Aimee Mann(エイミー・マン)とは【徹底解説まとめ】

Aimee Mann(エイミー・マン)とは、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライターである。1985年にティル・チューズデイのボーカリスト兼ベーシストとしてデビュー。解散後は1993年にアルバム『Whatever』でソロデビューした。人間の心の影を描いた独創的な歌詞と、凛とした美しい歌声が特徴である。2000年に映画『マグノリア』に曲を提供し注目を浴びる。海外メディアからの評価は高く、存命するソングライターのトップ10に入る存在、この世代で最も優れたソングライターの一人と評されている。

アルバム『Mental Illness』に収録されている曲である。MVでは、舞台俳優の苦悩を描いたショートムービーが見られる。

Suicide Is Murder

アルバム『Queens of the Summer Hotel』の収録曲である。MVでは、自殺を試みようとする男が苦悩する物語が見られる。「自殺は殺人」と歌うエイミーも登場する。

Aimee Mann(エイミー・マン)の名言・発言

「曲を書くのは話をするようなもの」

アルバム『Lost in Space』のジャケット写真

アルバム『Lost in Space』発売時のプレスリリースの中で「曲を書くのは話をするようなもの」と発言している。「また友達に悩みを相談したり状況を打開するためのヒントを求めるように、わからないことを理解するための作業」とも語っている。エイミーが書いたほとんどの曲が、人間の葛藤がテーマになっているのも納得できる発言である。

「正直なところ、このアルバムを書いているときは、憑依されているかのような感覚だった、こんなに速く、激しく書いたことはなかったから」

『Queens of the Summer Hotel』リリース時のエイミー

アルバム『Queens of the Summer Hotel』のプレスリリースの中で「正直なところ、このアルバムを書いているときは、憑依されているかのような感覚だった、こんなに速く、激しく書いたことはなかったから」と語った。スザンナ・ケイセンの自伝を元に書いているこのアルバムだが、エイミーの個人的な経験も曲のアイデアになっている。キャリアの長い彼女が、「こんなに速く激しく書いたことはない」と語るあたりは、このアルバムの統一感や完成度を表している。

「ティル・チューズデイ時代はとにかく疲れていた」

ティル・チューズデイ時代のエイミー

アルバム『Bachelor No. 2, Or The Last Remains Of The Dodo』発売時のインタビューで、ティル・チューズデイ時代のことを聞かれた時に「ティル・チューズデイ時代はとにかく疲れていた」と発言している。「観客を前に演奏することにすごく違和感を感じ、緊張していたんだと思う」とも語っている。バンドの成功で人気者になったエイミーだが、同時に苦労していたことがわかる。

Aimee Mann(エイミー・マン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

エイミーの主なバンドメンバーは古くからの旧友

左が主なバンドメンバーのポールブライオン

ベーシストのポール・ブライオン、ドラムのジェイ・ベルローズ、キーボードのジェイミー・エドワーズなど、エイミーのバンドは主にバークリー音楽大学時代に知り合ったメンバーで構成されている。エイミーの作品は、旧知の仲とも言えるメンバーで作られているのである。

アルバム『Mental Illness』に収録の「Goose Snow Cone」は、エイミーがインスタグラムで見たネコの写真からインスパイアされた曲

アルバム『Mental Illness』のジャケット写真

友人がインスタグラムに投稿した保護用のカラーをつけているネコが、スノーコーン(スノーボール、氷菓子ともいう)のように見えたことから曲が作られた。

ティル・チューズデイ時代はパンキッシュな髪型だった

左から3番目がティル・チューズデイ時代のエイミー

1980年代に活動したティル・チューズデイでベーシスト兼ボーカリストだったころは、プラチナブロンドの髪をツンツンに立てていた。バンドの曲調はパンクではなかったが、エイミーはとてもパンキッシュな雰囲気を醸し出している。

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