かくりよの宿飯(第8話『九尾の若旦那とお買い物』)のあらすじと感想・考察まとめ

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妖王家の結婚記念日のメニューを考えていた葵は、ラムネを仕入れに行った帰り道、子猫のあやかしと戯れる白夜の姿をみた。厳格な白夜の別の一面を見た葵は、白夜に夕がおで朝食を振る舞う。そして妖王家夫妻のことを尋ね、メニュー作りの参考にする。食材を探して東の地を銀次と訪れた葵だったが、何者かに連れ去られてしまう。
今回は「かくりよの宿飯」第8話『九尾の若旦那とお買い物』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「かくりよの宿飯」第8話『九尾の若旦那とお買い物』のあらすじ・ストーリー

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竹林の管子猫たち

葵は妖王家夫妻の結婚記念日のメニューを考えながら、裏山の離れに向かっていた。離れに着いた葵は、大旦那から自由に使っていいと言われていたラムネを数本持ち、離れを後にした。離れから続く石段を下りて行くと、石段を取り囲む竹林から賑やかな声がしてきた。葵が声の方を見ると、猫のあやかしが大勢で戯れているのが見えた。
その中に白夜の姿があった。

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葵に驚く白夜

葵と目が合った白夜は大きな声を上げて驚き「いつからそこに?」と聞いた。
葵は「べ、別に私何も見てませんから、では」と言って立ち去ろうとした。
すると猫のあやかし達が葵を取り巻いて「人間の女の人だね」「いい匂いだね」「人間なんて珍しいね」と口々に言った。

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葵に興味を示す管子猫たち

葵「この子達、白夜さんが育ててるの?」
白夜「違う、こいつらは管子猫(くだこねこ)(*)と言って野生のあやかしだ」
葵「管子猫?白夜さんこの子達のこと、とっても好きなんですね」
白夜「ち、違う。好き嫌いの問題ではない。非力な連中だから守ってやらなければならない、それだけだ」

*:管子猫(くだこねこ)とは伝承上の憑き物(人に取りつく霊)の一種。かくりよの管子猫は、後ろ足が無く上半身は猫の形だが、下半身が細長い形で身体はふわふわと空中に浮かんでいる。竹筒を住みかにしている。

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白夜と話す葵

それを聞いて葵は、うつしよにいた頃の手鞠河童たちを思い出し、あの子たちも本当にひ弱で、せめてお腹を空かせてつらい思いをさせないようにと、餌をあげて来たことを白夜に話した。
白夜は「管子猫たちにとって、人間の小娘はまたたびのようなものだ、気を付けろ」と言って立ち去ろうとしたので、葵は白夜を呼び止めて「例のご夫妻のことで聞きたいことがあるの」と言った。

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白夜に驚く暁

翌朝、暁があくびをしながら夕がおを訪ねて来ると、お帳場長の白夜が朝早くから来ているので驚いた。白夜はサバの味醂干し朝食膳を食べていた。
暁「お帳場長も物を食べるんですね?」
白夜「私を何だと思っている、1日3食これは基本だ」

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異界珍味市のことを話す銀次

白夜は食後の茶を飲み干して、妖王家夫妻のことを聞きたがっていた葵に「何が聞きたいんだ?」と聞いた。
葵は白夜から、妖王家夫妻がうつしよで出会い、当時流行の洋食屋で逢引きを重ねていたことを聞き出した。そして、ビーフシチューやカツレツなどの洋食メニューを考えた。
葵「でも、かくりよじゃ材料がそろわないかな?」
すると、いつの間にか、夕がおに来ていた銀次が「それなら心配いりません」と口を挟んだ。
銀次「洋食の材料であれば、東の地の異界珍味市(いかいちんみいち)(*)で手に入るかと」
葵「異界?なに?」
白夜「うつしよやその他の異界の珍味を取り揃えた市だ。ちょうど今、東の地で開催されている」
葵「そうなのね、そこに行けば洋食ディナーが作れるわね」

*:異界珍味市(いかいちんみいち)とは、かくりよの東の地にある、うつしよや異界からの食材を集めた市場

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咳ばらいをする白夜

白夜は話を終えると立ち上がって夕がおを出ようとした。葵は白夜に向かって「いろいろとありがとう、また気軽に寄ってね。裏山へ用がある時とか」と言った。
白夜は、管子猫たちとの事を言われるのかと動揺して「お、おい!」と言って葵に向かって咳ばらいをした。そして戸を強く締めて出て行った。

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大旦那を訪ねた葵

葵は明日、東の地の異界珍味市に出かける許可を得るため、天神屋の大旦那のもとを訪れていた。
大旦那は「明日は妖都の八葉夜行会(はちようやこうかい)(*)に出なければならないので行けない」と言った。葵は「銀次と2人で行く」と言ったが、大旦那は「僕が行けない以上心配だ、お前は前にも命を狙われているし」と言って反対した。

*:八葉夜行会(はちようやこうかい)とは、かくりよの八つの土地を治めるあやかしの代表である八葉が集って行われる集会。

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おじいちゃんと言われて動揺する大旦那

葵「大旦那様ってば過保護過ぎるわ。まるでおじいちゃんみたいよ」
大旦那はおじいちゃんと言われて動揺した。
大旦那「ぼ、ぼくはそんなに老けて見えるだろうか?」
葵「何百年も生きてるくせに今更老いを気にしてるの?私は、私のおじいちゃんに似てるって言ったのよ」
大旦那「史郎に?」
史郎に似ていると言われ、さらに大旦那は動揺した。
葵「ふーん、私なんていつも言われてるんだから、その苦痛を分かってもらえて嬉しいわ」

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お守りを葵の首にかける大旦那

大旦那は「銀次1人で行ってもらっては駄目か?」と提案したが、葵は「食材を自分の目で見て選びたい」と譲らなかった。
葵は、許しが出たらお礼として大旦那に渡すつもりの弁当を持って来ていた。「帰ってやけ食いをするわ」と言ってその弁当を持って帰ろうとしたので、大旦那は慌てて葵を「落ち着け」と言って押し留めた。そして席を立ってタンスの引き出しから、緑色のペンダントを取り出して葵の首にかけた。

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鬼火を閉じ込めた石

葵「きれい」
大旦那「僕の鬼火を閉じ込めた石だ、肌身離さず持っているように」
葵「お守りってこと?」
大旦那「そして、銀次のそばを離れてはいけないし、決して1人になってはいけないよ」
こうして葵は東の地への買い出しが許された。

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雷に怯える葵

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