かくりよの宿飯(第12話『天神屋の地下に秘密あります』)のあらすじと感想・考察まとめ

葉鳥が夕がおを訪ねて来たので、葵は料理を出した。だが暁は「敵に料理を振舞ってどうするんだ」と面白くない。銀次も折尾屋の葉鳥と時彦が来てから、どこか様子がおかしく、ぎこちない。そんな折、天神屋で一つ目の子供たちが行方不明になる騒ぎがあった。暁と一緒に子供たちを探すことになった葵は、初めて天神屋に地下施設があることを知った。
今回は「かくりよの宿飯」第12話『天神屋の地下に秘密あります』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「かくりよの宿飯」第12話『天神屋の地下に秘密あります』のあらすじ・ストーリー

夕がおを訪ねる葉鳥

夕がおに葉鳥がひとりでやって来た。葵はカレーを出した。
葵「辛いけど大丈夫?」
葉鳥「俺は天狗の中じゃあ辛い物は食える方だ」
葵「はい、どうぞ」
葉鳥「思ってたより甘い、いや辛い。だがうまい」
葵「気に入ってもらえたかしら」

葉鳥と談笑する葵

葉鳥は、自分が天狗の長老、松葉の三男坊で、今は掟を破って勘当されていることを葵に話した。
葵は、掟とは何かと思いつつデザートのわらび餅を葉鳥に出した。
葵「これはサービスね」
葉鳥「俺は甘い物も好きだぜ。このわらび餅はロビーの売店でも売ってるのか?」
葵「まさか。日持ちしないし、お土産になんて無理よ」
葉鳥「いやいや、部屋で食べるようにさ、客が口寂しい時に喜んでもらえる」
葵「その発想はなかった、さすが番頭をしてるだけあるわね」

葉鳥に怒る暁

葵と葉鳥が談笑していると、暁が怖い顔をして夕がおにやって来た。
葉鳥「暁、どうした、また一つ目の子供にやられたのか?」
暁は、天神屋に泊まっているいたずら盛りの一つ目の子供たちに手を焼いていた。
暁「そんなことより、大旦那の許嫁にちょっかいを出さないでくれますか?」
暁はそう言ってから葉鳥を投げ飛ばした。
葉鳥は床に座り込んで暁に言った。
葉鳥「そんな顔してるから子供に泣かれるんだぞ」
葵「暁、子供に泣かれちゃったの?」
葉鳥「お前、顔が怖いもんなあ、駄目だな。お前笑っても怖いからな。番頭は大事な宿の顔だぞ、常ににこやかであれ」
暁は悔しそうな表情で葉鳥に言った。
暁「いいから、好き勝手してないで、部屋に戻って死んだように寝て下さい」
葉鳥は「ごちそうさま」と言って渋々天神屋に戻って行った。

葉鳥のことを話す暁

暁は葉鳥が帰った後で葵に言った。
暁「お前は馬鹿か?」
葵「はあ?」
暁「あいつは敵陣の男だぞ、何を楽し気に料理を振舞っているんだ」
葵「だって、お客さんとして来たんだし」
暁「葉鳥さんはなあ、ちゃらんぽらんで、適当で、女癖が悪くて、ほんと史郎にそっくりで」
暁は葵が葉鳥に対して無防備なので頭を抱えた。
葵「でもあの人、かなり切れ者よね」
暁「わかってる。そんなことは俺が一番」
葵「へ?」
暁は切れ者の葉鳥を扱いかねていた。

氷屋のお氷衣(ひい)さん

翌朝、夕がおに氷が運ばれて来た。銀次は葵に聞いた。
銀次「かき氷屋ですか?」
葵「そう、柳の木の下に椅子を並べて座って食べてもらうの」
銀次「いいですね、お氷衣(ひい)さん(*)の氷はおいしいですから」
氷衣「ありがとうございます、私も楽しみで」

*:お氷衣(ひい)さんとはかくりよの氷屋の人の名前。

白熊

銀次「それで、どのようなかき氷を?」
葵「うん、白熊(しろくま)を作ろうと思うの」
氷衣「熊?」
銀次「それって、うつしよの鹿児島発祥の氷菓子の事ですね」
葵「そうそう、シロップ漬けの果実やあんこが盛りつけられてて、たっぷり練乳がかかった、見た目も楽しめるやつ」
氷衣「そんなのがあるんですねえ、早く食べてみたい」
お氷衣(ひい)さんは話終えると氷を乗せた大八車を引いて夕がおを後にした。

白熊に入れるこんにゃく

お氷衣さんを見送った後、葵はサイコロ状のものが盛られた器を銀次に見せた。
銀次「何ですかこれは?」
葵「まあ、食べてみてよ」
銀次はひと口頬張ってみた。
銀次「これ、こんにゃくですか?」
葵「あたり!寒天より歯ごたえがあって面白いでしょう?これもかき氷の中に入れようと思ってるの」
銀次「へえ、面白いです」

子供たちの行方不明を伝える春日

夕がおに春日が慌ててやって来た。
春日「若旦那様大変だよ」
銀次「どうしました?」
春日「お客様の子供たちが居なくなっちゃったの」

子供たちを探す天神屋の従業員たち

天神屋では従業員の皆が子供たちを探していた。
暁「行方不明なのは、一つ目の3人のお子さんです。男の子が2人と女の子が1人」
葵「誘拐とかじゃないわよね?」
暁「不審者がいたら、お庭番が気づくはずだ」
銀次「どこへ行ったか、目星はついていますか?」
暁「いいえ、館内と中庭を手分けして探しているところです」

天神屋の地下の入り口に立つ葵と暁

銀次は宙船の船着き場を、暁は地下を葵と探すことにした。
地下の入り口に立った葵は初めて見る大きな扉に驚いた。
葵「天神屋に地下なんてあったのね」
暁は床に子供たちの足跡を見つけ、地下に入って行ったのは間違いないと確信した。

地下の通路を歩く葵と暁

長い地下の通路を歩いて葵は暁に尋ねた。
葵「この先には何があるの?」
暁「工房だ。天神屋で使う石鹸類や土産物を作っている。あとは天神屋全体の鬼火を維持する設備もある」
葵「こんな所でやっていたのねえ」
暁「ここが無ければ天神屋は成り立たない、まさに縁の下の力持ちだ」

鉄鼠たちが働く工房

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