ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

演 - ボブ・ペック / 田中信夫

恐竜の監視員。ケニア生まれでアフリカのハンティングガイドや野生動物コンサルタントの実績を持つ。
ラプトルの恐ろしさを誰よりも理解しており、事件以前からラプトルは危険すぎるため処分するべきだと考えていた。
性格は冷静で勇敢であり、ハモンドからT-レックスのパドックにいるティムとレックスの救出を頼まれた際には二つ返事で引き受けており、その後T-レックスに追われた際にもパニックを起こさずジープを運転し、その場を脱出している。
無表情であることが多く、ネドリーやハモンドに対してもあまり関心を払っていない。
終盤ではラプトルを倒すためにショットガン(フランキ・スパス12)で勝負に挑むが、ビッグ・ワンの策に嵌められ襲われる。以降は登場せず死亡したかと思われたが、コミックシリーズの『ラプターズ・アタック』では、辛うじて生存していたことが判明している。小説版でも生還している。
当初の脚本では、クライマックスのビジターセンターでラプトルに襲われるグラントたちを救出するという展開だったが、その役割はT-レックスに変更された。

後の4・5作目の主役オーウェン・グレイディは彼のキャラクターが引き継がれていて、オーウェンも彼と同じベストを着用している。

レイ・アーノルド

演 - サミュエル・L・ジャクソン / 梁田清之

パークのチーフ・エンジニア。プログラマとしての実力はネドリーには及ばないが、全体の管理を任されている。勤勉だが気難しい性格で、ヘビースモーカー。
社長のハモンドに対してほぼ対等に意見できる存在であり、パークのシステムが不完全であることを度々ハモンドに苦言を呈している。

パークの全システム停止には反対していたが、ハモンドに押し切られた実行したところ復旧に成功。ブレーカー復活のために発電所に向かうが、所内でラプトルに襲われて死亡。後に発電所に訪れたサトラーに腕のみ発見される。

演じるジャクソンは現在でこそ出演作品の興行収入の累計56億ドルを超える歴代1位の俳優だが、当時は無名であり本作でも地味な脇役を演じている。本作の翌年に『パルプ・フィクション』に出演したことでブレイクすることになる。

アレクシス・マーフィー / レックス

演 - アリアナ・リチャーズ / 坂本真綾

本名:アレクシス・マーフィー。ハモンドの孫で、ティムの姉。
ティムほど恐竜好きというわけではなく、ブラキオサウルスのような草食恐竜でも警戒してしまう。また、生きたヤギがT-レックスの餌として提供されることにも難色を示しており、「ベジタリアンになろうかしら」と語っている。そのせいか、後にビジターセンターでつまみ食いをしていた際にも野菜ばかり食べていた。
しっかり者の姉だが、T-レックスが現れた際には恐怖で混乱して懐中電灯を振り回してしまい、事態を悪化させてしまった。
ティムとは口喧嘩ばかりだが仲は良好で、ティムが感電して心肺停止した際には涙を流しながら身を案じていた。また、終盤ラプトルに襲われそうになったティムを助けるため、自ら囮となっている。
コンピュータに詳しく、ティムからは「オタク」と評されているが、自身は「オタクじゃなくてハッカーと呼ばれたいの」と語っている。終盤ではその知識を活かし、ビジターセンターのシステムを復旧させるという功績を上げている。また、その際パークのコンピュータのOSがUNIXだと一目で理解しているが、Fsnというマイナーなソフトを使っているためUNIXだとは普通わかりにくいはずである。

小説版ではティムの妹で、まだ幼いため年相応にわがままだったり、パニックを起こして騒いだりといった面も見られ、あまり活躍していない。

ティモシー・マーフィー / ティム

演 - ジョゼフ・マゼロ / 大島一貴

本名:ティモシー・マーフィー。ハモンドの孫でレックスの弟。
恐竜が大好きで、グラントには彼の著書も愛読しているため、出会ってすぐに懐いた。
子供らしく好奇心旺盛で、ツアー車の中から暗視ゴーグルを見つけたりしている他、感受性も強く、劇中では真っ先にT-レックスの接近に気が付いた。レックスと比較してあまりパニックは起こさない。

小説版ではレックスの兄で映画版よりもしっかりした性格となっている。グラントやマルドゥーンも感心するほど賢く、終盤でパークの全システムを再起動させる役も担う。

マゼロはスピルバーグの前監督作『フック』(1991年)のオーディションに参加していたが、役に年齢が合わず起用されなかった。しかしスピルバーグはそのオーディションで彼を非常に気に入り、「君の演技には感動したよ!次の映画では君を使いたい!」と話し、起用に至った。成人後にスピルバーグが製作総指揮を務めるTVシリーズ『ザ・パシフィック』に出演している。

レックスとティムは2作目でも出番は少ないが登場していて、マルコムと再会している。また劇中では語られていないが、この2人の両親は離婚している(スピルバーグ作品によく見られる設定)。

ルイス・ドジスン

演 - キャメロン・ソア / 小室正幸

インジェン社のライバル会社であるバイオシン・コーポレーションの遺伝学者。ネドリーに産業スパイを依頼する。

小説版では出番が多く、より悪役らしくなっている。小説版続編では自らが直接島に乗り込み恐竜の卵の強奪を企てるが、映画版では本作以降登場しない。

ボランティア・ボーイ

演 - ウィット・ハートフォード

序盤、モンタナでグラントの化石発掘にボランティアで参加していた少年。本名は不明。
ラプトルの骨格を見て「ちっとも怖そうじゃない。デカい七面鳥みたい」とバカにしていたが、グラントに脅し気味に諭されて恐竜に敬意を払うようになる。

4作目『ジュラシック・ワールド』公開後、同作の主人公のオーウェン・グレイディはこの少年が成長した姿なのではないかとファンの間で推測が広がった。公式には否定も肯定もされていないが、オーウェン役のクリス・プラットおよびこの少年役のハートフォードは「真実じゃない」とツイッターでコメントしている。

ネドリーの仲間

演 - ディーン・カンディ / 江原正士

ネドリーの産業スパイを手助けしていた男。
密航を手配していたが、激しい暴風雨のため、ネドリーの到着を待てないと促していた。

ファニート・ロスターノ

演 - ミゲル・サンドバル

インジェン社に雇われた鉱山発掘チームのリーダー。
ドミニカ共和国のマノ・デ・ディオス琥珀鉱山で恐竜のDNAを持つ蚊の琥珀を採掘していた。グラントとは面識があるらしい。

ジェリー・ハーディング

keeper
keeper
@keeper

Related Articles関連記事

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(映画)のネタバレ解説まとめ

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』とは1997年に製作されたアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシックパーク』の続編である。イスラ・ヌブラル島で起きた事件から4年、その島とは異なるサイトB呼ばれる場所で恐竜の存在が確認された。新たに社長になったハモンドの甥のルドローはサイトBにいる恐竜を捕獲し、サンディエゴに新たな「ジュラシックパーク」を建設しようとしていた。マルコムたちがその計画を止めようとするも捕獲は成功し、サンディエゴへと運ばれるがそこで悲劇が再び起こってしまう。

Read Article

ジュラシック・ワールド/炎の王国(映画)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・ワールド/炎の王国』とは、2018年6月22日にアメリカ合衆国で公開された映画。『ジュラシック・パーク』シリーズ5作目の映画である。 日本公開は2018年7月13日。前作での大惨事から3年。放棄されたジュラシック・ワールドを有したイスラ・ヌブラル島には火山噴火の兆候が見えていた。噴火へのタイムリミットが迫る中、主人公オーウェンと彼の仲間たちは恐竜たちの救出チームに参加する。それぞれが奮闘する中、オーウェンたちは救出劇の裏に隠された陰謀にも巻き込まれていく。

Read Article

ジュラシック・パークIII(Jurassic Park III)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・パークⅢ』とは、2001年にアメリカで製作されたSFアドベンチャー映画である。1993年製作の『ジュラシック・パーク』、2作目の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』に続くジュラシックシリーズ3作目である。前作から4年、古生物学者のアランは研究の資金難に陥っていた。そこにある夫妻が現れ、恐竜の島のガイドを頼まれる。当初は難色を示すアランだったが、しぶしぶ了承する。しかし、本当は行方不明になった少年の救出が目的であった。スピノサウルスに襲われながら、一行は島からの脱出を目指す。

Read Article

ジュラシック・ワールド(Jurassic World)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・ワールド』とは2015年のアメリカ映画で、1993年に製作された『ジュラシック・パーク』シリーズ4作目である。前作に引き続きスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めている。イスラ・ヌブラル島で起きた「ジュラシック・パーク」の事件から22年。新たなるテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープンし、多くの観光客で賑わっていた。しかし、新たな目玉アトラクションとしてパークが用意していた新種恐竜インドミナス・レックスが脱走し、パークは大パニックに陥る。

Read Article

リアル・スティール(Real Steel)のネタバレ解説まとめ

『リアル・スティール』とは、人間の代わりに高性能ロボットたちが激しい戦いを繰り広げる“ロボット格闘技”が人気を博す近未来を舞台にした痛快SFアクションムービー。落ちぶれた元プロボクサーの男と、彼の前に突然現れた11歳の息子が、スクラップ置き場で見つけた旧式ロボットATOMに希望を託し、親子の絆を深めながらロボット格闘技の王者を目指す姿を描く。アメリカ劇場初登場1位のヒットを放った。2011年制作。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3(BTTF3)のネタバレ解説まとめ

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、1990年のアメリカ映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。監督はロバート・ゼメキス。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。 PART2のラストシーンで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ届けられた一通の手紙。それは1885年にタイムスリップしたドクからの手紙だった。マーティは隠してあったタイムマシンでドクを助けるため1885年へタイムスリップする。

Read Article

アンブレイカブル(Unbreakable)のネタバレ解説まとめ

『アンブレイカブル』とは、2000年製作のアメリカ映画。日本公開は2001年の6月。大ヒットとなった「シックス・センス」の次にM・ナイト・シャマランが手掛けた作品。脚本もシャマラン自身が担当した。凄惨な列車事故に遭いながら、ただ一人かすり傷ひとつ負わずに生き残った男が辿る数奇な運命を描く。主演は「シックス・センス」に続きブルース・ウィリス。共演はサミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン。

Read Article

NEW

トランスフォーマー(映画)のネタバレ解説まとめ

『トランスフォーマー』とは、2007年に公開されたアメリカ合衆国のSFアクション映画。1980年代から展開されてきた玩具・アニメーション・コミックシリーズ『トランスフォーマー』の実写映画版である。機械や金属に生命を吹き込む放射を生む物質「オールスパーク」によって誕生した金属生命体「トランスフォーマー」たちは、消えたオールスパークがあった地球へ飛来する。故郷の惑星サイバトロンの次は、地球で繰り広げられるトランスフォーマー同士の戦いに、主人公・サムが巻き込まれていく。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)のネタバレ解説まとめ

1985年のアメリカ映画。公開当時、全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットしたSF作品。監督は視覚効果の匠で高い評価を受けるロバート・ゼメキス。主人公マーティが親友の科学者ドクの発明したタイムマシン「デロリアン」で30年前にタイムスリップしてしまう。マーティは未来を取り戻すため過去で奮闘する。

Read Article

レディ・プレイヤー1(レディプレ、Ready Player One)のネタバレ解説まとめ

『レディ・プレイヤー1』とは、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による近未来SFアクション映画である。 荒廃した近未来におけるVR世界「オアシス」を舞台に、オアシスの世界を愛する少年を主人公とした冒険を通し、VR世界と現実世界それぞれを模索していく様子が描かれる。80年代をメインとした映画をはじめ、あらゆるポップカルチャー要素が登場する。VRを取り扱った映画では最も成功した作品。

Read Article

デイブレイカー(Daybreakers)のネタバレ解説まとめ

『デイブレイカー』とは、オーストラリア出身のスピエリッグ兄弟の監督・脚本によるSFアクション・ホラー。人口の9割以上がヴァンパイアと化した近未来を舞台に、人間の減少により血液不足に陥った状況を解決するために代用血液の開発を進めていたヴァンパイアの男が、人間とヴァンパイアの双方を救う新たな道を探ろうとする。09年・オーストラリア・アメリカ製作。

Read Article

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説まとめ

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。

Read Article

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(BTTF2)のネタバレ解説まとめ

大ヒットSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のPART2。監督は前作も手がけたロバート・ゼメキス。主人公マーティは、30年後にタイムトラベルしに行ったはずの親友ドクから今度は未来が危ないと告げられる。未来で起こる事件に関わる息子たちを助けるため、再びタイムマシン・デロリアンでタイムスリップする。

Read Article

グレムリン(Gremlins)のネタバレ解説まとめ

『グレムリン』とは、1984年にジョー・ダンテ監督による映画作品。当時、大学生だったクリス・コロンバスが書いた脚本をスティーブン・スピルバーグが気に入り映画化された。スピルバーグは制作総指揮として参加している。発明家の父親ランダル・ペルツァーから主人公の息子ビリーの元に、クリスマスの贈り物として「モグワイ」と呼ばれる地球外生命体がやってきた。素直で愛らしい姿を気に入り、ビリーは「ギズモ」と名付けて世話を始めるが、次第に予想不可能な事態へと発展していくというコメディーSFパニック映画である。

Read Article

キャプテン・マーベル(MCU)のネタバレ解説まとめ

『キャプテン・マーベル』とは、アメリカ合衆国で2019年3月に公開されたスーパーヒーロー映画である。MCUシリーズとしては第21作品目。記憶を失った主人公ヴァースは、惑星ハラで暮らすエリート女性戦闘員である。任務の途中で訪れた1990年代の地球・アメリカでアベンジャーズ結成前のニック・フューリーと出会ったヴァースは、彼と行動を共にするうちに失った真実の記憶を取り戻し、自らの使命に気づくことになる。

Read Article

アベンジャーズ/エンドゲーム(MCU)のネタバレ解説まとめ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。マーベル・コミック『アベンジャーズ』の実写映画化作品としては4作目で、完結編となる。マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として2008年公開の第1作『アイアンマン』から続いてきたMCUシリーズとしては22作目、本シリーズのフィナーレとなっている。サノスとの戦いに敗北し宇宙を漂流していたトニー・スタークは、キャプテン・マーベルの協力によって地球へと帰還する。

Read Article

【BTTF】バック・トゥ・ザ・フューチャーに隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future】

バック・トゥ・ザ・フューチャー(Back to the Future)とは、1985年公開のアメリカ映画で、世界中で大ヒットしたタイムトラベルSF映画。バック・トゥ・ザ・フューチャー3部作の原点となるPart1に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。当時のアメリカを知らないとわかりにくいパロディなど、知ったら思わずもう一度観たくなる小ネタが満載。

Read Article

【BTTF3】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part III】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』とは、アメリカのSF映画で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの完結作である。 監督は全シリーズ共通でロバート・ゼメキスが務める。 PART2のラストで1955年に取り残されてしまったマーティの元へ一通の手紙が届けられた。その手紙は1885年にタイムスリップしたドクからピンチを告げるものであった。 ドクを助けるためにマーティは1885年にタイムスリップする。 Part3に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。

Read Article

【BTTF2】バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2に隠された小ネタ・伏線・パロディまとめ【Back to the Future Part II】

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』とはアメリカのSF映画で、1985年公開の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編作品である。 1989年公開で原題は『Back to the Future Part II』。監督は前作と同じロバート・ゼメキスが務めた。 主人公マーティは、親友であるドクから未来で息子に危険が迫っているといわれ、デロリアンで30年先の未来へタイムスリップする。Part2に焦点をおいて、細かく小ネタを紹介。

Read Article

目次 - Contents