シュタインズ・ゲート ゼロ(第6話「軌道秩序のエクリプス」)のあらすじと感想・考察まとめ

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るかが連れて来た記憶喪失の少女は、鈴羽が探していた椎名かがりだった。それが分かっても彼女自身の記憶は戻らないままだったが、ラボメンと過ごす中でかがりは次第に笑顔を取り戻していく。元旦を迎え、ラボメンやまゆりのコスプレ仲間で初詣に行くこととなる。その後、ラボに移動して年明けパーティを開いた岡部たちだったが、その最中に武装した何者かに襲われる。
今回は「シュタインズ・ゲート ゼロ」第6話『軌道秩序のエクリプス』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「シュタインズ・ゲート ゼロ」第6話『軌道秩序のエクリプス』のあらすじ・ストーリー

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うーぱを握り締めるカナ

"カナ"を落ち着かせた後、まゆりとるかは買い物に出かける。
るか「まゆりちゃん、いいの?」
まゆり「まゆしいがいても、役に立たないから」
そう言って寂しげに笑うまゆりは、わざわざ遠回りになる道を選んで歩き始めた。るかは慌ててその後を追いかける。
ラボに残った岡部は、カナに記憶が無いことについて問いただす鈴羽を制し、彼女が”椎名かがり"だと思う理由を鈴羽に聞いた。
鈴羽「前に言っただろ!そのうーぱだよ!それはかがりがママに貰ったんだ。お守りだって、ずっと大切にしてた」
記憶を無くして倒れていたカナがただ一つ持っていたのがそのうーぱだった。彼女は、千葉県の県境で倒れていた所を通りがかった住職に見つけられたそうだ。それで、寺には女性を長く置けないからと、るかの家に連れて来られたのだ。
カナ「あの!私は、椎名かがりという名前なんでしょうか?お二人は、私のことご存知なんですか?私は…」
岡部「待って、落ち着いて」
矢継ぎ早に質問するカナを岡部は制止する。カナに、"椎名かがり"という名前を聞いて思い出すことはないかと岡部は質問するが、よく分からない様子だった。ただ、その名前や、まゆりのことを懐かしく思うと言った。

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まゆりとるかに説明する岡部

鈴羽の証言やカナの様子から、彼女を椎名かがりだと断定した岡部達は、るかやまゆりには子供の頃に引っ越してしまった鈴羽の知り合いだと説明した。
まゆりはかがりに自己紹介し、彼女に話しかける。
まゆり「きっと、辛いこといっぱいだよね。だって、自分が大好きな人のことも忘れちゃうんでしょ。それって、すごく悲しいことだってまゆしいは思うな。だからね、えっと……うまく言えないけど、まゆしいもお手伝いするから、頑張ろうね!」
その言葉を聞いたかがりは涙を流す。まゆりは何か悪いことをしたかと慌てるが、かがりはまゆりの言葉が嬉しいからだと言った。「まゆしいだけじゃないよ」とまゆりが振り返ると、そこに集まったメンバーも皆、同じ気持ちのようだった。
かがり「ありがとう……ございます」

岡部は萌郁に、かがりが見つかったことを連絡していた。萌郁は、かがりが見つかったときの詳細を岡部から聞く。一方で、萌郁が調べていた”かがりを探していた人間”については、まだ何も掴めていなかった。かがりは見つかったが、岡部は萌郁に引き続き彼らを追ってもらうことにした。

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真帆に抱きつくレイエス教授

研究室にいた真帆は、岡部からSNSで、まゆりからの伝言だと言って初詣に誘われる。返信しようとしたところにレイエス教授が現れ、「彼からの連絡?」と言って冷やかされる。真帆は、恋愛なんて何の役にも立たないと突っぱねるが、教授は恋愛感情も自分の大事な研究対象だと得意げに言う。
真帆「だからって、人を研究対象扱いしないでください。私に限って、そんなものにうつつを抜かすことなんてありませんから」
レイエス「あら、残念」
レイエス教授は去って行こうとするが、彼女に用があるらしい真帆は呼び止めた。

話も終わり、岡部達はかがりをるかの実家の神社まで送って来ていた。岡部はるかと二人で話すため、彼に声をかける。
岡部はるかに、かがりを外に出さないように頼んだ。出るときは誰かについてもらうように、と。るかにはその理由を言わなかったが、自分たち以外にかがりを探している人間が何者か分かるまでは用心したほうが良い、と判断したための頼み事だった。

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るかに、かがりに付いているよう頼む岡部

ラボに残っていた鈴羽は浮かない顔をしていた。
鈴羽「あいつ、今までどこでどうしてたんだろう」
ダル「……記憶喪失ねー。確かに気にはなるけどさー。だからって鈴羽がどうこうできるもんでもないっしょ。ああいうのって、ひょんな事から思い出すとも言うし、様子見るしかないんじゃね」
対照的に楽観的なダルの言葉に同意はしつつも、表情の晴れない鈴羽は考え込んでしまう。
ダル「それとも、思いっきり脅かして見るとか。こんな感じで!」
いきなり片足で立ち上がり鈴羽を脅かす仕草をするダルだったが、鈴羽は全く相手にしなかった。鈴羽は、かがりがいなくなったあの日、自分に銃口を突き付けてきた意図が分からず悩んでいた。冗談にも反応しない鈴羽の前で、ダルは立ち尽くすしかなかった。

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ダルと岡部をラボに入れない天王寺裕吾

元日、岡部とダルは寒い中、ラボの外で待たされていた。ぶつぶつ文句を言うダルに、ラボのオーナーである天王寺裕吾は「言いたいことがあるなら大きな声で言ったらどうだ」と青筋を立てる。ラボに入れてくれない裕吾に二人は抗議するが、その時、中から着物を着た綯達が出てくる。娘の綯の着付けのために、裕吾はラボを封鎖していたのだ。裕吾は野暮用があって来られないため、岡部達に綯を任せるのだという。
裕吾「言っとくが万が一綯に何かあったら……」
裕吾の鬼のような形相に、岡部とダルは肩を震わせる。

新年の挨拶を済ませた岡部達は、神社へ向かう。まゆり、るか、フェイリス、鈴羽、かがりの5人は巫女のバイトで先に神社へ行っており、皆で談笑しながら神社までの道を歩く。その光景に岡部は、かつて紅莉栖を含むラボメンでふざけあっていた頃の自分の姿を重ねた。

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談笑する様子に、岡部はかつての自分達を重ねてしまう

神社に着くと、巫女服のるかとフェイリスが出迎えてくれた。その奥にいた鈴羽を見つけた由希は、ダルを引っ張って行き彼女の巫女姿を褒める。
由希「とっても似合ってますよ。ね?」
ダル「……鈴羽。それで、『お注射の時間だよお兄ちゃん』って、言ってみておくれ」
鈴羽は茶化すダルを締め上げた。
鈴羽「またそんなことばかり……だから母さんと進展しないんだ!」
その様子を見て、兄妹のじゃれ合いだと思っている由希は、二人とも仲がいいですねと微笑む。親子だからと言いかけたダルを肘で小突いて黙らせ、鈴羽は愛想笑いで誤魔化した。
真帆は、るかの巫女姿に驚愕していた。
真帆「やっぱり信じられない。男の子だなんて」
フブキ「だが事実よ。なんなら確かめてみます?」

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岡部に巫女姿を披露するまゆり

照れた様子で岡部に巫女姿を披露していたまゆりは、よく似合っていると言われて安堵していた。
かがり「まゆりさんってば、何度言っても納得してくれなかったんですよ、オカリンどう言うかなって」
まゆり「わぁっ、それは言っちゃダメだよぉ」
談笑するまゆりとかがりを見て、岡部はラボで涙を流していたかがりをまゆりが慰めていたことを思い出す。岡部は、未来では二人が親子であることを実感していた。

真帆「驚いたわ。彼女、紅莉栖そっくり」
皆から離れた場所で話す岡部と真帆。かがりのことをすごく紅莉栖に似ていると言った真帆に対して、岡部はそうは思わないと主張する。その様子を見て、真帆はため息をつく。
真帆「私の言いたいこと、わかってる?」
岡部「アマデウスのことか?」
真帆「いつまでもこのままにしておいても解決はしないわ。せめて、お正月明けには決断して欲しいの」

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巫女が見られないことにショックを受けるレスキネン教授

夕方、片付けを終えた頃、真帆が呼んでいたレスキネン教授とレイエス教授がやって来た。巫女を見るのを楽しみにしていたレスキネン教授に、今日はもう終わったと岡部が告げる。嘆く彼をレイエス教授が引っ張って行くと、入れ違うように着替え終えたまゆりたちが戻ってくる。巫女がいないと意味がないとレスキネン教授は帰って行き、レイエス教授もそれに続いて去っていく。
全員が戻りラボへ帰ろうとしたところで、由希が急なバイトの欠員のため来られなくなる。由希を除いたメンバーでお正月パーティーを開くこととなった。

おせち料理を食べながら談笑していると、ペットボトルのお茶が切れてしまう。フブキとカエデが買い出しに向かうと、ラボを出たところで裕吾と遭遇する。彼女達から買い出しに出かけることを聞いた裕吾は、あとで綯を迎えに行くから終わったら連絡するようにと、彼女達に岡部への伝言を頼む。二人が去った後、裕吾は、その様子を建物の影から見ている人物がいることに気が付いた。
真帆の携帯に”紅莉栖”からの着信があり、真帆は席を立つ。
“紅莉栖”「あっ、先輩!一体今どこに……あら?もしかしてその場所——」
綯「ねぇ、それなあに?」
フェイリス「真帆ニャンのお友達かにゃ?」

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真帆のスマホを覗き込む綯とフェイリス

その様子に気付いたラボメン達が、次々に真帆の周りに集まってくる。真帆のスマホの中で、自分は人工知能だと説明する”紅莉栖”を一目見たダルは、それが死んだはずの牧瀬紅莉栖だと知って思わず岡部を凝視する。
“紅莉栖”「なるほど、皆さんが岡部さんのラボのメンバーなんですね。では、改めてご挨拶を。私はアマデウス。”牧瀬紅莉栖"と言う人物の記憶を基に作られた人工知能です」
牧瀬紅莉栖の名前を知っていたまゆりや鈴羽も顔色を変える。”紅莉栖”がメンバーに質問したり、逆に質問に答えたりしていると、綯にスマホを渡した真帆が岡部の側に来た。真帆は、岡部にあれだけテスターを切り上げる話をしておきながら、不用意に人前でアマデウスの着信に出てしまったことを謝罪した。
岡部「いや、これでいいのかもしれない。辛いけど、前に進まなきゃいけないんだよな。かがりが、どこか紅莉栖に似ていようと、彼女は紅莉栖じゃない。アマデウスも、その基が彼女そのものだったとしても、それはもう別の存在なんだ。引きずってはいけない。君が言いたかったのは、そう言うことだろう?」
岡部がそう言うと、真帆は照れたようにそっぽを向く。
岡部「(そうだ。あいつが守ってくれた、まゆりやみんなとのこの生活を、俺は振り返らずに、守らなければならないんだ。鈴羽は、まだ納得はできないかもしれない。かがりのことだって、何も分かってはいない。でも、いずれきっと……)」

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突然、アプリが落ちた

“紅莉栖”「ところでその、そこに岡部さんが——」
そう紅莉栖が言いかけたところで、突然アマデウスのアプリが落ちた。真帆がスマホを確認するが、異状は見当たらない。その光景に、岡部はα世界線でまゆりが殺される瞬間を重ね合わせてしまう。その時だった。
鈴羽「岡部倫太郎!」
何かに気付いた鈴羽が叫ぶのとほぼ同時に、面や覆面を被って顔を隠し武装した集団が、ラボに侵入してきた。

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ラボを襲撃した男達

「シュタインズ・ゲート ゼロ」第6話『軌道秩序のエクリプス』の感想・考察

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