ヒナまつり(第6話『新田さんの父親はダンディ』)のあらすじと感想・考察まとめ

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父親の訃報を聞いた新田は、ヒナを連れて実家に挨拶へ向かうことに。新田は母親と妹に対し、「服役中の兄貴分から引き取った子供」という設定でヒナを紹介するが、その嘘はすぐにバレてしまう。母親に問い詰められ答えに窮する新田だったが、ヒナが嘘設定を貫こうと頑張っている姿を見ると、一転して「ヒナは俺の子供」と宣言する。こうしてヒナは、新田家の新たな家族として迎えられるのだった。
今回は「ヒナまつり」第6話『新田さんの父親はダンディ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ヒナまつり」第6話『新田さんの父親はダンディー』のあらすじ・ストーリー

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新田の母親と電話するヒナ

ある日の夜、新田が帰宅すると、ヒナが誰かと電話していた。

新田「ただいまー」
ヒナ「もしもし」
新田「ん?」
ヒナ「うん、うん」
新田「勧誘とかだったらさっさと切れよ」
ヒナ「ふーん、新田の母ちゃんか」
新田「っ!?」

電話の相手が自分の親だと知り、新田はヒナを突き飛ばして強引に電話を代わる。今の女の子は何だ、と電話越しに問い質される新田を他所に、ヒナは謎の攻撃に疑問符を浮かべつつソファの下でひっくり返っていた。

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新田の実家。赤いジャージの女性が新田の妹・美佳で、その手前が母親

父親が死去していたということで新田はお参りのため帰省し、そのついでに母親および新田の妹・美佳に対しヒナを紹介することにする。ヒナが能力者であることを隠すのは勿論、二人で暮らしていることを家族に納得してもらうためヒナに新たな設定を与えた。

ヒナ「私、安達ヒナ、13歳でーす。お父さんが刑務所行って身寄りが無いので、新田さんと一緒に暮らしてまーす。新田さんはとても親切なので、毎日とても楽しいでーす」
母「そ、そうなんだ」
美佳「えっと、ヒナちゃんはいつから兄ちゃんと暮らしてんの?」
新田「あー、ちょっと! ヒナへの質問は全部、俺を通してくれる?」
美佳「どこのマネージャー?」
母「身寄りが無いって、お母さんの方もなの?」
ヒナ「……私、安達ヒナ、13歳でーす」
新田「イカれたロボットかっ!」

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持ってきた宿題に、普段使っている名前を書いてしまうヒナ

「家族で食事中のところを抗争に巻き込まれ、母親は撃たれ、父親は応戦して二人殺害。ヒナは事件のショックで、そのとき食べていたエビチリのことしか覚えていない」という嘘八百な設定で二人を丸め込んだ新田。しかし新田が夕食を作っているとき、ヒナが珍しく学校の宿題に手を付けたかと思ったら、記名欄に「安達ヒナ」ではなく「新田ヒナ」と書き込んでしまう。更に食事中の会話の流れから、ヒナをキャバクラへ連れて行ったことがバレるなど、新田は徐々にヒナとの関係を誤魔化すのが苦しくなっていった。

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墓穴を掘る新田、そして絶句する母親

その夜、ヒナと美佳が線香花火で遊んでいる傍ら、新田は縁側で母親と話していた。久々の家族団らん、そして酒にも酔っていたことで油断したのか、新田はついに「ヒナが自分の子である」という、隠そうとしていた本来の設定を口走ってしまう。

母「ヒナちゃん育てるのは大変だろうけど、これからは私達も手伝うわよ」
新田「確かに大変だな。この前なんか、怒って家を叩き出したら、『離れて暮らしてたところを引き取ったんじゃないのか』って怒られちまうし」
母「――どういうことだい、それ?」
新田「はっ」
新田「(ヤバイヤバイ! 酔って上手く言い訳が……!)」
母「それだと、ヒナちゃんがアンタの娘ってことでしょ?」
新田「ちゃ、ちゃいますってー……」
母「アンタ、何か隠してるんじゃないでしょうね!?」

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「ヒナは俺の娘だ!」

ヒナ「新田は嘘ついてないよ」
母親「で、でも……ヒナちゃんの家族に関わることよ?」
美佳「ちょっと母ちゃん止めなよ! ヒナちゃんはショックでエビチリのことしか覚えてないんだよ!」
ヒナ「えっ」
美佳「ねえ?」
ヒナ「え、エビチリ? え、え、エビチリって、あの……エビがチリチリしてるやつ?」

新田が返答に困っていると、なんとヒナが新田をフォローし始めた。エビチリが何なのかもよく分かってないにも拘らず、何とか嘘設定を守ろうとするヒナに感動した新田は、ヒナが自分の娘である(という設定で暮らしている)ことを打ち明けるのだった。

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仏壇に飾られた新田・父の遺影と対面するヒナ

その後、美佳たちの厚意により、ヒナは新田家の新たな家族として迎えられることになった。仏壇を通じて新田の父とも対面するヒナだったが、酔っぱらっている美佳や遺影で遊ぶ新田の母など、騒がしい新田家の面々を前に困惑。新田の父へ挨拶を求められても、言うことが何も浮かんでこないヒナであった。

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抗議運動を眺めるアンズ。原因はアンズの隣に貼られた『違法テント撤去のお知らせ』

「ホームレスの居場所を守れー!」と叫んで歩く集団を見たアンズは、帰宅後、やっさんに何か知っているかと尋ねる。やっさんの口から告げられたのは、「もうここには住めなくなる」というもの。アンズ達の住む集落は違法テントと認定され、行政から立ち退きを迫られていたのだ。

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お別れの乾杯に待ったをかけるアンズ

翌日、アンズは抗議運動に参加するためにプラカードを作っていた。しかしアンズの呼びかけにホームレス達は「もう決まったことだ」と難色を示し、やっさんにも咎められてしまう。諦めきれないアンズはその夜、ホームレス達が酒を囲っているところに立ちはだかった。

アンズ「出て行かなきゃいけないなら、また別の場所見つけようよ。そこで皆で暮らそう!」
赤帽のホームレス「……そりゃ無理だ。ここ以外、大勢で居られるところは無いんだ」
アンズ「そんなことない、皆で探せばきっと見つかるよ!」
赤帽のホームレス「っ……」
アンズ「わたし、皆を――」
赤帽のホームレス「もういい加減にしてくれ! 皆、皆って、そんなとこねえんだ! 俺たちは自分ひとりで精一杯なんだ、もう放っといてくれ!」

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アンズのことを詩子に託し、去っていくホームレス達

結局、立ち退きを受け入れるホームレス達を説得することは出来ず、彼らはアンズを詩子に託しその場を去っていってしまう。その詩子の手配で、アンズは中華料理店『来々軒』を営む林夫妻に引き取られることとなった。

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一人だけ住処と食事を与えられていることに罪悪感を覚えるアンズと、それを慰める林夫妻

林夫妻に迎え入れられ、さっそくご飯を振舞ってもらうアンズだが、中々箸が進まない。心配した夫妻が声を掛けると、アンズの口から出てきたのは、ホームレス仲間を差し置いて自分だけ生活を保障されていることへの罪悪感だった。

林(夫)「どうしたんだい」
林(妻)「口に合わなかった?」
アンズ「ううん、おいしい。すごくおいしい……けど」
林(夫妻)「うん?」
アンズ「けど、私一人だけこんなにおいしいご飯食べてて良いのかな? 皆バラバラになって、独りになってるのに、私一人だけ……」

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これから仕事だという林夫妻に、迷わず手伝いを申し出るアンズ

翌朝、寝起きと共に生活の変化を実感し、同時に何をしたら良いか分からなくなるアンズ。店内に顔を出してみると、林夫妻は営業の準備中だった。それを見たアンズは、かつてのやっさんの教えに従い、迷わず仕事の手伝いを申し出た。

林(夫)「あぁ、アンズちゃん。おはよう」
アンズ「何やってるの?」
林(妻)「これから店開けて仕事なのよ」
アンズ「仕事……私もやる」
林(夫)「ん? 別に、気を使わなくても良いんだよ?」
アンズ「ううん、仕事してお金貰うからご飯食べられるんだもん」
林(妻)「もう、そんなことしなくても」
林(夫)「待て、母さん。――それは誰かに教わったのかい?」
アンズ「やっさんが教えてくれた」

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皆がアンズの中に生きていて、アンズも皆の中に生きている。それを知ったアンズは、引き取られてから初めて笑顔を見せた

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