刀使ノ巫女(第23話『刹那の果て』)のあらすじと感想・考察まとめ

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現世と隠世を衝突させて、現世の消滅をもくろむタギツヒメに可奈美たちは最後の決戦を挑む。しかし、タギツヒメの攻勢は7人がかりでも揺るがない。時間の猶予がない中、戦いの場を隠世に移して戦いは続く。可奈美と姫和はそれぞれの御刀をタギツヒメに突き立て、タギツヒメを自身もろとも隠世の彼方へと送る。
今回は「刀使ノ巫女」第23話『刹那の果て』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「刀使ノ巫女」第23話『刹那の果て』のあらすじ・ストーリー

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出典: pbs.twimg.com

最終決戦の前におやつ休憩をとる可奈美たち

仲間たちと合流した、可奈美、姫和、紫。そこはオフィスビルの48階。薫はそこにあったオフィスの置き菓子に目をつけ、休憩を提案する。テーブルいっぱいにチョコやクッキー、グミ、キャンディを並べ、束の間の休息を楽しむ可奈美たち。姫和は紫に自分の好きなチョコミント味のクッキーを勧める。

姫和「ひとつどうだ?」
紫「あ…いや…私は…」
姫和「まさか歯磨き粉の味がするなんてセンスのないことは言わないよな?」
紫「ああ、一ついただこう」

チョコミント味のクッキーを食べる紫。

紫「変わった味だな」
姫和「はぁ!? どこも変わってないだろ!なんだその微妙な苦笑いは」
紫「いや、そうじゃない。人の好みは様々だと…」
姫和「はぁ!?」

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ねねの持つスマートフォン越しに、リチャードが可奈美たちに現状を説明している。

ビルの外を見ると、空から「夜景のようなもの」が浮かび、地上にゆっくり落ちてくるという奇妙な光景が広がっていた。他の刀使たちには撤退命令が出されたという。可奈美たちは「夜景のようなもの」の正体を刀剣類管理局に問い合わせるが、「夜景のようなもの」はあらゆる観測手段を拒絶し、何もわからないという。だが、フリードマンは「まったく観測できない」ということから結論を導き出す。「夜景のようなもの」の正体は現世と隠世の境界であり、それが現世の地上と接触すれば、現世は隠世に飲みこまれて消滅するという。まさに世界の終りだ。

可奈美たちは刀剣類管理局や、舞草の大人たちから激励の言葉をもらう。

結月「衛藤、柳瀬、糸見、益子、古波蔵、十条、そして紫。お前達に撤退命令は出さん!命じるのはタギツヒメの討伐のみ!全力をもってあの禍神を討ってこい!」
フリードマン「忘れないでくれ。現場にいないとはいえ僕達今そこにいる事を知る全ての人間が君達と共に在るということを。事ここに至っては気を付けろとは言わない。けど家に帰るまでが遠足だってことはわすれないでくれ。いいね」

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タギツヒメへの最終決戦に向かう可奈美と姫和

それぞれが決意と覚悟を持って、屋上にいるタギツヒメのもとへと向かう。

可奈美「姫和ちゃん」
姫和「ああ。行こう。全てを終わらせるために」

そっと、そして固く手をつなぐ可奈美と姫和。

可奈美「そしてみんなで一緒に帰って来るためにね!」
姫和「ああ、そうだな」

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可奈美たちを余裕の笑みで迎えるタギツヒメ

屋上にいるタギツヒメのもとへとやってきた可奈美たちを、タギツヒメは余裕を湛えた嘲笑で出迎える。

タギツヒメ「気合十分といった顔だな。さぁ!この世の終わりを共に見届けようではないか!」
エレン「Oh!随分人間くさいことを言うようになりましたね」
舞衣「タキリヒメとイチキシマヒメを取り込んだ影響かな」
薫「けど知ってるかー?ラスボスってのは倒されるために存在してるんだぜ」
沙耶香「そう。滅びるのはこの世界じゃない。タギツヒメ。あなた」
タギツヒメ「絵空事ならな…。だが、これは現実だ」

タギツヒメに斬りかかる可奈美たち7人。だが、7人の連携、それぞれの特技を生かした攻撃も、タギツヒメには全く通用しない。

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ノロに飲まれていく夜見の亡骸

取り残された雪那を救出に向かう真希と寿々花。二人はそこで、雪那がノロに取り囲まれる中で、花を手向け夜見を弔う光景を見る。夜見の亡骸はすでにノロの中から取り出せない状況だった。真希と寿々花はせめて雪那だけでも連れて帰ろうとするが、雪那は夜見のもとから離れないと言い張る。寿々花は雪那がここでノロに飲みこまれて死んだら、死の直前になってまで雪那を助けに来た夜見の想いが無駄になると、雪那を一喝。真希と寿々花は雪那を連れてその場を脱出する。

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隠世でタギツヒメと戦う可奈美たち

現世と隠世の境界に取り込まれた可奈美たちとタギツヒメ。境界が地上に到達し、世界が消滅するまであと数分しかない。タギツヒメは迅移で加速し、可奈美たちも加速した状況で戦う。だが、タギツヒメは次々と迅移の段階を上げていく。舞衣たちは一人、また一人とタギツヒメについていけなくなり、可奈美たちに勝負を託す。残ったのは可奈美、姫和、沙耶香の3人。

タギツヒメ「いいぞ、刀使ども。こんなに心躍ったのは初めてだ」
姫和「哀れだなタギツヒメ。気付いていないとは言わせないぞ。…お前の心の奥底にある深い孤独に。お前は人と融合したことでノロの抱える根源的な孤独を知った。人は人と交わり子を成す。そして素質や宿命を連綿と受け継いでいく。私や可奈美がそうであるように。だがお前達は違う。ノロは繋がる輪から外れた孤独な存在だ」
タギツヒメ「我らは唯一にして無二。時の呪縛をも超越している。そのような輪など…」
姫和「そう。お前達は時間を恐れない。唯一恐れているのは御刀だ。御刀で知性が保てない程に斬り刻まれてしまえば再び融合したとしてもそれは最早お前ではない。記憶も性質も異なる別の荒魂。命あるものが恐れる死にも等しい現象だ。死の概念がありながら命の輪から外れている。その孤独を癒したくて、いや癒せないとわかっていてなおお前は…」
沙耶香「寂しいから相手をしてほしくて暴れてたなんて…まるで子供」
タギツヒメ「刀使が何を言う。その手にした御刀で我らを斬り刻んできたお前達が」
姫和「そう。私達にできるのはお前を斬り祓うことだけだ。お前を救う力などない。だから…私も一緒に行ってやる」

タギツヒメはさらに迅移の段階を上げる。そこについていけるのは3人のうち姫和だけ。

だが、突如タギツヒメの体を御刀が貫く。

紫「私の事、よもや忘れたわけではあるまい…!」

迅移の段階を一気にあげ、紫の刃がタギツヒメを捕えた。そのままタギツヒメを隠世の彼方へ追いやろうとする紫。だが、タギツヒメの反撃が、紫の生身の体を貫く。紫にとどめを刺そうとするタギツヒメだったが、姫和がそれを止める。

紫「十条…」
姫和「ありがとうございます、紫様。しかしこれはやはり私の務めです」
紫「待て…」

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タギツヒメを隠世の彼方に送るため、御刀を突き立てる可奈美と姫和

母・篝がそうしようとしたように、タギツヒメとともに隠世の彼方へ行こうとする姫和。そこに、可奈美が現れる。

姫和「可奈美!どうやって…」
可奈美「頑張って!姫和ちゃんを追いかけてきたんだよ!」
姫和「がんば…よし可奈美!一緒にタギツヒメを…」
可奈美「うん!助けよう!だってさっきタギツヒメが言ってたでしょ。心が躍るって。それって楽しいってことでしょ?」

「タギツヒメを助ける」という可奈美の言葉に驚く姫和。

タギツヒメ「面白い奴だ。お前は我を楽しませるために永遠に近いこの刹那の牢獄で我と剣を合わせ続けるつもりか」
可奈美「違うよ!私の楽しみのためだよ!剣が教えてくれるんだ。タギツヒメの事を!」
姫和「タギツヒメがこの斬り合いを楽しんでいると言うのか…?」
可奈美「うん!同じだよ。御刀での斬り合いもみんなとの立ち合いも全部剣を通しての会話なんだ!」
姫和「これも会話…これがお前の剣なんだな。可奈美!」

姫和はタギツヒメとともに隠世の彼方へ行くために、タギツヒメに御刀を突き付ける。姫和ははじめから、生きて戻るつもりはなく、タギツヒメとともに隠世の彼方へと向かう覚悟だったのだ。

姫和「すまない可奈美。お前に嘘をついた」
可奈美「知ってたよ」

可奈美もタギツヒメに御刀を突き立てる。二人は、ともにタギツヒメもろとも隠世の彼方へと向かう。

一方、舞衣たちは隠世との境界が急速に収束していくのを目撃していた。

それから何日かして、沙耶香との戦いに敗れた歩が目を覚ます。歩は目を覚ますなり、「衛藤さんに謝らなければならないことがある」と可奈美の所在を尋ねるが、尋ねられた刀使は、可奈美の所在について何か複雑そうな表情を浮かべる。

「刀使ノ巫女」第23話『刹那の果て』の感想・考察

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