ハン・ソロ／スター・ウォーズ・ストーリー（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ヴァル（演：タンディ・ニュートン）

銀河帝国時代、トバイアス・ベケットの率いるギャング団の一人として、同じくギャング団の仲間であるエル・デュラントと共に、長年に渡り犯罪活動を続けていた。仲間にも自分の経歴は語らず、フルネームも教えず「ヴァル」という呼び名しか語っていなかった。ベケットが、ギャング団を引退後に楽器のヴァラコードを習って自分で弾けるようになりたいと言っているが、それはヴァルの名前が楽器のヴァラコードから付けられたものであることが理由になっている。クリムゾン・ドーンの依頼で特殊燃料コアクシウムを積んだ列車を襲撃した際に、敵対するギャング団のクラウド＝ライダーズに追い詰められ、列車が通過する陸橋を破壊するという使命を果たすため、自爆して命を絶った。

L3-37（演：フィービー・ウォーラー＝ブリッジ）

ランド・カルリジアンの相棒である、女性型のドロイド。広大な銀河を旅する際のナビゲーターとして非常に優れた機能を携えており、カルリジアンの信頼も厚かった。常日頃から、ドロイドはただ盲目的に人間に従うだけでなく自立すべきだという主張を持っており、惑星ケッセルで機能を制御され奴隷のように働かされていたドロイドを解放し、反乱のきっかけを作り出した。しかしこの反乱の最中に銃撃され、カルリジアンの介抱もむなしく機能を停止する。その後、ベケット一行がケッセルから脱出するため、ナビゲーターとしての機能を内蔵した頭脳部分を取り出され、ミレニアム・ファルコン号に接続された。

ドライデン・ヴォス（演：ポール・ベタニー）

銀河系でも有数の犯罪シンジケート、クリムゾン・ドーンのボスである犯罪者。巨大な縦型のヨットを本拠地とし、その最上階に自分の書斎を作り、数々の戦利品を飾っていた。惑星コレントで悲惨な生活を送っていたキーラと出会い、その生活から救い出し、自分の右腕とする。気に入らない者や、自分を裏切った者は、両手持ちの特注の武器「キューゾ・ベター」で自ら抹殺していた。

リオ・デュラント（声：ジョン・ファヴロー）

トバイアス・ベケットの率いるギャング団の一員で、主に飛行船の操縦を手掛けていた。同じくベケットのギャング団の一員であるヴァルが、新参者に対し警戒心が強かったのに対し、リオは新しい出会いを歓迎し進んで仲間になるような、気さくな性格の持ち主だった。クリムゾン・ドーンから依頼された任務である、特殊燃料コアクシウムを積んだ列車を襲撃した際に、敵対するギャング団クラウド＝ライダーズと交戦になり、ライダーズの一人に銃撃され命を落とす。

エンフィス・ネスト（演：エリン・ケリーマン）

トバイアス・ベケット率いるギャング団とはライバル関係にあるギャング団、クラウド＝ライダーズを率いるボス。普段は他のメンバーと同様にヘルメットで顔を覆い、素顔を晒すことはなかった。しかし特殊燃料コアクシウムの精製所で、ベケット一行と争う前に、素顔を晒しその素性を明らかにする。エンフィスは若い女性で、クラウド＝ライダーズは犯罪者集団ではなく、凶悪な銀河帝国に反旗を翻した反乱軍の一員だった。エンフィスの意思に賛同したハン・ソロの活躍により、貴重な特殊燃料コアクシウムを入手した。

レディ・プロキシマ（声：リンダ・ハント）

惑星コレントの、犯罪者集団を束ねるボス。大きなムカデのような体型をしており、全長は5メートル近くある。普段は塩水のプールの中に身を沈めており、部下に指示を出す時などにその姿を現す。直射日光に弱いという弱点をもっている。

ウィーゼル（演：ワーウィック・デイヴィス）

犯罪者集団クラウド＝ライダーズの一員。ライダーズに加わる前は、惑星タトゥイーンの犯罪組織ハット・クランに所属していた。ライダーズのボスであるエンフィス・ネストが最も信頼を置く、一味の副官である。

モール（演：レイ・パーク）

犯罪シンジケート・クリムゾン・ドーンを表向き牛耳っていたドライデン・ヴォスの裏で、シンジケートを操っていた真のボス。銀河系が凶悪な銀河帝国によって支配される前の時代である銀河共和国時代に、フォースと呼ばれる特異な力を用いて銀河系の平和維持に務める「ジェダイの騎士」という集団が存在した。このジェダイとは対照的に、人々を支配するため、自分の欲望を満たすためにフォースの力を用いる、「フォースの暗黒面」と呼ばれる力を習得した「シス」と呼ばれる一派がいた。モールはフォースの暗黒面のマスターであるダース・シディアスの弟子であり、シスの称号である「ダース」の呼び名を受け継ぎダース・モールと名乗っていた。しかし、ジェダイの騎士オビ＝ワン・ケノービと対決した際、胴体を真っ二つにされて絶命したかと思われていたが、下半身に機械の足を取りつけ、かろうじて生き延びていた。シディアスもモールが死んだものと思い、新しい弟子を付けていたため、モールは「ダース」の呼称を外し「モール」と名乗るようになっていた。