黒子のバスケ(黒バス)の名言・名セリフまとめ

『黒子のバスケ』とは、週刊少年ジャンプで連載されていた藤巻忠俊の作品である。高校のバスケットボール部を題材とした漫画で、主人公の黒子が所属する誠凛高校が高校バスケットボールの大会である『ウィンターカップ』の優勝を目指す物語。友情や努力を感じさせるアツい台詞の数々は読者の心に深く刻み込まれている。

誠凛高校の過去編で、伊月が日向に言ったセリフである。日向は誠凛高校へ入学を果たすと同時に、髪の毛を金髪に染めて『高校デビュー』も果たしていた。伊月はそんな日向を見て、「あははは!ちょ⋯ダメだやっぱ!やっぱ変だよ日向!高校入ったら急にキンパツにして⋯全然バスケ部っぽくないよ!」と大笑いする。日向は、「⋯あたりめーだ。バスケはもう止めた!あんなもんキツイばっかでなんも楽しくねーよ!この学校シメてテッペン獲るんだよ!」と返事をした。それに対して伊月は「⋯この学校あんまソーユー人(不良)いないんだけど。ケンカとかしたいならもっと⋯他のトコ行けばいいじゃん。」と突っ込んだが、日向は「バッ⋯本格的なトコ行ったら死んじゃうだろーが!」と返す。

伊月は日向としばらく談笑した後、このセリフを切り出す。伊月と日向は中学時代の同級生だった。伊月は、日向が中学の時、一生懸命バスケに打ち込んでいたのを知っていたため、現在の堕落した日向が見ていられなかったのだ。友人のことを思って叱責する伊月がカッコいい名言である。伊月の言葉に対し、日向は「その結果はどうだった?結局一勝も出来なかったじゃねーか。俺たちに勝った奴らも二回戦で負け、そいつらに勝った奴らも三回戦で負け。そうやって必死に勝ち上がった奴らも全中決勝戦では帝光(中学バスケ最強の学校)にダブルスコア(勝ったチームの得点が負けたチームの2倍以上あること)で負けた。努力すればいつかは必ず報われる。ダレだ。そんなおめでたいこと言い出したバカは。結局凡人の努力なんて時間の無駄なんだよ。」と返して去っていった。

オレは不器用だから、一つ技を覚えるにも人の何倍も練習しなきゃならない。だったらできるまで何倍でもやるしかないだろ⋯!!

練習中に伊月が言ったセリフである。伊月は明日試合があるにもかかわらず、遅い時間まで新しい技の練習をしていた。伊月の練習に付き合っていた小金井たちは、「ちょっ⋯まだやんの伊月!?あした試合だよ!?」と心配する。そんな小金井たちに対して伊月は「⋯だからだよ。オレも強くならなきゃ⋯」と返した。このセリフはこの場面で練習に付き合ってくれたみんなに言ったもので、自分が不器用であることを自覚しているからこそ熱心にできるまで取り込む伊月の名台詞である。
それを聞いた小金井は「⋯わかった!いくらでもつき合うよ!どーせオレらは出番ほとんどないしね!」「いーから、いーから!さーも一本いこー!!」と明るく伊月の背中を押した。

カッとなってナイスカット!!

誠凛対海常戦(二回目)で、伊月が新必殺技の『鷲の鉤爪』を使って海常高校のキャプテン、笠松からボールを奪った時に言ったセリフである。『鷲の鉤爪』とは、相手がフルドライブ(全速力でドリブルをする事)をしている時に、完全に無防備である相手の背中側からボールをカットする技のことだ。伊月はこの技をリコの父親から教わる。リコ曰く、『鷲の鉤爪』は「かなり難しい」とのことだ。
強い選手である笠松からボールを奪えた事を喜ぶ伊月は、つい口から趣味であるダジャレが飛び出す。このセリフは、伊月の喜びや達成感が現れた名台詞だ。

(誠凛高校)木吉鉄平の名言・名セリフ

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木吉は右端にいる少年だ。天然な性格だが、いざという時に頼りになる。

オレらまだコーコーセーだぜ?もっと自分の可能性を信じてもいーんじゃねーの?

黒子が自分のバスケに悩んでいた時に、木吉が黒子に入ったセリフだ。木吉は膝の怪我の治療のためにしばらく誠凛高校を離れていたが、治療を終えたため戻ってきた。そのため、黒子をはじめとした1年生のみんなは木吉のことを知らなかった。木吉は現在の誠凛高校バスケ部がどうなっているかを見るために体育館に行くと、黒子が必死になって練習していた。誠凛高校は前回、インターハイの試合で桐皇学園に敗退する。黒子は桐皇学園戦での青峰の言葉を機に、自分のプレイスタイルに悩んでいた。青峰と黒子は中学時代の同級生で、黒子とは一時期仲が良かったが、バスケに対する方向性の違いにより疎遠となった。その後、桐皇学園に入った青峰とこの試合で再会するが、青峰に「(プレイスタイルが)同じってことは成長してねぇってことじゃねぇか?オマエのバスケじゃ勝てねぇよ。」と、言われてしまう。黒子のバスケスタイルはパスのみに特化し、仲間をコート上で動きやすくするスタイルだった。
木吉はそんな黒子に対して「わはははは。リコから聞いてた通りっつーか、ホントパス以外にはからっきしなんだな。リコから試合のビデオ見せてもらったよ。いんじゃね?オレは好きだよ、キミのバスケ。間違っちゃねー。ただ、まだ未熟。そんだけじゃん?」と、声をかけながら顔を見せた。突然知らない人が話しかけてきて驚く黒子だったが、木吉は「このー木なんの木♪気になる木〜♪の「木」に大吉の「吉」で木吉だ。んで、鉄アレイの「鉄」に平社員の「平」で鉄平だ。」と、一風変わった自己紹介をする。黒子は掴み所のない木吉に対してぽかーんとした反応を返すが、木吉は黒子に対してアドバイスを授ける。
木吉は黒子の事を「キミほどの極端なスペシャリストを見たことがない。あそこまで徹底して一つのことだけを極めたのは驚異的だ。けど⋯そこが限界って決めつけてねぇか?」「そんだけ自分を客観的に見て割り切ってプレイしてるのは大したモンだよ。けど、割り切り過ぎかもよ?」と、評した。このセリフはこの後に言ったもので、「まだ若いんだから、いろいろなことに挑戦してみたほうがいい」という黒子の背中を押すような意味合いの名言である。

山登るなら目指すのは当然頂上だ⋯が、景色もちゃんと楽しんでこーぜ

木吉が誠凛高校のみんなに言ったセリフである。木吉は膝の怪我から誠凛高校から離れていたが、治療の末についに復帰を果たした。年齢は日向やリコたちと同じで高校二年生である。日向たち二年生は木吉を知らない人に対して、木吉の事を「誠凛高校バスケ部を立ち上げた人」と紹介した。木吉は部員のみんなに挨拶するが、「まあ創部した頃から言ってたことなんだが、なけなしの高校生活三年間をかけるんだからな。やるからには本気だ⋯目標はもちろん⋯どこだ!」と、まじめだか天然だか掴めないような挨拶で部員を困惑させる。部員たちは「は?」と呆気にとられるが、木吉は「いや、インター・ハイの開催地ってどこだっけ?甲子園?」と聞き返した。すると「毎年(開催地は)変わるしもう負けたわ!!今目指してんのはウィンターカップだろ!」と、突っ込みが入る。木吉はさらに、「そうか!じゃあウィンターカップは今年はどこだ?」と聞くが「ウィンターカップは毎年同じだよ!!東京だ!」と、突っ込みをいれられる。木吉と初めて会う人たち(主に一年生)は、『誠凛高校バスケ部を作った人』という実績と実際の木吉の性格がかみ合わずに驚く。
ぽかーんとしてる人たちを尻目に、木吉はウィンターカップへの思いを語った。これはその時のセリフで、木吉の試合だけでなく練習等の過程すべてを楽しむという気持ちが込められた名言だ。

味は個性的だけどイケるよ。料理に一番大事なもんは入ってる、愛情がな。けどもしかしたら、作り方がどっか間違ってるのかもな。もう一回作ってみないか?

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これがリコが作った特製カレーだ。味は壊滅的。

木吉がリコに言ったセリフである。誠凛高校は高校バスケットの大会、『ウィンターカップ』を目指して合宿をすることになった。しかし、ここで一つ問題が起きる。なんと、リコが料理をするというのだ。リコは料理が大の苦手だった。とりあえず、合宿中に何か問題が起きぬように試食会をする事になった。
リコが試食会で出したのはカレーだ。カレーならば、誰もが大きな失敗はすることは無いと部員全員が思いきや、リコが作ったカレーはとんでもない代物だった。まず、玉ねぎや人参は切らずに丸ごと入っており、野菜は火が通り切ってはいなかった。さらに、肉も生のままでルーにも謎の苦みや酸味があり、はっきりと言って不味かった。
どんなに不味いカレーでも、リコが一生懸命に作ったものである。木吉は、このカレーを完食してお代わりまで貰った上でこのセリフを言った。選手のために料理を作るリコの思いを受け止めた上で、ダメな点を優しく指摘する、木吉の漢気やリコに対する思いやりが込められている名台詞だ。

ただのピンチだ。終わったわけじゃない。楽しんでこーぜ!

誠凛VS秀徳(二回目)の試合で、木吉が誠凛高校の選手全員に言ったセリフ。秀徳高校は『キセキの世代』の緑間がいる学校で、緑間はどこからでも3Pシュート(一回のゴールで3点入るシュート)を打てる非常に手強い選手だ。緑間の他にも『鷹の目』を持つ高尾も非常に厄介な相手である。『鷹の目』とは、コート全体を見回せる能力のことで、手品で使う視線誘導の技術である『ミスディレクション』を使う黒子にとっては天敵だ。さらに、特殊な能力は無いものの地力が高い選手が三人も揃っている。
強力な選手が揃う秀徳チームだが、一回目の試合では緑間が一人で突っ走っていたため、隙はあった。しかし、二回目のこの試合では、緑間が一人で戦う事を止めて、チームプレイをするようになる。元から強豪校だったが、さらに付け入る隙が無くなったことで選手たちは萎縮する。このセリフは、そんな時に木吉が皆に声をかけた言葉で、どんなピンチが来ようとも笑顔で迎え撃つ木吉の強さが表れている。苦境に立たされた時に思い出したい、勇気が出る名言だ。

じゃあ創ろうぜ!一緒にバスケ部!

誠凛高校過去編で木吉が日向に言った言葉である。木吉たちが一年生の時代には、誠凛高校にはバスケ部が存在しなかった。
ある日、木吉は廊下で日向とぶつかる。日向はその時に携帯を落としてしまうが、携帯の待ち受け画面がバスケの選手だった。それに喜んだ木吉は、「もしかしてバスケ好きなの?」と日向に話しかける。日向は当時、中学でバスケの試合に一度も勝てなかった挫折から、バスケからは離れていた。「え!?いや、まあ⋯」と、曖昧な返事をすると、木吉は喜んで「マジかよじゃあバスケ部か!一緒だな!オレ、木吉鉄平。よろしくな!」と早まった挨拶を返した。木吉はさらに、「ちょうどオレ、今から入部届出しに行く所だったんだよ!一緒に行こーぜ!」と話しかけるが、日向は「はなせ!違ーよ!バスケ部じゃねーし!そもそもこの学校にバスケ部はねえ!」と突っぱねた。木吉の天然な性格は一年の頃から健在のようで、「ない?そんなわけ⋯ハハハ⋯⋯マジで?」と、驚く。日向は「どこに持ってくつもりだったんだ!入部届け!」と、怒った。

木吉は、「なんだそっかー。しょうがないなー」と前置きしながらこのセリフを言った。バスケ部を創るという木吉に「なんでそうなるんだよ!?」と、反発する日向だが、木吉はあくまでポジティブだ。誠凛高校バスケ部の始まりとも言える名台詞で、「ないものは創ればいい」という木吉の前向きな一面が表れている。

勝つためにとことん練習して少しでも上手くなって⋯好きなことに没頭する。それが楽しむってことだろ。ましてやオレたちは俺たちは学生だ。全てをかけても足りないかもしれないぜ?

誠凛高校の過去編で、木吉が伊月に言ったセリフ。木吉たちが一年生の頃、誠凛高校にはバスケ部がなかった。そのため、木吉はバスケ部を創部する決意をし、伊月もそれに参加する。木吉はバスケが好きだった日向に何度もバスケ部に入るようにアタックするが、日向は試合の敗北の挫折から、木吉の申し出を拒否する。

伊月は、「そもそもアンタ、『鉄心』の木吉だろ。バスケがしたいなら強豪校から引き手あまたのはずだ⋯なんでこんな学校にいる?」と質問する。木吉は中学バスケの中でも有名な選手で、伊月もその存在を知っていた。『鉄心』とは、どんなに強敵でも折れずにゴールを守る姿からついた異名だが、木吉本人はその呼ばれ方を苦手としている。
木吉は伊月の質問に、「別に理由なんてないさ。⋯強いて言えば、近かったからかな?オレはじいちゃんとばあちゃんに育ててもらった。ただ、二人とももうトシだし、近い方が何かと都合がいいんだ。バスケは好きだけど結局部活だからな。楽しけりゃそれでいい。」と、答えた。伊月は「お気楽なもんだね」と木吉の答えに呆れたため、「みんなでワイワイできれば勝ち負けはどーでもいいってことね。」と皮肉った。しかし、木吉は「ん?」と伊月の考えを否定する。そして、「そんなわけないだろ。手を抜いてどうするのさ?楽にやるのとイミが違うぜ。」と、返した。
この言葉はこの後に言ったもので、木吉の何事にも手を抜かず、全力で取り組む姿勢が表れている名台詞だ。伊月はそんな木吉の言葉を聞いて、「前言撤回。マジでいるんだな。こーゆー奴。」と、木吉の評価を改めた。

違う。バスケを諦めることを、諦めろ。

誠凛高校過去編で、木吉が日向に言ったセリフである。木吉と日向は、1on1(一対一のバスケ)をするになった。木吉は今まで、日向にバスケ部に入るように勧誘してきたが、日向はその度に断る。日向はバスケでの試合で一勝もできなかった挫折から、バスケを止めてしまったのだ。木吉は以前、伊月に「なぜそこまで日向を入れたがるのか?」と問われた際に、「人数合わせじゃなく、オレは日向に入ってもらいたいんだ。だってアイツは誰よりも⋯」と答えた。木吉が日向に1on1を持ちかけた理由は、木吉が1on1で勝ったらバスケ部に入ってもらうためだ。日向は「なんだそりゃ!?話聞けっつんだよ!そもそもお前照栄中で全国ベスト4の木吉だろ!?勝てるわけねぇだろ!」と反発するが、木吉は「⋯わかってる。だから一本でも取れれば日向の勝ちでいい。」と返す。その挑発に乗った日向は、「うっせーよ『鉄心』だかなんだか知らねーが調子乗りやがって!ナメンな!一本なんてすぐにとってやる!」と宣言した。

そして始まった1on1。ゲームは木吉が優勢だったが、日向も必死に喰らいつく。木吉が何度ゴールを決めても諦めない日向を見て、木吉は「日向⋯もう諦めろよ。」と言った。日向は「うるせぇ!!」と叫ぶが、木吉は「違う。バスケを諦めることを、諦めろ。」と言い放つ。これが、今回の名台詞である。その後、木吉は日向に「オレだってお前が本当にバスケが嫌いなら何も言わない。けど本当はお前は⋯」と、日向にバスケ部に入ってもらいたい理由を直接伝える。日向は「うっせえよ!お前みたいに恵まれた奴と凡人は違うんだよ!」と叫ぶが、木吉は「才能があるとかないとかは関係無い。俺もお前も根っこは同じだ。少なくともオレだって⋯オレだって帝光(中学バスケ最強の学校)の天才と戦って、絶望を味わされてる。何度もパッシュを捨てようと思った⋯けど、何度放ろうとしてもどうしても手から離れないんだ。こんな1on1だって嫌ならやらなきゃいい話だ。こうやってムキになってる時点でそれだけ大事ってことだ。お前は俺と同じなんだよ。⋯いや、オレ以上にバスケが大好きなんだ。」と語った。
このセリフは、バスケが大好きなのに目を背けようとする日向に喝を入れた名台詞である。

その言葉を聞いた日向は、「うるせーな、知ったようなこと言ってんじゃねーよ!わかってんだよそんなことは!だから毎日こんなにつまんねーだろが!」と叫んだ。その後、日向は金髪で長髪だった髪の毛を現在の黒髪で短髪に変え、バスケ部に入部することになる。

誠凛を守る。そのためにオレは戻ってきたんだ!!

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