刀使ノ巫女(第24話『結びの巫女』)のあらすじと感想・考察まとめ

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タギツヒメとの決戦から2か月。タギツヒメの脅威は去ったものの、可奈美と姫和はタギツヒメと共に隠世に向かったまま行方不明となっていた。別々に隠世をさまよう可奈美と姫和は、それぞれの母、美奈都と篝に出会う。そして再びめぐり合う可奈美と姫和。二人は現世に帰るため、母たちに別れを告げ、固く手を結び歩きはじめる。時は経ち、御前試合の決勝で二人の刀使が再びぶつかり合う。
今回は「刀使ノ巫女」第24話『結びの巫女』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「刀使ノ巫女」第24話『結びの巫女』のあらすじ・ストーリー

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紫に可奈美と姫和の安否を尋ねる薫

可奈美と姫和がタギツヒメとともに隠世の彼方へ向かったことにより、現世を飲み込もうとしていた隠世は急速に収束しつつあった。紫は最後の力を振り絞り、隠世の門を完全に閉ざす。

薫「おい! 可奈美と姫和は!?」
紫「十条と衛藤は…成し遂げた」
舞衣「じゃあ…二人は…」
薫「バカ野郎が!!」

祢々切丸を投げつける薫。自らを犠牲にしてタギツヒメを討つという選択をした可奈美と姫和に対し怒りを見せるが、そんな薫をエレンがやさしく抱きしめる。可奈美と姫和がいなくなったことで涙を流す薫。

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隠世のなかで自分の家を見つける可奈美。そこに、20年前の姿のままの美奈都が現れる

タギツヒメとの決戦から2か月が経った。世界の脅威は去ったが荒魂の出現が増加し、刀使たちは忙しい日々を送っていた。衛藤可奈美、十条姫和の二人はいまだ行方が知れなかったが、仲間たちは二人がいつか必ず帰ってくると信じていた。

時間の感覚もないまま隠世を一人彷徨う可奈美。すると、可奈美は隠世に存在しないはずの、父や兄、そして亡き母と暮らした自宅を見つける。中に入ってみるとそこには20年前の姿のままの母、美奈都がいた。

一方、姫和も隠世で自分の家にたどり着いていた。それは、姫和の記憶から作られたものだった。自宅を懐かしみながらも、可奈美の身を案じる姫和。姫和はタギツヒメとの決戦を思い返す。

姫和「(タギツヒメに御刀を突き立て)お前の孤独が紛れるとは思えんが私が共に行ってやる」
タギツヒメ「お前一人の命では到底足りん。共に行くのは現世全てだ」
姫和「可奈美すまん。お前に嘘をついた」
可奈美「知ってたよ。(タギツヒメに御刀を突き立て)新陰流において突きは死に太刀。二の太刀はない最後の剣!全部はあげられない。姫和ちゃんも。その代わり私の命を半分あげるよ」
姫和「可奈美!」
姫和「半部持つって約束したでしょ?」
タギツヒメ「親子二代で同じ結末を辿るか」
可奈美「不思議な縁だね! タギツヒメ!」
タギツヒメ「縁…?」

可奈美が、姫和が一人でタギツヒメとともに隠世の彼方へ向かおうとしていたことに気づいていて、最初から自分も姫和と運命を共にするつもりだったことを悟る姫和。

姫和「馬鹿者め!荷物を半分持つとはそういう意味だったのか…親子共…私達を…せめてもう一度…可奈美に会いたい…! 会って…今度こそ…」

そこに20年前の姿のままの母、篝が現れる。姫和は篝に娘だと名乗るが、16歳までの記憶しかない篝は困惑した表情を見せる。

一方、可奈美は美奈都に自宅での家族の思い出を語って盛り上がっていた。自分が腐れ縁の同級生と結婚することを知って美奈都は「何がどうなってあんな奴と」と驚く。

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現世と隠世で小烏丸が一振りずつ存在することに注目する篝

篝に自分が篝の娘であることを説明する姫和。

姫和「あ…あの。あなたは大災厄時点の母ですから私の母とは別人なのでしょうけど…大体それほど歳も変わらない相手に突然娘だと言われても…」
篝「小烏丸。あなたも小烏丸に選ばれたのね」
姫和「私は正式な手続きではなく母…私の時間のあなたから受け継ぎました」

篝は同じ小烏丸が二振りあることに注目する。20年前、篝が現世と隠世に分かれたように小烏丸も現世と隠世、二つの世界にそれぞれ分かれ、現世の小烏丸は隠世の力でかけた分を埋め合わせた、荒魂に近い存在であることを姫和は理解する。

姫和は篝に、相模湾岸大災厄以降の話をする。7年前に美奈都が亡くなり、篝はタギツヒメを完全に討てなかったこと、美奈都を巻き込んでしまったことを後悔し続けていた。晩年は笑顔を見せることもなく、うわ言のように「大荒魂を討たねば」「折神紫を討たねば」と言っていた。

篝「そう…認識がずれてしまったのね。私は美奈都先輩と紫様に救われたのよ。本来は私一人がタギツヒメを隠世に送らなければならなかった。でもその半分を美奈都先輩が命を削って肩代わりしてくれた。だから私…もう一人の私は助かって。そして…」
姫和「今私がここにいる…」

篝は、一番つらかったのがタギツヒメが現世に出てこないように、自らの肉体に20年間封じ込めつづけた紫だと語り、姫和に紫を恨まないように諭す。その話に、姫和は笑顔を見せる。篝は姫和に、相模湾岸大災厄後の現世の自分がどんな人生を送ったのかを聞かせてほしいと頼む。

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可奈美との再会に笑顔と涙をこぼす姫和

千鳥と小烏丸が共鳴したことから、互いが近くにいると悟った可奈美と姫和はついに再会を果たす。

姫和「可奈美…もう会えないかと…」
可奈美「姫和ちゃん…よかった…よかった…」

そして、美奈都と篝も20年ぶりの再会を果たした。お互いがそれぞれ娘がいることを感慨深げに見る美奈都。

美奈都「ほら篝。(娘の)名前呼んだげて」
篝「姫和…さん」
美奈都「娘だよ~。『さん』なんていらないでしょ」
篝「ひ…姫和」
美奈都「はい。姫和ちゃんもお母さんって」
可奈美「え~!お母さんもいつもは(お母さんって呼ばれるの)嫌がるくせに!」
美奈都「今はいいの!」
姫和「…母さん」
篝「姫和…」

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現世に戻る前に悔いがないように、と母・美奈都と最後の手合わせをする可奈美

今、可奈美たちがいる空間は、20年前に美奈都たちが紛れ込んだことで隠世にできた隙間のような空間。だが、それも次第に消滅し始めている。美奈都は可奈美に現世に帰るように言う。姫和は隠世の果てに行ってしまったらもう帰れないのではと聞くが、篝は帰ってきた前例がないだけで、魂のみの存在の篝たちと違い肉体を持ったまま隠世に来た可奈美と姫和なら帰れるのではないかと考える。

そのためには、隠世への未練をできる限り立つ必要がある。ということで、可奈美は美奈都と最後の立ち合いをすることに。

可奈美「未練って…」
美奈都「とか言いつつほんとは可奈美も私と戦いたくてうずうずしてるんでしょ?」
可奈美「え~、やっぱりばれてる?」
美奈都「母は何でもお見通しよ!」
可奈美「行くよ!」

美奈都の強さに可奈美は勝てそうにないとこぼすが、美奈都は勝てないことを認めると隠世にいる美奈都への未練が残り帰れなくなると諭す。現世で帰りを待つ仲間たちの顔を思い浮かべた可奈美は、美奈都に勝って未練を立つため、再び美奈都に勝負を挑む。

一方、篝・姫和親子は美奈都・可奈美親子の戦いを見ながら語り合う。

姫和「…一つ聞きたいことがあります。あなたは…悔やんでますか?」
篝「うーん…姫和。今あなたは幸せ?」
姫和「…はい。辛い時、重たい荷物を一緒に持ってくれる大切な人が、仲間達がいてくれるから」
篝「そう。だったら何の悔いもないわ」

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母との別れに涙を流す可奈美と、そんな可奈美を優しく抱きしめる美奈都

なんとか美奈都から一生をもぎ取った可奈美。美奈都は可奈美の実力を認め、免許皆伝を言い渡す。別れの時を前に、可奈美は美奈都の胸に飛び込む。

可奈美「師匠!」
美奈都「かわいいかわいい私の可奈美。できればほんとの体で抱きしめてあげたかったけど剣は私の全て。ぜーんぶ託せた」
可奈美「お母さーん…」

可奈美をどこか羨ましそうに見る姫和に篝が声をかける。

篝「姫和…」
姫和「母さん…母さん!」
篝は姫和を抱きしめる。

母たちに別れを告げ、現世に戻るために歩きはじめる可奈美と姫和。二人の後姿を見ながら、美奈都と篝は現世の自分たちが幸せだったことに思いをはせる。

美奈都「おーい!あんたもこっち来たら?あんたも私達と一緒でしょ?」

美奈都が声をかけると、タギツヒメが現れる。

美奈都「消えちゃうまでに一試合しない?私に負けっぱなしじゃ悔しいでしょ?」
タギツヒメ「いいだろう。残された時間がどれほどかわからぬが」

手をつなぎ、現世へ戻るために歩き続ける可奈美と姫和。

姫和「可奈美」
可奈美「大丈夫。いるよ」
姫和「絶対手を離すな」
可奈美「うん、絶対離さない。みんなを想う…舞衣ちゃん。沙耶香ちゃん。薫ちゃん。エレンちゃん」

姫和がスペクトラム計を取りだすと、中からノロが飛び出し、二人を導くように進む。そのノロの跡をついていく可奈美、姫和。

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真希に「一緒に強くなろう」と言われる寿々花

月日は流れ、桜の季節となった。
舞衣は後輩たちを指導しながらも、可奈美に思いをはせる。
人と荒魂の共存について講演するフリードマン。エレンは累と一緒にその講演を聞いていた。
薫は警戒任務をさぼって昼寝をしていた。紗南から電話で叱られるが、遊撃隊の任務は沙耶香に任せればいいと、薫は電話を切る。
街に荒魂が現れた。刀使たちは市民を避難させ、配置に付こうとするが、沙耶香が一人で、一瞬で荒魂を仕留めてしまう。
真希は一人、結芽の残したストラップを見ていた。そこに寿々花が沙耶香の活躍を報告しにやってくる。沙耶香は可奈美と姫和がいない間は自分が穴を埋めると頑張っているらしい。

真希「糸見は衛藤と十条の不在を埋めようと頑張っている。頼もしい限りだよ。…本来は僕もそうあるべきなんだろうね。結芽や夜見の分まで…」
寿々花「自分一人が元親衛隊のような言い方、やめていただけます?」
真希「そうだね。寿々花、僕たちも強くなろう、一緒に」
寿々花「え…は…はい…」

リハビリをする歩は、いつかまた可奈美と一緒に戦うことを目標として頑張っていた。
夜見の御刀、水神切兼光を手に、悲しみに暮れる雪那。そこに夕月が現れる。御刀を勝手に持ち出したことをとがめられると思った雪那だったが、夕月は水神切兼光は錬府女学院の学長である雪那が管理することになったと告げ、雪那は感謝を述べる。
タギツヒメとの戦いの傷がいまだ癒えない紫は、朱音、江麻とノロの今後の管理について話していた。これまで伝統的にそうしてきたように、ノロは各地の神社に分散して祀ることになったと朱音は報告する。古来のように、人とノロが寄り添って生きていく道となった。可奈美と姫和の行方はいまだわからないままだったが、紫は二人の行方がわかるまで捜索を続けるように指示する。江麻はもうすぐ御前試合の予選が五箇伝各校で開かれることを告げ、可奈美がいたなら出場したがっただろうと思いをはせる。

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現世に帰ってきた可奈美と姫和。約束通り、その手は固く結ばれたままだ。

桜が満開の中、現世に帰ってきた可奈美と姫和。約束通り、その手はしっかりと繋がれている。

姫和「桜の花だ」
可奈美「もう春なんだね」
姫和「帰ってきたんだな」
可奈美「うん」
姫和「早くあいつらに会いたいな」
可奈美「みんなどんな顔するかな?」
姫和「驚くだろうな」
可奈美「姫和ちゃんは最初になにしたい? やっぱりチョコミント食べたい?」
姫和「食べたいな!」

月日は少し流れ、新たな折神家当主、折神朱音が、そして多くの刀使たちが見守る御前試合の決勝が開かれた。

朱音「決勝進出者両名、前へ!」
可奈美&姫和「はい!」

「刀使ノ巫女」第24話『結びの巫女』の感想・考察

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