家入レオとは【徹底解説まとめ】

家入レオとは、2012年メジャーデビューしたシンガーソングライター。端正な容姿と鋭い目つき、そして、ガラスが鳴り響くような圧倒的な歌唱力を兼ね備えて彗星のごとく現れた歌姫は、デビューしたその年に「Shine」で第54回日本レコード大賞・最優秀新人賞を受賞した。瞬く間に知名度を上げ、今や日本のソロシンガーの一翼を担う存在となっている。

5thアルバム「TIME」

アルバム「WE」の制作直後から、この「TIME」の制作が始まった。今回意識されたのは「WE」で蒔いた種をもっと育てていくことで、「WE」が多保孝一プロデューサーの下に作られた経験から、もっと良い音楽を作りたいと言う思いに至った。
その思いを突き詰めた結果、今回は須藤優、本間昭光、杉山勝彦、尾崎雄貴など様々な人から楽曲提供されている。

これまでリリースが決まると、自分のストックのバランスを見てから、足りない部分の穴を埋めるために曲を作っていた。しかし、「TIME」では、1曲ごとにコンセプトを決めて、それに合ったアレンジャーやミュージシャンにお願いしたり、ストックの中にある曲を1から作り直したりして、完成度を高めることに拘った。

これまでには無いテイストの曲や歌詞も選ばれている、家入自身も驚くような表現が含まれていたので、迷うこともあったが、沢山の人と一致団結して作ったという想いがあり、完成したアルバムには満足しているという。

1
ずっと、ふたりで
家入レオが初めて作詞作曲両方を他人に任せた曲。担当したのはジャニーズをはじめ、AKBや坂グループ、ゲームミュージックから番組音楽まで幅広く活躍する杉山勝彦。杉山自身、この曲のレコーディングで家入と会ったとき「音楽をやっていてよかった」と伝えたほどうれしかったという。

2
春風
主に楽曲提供やサポートメンバーとして活動するSoulife(河田総一郎と佐々木望の2人から成る音楽ユニット)からの楽曲提供で、キャッチ―な歌詞と、爽やかな季節の風を感じる一曲。また、ショートフィルムとなっているMVにも注目された(MVコーナーにあり)。

3
Relax
家入がファンだと公言していたGalileo Galilei(2016年10月11日解散)の尾崎雄貴に作詞作曲してもらった曲。切なく苦しい男女の恋を歌った楽曲で、先行配信リリースされ、自身が出演した『AIスピーカー「Clova WAVE」CMソング』にも起用された。

4
恋のはじまり
家入が作詞作曲して、家入レオ×大原櫻子×藤原さくらの3人で歌い配信限定リリースされた曲のアレンジバージョン。「ビクターロック祭り2017番外編~IchigoIchie Join 6~ 家入レオ×大原櫻子×藤原さくら」で披露され、3人のファンの間でも人気となった曲をリアレンジして、家入レオ1人で歌っている。

5
TOKYO
このアルバムで最後に作った楽曲。福岡から東京に来て、「この街自体がアトラクションだなぁ」と感じることが増え、嫌なこともあるがもうその刺激から逃れることができない自分もいたり、地方から出てくると「東京で成功する!」という熱があるが、東京に住んでいる人は常にクールでいられる羨ましさなど、今の東京に対する気持ちを書いた曲。

6
アフターダーク
誰かのことを好きになったときに、自分を失って盲目的になっいく女性をモチーフにした曲。曲名に反してリズミカルな楽曲。

7
ファンタジー
家入レオと他人の間にある違和感や、誰かに対する毒を曲にした。家入自身が誰かを好きになるときに、爽やかさカッコよさではなく、その人の醜い部分に惹かれることから出来た曲。

8
ありきたりですが
「ずっと、ふたりで」と同じく杉山勝彦が作詞作曲を担当した楽曲。家入自身、歌の中の1人称を女性らしく「わたし」と呼ぶことが初めてで抵抗があり、スタッフの中でも物議をかもしたが、その「物議をかもす」ということがすごいと感じ、新たな挑戦として歌うことにしたという。

9
だってネコだから
リリースのために曲を作ることが多くなった中、普段の生活から自然にできた曲。恋をしている女の子が、普段言えないことを「だってネコだから」と言い訳して、言っているイメージで書いた。友達でシンガーソングライターの藤原さくらから借りた洋楽のCDを気に入り、同じテイストの曲を書いてみたいと思ったのが制作のきっかけ。

10
パパの時計
「Relax」と同じく尾崎雄貴が作詞作曲を担当した曲。パパの時計を付けている女の子とデートをしていて、2人きりで何かをすることを企んでいる男子の気持ちを描いているアップテンポナンバー。

11
微熱
初めて詞先(詞を先行して書く)で書かれた曲。いつも、曲に合わせてプロット(全体的な流れを書いた企画書)を出すのだが、今回プロットを書いて作曲担当の本間昭光に送ると、そのプロットを詞だと思い、書いてあった言葉に曲を付けたという。結果、思ったことをそのまま楽曲にできて、新たな経験になった。

12
祈りのメロディ
誰かのことを好きになることに性別は関係ないと思っている家入が、女性なら傍にいて友達としてその人の先の幸せを見ていくことができるのに、男性になると恋愛感情が入り、付き合わないとその先の未来の幸せを見ていくことができないに違和感を感じ、人として好きなことは変わらないのに、相手が男性になると思いの形を変えなければならない切なさを歌った曲。

13
大事なものすべて
作詞:尾崎雄貴、作曲:尾崎雄貴 クリストファー・チュウで作られたラストナンバー。新たな希望を感じさせる応援歌。この作品を聞いてくれたリスナーや、ファンに対する感謝の気持ちを込めて、明るく前向きな楽曲で締めくくられたと思われる。

◎初回限定盤A:
【DVD】家入レオ 5th Anniversary Live at Zepp 2017.9.7 at Zepp DiverCityを完全収録
サブリナ
lost in the dream
Kiss Me
Silly
Party Girl
恍惚
Lay it down
君がくれた夏
love & hate
イジワルな神様
ひと夏の経験
少女A
だってネコだから
純情
Bless You
Hello To The World
僕たちの未来
Shine
ずっと、ふたりで
サブリナ

◎初回限定盤B:
【DVD】「Relax」Music Videoやメイキング映像ほかを収録予定
Relax (Music Video)
Relax (Making Movie)
春風 (Short Film)
春風 (Music Video)
恋のはじまり (Recording Document)

家入レオの代表曲とMV

家入レオのMV、ライブ映像はフル尺でアップされていない。完成されたMVを見るためには、MVが収録されたCDの購入するか、有料の動画配信サイトに登録する必要がある。

1stシングル「サブリナ」予告編&MV

デビュー作「サブリナ」の予告編では家入レオの姿は映らない。それだけに、いかに彼女の声が力強く、人々を魅了できるものだったかを窺わせる。歌詞に出てくる「偽りの町に 真実は似合わない」というのは、みんなそれぞれが傷つきたくないために作った空想の世界でまともなことを言うと、その世界が壊れてしまう、ということを意味してる。

2ndシングル「Shine」MV

前作とは打って変わって、前向きな歌詞と突き抜ける声を増幅させる爽快なカメラワークが印象的な作品。上京して色々な人と自分を比べてしまい、自分を見失ったときに友達に励まされたことがきっかけで作った曲。同じ目線に立って励ましたいという想いから、「頑張れ」という直接的な言葉は使っていない。

3rdシングル「Bless you」MV

彼女が背負った傷が込められ、初期の家入レオのイメージを決定づけた作品。カトリック系の学校に通っていた当時、どんなに祈っても叶わなかった思いを「愛なんていつも残酷で もう、祈る価値ないよ」という言葉に込めた。映像の中では、丸くなったまま落ちていく姿から、彼女の悲しみの深さを感じる。

1stアルバム「LEO」予告編①②③

新人の1stアルバムに予告編が3つも作られていることから、会社の力の入れ具合が察せられる。どれもアプローチが違い完成度が高い。

「Second Dream」と「Fake love」が流れる家入レオの「陰」部分を印象付ける作り。

こちらは逆に、おちゃめな姿や笑顔で構成された「陽」の部分を印象付ける映像。ジャケット写真の撮影シーンなども組み込まれている。曲は「Linda」と「キミだけ」。

最後は、凛として歌う姿が印象的な、ライブ映像で構成されたPV。「Last Stage」と「Say Goodbye」が流れている。

4thシングル「Message」

6jogasyo_gabulicious
6jogasyo_gabulicious
@6jogasyo_gabulicious

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