ジュラシック・パーク(Jurassic Park)のネタバレ解説まとめ

『ジュラシック・パーク』とは、1993年に公開されたSF映画である。スリラー、ホラー、パニック、アクション、ドラマなど様々な要素で構成されている。マイケル・クライトンによる同名小説を原作としており、監督はスティーヴン・スピルバーグ。後に続編が公開されるジュラシック・パークシリーズの第1作。
バイオテクノロジーにより作られた恐竜が暴走し、恐竜に追われる恐怖と、仲間を守ろうとする主人公達の絆を描いており、生命や科学技術に関する倫理観が問われている。

劇中でマルコムが語った言葉。生命は人間の管理下に甘んじず、自らの世界を自由に広げようとするという意味。実際、すべて雌で構成すれば恐竜たちだけでは繁殖できないと思われていたが、それは間違いで恐竜たちは繁殖の道を見つけていた。その痕跡である恐竜の卵を見つけたグラントもこのセリフを口にしている。
人間が生命の力を甘く見ることでそのしっぺ返しを食らうという展開がなされている本作を象徴する言葉。

2作目ではラストを締めくくるセリフとして使われる。

ハモンドの想い

中盤、ハモンドがサトラーに、このパーク設立という夢への想いを語るシーン。
「ノミのサーカスのようなまやかしではなく、本物を作りたかったんだ」と切実に語るシーンはアニマトロニクスや特殊効果を作り続けてきたスタッフの想いが込められていると言われている。

ハモンドというキャラクターを象徴するシーンである。立場としては元凶であるハモンドだが、このように根は純粋な想いからパークを設立したため、劇中でもほとんど糾弾はされない。

マルコム「カリブの海賊は壊れても客を喰ったりしないぞ」

中盤、発電所に向かったアーノルドの帰りが遅いことを案じていたサトラーに、ハモンドは「大手テーマパークには遅れがつきものだ。ディズニーランドでさえ、1956年にオープンした頃は何一つうまくいかなかったんだ」と語るが、それに対してマルコムが皮肉を込めて返したセリフ。
字幕や吹替では「カリブの海賊」と訳されているが、これは後に映画シリーズも制作される「パイレーツ・オブ・カリビアン」のことである。

グラント「推薦状は書けません」ハモンド「わしもだ」

パークに来た当初はその技術力に圧倒され感心していたグラントは、その後の議論の席でも「結論を急ぎたくはない」と反対はしなかった。実際、T-レックスに襲われた後でもブラキオサウルスや恐竜の卵を愛おしそうに見つめるなど、決してパークを全否定しているわけではなかった。そのような過程を経てグラントは慎重にパークを視察し続け、専門家としてパークを推薦することはできないと結論を告げる。
そして、サトラーから諭されたハモンドも最終的にパーク設立は間違いだったと認める。

『ジュラシック・パーク』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『トイ・ストーリー2』でのパロディ

劇中でマルドゥーンが運転するジープがT-レックスに追われるシーンがあるが、その際にマルドゥーンがサイドミラーを確認したところT-レックスが背後から迫ってくるのが描かれる。
1999年のピクサー制作映画『トイ・ストーリー2』で、このシーンのパロディがなされている。

『キング・コング』のオマージュ

パークゲートのデザインは『キング・コング』(1933年)のオマージュ。スピルバーグは本作の制作にあたって『キング・コング』を参考にしたと語っていて、劇中ではパークゲートを通りツアーが始まる際、マルコムがゲートを見て「キング・コングでも出るのか?」と口にしている。

2018年のスピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー・1』では実際にキング・コングが登場している。

タイトルの理由

タイトルに「ジュラシック(Jurassic = ジュラ紀)」とあるが、本作で登場する恐竜はT-レックスをはじめとしてほとんどがジュラ紀(約1億9960万年前~1億4500万年前)ではなく白亜紀(約1億4500万年前~6500万年前)の時代に生息していた恐竜である。
なぜこのようなタイトルにしたのか、日本の国立科学博物館の真鍋 真がマイクル・クライトンに質問したところ、理由は単純に「白亜紀(=Cretaceous、クリエイテイシャス)よりも響きがいいから」というものだったらしい。

ジョーズ

劇中でネドリーが仕事中にサボって映画を流しているシーンがあるが、その流れている映画はスピルバーグの初期作品『ジョーズ』である。

レディ・プレイヤー・1

2018年のスピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー・1』でも本作とほぼ同じ外観のT-レックスが登場している。序盤のレースにおける障害物として登場。ただし本作の名称は登場せず、明確な関連性はない。

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