃がした上でマスター・エラクゥスと戦うこととなった。
苦戦したが、マスター・エラクゥスに勝利したテラ。
すると、マスター・エラクゥスはテラの心に闇を生ませてしまったのは、自分の厳しい教えのせいかもしれないとテラに謝った。
その直後、どこからともなく表れたマスター・ゼアノートがマスター・エラクゥスに止めを刺し、殺してしまう。
衝撃と怒りで溢れたテラを見て、マスター・ゼアノートは「キーブレード墓場に来い」と言う。そして、キーブレード墓場でヴェントゥスとアクアの最期を見届け、闇に墜ちる運命なのだと続けた。
そう言うと、マスター・ゼアノートは旅立ちの地を破壊し、去って行った。
マスター・ゼアノートを追い、キーブレード墓場にやって来たテラはアクアに出会う。
その後、ヴェントゥスもキーブレード墓場に到着した。
三人が到着した後、マスター・ゼアノートは真の目的について話しだした。
マスター・ゼアノートの目的とは、真のキングダム ハーツを完成・出現させられる唯一の武器であるχブレードを作り出すことだった。
真のキングダム ハーツとは、キーブレード戦争においてキーブレード使い達が求めた世界の中心であり、新世界の創造も可能となる存在。
それ故、マスター・ゼアノートはキングダム ハーツを完成させ、自分が支配出来る新世界を創造し、繋がった様々な世界から集うキーブレード使いを使って、キーブレード戦争の再来をさせようとしていた。
はるか昔にキーブレード墓場にて起こった、キーブレード戦争は、このχブレードとキングダム ハーツを巡って起こされ、大勢のキーブレード使いが消えた。
そして、完全な光の存在であるヴェントゥスと完全な闇の存在であるヴァニタスが衝突することにより、χブレードが生み出されるのだった。
マスター承認試験を行っていた時には、既にマスター・ゼアノートはこの計画を練っていた。
その結果、マスター・エラクゥスはχブレードが生まれることを危惧し、防ぐ為に最終手段としてヴェントゥスを殺そうとしていた。
ヴェントゥスがヴァニタスと戦えば、χブレードが生まれる。
χブレードが生まれる前に、自分を消してくれと言うヴェントゥスだったが、「そんなことはさせない」とテラはヴェントゥスを元気づける。
マスター・ゼアノートが話し終わると、ヴァニタスも現れ、三人の前に立ちはだかる。
戦いの最中、マスター・ゼアノートは以前テラに話したヴェントゥスの過去は嘘だったと告げる。
マスター・ゼアノートは、自分がχブレードを生み出すために、ヴェントゥスの心の闇を意図的に抜き取り、ヴェントゥスの心を壊した張本人だと言った。
更に、マスター・ゼアノートはヴァニタスにヴェントゥスの全てを奪い、アクアも消すように指示を出した。
二人の元に駆け付けようとするテラだったが、マスター・ゼアノートに邪魔をされる。
マスター・ゼアノートに勝利したテラだったが、戦っているうちにχブレードが完成してしまうという最悪の事態になっていた。
その後、マスター・ゼアノートは自分自身にキーブレードを向け、心を取り出すと、テラの体を乗っ取ってしまう。
見た目も変わり、テラ=ゼアノートとなったマスター・ゼアノート。
テラの着ていた鎧に残った思念は、自分の体を乗っ取ったゼアノートと戦う。
勝利したテラの思念は、ヴェントゥスとアクアのことを思いながら、眠りにつく。

4

マスター・ゼアノートに体を乗っ取られてしまったテラ

ヴェントゥス編

5

テラを追い、初めて異世界に来たヴェントゥス

ヴェントゥスはテラを追い、旅立ちの地とは違う世界に居た。
ヴェントゥスにとっては優しく、兄のような存在であったテラだったが、様々な世界で聞くテラは誰かを脅したり、セブンプリンセスの心を狙っていたり、とても今までのテラとは思えない行動をしていた。
心配するヴェントゥスは、ひたすらテラを追った。
道中、アクアがヴェントゥスに追い次ぐが、テラが心配なヴェントゥスは、アクアの制止も聞かずまた旅立ってしまった。

その後、世界を渡り歩く途中で謎の仮面の少年を見かけたヴェントゥス。
少年を追い、謎の荒野にたどり着くと、少年はヴェントゥスにキーブレードを向けた。
戦いとなり、負けそうになるヴェントゥスだったが、間一髪の所でイェン・シッドの元でキーブレードマスターになる修行をしていたはずのミッキーが現れる。
ミッキーの協力もあり、仮面の少年を退ける事が出来たヴェントゥス。
ミッキーは、イェン・シッドの元でキーブレードマスターになる修行をしていたが、世界の異変を聞き、世界を旅していた途中だった。
星のカケラという、様々な世界を渡り歩けるものでミッキーは旅をしていたが、ヴェントゥスと話している途中、急に星のカケラが光りだし、どこかの世界へヴェントゥスとミッキーは飛ばされてしまう。
レイディアントガーデンという場所らしかったが、大きな城には門番が居て中に入れず、ワールド内を歩き回るヴェントゥス。
すると、テラ、アクアと再会した。
二人と一緒に旅をしたいと言うヴェントゥスに対し、テラは「危険だから旅立ちの地に帰れ」と言い、立ち去ってしまう。
テラを追うヴェントゥスだったが、結局そのままテラは旅立ってしまった。
アクアのところへ戻ったヴェントゥスは、めげずにアクアと一緒に旅をしたいと言う。
しかし、アクアの返事もテラと同じで「危険だから旅立ちの地に帰ったほうがいい」と言って、去って行ってしまった。
一人で残されたヴェントゥスは、その後レイディアントガーデン内でリア、アイザというこの地に住んでいる少年二人に出会った。
リアとヴェントゥスは少しの時間遊び、友達となった。
テラ、アクアに取り残され落ち込んでいたヴェントゥスだったが、リアのお陰で元気を取り戻し、再び二人を探す旅に出た。

6

リアと友達になったヴェントゥス

その後、ヴェントゥスは不思議な塔に来ていた。
というのも、あるワールドでミッキーが持っていた星のカケラをヴェントゥスが手にし、その星のカケラに導かれたからだった。
そこに居たのは、飛び出していったミッキーを心配するドナルドとグーフィーだった。
そして、ミッキーの星のカケラを持つヴェントゥスが現れると、ミッキーの手掛かりになるとドナルドとグーフィーは言い、ヴェントゥスをイェン・シッドの元へ連れて行った。
イェン・シッドがミッキーの居場所を探すと、ミッキーが荒野のような場所で倒れている映像が見えた。
ミッキーを心配したヴェントゥスは、一人謎の荒野に向かった。

ヴェントゥスが謎の荒野に着いた時、ミッキーは先程イェン・シッドのところで見た通り倒れていた。
その後、マスター・ゼアノートが現れ、ヴェントゥスの過去について話し出した。
元々ヴェントゥスはマスター・ゼアノートの弟子であり、修行中にヴェントゥスから闇を抜き取り、純粋な闇の存在であるヴァニタスという仮面の少年を作り出したとマスター・ゼアノートは語った。
その頃の記憶はヴェントゥスにはなかったはずだが、マスター・ゼアノートの話を聞いているうちにその時の記憶がフラッシュバックし、ヴェントゥスは苦しみだした。
マスター・ゼアノートは「自分の目的は純粋な光の心の存在であるヴェントゥスと、純粋な闇の存在であるヴァニタスを戦わせ、融合させることでχブレードを手に入れること」だと続けた。
ヴェントゥスは、χブレードになる為に存在しているという、自分の運命を知り、愕然とするしかなかった。
マスター・エラクゥスがヴェントゥスが旅立つことを危惧し、連れ戻そうとしていたのは、自分の運命をヴェントゥスが知ってしまい、χブレードとなってしまうことを恐れていたからだった。
ヴェントゥスを修行させている一方で、マスター・エラクゥスは実はヴェントゥスを監視していたのだ。
マスター・エラクゥスは、兄弟子であるマスター・ゼアノートがχブレードに興味を持ち、意図的に作り出そうとしていることに気付いていた。
自分の運命にまつわる真実を知ったヴェントゥスは、旅立ちの地に戻り、マスター・エラクゥスにχブレードについて尋ねた。
しかし、マスター・エラクゥスは答えることなく、マスター・ゼアノートの真意を知ってしまった、χブレードになり得るヴェントゥスを殺そうとする。
それが師匠の役目であり、χブレードが誕生しマスター・ゼアノートが手にしてしまっては世界が滅びてしまうかもしれないという懸念を潰す為にスター・エラクゥスはそのような行動に出た。
マスター・エラクゥスが正にヴェントゥスを殺そうとした瞬間、二人の前にはテラが現れた。
テラはヴェントゥスを助ける為、マスター・エラクゥスと戦い、ヴェントゥスをデスティニーアイランドというワールドに逃がした。

7

マスター・エラクゥスに殺されそうになるヴェントゥス

テラのお陰で生き延びたヴェントゥスは、デスティニーアイランドというワールドに居た。
そこには、先ほどマスター・ゼアノートから聞いた、自分の中の闇だった存在ヴァニタスが佇んでいた。
ヴェントゥスとヴァニタスが別れた時には、まだヴェントゥスの力が足りなかったが、修行を積み、世界を旅した事で「素材としては十分になった」とヴァニタスは言った。
そして「自分と融合して、χブレードになれ」とヴェントゥスに告げる。
当然、χブレードになることを断るヴェントゥスだったが、ヴァニタスは自身が生まれた時の記憶をヴェントゥスに思い起こさせた。
マスター・ゼアノートは当初、命の危険にさらすことで、ヴェントゥスに闇の力を使わせようとしたが、ヴェントゥスは最後まで闇の力を使うことがなかった。
最終的に、マスター・ゼアノートは自身のキーブレードを使い、ヴェントゥスの心の闇を抜き取ることでヴァニタスを作り上げ、ヴェントゥスの心を壊したのだった。
記憶を取り戻したヴェントゥスは苦しんでいたが、そんなヴェントゥスを見てヴァニタスは「キーブレード墓場でテラとアクアの最期を見せてやるから、お前も来い」とだけ言い、去って行った。

8

ヴェントゥスとキーブレード墓場へ誘うヴァニタス

自分で自分の運命を壊す為、戦い自体を終わらせる為にヴェントゥスはヴァニタスを追うようにキーブレード墓場へと向かった。
ヴェントゥスが到着した時には、テラとアクアも同じ場所に来ていた。
三人が合流すると、ヴェントゥスは二人に「自分とヴァニタスが戦えば、χブレードが作られてしまう。そうならない為に自分を消してほしい」と頼んだ。
「そんなことはさせない」とヴェントゥスに言うテラ。
そんな三人の前にマスター・ゼアノートとヴァニタスが現れた。
テラ、アクア、ヴェントゥスは立ち向かい、マスター・ゼアノートと戦うが、マスター・ゼアノートの力は人間離れしていて、圧倒的だった。
ヴェントゥスはマスター・ゼアノートの力によって捕まり、氷漬けにされてしまう。
ヴェントゥスは遠のく意識の中で、アクアがヴァニタスや知らない男と戦っているのが見えた。
ヴェントゥスは、無理やり体を動かし、ヴァニタスと戦う決意をする。
ヴァニタスとの闘いに苦戦するヴェントゥス。
何とかヴァニタスに勝利するも、勝利直後ヴェントゥスはアンヴァースに囲まれてしまう。
アンヴァースの正体は、ヴェントゥスからヴァニタスが生まれた時に一緒に生まれた存在であり、ヴァニタスの感情の一部が具現化したものだった。
対にヴェントゥスは、ヴァニタスと融合してしまい、マスター・ゼアノートの思惑通りχブレードが完成してしまった。

ヴェントゥスが次に気付いた時には、どこか知らない場所に居た。
ヴァニタスがどこからともなく現れ、ここは、ヴェントゥスの心の中の世界だと説明した。
続けて、先程の融合は実は不完全なものだったとヴァニタスは言った。
そして、ヴァニタスはこの世界でヴェントゥスに勝利し、完全な融合を果たすつもりでいるとも言った。
ヴァニタスは完全な融合を目的とし、ヴェントゥスはヴァニタスを倒すことでχブレードを破壊すること目的とした戦いを再び始めた二人。
しかし、χブレードを破壊することは即ち、ヴェントゥス自身の心をも壊してしまうことに繋がる。
それでも、χブレードが誕生してしまうよりもずっと良いとヴェントゥスは戦う事を選んだ。
再びヴェントゥスが勝利したことにより、χブレードは消えていった。
そして、ヴェントゥスとヴァニタスの心も壊れてしまった。

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