Spiritpact(スピリットパクト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『Spiritpact』とは、瓶子(Pingzi)による中国のウェブ漫画作品、アニメ。
原作は『灵契』、ウェブ漫画サイト騰訊動漫(テンセント動漫)に掲載中。
霊が存在するファンタジー世界で、今を懸命に生きる二人の青年のロマンチックな強い絆を見事に描いた作品。
貧しい占い師の楊敬華は、交通事故で霊になってしまい、自らの命を削り天地のバランスを保つ陽冥司の端木煕から守護霊である影霊にならないかと誘われ契約を交わす。
影霊となった楊敬華と端木煕は、力を合わせて悪霊や端木内部の反乱に立ち向かう。

妖怪を退治ことができる専門家。
楊敬華(よう けいか)の祖先である楊寧(よう ねい)は最強の除妖師と謳われた。

毒虫(どくむし)

弟・神龍章軒(手前)の遺体に毒虫を入れよみがえらせようとする神龍昔仁(後ろ)。

毒虫とは、神龍家が使いこなす術で人や妖怪を操ることができる。
神龍当主である神龍昔仁(しんりゅう せきじん)は毒虫の使い手で、毒虫を使って既に亡くなった弟の神龍章軒(しんりゅうしょうけん)をよみがえらせる。

魂縛(こんばく)の術

魂縛の術とは、陣を描くことで未練のない霊をこの世に縛り、生きた屍(しかばね)を作る禁忌の術のこと。

乾月鏡(かんげつきょう)

乾月鏡とは、陽冥司(ようめいし)の霊力を奪う鏡のこと。
神龍昔仁(しんりゅう せきじん)は、この乾月鏡を使って端木煕(たんもく き)の霊力を奪おうとした。

パクトコネクト

本物のパクトコネクトを交わす端木煕(左)と楊敬華(右)。

パクトコネクトとは、陽冥司(ようめいし)と影霊(えいれい)が互いの運命を共にする契りのこと。
本物のパクトコネクトを結ぶと、お互いのダメージは分散し霊力は何倍にも増大する。

『Spiritpact』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

いいか。私から目を離すな。ひとたび霊たるは、一生影なり。霊気ともに生き、命魂を同じくす。陰と陽を和同し、万物を安らかにする。(一期5話)

天地を浄化する祭祀が終わりに近づいた頃、司徒家の当主である司徒律の叔母が現れ、影霊の楊敬華が落月剣で司徒律を傷つけた件について端木煕に疑念をぶつけた。
その件を知らない端木煕の祖母が端木煕に説明を求めたとき、端木煕は余計な説明をせず、落月剣を楊敬華の武器とし楊敬華が自分の影霊であることを誓いの言葉「いいか。私から目を離すな。ひとたび霊たるは、一生影なり。霊気ともに生き、命魂を同じくす。陰と陽を和同し、万物を安らかにする。」で宣言した。
端木煕の誓いの言葉は、一度影霊となったら陽冥司と共に生き運命共同体となり、力を合わせて陰陽を調和して万物に安らぎを与えることを意味した。
その場にいた誰もが端木煕の本気を見た瞬間だった。

アンタがこの世を守ると言うなら、このボクがアンタを守る!それこそボクがこの世にいるすべての意味だ!!!(一期10話)

落月剣の力で変身した楊敬華。

「アンタがこの世を守ると言うなら、このボクがアンタを守る!それこそボクがこの世にいるすべての意味だ!!!」

司徒律との戦いの中で、端木煕の先祖である端木落月に身体を乗っ取られるが、端木煕によって意識を取り戻した。
そして、楊敬華は自分がこの世にいる意味に気づき「アンタがこの世を守ると言うなら、このボクがアンタを守る!それこそボクがこの世にいるすべての意味だ!!!」と断言したのであった。
それは、端木煕が斬れないものを斬り、ひたすら端木煕を守ること。

端木煕、アンタはボクのものだ。誰にも渡さない。神龍章軒にも神にも。(二期8話)

「端木煕、アンタはボクのものだ。誰にも渡さない。神龍章軒にも神にも。」

夢魔から抜け出した端木煕は、生気を失ったまま祭祀に臨み、途中で倒れそうになった。
すぐさま端木煕に駆け寄った楊敬華は、祭祀を成功させるため端木煕の身体を制御しようと端木煕の唇を奪った。
そのときに、楊敬華は、自分の素直な想いを端木煕に告げるのであった。
「端木煕、アンタはボクのものだ。誰にも渡さない。神龍章軒にも神にも。」という楊敬華から端木煕への最上級の告白。

彼はこの世で唯一ワタシが命をかけて守りたい人なんだ。(二期10話)

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