ロッキー3(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ロッキー3』とは、1982年公開のアメリカ映画。『ロッキー』シリーズの3作目であり『ロッキー2』(1979年)の続編。前作に引き続きシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演の三役を務め、シリーズ最終章の予定で製作された。世界チャンピオンとなり、順風満帆な生活を送っていたロッキー。そこへ強敵黒人ボクサー・クラバーが挑戦して来た。だが、ハングリー精神を忘れたロッキーは無残に敗れ去る。再起をかけるロッキーにかつての宿敵アポロがトレーナーとして名乗りをあげ、クラバーとのリターンマッチに挑む。

『ロッキー3』の概要

『ロッキー3』とは、1982年製作のアメリカ映画。全世界で大ヒットを記録し、主演のシルヴェスター・スタローンを一躍ハリウッド・スターに押し上げた『ロッキー』シリーズの第3作であり、『ロッキー2』(1979年)の続編。ユナイテッド・アーティスツの配給によりアメリカ公開は1982年5月、日本では7月に公開された。
監督・脚本・主演は前作に引き続き、シルヴェスター・スタローン。製作のアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ、撮影のビル・バトラー、音楽のビル・コンティも引き続き担当している。主題歌には、アメリカのロックバンド・サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」が使用された。

当初、『ロッキー』シリーズは本作をもって完結する予定で製作された。そのため日本公開当時の宣伝コピーも、「あの愛と戦いのドラマが、今ここに完結する!」「愛と戦いのドラマは遂に、全世界待望のクライマックスへ!」などとなっている。また、本編中にもストーリーに区切りをつける描写が多く見られる(師匠であるミッキーの死や、宿敵アポロ・クリードとの友情など)。
また、制作費は前作の倍の1600万ドルに跳ね上がり、プロレス界のスーパースターであるハルク・ホーガンや、著名人のボディガードとして有名だったミスター・T(本作で俳優デビュー)といった豪華客演陣や様々な新展開などにより、シリーズ過去最高の興行収入を記録。本作において『ロッキー』シリーズの人気は決定的となった。

『ロッキー3』のあらすじ・ストーリー

世界チャンピオンのアポロ・クリードと挑戦者ロッキー・バルボアのタイトルを賭けたリターンマッチ。第15ラウンド、ロッキー渾身の一発がアポロの顔面を捉え、アポロがダウン。ロッキーもパンチを放った反動で同時にダウン。だがアポロは立ち上がれず、気迫で立ち上がったロッキーが勝利し、新チャンピオンとなった。

それからのロッキーは次々と防衛を重ね、人気は高まる一方。グッズは大量に作られ、雑誌の表紙を飾り、テレビ番組やCMにも出演。妻のエイドリアンと息子のロッキー・ジュニアと共に順風満帆な日々を送っていた。
その一方で、常にロッキーの試合を会場で観戦していた無名の黒人ボクサーがいた。ロッキーと同じヘビー級のクラバー・ラングというボクサーで、彼は地道な努力とハングリー精神で次々とKO勝ちを重ね、ついに世界ヘビー級ランキング1位となり、ロッキーへの挑戦権を得るのだった。

プロレス界の巨漢、サンダー・リップスとロッキーとのチャリティー異種格闘技戦が行われる。試合に望むロッキーのセコンドにはトレーナーのミッキーと義理の兄・ポーリー、観客席にはエイドリアンとジュニア、そしてロッキーとの対戦を狙うクラバーの姿もあった。悪役レスラーでもあるサンダーが観客のブーイングを浴びながら水着の金髪女性を引き連れて派手に入場すると試合開始。軽いショーのつもりでいるロッキーは、サンダーに語りかけながらボディにジャブを打つ。だがサンダーは狂ったようにロッキーを殴りつけ、投げ飛ばし、バックブリーカーやギロチンドロップといったプロレス技を浴びせて襲い掛かり、ついにはロッキーを場外に投げる始末。頭に来たロッキーは、ポーリーに頼んでボクシンググローブを外すと猛反撃に出る。首を絞め上げボディを連打し、最後はサンダーを抱え上げて場外に落としたところで試合終了、引き分けとなった。試合後のサンダーは「盛り上げるためさ」とまるで別人のように笑顔を見せ、ロッキーの家族と共に記念写真を撮るのだった。だが試合中、ミッキーが軽い心臓の発作を起こして苦しがっていたのをロッキーは知らなかった。

ある日、ロッキーとエイドリアン、そしてロッキーの家に同居しているミッキーも一緒に、フィラデルフィア美術館前で行われるロッキーのブロンズ像の披露式典に出席する。大きく立派なブロンズ像に感激したロッキーは、集まった観衆の前で引退を匂わすようなスピーチを行った。だがその時、観衆の中にいたクラバーがロッキーに対し「逃げるのか!」と叫んだ。彼は自分との対戦を促すように挑発を続ける。ロッキーは「やってやる!」と挑発に乗ろうとするが、ミッキーは、「試合をするなら1人でやれ」とロッキーに言い残しその場を去る。尚もクラバーの挑発は続き、エイドリアンに対してまで侮辱する言葉を吐くと、さすがにロッキーは激怒。クラバーに飛びかかろうとするも警備員に取り押さえられ、その場は収まった。
ロッキーは自宅に帰るなりすぐにミッキーの部屋に入ると、彼は家を出ようと荷物をまとめていた。クラバーと闘う事を懸念する理由を問うロッキーに、ミッキーは「勝てないからだ」と答える。さらに「お前はアポロとの試合で終わっていた。タイトル維持のため勝てる相手をずっと自分が選んできた」と語るミッキー。彼はクラバーの試合を何度か観に行っており、これまでの相手とは違うハングリーな破壊マシーンで、ハングリーを失った今のロッキーでは相手にならないほど強いという。ミッキーの忠告に納得したロッキーだったが、それでも「もう一度だけ試合をしたい」と食い下がり、ついにミッキーも折れるのだった。

クラバーの挑戦を受けることが決まったロッキーは、トレーニングを開始する。だがそれは、ホテルのスペースにリングを組み、グッズを売り、一般の来場者やマスコミに見守られながらショーのように行われる、ロッキーの甘えた考えのトレーニングだった。かつてのアポロのように油断しているロッキーに、ミッキーは「前のジムに戻ろう」と言うが、ロッキーは言うことを聞かない。そんなロッキーをエイドリアンも心配そうに見ていた。
その一方でクラバーは、かつてアポロと戦う前のロッキーのように、場末のジムでストイックに激しいトレーニングを積んでいた。

ロッキーとクラバーのタイトルマッチ当日。それぞれの控室では、笑顔で報道陣に対応するロッキーと対照的に、クラバーは報道陣を罵倒していた。ミッキーはロッキーに「正面を避けながら、長いラウンドを戦ったことのない相手を疲れさせる作戦」を伝授。そしてリングへと向かおうとすると、通路に現れたクラバーがロッキーをいきなり罵倒し始める。双方が乱闘になりかけた時、止めに入ったミッキーはクラバーに突き飛ばされた。ミッキーはその拍子に心臓発作を起こして動けなくなってしまう。医者を呼んで試合を中止させようとするロッキーに、ミッキーは「試合をしろ」と言う。どうすればよいか分からず弱音を吐くロッキーを、ミッキーは鼓舞する。仕方なくミッキーをエイドリアンに頼むと、ロッキーはポーリーと共にリングに向かうのだった。

試合の直前、ゲストとして前チャンピオンのアポロが紹介され、リングに上がったアポロはクラバーに握手をしに行く。だが、クラバーはアポロに侮辱する言葉を吐いた。怒ったアポロはロッキーに「絶対に勝て!」と励ますが、ミッキーのことが心配なロッキーは落ち着かない。試合開始早々、ロッキーはミッキーの作戦に反し、強烈なパンチをクラバーに連打して早いノックアウトを狙おうとする。だが、タフなクラバーは立て直して反撃。ロッキーがグロッキーとなったところで、第1ラウンドが終了する。第2ラウンドでは余裕を見せるクラバーが一方的に攻め、最後は強烈な左フックでロッキーはダウン。ロッキーは立ち上がれず、KO負けを喫したのだった。狂喜するクラバー。アポロは実況席で失望の表情を浮かべていた。

足早に控室に戻ったロッキーは、横になって苦しむミッキーに「どうだった?」と聞かれ、2ラウンドでKOだったと告げる。ロッキーが勝ったと思い込んだミッキーは、息も絶え絶えに喜び涙する。そして安心したように「愛している」とロッキーに告げると、そのまま息を引き取った。ロッキーは、ミッキーに覆いかぶさり「一人にしないでくれ!」といつまでも号泣するのだった。

身内だけでひっそりとミッキーの葬儀を終えた後、傷心の日々を送るロッキー。
そんなある日、ロッキーは思い出の詰まったミッキーのジムに立ち寄った。するとそこへ、エイドリアンに居場所を聞いて来たと言ってアポロが訪れた。「トレーニングに協力する」と申し出るアポロだが、引退するつもりのロッキーは断る。アポロは、「負けたままで終わったら一生後悔する」と自分がロッキーに負けた時に味わった経験を話し、もう1度かつてロッキーが持っていた「虎の目」を取り戻して一緒に戦おうと説得する。その言葉でやる気を起こしたロッキーはトレーナーにアポロを迎え、クラバーとの再戦を表明する。

初心を思い出させようというアポロの考えで、ロッキーはエイドリアンとポーリーを連れて暫く自宅を離れ、スラムにあるアポロの古巣であるオンボロのジムへと向かう。トレーニングをする男たちは皆飢えたような目をしていた。アポロはロッキーに「かつてのお前にもこの目があった」と話す。そして、かつてアポロのトレーナーを務めていたデュークを紹介され、彼がロッキーのトレーニングをサポートすることになる。音楽のリズムに乗るフットワークや、プールで泳がせる筋トレなどのアポロ流のトレーニングが開始された。だが、アポロとのスパーリングでは、クラバーの強烈なパンチがトラウマとなり一方的に殴られるロッキー。彼はトレーニングに身が入らず「明日にしよう」と弱音を吐くが、「明日はない!」とアポロは怒鳴りつける。そして、砂浜をダッシュをするトレーニングの最中、またもやトラウマに頭の中を支配されたロッキーは、途中で走ることをやめてしまう。それを見たアポロはついにサジを投げ、その場を去ってしまうのだった。ずっとトレーニングを見て来たエイドリアンは、呆然と海を見つめるロッキーの元へ行くと「なぜここ(アポロのジム)へ来たのか?」と聞く。自分に自信がなくなり、得たものを失うことへの恐怖を語る弱気な彼に、エイドリアンは叱るように思いをぶちまける。「このままずっと負けを引きずるの?誰のためでもない自分のために戦って」と。ロッキーはそんなエイドリアンの姿に「強くなったな」と言葉を掛けるとエイドリアンも「ボクサーの妻よ」と返す。そしてロッキーは再び戦うことを決意し、トレーニングが再開された。ロッキーはアポロの教えをどんどん吸収していき、フットワークやスピードも手に入れる。アポロやデューク、そしてエイドリアンやポーリーも笑顔で見つめる中、ロッキーは見違えるように明るくなり、かつての肉体と精神を取り戻すのだった。

ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでは、クラバーとロッキーのリターン・マッチが行われようとしている。
控室ではアポロがロッキーとの試合で履いていた星条旗柄のトランクスをロッキーに履くようにと渡し、感謝を述べるロッキー。アポロ、デューク、ポーリーをセコンドに従えてロッキーが入場すると、挑戦者でありながらもの凄い歓声が上がる。それに対し相変わらず仏頂面のクラバーの入場にはブーイングが起った。リングに上がれば、早速クラバーがアポロを侮辱し、両者の関係者がリング内でもみ合う事態になるが、ロッキーは冷静を装い、自信に満ちていた。

エイドリアンは観客席で観戦し、試合開始。ロッキーはアポロのような鋭いジャブでクラバーを翻弄すると、クラバーの大振りのパンチをかわしながら疲れさせる作戦に出る。第1ラウンドはロッキーが一方的にクラバーに連打を浴びせる形で終了する。インターバルでは、冷静なロッキーに対して、クラバーは怒鳴り散らして興奮している。第2ラウンドも、ロッキーの的確なパンチがクラバーを捉えていたが、クラバーがロッキーを両手で突き飛ばしにかかると、そこから反撃に転じる。強烈な連打を何度も食らったロッキーは2度のダウンを喫するが、そのたびに立ち上がった。第2ラウンドが終了すると、「何をやってる!」と気を荒立てるアポロに、ロッキーは「作戦だ。相手は疲れて来ている。」と話す。そして第3ラウンド。相変わらずクラバーの連打を食らうロッキーだったが、次第にクラバーを挑発し始めた。殴られても殴られても倒れず、強打を打たせ続けクラバーを疲れさせる作戦だ。案の定疲れを見せ始めたクラバーに対し、ロッキーは細かいパンチを繰り出し、クラバーの大ぶりのパンチをかわし続けて反撃に出る。そして全く手の出なくなったクラバーにロッキーの渾身の5発のパンチが炸裂し、ついにクラバーはダウン。そのまま起き上がれず、ロッキーのKO勝ちでチャンピオン奪回が決まった。大歓声に包まれた場内で喜びを讃え合うセコンドのアポロたち、そしてロッキーとエイドリアン。「ヘビー級世界チャンピオン、”イタリアの種馬” ロッキー・バルボア!」のアナウンスが響き渡るのだった。

試合後、誰もいないジムの中にロッキーとアポロの姿があった。アポロはロッキーに借りを返してもらうと言いながら、ロッキーともう1度対戦することを望んでいた。ロッキーに昔の自分を取り戻させ、その上でかつての敗戦の雪辱を果たすこと、それがロッキーを鍛え直したアポロのもう1つの目的だったのだ。そして、観客のいないリングの上で、グローブを着けた親友同士二人だけのリターンマッチが始まった。

『ロッキー3』の登場人物・キャラクター

ロッキー・バルボア(演:シルヴェスター・スタローン)

本作の主人公。
ニックネームは「イタリアの種馬」。
アポロ・クリードを破りボクシングの世界ヘビー級チャンピオンとなったサウスポーのボクサー。
マネージャーの恩師ミッキーの支えもあり、10度のタイトル防衛に成功。国民的人気を得て、雑誌やCM、TV番組にも出演。妻のエイドリアンと息子のロッキー・ジュニアと共にフィラデルフィアに建てた豪邸で順風満帆な日々を送っていた。
世界ランキング1位のボクサーであるクラバー・ラングの挑戦を受け、反対するミッキーを説得して試合に臨むが、試合直前にミッキーが心臓発作で倒れた影響もあり、2ラウンドでKO負けを喫し、チャンピオンの座から陥落する。さらに、試合後にミッキーが死去し、心に傷を負う。
引退を決めていたが、その後、アポロ・クリードに説得され、彼をトレーナーに付けてタイトル奪還のためトレーニングを開始。クラバーとの再戦に臨む。

エイドリアン(演:タリア・シャイア)

本作のヒロイン。
ロッキーの友人であるポーリーの妹であり、ロッキーの妻。
タイトル防衛を重ねる夫・ロッキーと、息子・ロッキージュニアと共に幸せな生活を送っていた。
ロッキーがクラバーに敗れた後、トレーナーに就いたアポロのトレーニングに常に立ち合ってロッキーの様子を見ていたが、自信を失いトレーニングに身が入らない彼を鼓舞して自信を取り戻させる。
初めは内気で人見知りの激しい女性だったが、ロッキーと付き合い始めて自信を持つようになり、結婚してからはさらに強い女性に変わった。

ポーリー(演:バート・ヤング)

エイドリアンの兄で、ロッキーの義兄。
前作ではロッキーの紹介で、高利貸しガッツォの集金屋をしていたが、本作ではそれも辞めていたようで、またロッキーに仕事を世話してくれと頼んでいる。
その後は、ロッキーのすべての試合にセコンドとして就いている。
相変わらず口が悪く、アポロがトレーニングをしたスラムのジムに行った時には、文句ばかり言ってアポロをいらつかせていた。

ミッキー(演:バージェス・メレディス)

ロッキーがかつて所属していたボクシングジムのトレーナーで、アポロとの戦いからロッキーのマネージャーとなった。
元バンタム級の世界チャンピオンで、この道50年のベテラン。
チャンピオンとなったロッキーが肉体的にボロボロであったことから、防衛戦の相手に勝てる相手を選ぶことで、ロッキーを守っていた。クラバーがロッキーに挑戦してきた時も、クラバーの試合を観戦して強さを知っており、ロッキーと戦わせないようにする。だがどうしても挑戦を受けるというロッキーにマネージャーを降りると言うが、ロッキーから説得される。
軽い心臓発作を起こし、苦しむ姿を見せていたが、ロッキーとクラバーの試合前の廊下で、クラバーに突き飛ばされた際に起こした心臓発作によって死去する。

アポロ・クリード (演:カール・ウェザース)

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@yasurin2184

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