ロッキー4/炎の友情(Rocky IV)のネタバレ解説まとめ

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『ロッキー4/炎の友情』とは、1985年に製作されたアメリカ映画。『ロッキー』シリーズ第4作。監督・脚本・主演はシルヴェスター・スタローン。当時の東西冷戦下のアメリカとソ連を背景としたストーリーは、過去3作とは大きく趣の異なる作品となっている。ロッキーの宿敵であり親友であるアポロが、引退後再びリングに立つことになった。だが、挑戦者であるソ連の長身ボクサー・ドラゴの殺人的パンチによって、リング上で死んでしまう。ロッキーはドラゴを倒すため、敵地ソ連へと旅立つのだった。

ポーリーの誕生日にロッキーたちからのプレゼントとして、バースデーケーキを運んでくる等身大のロボット。
自走式で言葉を話し、音楽を流すこともでき、電話の機能もある。当初は嫌がっていたポーリーだが、いつの間にか女性の声に変えさせ、恋人のように接するようになる。ロッキー・ジュニアの遊び相手にもなり、ソ連へと旅立つポーリーに、「忘れ物はないか」など心配する姿も見せる。
実はこのロボットは、実際にアメリカのInternational Robotics Inc.という会社がイベントや病院で利用する目的で作成したコミュニケーションロボットで、劇中のように声を代えられるオプションがあるようだ。現在は当時の面影を残しつつ、更に進化した最新型が広い範囲で活躍しているそうである。

ゴルバチョフの”そっくりさん”が出演

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モスクワでのロッキーとドラゴとの試合会場では、ソ連の書記長を始めとする政府高官たちが着席する。書記長が観衆に向かって手を振ると、いっそうの大歓声が沸き起こった。
このシーンに登場する書記長の名前は劇中では明かしていないが、顔は明らかに映画の公開当時に就任したゴルバチョフ書記長である。
実は演じているのは彼の“そっくりさん”である。このそっくりさんは映画『裸の銃を持つ男』にもゴルバチョフ書記長役で出演している。

本作のノベライズが出版

劇場公開当時、スタローン自身の手によるノベライズが出版されている。
物語のアウトラインは映画とほぼ同じだが、映画ではほぼ描かれていないイワン・ドラゴのバックボーンや内面等が描かれており、 脚本執筆時のスタローンの構想が伺える内容となっている。
日本版は二見書房から発刊されている「サラブレッド・ブックス」。
タイトルは「小説 ロッキー4 炎の友情」。
昭和61年5月20日発刊初版、全318P。著:シルベスター・スタローン。訳:吉野博高。

政治的にも話題となった本作

公開当時にアメリカの大統領であったロナルド・レーガンは、スタローンをホワイトハウスに招いて本作を観賞しその内容を絶賛した。だがその一方で、ソ連のメディアは「あからさまな反ソ、反共宣伝映画」としてスタローンを非難するなど、本作は政治的にも大きな話題となったとされている。

スタローンと結婚したブリジット・ニールセン

ドラゴの妻、ルドミラ役のブリジット・ニールセンは、デンマーク出身で10代の頃からトップモデルとして活躍。映画デビュー作『レッドソニア』の撮影終了後にニューヨークへ渡るが、その移動中にシルヴェスター・スタローンに出会った。スタローンと親交を深めたニールセンは、本作に出演後の翌年1985年にスタローンと結婚した。翌年公開の『コブラ』では夫婦共演を果たしているが、1987年に離婚した。彼女は後に『ビバリーヒルズ・コップ2』の監督のトニー・スコットとの浮気を告白している。

『ロッキー4/炎の友情』の主題歌・挿入歌

オープニング曲:サバイバー「Eye of the Tiger」

「Eye Of The Tiger(アイ・オブ・ザ・タイガー)」は、『ロッキー3』の主題歌として、アメリカのロックグループ・サバイバーによってリリースされた楽曲。
オープニングシーンであるロッキーとクラバーの試合のBGMとして使用された。

挿入歌:ジェームス・ブラウン「Living in America」

「Living In America(リヴィング・イン・アメリカ)」は、アメリカのエンターテイナー、ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(通称J.B)が1985に発表した曲。
全米チャート最高位4位、11週の間チャート(ホット100)に記録された。
アメリカでの生活の素晴らしさを賛美する内容の歌で、ドラゴとのエキシビションマッチで、アポロが入場する時にジェームズ・ブラウン本人が登場して歌う。

挿入歌:ゴー・ウエスト「One Way Street」

「One Way Street(ワン・ウェイ・ストリート)」は、イギリスのデュオであるゴー・ウェストによる楽曲。
ロッキーが洗車している時に、ロッキー・ジュニアと遊んでいるロボットから流れている。

挿入歌:ケニー・ロギンズ、グラディス・ナイト「Double or Nothing」

Double Or Nothing(ダブル・オア・ナッシング)は、アメリカを代表する人気歌手、ケニー・ロギンスとグラディス・ナイトによる楽曲。ポール・ウィリアムズ、スティーヴ・ドーフが作詞・作曲した。
アポロがロッキーの家にやって来た時に、ポーリーに飲み物を運んできたロボットから流れている。

挿入歌:ロバート・テッパー「No Easy Way Out」

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