ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

演 - ジェラルド・R・モーレン / 不明

パークに常駐している獣医の男性。劇中では病気のトリケラトプスの世話をしており、サトラーと共に病の原因を調査する。その後サトラーのみトリケラトプスのパドックに残ることになったため、車でビジターセンターまでサトラーを送った後は船で本土に帰還。以降は登場しない。

小説版では物語を通して活躍し、最後まで生き残る。恐竜の生態について多くの知識をもつ。登場するのは苗字のみ。

映画版でハーディング役を演じたモーレンは本作の共同プロデューサー。映画版における「ジェリー」というファーストネームは彼の本名の愛称から付けられたもの。

2作目に登場するサラ・ハーディングと同姓で、小説版では親子関係であることが作中で示唆されている。

ビリー

演 - クリストファー・ジョン・フィールド / 江原正士

グラントとサトラーがモンタナで恐竜の化石の発掘をする際にコンピュータの操作を担当していたボランティアの青年。「コンピュータのスキャンでも化石を見ることができるので、今に化石を掘る必要なんてなくなる」と語っていたが、機械が苦手なグラントは「嫌な話だな」とつぶやいていた。
3作目に登場するビリー・ブレナンとは別人。

ジョフェリー

演 - ジョフェリー・C・ブラウン / 不明

オープニングで登場した、パーク職員の男性。ケージに入ったラプトルをパドックに移す作業の際、彼がケージのゲートを開けた瞬間にラプトルが暴れだしたため、バランスを崩して落下し、ラプトルにケージ内に引きずり込まれる。マルドゥーンが救出しようとするが、手が離れるシーンで映像は終わり、以降は登場しない。その後、一命は取り留めたことがジェナーロにより語られている。
しかし彼の家族がインジェン社に対して2000万ドルの賠償金訴訟を起こしたため、パークのスポンサーが離れそうになる事態となった。これがきっかけで専門家の意見が必要となり、グラント、サトラー、マルコムが呼ばれることになる。

アレハンドロ

演 - 不明

ビジターセンター内にあるVIP用食堂のシェフ。グラント達に「チリアン・シーバス(=Seabass=スズキ)・ランチ」と言う魚料理を提供した。

恐竜

本作に登場する恐竜はすべて雌。これらの他に、劇中の胚保存室ではプロケラトサウルス、ステゴサウルス、メトリアカントサウルスが名前のみ登場。

ティラノサウルス・レックス / T-REX

世界で最も有名な恐竜で、本作のタイトルロゴにも使われている、恐竜サイドの主人公。シリーズ全作に登場する。
パーク内では最大の肉食恐竜。劇中で登場するのはこの1頭のみ。全長12.2m、体高5m、体重7t。
巨大な頭部と後ろ足を持ち、顎の力は非常に強力。後の続編では雄が活躍することが多いが、ティラノサウルスは雌の方が大きく強いと言われていて、シリーズを通して最強のティラノサウルスとされている。縄張り意識が強く、自身のテリトリーで好き勝手なことをしているものは人間・恐竜 関係なく容赦なく排除する。
劇中ではパドック内でヤギなどを与えられていたが、グラントは「何千万年も培ってきた狩猟本能があるため、与えられた餌なんかじゃ満足しない」と評していた。当初はヤギに見向きもしなかったのだが、フェンスの電流が切れた途端に姿を現し、ツアーメンバーを恐怖に陥れる。恐竜サイドの主人公でありながら、姿を見せるのは上映開始から約1時間3分後。

鳴き声は 「ゾウの赤ん坊の鼻息」、「ワニの唸り声」、「虎の咆哮」といった強大な動物の声を組み合わせたもの。スピルバーグの音に関するこだわりは強く、『ジョーズ』においても同様の演出が見られる。小説版ではロバート・マルドゥーンが「レクシィ(Rexy)」と言うニックネームで呼んでいて、他の個体と区別するためにファンの間でもこの呼称が用いられている。

本シリーズでは「動いているものしか認識できず、静止していれば襲われない」という設定になっている。この設定は、小説版続編では否定されたが、映画では引き継がれている。ただし、1作目以降のキャラクターはグラントやマルコム以外にこの知識を知らないせいか、「T-レックスの前でじっとしている」という行動がまったく見られない。一方で、現在の学説ではT-レックスは嗅覚が非常に優れていたことがわかっており、劇中でグラントとレックスの匂いを間近で嗅いでいるのに襲わないという点は不自然であると言われている。
劇中では走る速さは時速51kmであり、ジープに追いつきそうになる(実際にはここまで速い速度で走れたかどうかは疑問視されている)。しかし、本作以降はなぜか人間が普通に走る速さになかなか追いつけなくなっている。
クライマックスではグラント達に襲い掛かろうとしていたラプトルを捕食し、結果的にグラント達を救う役となった。その後はラプトルのビッグ・ワンと対決し、その際に首を爪で切り裂かれるが、最終的にはビッグ・ワンを自身の全身骨格に叩きつけ圧倒。

本作の事件の後は、イスラ・ヌブラーのトップ・プレデター(頂点捕食者)として君臨し、たった1頭で多数の草食恐竜を捕食していたことで生態系のバランスを保っていたらしい。

4・5作目でも同一の個体が登場。20年以上生きた長寿のティラノサウルスとして「ティラノサウルス・レックス・キングダム」のアトラクションで活躍していて、本作でビッグ・ワンに切り裂かれた傷が痕になって残っている。「ジュラシック・ワールド」の崩壊後は再びイスラ・ヌブラーのトップ・プレデターとして島を支配していた。

また、現在の学説ではT-レックスには羽毛が生えていたと語られている。

直接的な関係はないが、2018年にはスピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー・1』の冒頭レースでほぼ同じ外見のT-レックスが登場している。

ヴェロキラプトル(ラプトル) / Velociraptor

通称:ラプトル。
シリーズを通してT-レックスと並んで全作に登場する恐竜。

成体の体長は約2.7m。本作では卵から孵化する幼体と成体3頭が登場し、ボスの一際大きく賢い1頭は「ビッグ・ワン」と呼ばれている(見た目では区別が困難)。当初は8頭もいたが、ビッグ・ワンが2頭だけ残してすべて殺したという。

賢く素早く獰猛で、本シリーズで最も人間を捕食している恐竜。鋭い爪と牙を武器とし、走る速度はチーター並で、ジャンプ力も高い。
独特な鳴き声をしているが、3作目ではこの特殊な鳴き声を用いることで仲間とコミュニケーションを図っていたことが判明していて、限りなく人間に近い社会性と知能を持つとされている。
はっきりと姿を見せないが、冒頭でパーク職員を襲った恐竜。その際にも一瞬の隙を見計らって襲うなど知能の高さが伺える。本作では唯一ネドリーにより解放されなかった恐竜であり、フェンスの電流は切れたままだったが、全システムを停止させたことで解放される。成体が姿を現すのは上映から約1時間40分後。
解放されてからはアーノルドを捕食し、マルドゥーンも襲われる。その後はビジターセンターに姿を現し主人公一同を追い詰めていく。2頭で挟みうちにし、グラント達に飛び掛かろうとした瞬間、乱入してきたT-レックスに倒される。3頭のうち1頭は冷凍室に閉じ込められ凍死し、2頭はT-レックスに倒された。

実際のヴェロキラプトルは中型犬程度の大きさであり、それほど脅威ではなかった。本作のモデルとなったのはデイノニクスという別の恐竜であり、ヴェロキラプトルの近縁種。スピルバーグは「猛禽」を意味する「ラプトル」という単語が含まれるヴェロキラプトルという名称を気に入っていたため、名前のみ使用して大きさなどはデイノニクスに変更した。当初の予定では蛇のように舌を出して周囲を探る習性をもつという設定だった。
また、現在の学説ではヴェロキラプトルにも羽毛が生えていたとされていて、短い距離であれば飛行も可能だったと言われており、本作で語られている「後に鳥に進化する」という説もほぼ定説となっている。更にT-レックスとラプトルは近縁種だという説も存在する。

ブラキオサウルス / Brachiosaurus

4足歩行性の大型草食恐竜。体長25m、体高16m。

本作で初めて姿を現す恐竜であり、初登場シーンは観客の度肝を抜いたと言われる名シーン。
劇中では後ろ足のみで立つシーンがあるが、実際には骨格上不可能。大人しい草食恐竜であり、踏みつぶされなければ安全。中盤では樹上で休んでいたグラント達の前に現れ、触れ合うことで安らぎを与える存在。鼻孔が頭頂部にあるため、くしゃみをすると頭から鼻水が飛び出す。

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