刀使ノ巫女(第11話『月下の閃き』)のあらすじと感想・考察まとめ

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折神邸に乗り込んだ可奈美たち。薫とエレンは結芽と、舞衣と沙耶香は夜見と、姫和は真希と、可奈美は寿々花と、それぞれ戦う。薫とエレンを倒した結芽は可奈美と戦おうと急ぐが、病で蝕まれた結芽の体は限界を迎え、途中で力尽き短い生涯を終える。一方、親衛隊をそれぞれ撃破した可奈美と姫和は、折神紫のもとへと向かう。
今回は「刀使ノ巫女」第11話『月下の閃き』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「刀使ノ巫女」第11話『月下の閃き』のあらすじ・ストーリー

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折神家に乗り込んだ可奈美たち。高台にいる結芽を見上げているシーン

S装備のコンテナに乗って、横須賀から鎌倉の折神邸へと一気に到達した可奈美たち。可奈美は立ち止まり、感慨にふける。

姫和「どうしたんだ、可奈美?」
可奈美「ここで出会ったみんなと、また戻ってきたんだね」
姫和「…そうだな…戻ってこれるとは思わなかった」
沙耶香「感慨にふけるのは早い」
エレン「さーやの言うとおりデース。ストームアーマーの最大稼働時間は予備電池を含めても30分。その前に大荒魂を討たないと」
舞衣「時間は私たちの味方じゃないんですね」

ねねが大荒魂の気配を感知した。大荒魂がいるのは、折神家の当主しか入ることの許されない祭壇。可奈美たちは祭壇へ向かおうとするが、そこに結芽が現れる。結芽は6人のうち可奈美に狙いを付け、戦いを挑む。

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最大戦力である可奈美と姫和を紫のもとへ到達させるため、舞衣は残って夜見と戦うことを選択する。舞衣は沙耶香も紫のもとへ向かわせようとするが、沙耶香は舞衣とともに残り、舞衣を守ることを選ぶ。

柳生新陰流の可奈美と天然理心流の結芽が激しくぶつかり合う。結芽は御前試合の日に逃亡しようとする可奈美と斬りあった時から、可奈美を誰よりも強いと感じていた。一方、可奈美は結芽が何か急いでいることに気づく。

夢中になって楽しむかのように斬りあう可奈美と結芽だったが、そこに薫とエレンが現れ、横槍を入れる。可奈美は結芽と決着をつけようとするが、姫和が可奈美を抱えて走り去る。一方、結芽は薫とエレンに向かって、戦いを邪魔された苛立ちをぶつける。

結芽「もう少しだったのに! 何で余計な真似するの!?」
薫「その顔が見られただけで、残った甲斐がある」
エレン「傷ついた舞草の仲間たち。あなたには大きな貸しがありマス」
結芽「それが何!? そんなの弱いのが悪いだけでしょ!? 知ってるよ。お姉さんたち二人、弱いからここに置いてかれたんだ。それって、あの千鳥のお姉さんと違って、二人がかりでないと私を抑えられないってことだよね!?」
薫「そうだな。ま、むかつくけど」
エレン「事態を冷静に把握し、最良の判断が取れる指揮者がいることが頼もしいデス」
結芽「だから何!? いいよ! すぐに片づけて、追いかけるんだから!」

結芽は薫とエレンを押しのけて可奈美との決着をつけようとするが、薫とエレンは連携技で結芽を通さない。

一方、先へ進む姫和たちだったが、舞衣が足を止める。舞衣は、可奈美の戦いを邪魔して薫とエレンを置いてきた自分の判断が本当に正しかったのか迷っていた。

舞衣「私たちには時間がないから」
可奈美「舞衣ちゃん…?」
舞衣「私たちの最大戦力は間違いなく可奈美ちゃんと姫和ちゃん。最悪、この二人だけでも大荒魂のもとに届けなければいけない。私たちの誰でも、あの子(結芽)を一人で押さえるには難しい。二人でもどうか…。だから、あの場での最善はツーマンセルに長けた薫ちゃんとエレンちゃんだと判断して…、だから…、だから私は…」

その時、可奈美が自分の顔を叩く。

可奈美「つ~! ごめん! もう大丈夫だから! 熱くなって、大事なことをもう忘れないから!」
舞衣「可奈美ちゃん?」
可奈美「舞ちゃんがいてくれてよかった! へへっ!」
舞衣「!」
姫和「うん」
沙耶香「私も、舞衣に従う」
舞衣「沙耶香ちゃん。姫和ちゃん」

そこに、夜見が放出した荒魂が襲撃する。舞衣は可奈美たちを早く紫のもとへ行かせるため、残って荒魂と戦う。

舞衣「今度はこれが最善なの! 行って!」

舞衣を守るため、沙耶香も残る。

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薫はエレンやねねとの連携で結芽と戦う

可奈美と姫和は二人に荒魂を任せて先へ進むが、そこに真希と寿々花が現れる。その眼が赤く光ったことから、可奈美と姫和は、真希と寿々花も体内にノロを受け入れていることを悟る。

舞衣と共に荒魂と戦う沙耶香の前に、雪那が現れた。雪那は沙耶香に戻ってくるように語りかけるが、舞衣は「沙耶香は渡さない」と言い放つ。雪那は夜見を「失敗作」と罵り、沙耶香に対して、紫に忠を尽くす「道具」となるようにささやく。

結芽と戦う薫とエレンは、ねねを加えたコンビネーションで結芽から一本を取る。

薫「あんまり俺たちを」
エレン「舐めないでほしいデース」!

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薫とエレンに追い詰められて、「時間がないのに!」といらだつ結芽。体内からノロが噴き出るが、結芽は荒魂の力を戦闘に使うことをかたくなに拒否する。

倒れ咳き込む結芽。格下相手に時間を使ってしまったことに苛立ちを隠せない結芽の体からノロのオーラがあふれ出るが、結芽は戦いに荒魂の力を使うことを頑なに拒否する。

真希と戦う姫和だったが、腕を貫かれてしまう。自ら腕を切り離し、立て直そうとする姫和だったが、真希の強さの前に圧倒される。一方、可奈美は寿々花と戦っていたが、早々に一本を取られてしまい、寿々花の強さを実感する。

可奈美「強い…。でも…」
姫和「こんなところで止まるわけにはいかない…!」
可奈美「そのためにみんな!」
姫和「送り出してくれたんだ!」

夜見、そして雪那と対峙する沙耶香と舞衣。夜見を道具扱いする雪那に対して、沙耶香は「これ以上夜見にひどいことをしないで」と言い、舞衣は「人を道具のように扱う雪那のやり方を認めない」と言い放つ。一方、雪那に邪険にされても顔色一つ変えない夜見に対し、雪那は何を考えているかわからないと気味悪がる。

結芽は薫とエレンをねじ伏せると、時間を奪われたことに対しての激しい怒りを見せながら、可奈美との決着をつけようと歩き出すが、ふらつき、倒れ、血を吐いてしまう。

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姫和と真希、平城学館の先輩後輩対決である。

真希と戦う姫和は真希の隙を狙うが、それは真希がわざと作った隙だった。逆に付け込まれて、マウントを取られてしまう。

姫和「これだけの…これだけの強さがありながら、なぜ荒魂を受け入れる!」
真希「…僕は自分が強いだなんて思ったこと、一度としてないよ。…目指す背中は彼方に遠く、…見上げる頂は遥か高い。並び立てるだけの力を得る。目的のためならどんな手だって使う! …君だってそうだろう?」

真希は結芽の背中と紫の姿を思い浮かべながら、姫和に語る。

可奈美も寿々花に苦戦する。寿々花は、今日は仲間を助けないのかと挑発するが、可奈美は「姫和ちゃんは強いですから!」と返す。可奈美と寿々花の刃がぶつかり合い、可奈美は寿々花の技をコピーして、寿々花の刃を弾き飛ばす。

一方、姫和はマウントを取られ、真希の刃をギリギリのところで止めていた。

姫和「お前の…言うとおりかもしれないな…。目的のためなら…、今ここでお前に勝つためなら…どんな手だって使ってやるさ!」

姫和はS装備の装甲を分離し、真希にぶつける。さらに蹴りを入れてマウントを逃れると、加速した突きで一気に真希を仕留める。可奈美も寿々花を仕留める。可奈美と姫和は改めて紫のもとへと向かう。

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回想シーンより。病床の結芽は家族からも忘れられた存在となり、ただ死を待つだけだった。

戦いを求めて、ふらつきながらも歩き続ける結芽。これまでの人生が走馬灯のようによみがえる。

結芽は刀使の才能に恵まれ、「神童」とまで称されていた天才少女だった。周囲の期待を背負って五箇伝の一つである綾小路武芸学舎に入学するが、入学式で病気を発症し、入院を余儀なくされる。いつしか家族からも見捨てられ、病床で死を待つだけだった結芽のもとに現れたのは、綾小路の夕月学長と折神紫だった。紫はノロのアンプルを結芽に差し出す。

紫「選ぶがいい。このまま朽ち果て、誰の記憶からも消え失せるか。刹那の光輝き、その煌き、お前を見捨てた者たちに焼き付けるか」

結芽はノロを体内に受け入れるが、それは強い力を得るためではなく、戦うために、病に侵された体を無理やり動かせるようにするためだった。

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病に蝕まれ、力尽きた結芽は身近い生涯を終えた。

とうとう倒れこむ結芽。自らの命の終りを悟り、その瞳からは涙がこぼれる。

結芽「もうおしまいかぁ…。まだ全然足りないのに…。もっとすごい私を、みんなに焼き付けたいのに…。何にもいらないから…、覚えていてくれれば、それでいいんだよ…」

誰に看取られることもなく、そして、誰にも敗北することなく、結芽はその短い生涯を終えた。

とうとう祭殿にたどり着いた可奈美と姫和。祭殿の中の禍々しい雰囲気を肌で感じ取る。そして二人の前に紫が姿を現す。その雰囲気から、紫が大荒魂であることを肌で感じ取る可奈美と姫和。

紫「ふっ、巣立ちを迎えたか。いまだ雛鳥のままか。その剣を持って証を立てるといい」

「刀使ノ巫女」第11話『月下の閃き』の感想・考察

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