刀使ノ巫女(第12話『ひとつの太刀』)のあらすじと感想・考察まとめ

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折神紫と戦う可奈美と姫和だったが、紫の相手の行動を予測する能力に苦戦する。やがて、仲間たちも集まり、6人で紫ことタギツヒメに立ち向かうが、一人、また一人と倒れていく。最後に残った姫和は最高速の迅移でタギツヒメを自身もろとも隠世の彼方へと送ろうとするが、可奈美が姫和を引き戻し、タギツヒメのみが隠世へと沈んでいった。
今回は「刀使ノ巫女」第12話『ひとつの太刀』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「刀使ノ巫女」第12話『ひとつの太刀』のあらすじ・ストーリー

折神紫に対峙する可奈美と姫和。二人は紫に打ち込むが、紫は余裕の笑みを浮かべる。

姫和「最後に聞く! 貴様は折神紫なのか? それとも、タギツヒメなのか!?」
紫「話している余裕があるのか…?」

S装備を開発した紫は、可奈美たちのS装備の稼働時間が限界に迫っていることを見透かしていた。

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夜見との勝負を制した舞衣

結芽に敗れた薫とエレンが目を覚ました。ねねが祭殿の大荒魂を感知する。

薫「姫和たちが倒してくれりゃ楽なんだが…」
エレン「装備の稼働限界まであとわずか。どうしますマス?」
薫「おまけに体もボロボロ。行ってもロクな戦力にはなれん。この場でもう一眠り、といきたいが…それでも向かうものだろ、ヒーローってのは…」
エレン「I'm with you!」

一方、舞衣と沙耶香は夜見と戦っていた。舞衣は沙耶香に夜見の荒魂を任せ、沙耶香は自分の意志で『無念無想』を発動する。それは、迅移を持続的に使う技だが、攻撃が機械的になる技。かつては雪那に命じられるままにこの技を使っていたが、可奈美に「そんな魂のこもってない剣じゃ、何も斬れない」と言われてから封印していた。しかし、舞衣を守るために命令ではなく自らの意志で沙耶香は「無念無想」を発動する。

沙耶香が荒魂を打ち払い、舞衣が夜見を切り捨てる。沙耶香は雪那に御刀を向ける。

雪那「沙耶香! この私に村正を!」
舞衣「沙耶香ちゃん!」
沙耶香「熱い…。可奈美の剣を受けた手が熱い。舞衣に抱きしめられた方が熱い。でも、あなたに御刀を向けると、胸が苦しい…」
舞衣「沙耶香ちゃん…」
雪那「ふっ! ふっはっはっはっは! 人形のあなたにもそんな感情があったのね。いいえ、芽生えたのかしら。いいわ沙耶香。教えてあげます。その痛みを取り除く方法を。私に許しを請いなさい。そうすればその不要な感情は…」
沙耶香「…わかってない」
雪那「?」
沙耶香「わかってない…! 痛いのは、あなたがかわいそうだから…!」

沙耶香は御刀を収めると、舞衣とともに可奈美と姫和のもとへと向かう。沙耶香に見捨てられて、呆然とする雪那。

結芽の亡骸を発見する真希と寿々花。このまま放置すれば結芽の中の荒魂が結芽の亡骸を媒介として暴走してしまう。寿々花はそうならないための処置を施そうとするが、真希は結芽の中の荒魂が蘇れば、結芽が蘇ると考えてしまう。だが、それは結芽の姿をしただけの荒魂であり、もしそうなれば荒魂を始末するために結芽をもう一度殺すことになる。寿々花は真希を紫のもとへ向かわせ、結芽の亡骸を処置する。

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直立不動のまま動かない可奈美。可奈美はこの状態ではタギツヒメが可能性が見えすぎて予測できないことを確かめる。

紫に挑む可奈美と姫和だったが、全く歯が立たない。紫は大荒魂の能力で、可奈美と姫和がどのように考えどう動くかいう可能性が、未来が見えているのだという。

紫「先ほどの問いに答えよう。我はタギツヒメ…!」

御前試合の時、姫和の最高速の迅移を簡単に防げたのも、姫和の未来の行動が見えていたから。そして、その場で姫和を殺さずにあえて逃がすことで、舞草の拠点をあぶりだし、舞草を壊滅させた。

ついにS装備が稼働時間の限界を変え、消滅してしまう。だが、可奈美はタギツヒメと斬りあう中で、タギツヒメが稀に未来を予測できていないことに気づく。いくつかの戦い方を試した可奈美は、直立不動のまま動かない、という行動を選択する。タギツヒメも、可奈美に御刀を向けたまま動かない。

可奈美「見えすぎてるんだ…。打ち込めば、ある程度その先は絞ることができる。でも、この状態だと可能性が見えすぎて、打つ手が選べないんだ…」

可奈美の千鳥がタギツヒメに一撃を与える。写シを張っているにもかかわらず、千鳥で受けたタギツヒメの傷が消えない。

タギツヒメ「千鳥と小烏丸。藤原美奈都と柊篝の二人と同じく、現世にあらざる者。我と同質の存在。なぜその可能性が見えなかった…。そうか…。紫…!」

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大荒魂としての本性を表すタギツヒメ。

直後、タギツヒメ、いや、紫が叫ぶ。

紫「討て! その御刀で私を討て!」

どうやら、折神紫本来の人格が、タギツヒメの人格を妨害しているらしい。

大荒魂としての本性を表すタギツヒメ。四本の腕が生え、6本の御刀を使って攻撃を仕掛けてくる。

姫和「鬼…か…」

タギツヒメに吹き飛ばされて気を失う可奈美と姫和だったが、そこに舞衣と沙耶香が駆けつけ、二人を救う。意識を取り戻した可奈美と姫和は、舞衣と沙耶香を加えた4人で立ち向かう。

可奈美たちが折神邸を襲撃した理由は折神家が20年間集めてきたノロにあるのではないかと考えた真希はノロの貯蔵庫へとやってくるが、20年間集めていたノロがなくなっていたことに愕然とする。ノロはすべてタギツヒメと結合していた。そこに薫とエレンが姿を現し、折神紫の本性を真希に教える。紫はノロを鎮静化させる技術があると説明していたがそれは嘘であり、ノロはタギツヒメの指示でおとなしい振りをしていただけだった。

真希「穢れの具現化である荒魂は、駆除しても駆除してもなくならない。対抗するには同等の力が必要だ。毒には毒を、穢れには穢れを以って制するしか…」
エレン「それが荒魂を受け入れた理由デス?」
薫「要はビビってんだろ」
真希「…何?」
薫「 お前らみたいな怖がりがいるから、荒魂が穢れなんて忌み嫌われるんだ」

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6本の刀を操るタギツヒメに、6人で対抗する可奈美たち。

大荒魂としての本性を現したタギツヒメを見る真希たち。薫とエレンは可奈美たちに加勢する。

エレン「敵は六刀流。おあつらえ向きに、こちらも6人デス!」

だが、タギツヒメの前に一人、また一人と倒れていく。残ったのは可奈美と姫和の二人。姫和は母・篝が使った方法を使うべきかと悩む。一方、タギツヒメは姫和に20年前の話をする。

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20年前の美奈都と篝。この直後、篝は大荒魂を鎮めるため、大荒魂もろとも隠世の彼方へと向かおうとする。

20年前の江の島での戦いのとき、紫の命を受けた篝は、タギツヒメに対して最高速の迅移を行い、自身もろとも隠世の彼方へ送ろうとした。だが、美奈都も篝を連れ戻すため、隠世へと飛び込んでしまう。

篝に酷な役目を押し付けてしまった負い目に加え、篝だけでなく美奈都もいなくなってしまい呆然とする紫にタギツヒメが語りかける。タギツヒメは荒魂が抱える喪失感を、人間への復讐心にまで煮詰めていた。一方で、高度な知性を獲得したタギツヒメは、このまま力をつけても自分はいずれ人間によって駆逐されることを悟り、生存の道を模索する。その答えが刀使たちのトップである紫に同化することだった。江の島に追い詰められたのも、すべては紫をおびき出すため。タギツヒメは美奈都と篝を助ける代わりに紫に自分と同化しろと提案する。紫は折神家としての務めよりも、美奈都と篝の生還を選択し、タギツヒメと同化した。

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美奈都を彷彿とさせる言葉と剣術で、タギツヒメに深手を負わせる可奈美

タギツヒメは可奈美を攻撃し、可奈美も倒れてしまう。タギツヒメの「母親には遠く及ばない」の言葉に、美奈都の背中を思い浮かべる可奈美。

タギツヒメ「さて、どうする? 母と同じ秘術を使うか? その御刀を当てることができれば、だが」
姫和「…!」
タギツヒメ「おまえの剣は私に届くことはない。折神紫を越える刀使はこの世に…!」

立ち上がった可奈美の気配を感じるタギツヒメ。可奈美は、母・美奈都特有の、剣を持ち替えるしぐさを見せる。

可奈美「紫、久しぶり!」
タギツヒメ「美奈都…」
可奈美「うふっ!」
姫和「可奈美?」
タギツヒメ「あり得ない…!」

タギツヒメは可奈美に斬りかかるが、可奈美はこれまでの可奈美を超越する動きでそれに応戦し、タギツヒメの腕を斬り落とす。

タギツヒメ「あり得ない…!」
可奈美「あり得るよ!」
姫和「可奈美…!」
タギツヒメ「あり得ない…! 藤原美奈都は、死んでいる!」
可奈美「らしいね」
タギツヒメ「こんな未来、あるはず…!」
可奈美「でも、こうして戦ってる!」

タギツヒメに深手を負わせた可奈美は、力を使い果たし気を失ってしまう。

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タギツヒメもろとも隠世の彼方へ向かおうとする姫和

タギツヒメに向け、静かに御刀を構えた姫和。一方、タギツヒメも2本の御刀を手に取り、姫和の攻撃をはじく構えを見せる。

雷のごとき加速でタギツヒメに刃を突き立てる姫和。タギツヒメもはじこうとするが、一瞬早く、姫和の小烏丸がタギツヒメを貫く。

姫和「これが私の、真のひとつの太刀だ! このまま、私とともに、隠世の彼方へ!」

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隠世の彼方へと向かおうとする姫和を引き戻そうとする可奈美

隠世の彼方へと向かう姫和とタギツヒメ。だが、意識を取り戻した可奈美がそこに飛び込み、姫和を引き戻そうとする。姫和の小烏丸がタギツヒメから離れ、タギツヒメだけが隠世の彼方へと沈んでいく。

タギツヒメから噴き出したノロが流星のように各地に降り注ぐ。舞草の人間たちも、親衛隊たちも、その光景に見とれる。

タギツヒメが隠世へと沈み、戦いが終わった。可奈美と姫和は手をつないだまま。眠るように倒れていた。

「刀使ノ巫女」第12話『ひとつの太刀』の感想・考察

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