ひそねとまそたん(第7話『恋する王国』)のあらすじと感想・考察まとめ

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ひそねがいなくて、さびしかったんじゃないかと同僚にからかわれる小此木。そんなとき、国家的事業を成功させるため、ひそねをデートに誘うよう曽々田から命令される。決められた人生を歩んでいると思っていた小此木は、ひそねと話すうちに、自分が間違った考え方をしていたことに気付かされる。大好きなまんがと引き換えに、Dパイロットたちの情報を横流しするよう飯干から依頼を受けた絹番は、女子会を開くことにする。
今回は「ひそねとまそたん」第7話『恋する王国』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「ひそねとまそたん」第7話『恋する王国』のあらすじ・ストーリー

まそたんの体を洗う、小此木。
小此木 「無人島での生活は、たいへんだっただろう」
整備員 「小此木さん、さびしかったんじゃないですか」
小此木 「うん、やっぱり、まそたんがいないのは」
整備員 「甘粕が、いなくてですよ」
頬を染める小此木。そのとき、ひそねがやってくる。
ひそね 「まそたんよ、わたしをまっていたかい、いなかったかい、どっちなんだい。小此木さんも、わたしを、まっていたかい」
小此木 「まってるわけないですよ」
ひそね 「そんなにはげしく否定しなくても。そういえば、柿保飛行班長が捜してましたよ」
柿保、小此木、そして総務課の昭島三曹が、曽々田の前に集まった。
曽々田 「飯干事務次官から、難題を押し付けられてしまってね」
柿保 「Dパイたちに一度、恋をさせ、その恋を完膚なきまでに叩き壊せと」
小此木 「なんですかそれ」
曽々田 「トラウマレベルの痛手を受ければ、もう恋なんて言わないでしょう絶対、てことらしいよ」
柿保 「岐阜では昨今、基地での恋愛発生率が低下しているそうです。同じ自衛官同士で結婚した方が、離職率は低くなる。そのため昭島三曹には、基地内の恋愛事情を調査してもらいたいということです」
昭島 「岐阜一の恋愛エキスパート、昭島めにおまかせください。まず、なにかしらことがおこりそうなのは星野絵瑠ですね。財投一尉が彼女をねらっています。そして日登美真弓、空自では母性の強い女性隊員は人気出ますからね」
曽々田 「甘粕君は、どうなの」
昭島 「甘粕はもうここ一択、大本命で」
指された小此木は、ろうばいする。

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昭島 「甘粕はもうここ一択、大本命で」

打ち合わせのあと。
柿保 「小此木空士長が抵抗をしめすのも、もっともです」
曽々田 「しかし、飯干事務次官の危惧は分かる。フォレストの件もあるからね」
柿保 「そこは認めます。森山は恋をしてからOTFと波長が合わなくなった」
曽々田 「絹番君は、対象に選ばれていなかったようだけれども」
基地内のコンビニ。
絹番 「ヤンジャン(まんが雑誌)がない」
がっかりして歩く絹番。道の真ん中に落ちていた雑誌のページに目がとまり、手に取る。
絹番 「キングダム(まんがの作品名)。これは、まごうことなき今週号」
道の先に他のページも落ちている。次々拾う絹番。気付くと目の前に飯干が。
飯干 「続きが読みたいかな」

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飯干 「続きが読みたいかな」

飯干 「古今東西、女子が数名集まれば恋愛にまつわる女子トークが、くりひろげられると伝えられています。あなたにはぜひDパイ同士のトーク内容を、こちらに横流ししてほしいのです」
絹番 「なぜ? いえ、興味はそこまでないので、いいです」
飯干 「キングダムより興味のあるものは、あなたにはない。こちらが知りたいトーク内容のリストです。ひとつ聞いていただくごとに、キングダムを一枚差し上げます」
リストには、好きな異性のタイプ、男性の好きな仕草はあるか、などの項目が書かれていた。

居酒屋に集まるDパイロットたち。
ひそね 「りりこすが誘ってくれるなんて、めずらしいですね」
日登美 「子持ちシシャモだ、卵ぎっしり」
星野 「うちの地元じゃ、卵なしばっかだったけど」
絹番 「みなさん、好きなタイプは」
日登美 「だんぜん子持ち」
絹番 「いえ、男のタイプです」
ひそね 「確かオスのシシャモって、めずらしいんですよね」
絹番 「いえ、人間の男のタイプです」
日登美 「わたしは、フトモモを大切にしてくれる人かな」
ひそね 「今まで考えたこと、なかったです。星野さんは?」
星野 「チャラくてデリカシーのない男は嫌い。あと角刈りな男もイヤ、人のこと馴れ馴れしく、ちゃん付けする男もイヤ」
偶然やってきた財投と尾長が、声をかける。
財投 「絵瑠ちゃんじゃん、なんの話、まぜてまぜて、一緒に飲もうぜ」
怒って帰る星野。絹番はリストの項目 『星野空曹長は財投一尉に好意はあるか』 『No』 を丸で囲んだ。

外でタバコを吸う小此木は、曽々田に言われたことを考えていた。
曽々田 「ここで重要なのは、Dパイに恋をさせることではない。恋をさせ破れさせることなんだ」
小此木 「ボクには無理です。それに甘粕さんが、ボクに好意を抱くはずなんて」
曽々田 「マツリゴト(国家的事業)を成功させるためだよ。それが君の、小此木家の使命であるはずだ」
柿保 「そのチケット二人分入っています。外出許可も取ってありますので、気がねなく行ってきてください」
少し離れたところに、ひそねが姿を見せる。
ひそね 「小此木さんが喫煙タイムを、満喫しょうとしているぞ」
小此木 「酔っ払ってますね」
ひそね 「小此木さんねえ、にくい。わたしなんて、まっているわけない男」
こぶしで叩かれ、まごつく小此木。

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ひそね 「小此木さんねえ、にくい。わたしなんて、まっているわけない男」

ひそね 「なにかしら、わびてください」
小此木 「じゃあ、これ」
チケットを渡す小此木。
ひそね 「映画?」
小此木 「明日は休みですし、行きませんか」
ひそね 「ありがとうございます。小此木さん、にくくない」

食堂で、知りたいトーク内容のリストをながめる絹番。
日登美 「混み混みだね、座っていい?」
絹番 「どうぞ」
日登美 「あ、尾長さあん、ここ空いてますよお。今日は、おひとりなんですか」
尾長 「財投さん、二日酔いで」
食事する尾長をながめる日登美。
日登美 「おいしそうに食べますね、フトモモみたい。ちょっと、なでてもいいですか」
尾長の太ももに手をやる日登美。
日登美 「かたい」
突然のことに驚いて、逃げるように立ち去る尾長。
日登美 「モリモリしてたら、ステキだったのになあ」

ゾンビ映画を観つつ、小此木は 『これは、つまらない。こんな映画でデートしたら、好感を持ってもらえるどころか……』 と心の中で呟いた。となりを向いた小此木は、ひそねが泣いているのを見る。
映画のあと、ランチする二人。
ひそね 「すがすがしいほどのクソ映画でしたね」
小此木 「でも、さっき泣いて」
ひそね 「友だちと映画にくるとか、はじめてだったんです」
小此木 「友だちって、ボクのことですか」
ひそね 「ご迷惑でしたか」
小此木 「いえ、光栄ですけど」
ひそね 「友だちと一緒にすごす経験、今までなくって。無人島での訓練も、なんだかキャンプみたいで楽しかったんです。ただそれだけで毎日が、こんなにキラキラするんだなって、なんか不思議で泣けてきちゃったんです」
小此木 「甘粕さんも、すごいですよ。ボクは、もともと将来が決まっていたんです。親の仕事を継ぐって」
ひそね 「親御さんも、空士長さんだったんですね」
小此木 「決まったレールがあったから、自分が本当にやりたいこととか、考えることもなかった。だから悩みながらも、それを見付けた甘粕さんは……」
ひそね 「それ、すっごくカッコイイですよ」
小此木 「そんな、ただ周囲の言いなりになってるだけで」
ひそね 「小此木さんは、すごくまそたん好きじゃないですか。好きなことと決められたことと、ケンカせずに合致するなんて。課せられた使命と、自らの意志の二つが混ざりあって、ここに小此木……、えっと、お名前」
小此木 「榛人です」
ひそね 「小此木榛人が爆誕した」
笑顔を向けられた小此木は、なぜか頭をかきむしる。
ひそね 「このあと、買い物したいものあるんですけど、いいですか」
微笑む小此木。
小此木 「はい、お付き合いしますよ」

ランニングマシンでトレーニングする星野。財投がきて、となりのマシンを使いはじめる。コッソリと室内をのぞく絹番。
星野 「なんだっての」
財投 「ちょっと酒、抜こうと思って」
マシンのスピードを上げる星野。対抗してスピードを上げる財投。
絹番 「やはりここは、ないですね」
立ち去る絹番。

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星野と財投の様子をうかがう絹番

最終的に財投が折れ、星野は速度を戻す。
星野 「情っけない。女相手に本気になるなんて」
財投 「クソ、絵瑠ちゃんマジカッコイイわ」
星野 「わたしが、カッコイイ?」
顔を赤らめる星野。

外出から戻ったひそねは、まそたんに駆け寄る。
ひそね 「まそたん、ただいま。はいこれ、お土産。ごめんね、中古のガラケーって意外と高くて、わたしのお給料だと五個しか買えなかったんだ。これ、わたしの感謝の気持ちです。まそたんのおかげで友だちができて、いろんなことがあって、毎日楽しいんだ。ありがとうね、まそたん」

建物の影で、絹番が渡したリストに、目を通す飯干。
飯干 「すばらしい働きをしてくれましたね」
まんがの入った封筒を受け取った絹番は、ページを出して愕然とする。中身はニセモノだったのだ。
翌日、曽々田の前に集まる小此木たち。
昭島 「結論をお伝えします。彼女たちの間に恋愛が生まれる確率は、限りなく低いです」
柿保 「で、甘粕二曹は」
小此木 「友だちになりました」

「ひそねとまそたん」第7話『恋する王国』の感想・考察

「ひそねとまそたん」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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