デュラララ!!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「デュラララ!!」は、成田良悟によるライトノベル。及びそれを原作としたアニメ、コミック。
非日常に憧れ都会の高校に進学した「竜ヶ峰帝人」は、上京初日、都市伝説の一つである「首無しライダー」を目撃した。そこから帝人は数々の非日常に巻き込まれていくことになる。
池袋を舞台とし、様々な人間や人ならざる存在が繰り広げる群像劇。「歪んだ愛の物語」というテーマであり、数々の名言も排出されている。

シズちゃんの暴力は、理屈も言葉も無いから、嫌いだよ。

静雄(シズちゃん)との殺し合いのようなケンカの最中、うんざりするように臨也が発したセリフ。
静雄はおよそ人間とは思えない馬鹿力を発揮し、自動販売機を投げたりなど、理屈も何も通じない男である。
臨也は人間が好きだが、もはや人間と言えないこの男は認めていない。全人類が好きだと言ってのける臨也に「嫌いだ」と言わせるほどの、静雄の非常識っぷりがうかがえる。

自分の人生について考えるのは自由だし否定はしねえ。だけどよ、その答えを他人に求めてどうするってんだよ。

静雄が寿司屋のサイモンに愚痴を言っているときのセリフ。
ヤクザになったものの小間使いが嫌で逃げ出したという店長に「人生って何だ? 人は何のために生きてる?」と問われ、静雄がキレて殴り倒し、バイトをクビになったという過去の話の愚痴である。
静雄は筋の通らないことが嫌いであり、その性格が極端に表れている。

ああ! 私には首が無い。私は化け物だ。多くを伝える声も相手に情熱を伝える瞳も持たない! だがそれがどうした!それがどうしたというんだ! 私はここにいる。確かに存在する。目が無いというのなら、我が表情の全てを刮目してみるがいい! 化け物の怒りに触れた者の叫びを存分に聞いてみるがいい! 私はここだ、ここにいる。ここにいるのだ。私は常に叫んでいる。叫んでいるぞ! 私は今ここに生まれた! 私の存在をこの街に刻みつける為に!

首無しライダーと呼ばれる女性、セルティの正体は人間ではなかった。デュラハンと呼ばれる、己の生首を腕に抱える姿の騎士で、北欧神話の化け物だった。数十年前に何故か失ってしまった首を探しに東京までやってきて、今までずっと首を探す生活をしてきていた。
その首が、何故か人間の胴体とくっついて、人として動いて喋っているのをセルティは見つけてしまう。首はもう首ではなく、一人の人間として生きており、セルティが「首」を入手することは叶わなくなった。それで吹っ切れたセルティが夜の池袋で、首の無い自身の姿を隠そうともせず、黒い影のような謎の物質を全身から噴き出し大鎌に変化させて見せたりなど、化け物らしさを衆目に晒しながら心で叫んだセリフ。
首が無くなる以前の記憶が無いセルティは、北欧での記憶がほとんどない。首を取り戻すことで記憶を取り戻したいという目的も叶わなくなり、この東京での二十年が自分の全てとなった。「首がない」という、人としてもデュラハンとしても異常な自分自身への不安も、その異常な自分を受け入れるしかなくなり吹っ切れた。そんな、人ならざるセルティの様々な葛藤が見て取れる心の叫びである。

これは君と僕との愛を懸けた戦いだ。僕は決して君を離しはしない。そのためなら、他人の愛も、死も、僕自身も、矛盾しているようだが君の想いすらも利用してみせる。

セルティと二十年間ともに過ごす同居人の新羅は、セルティへずっと隠す気もない強い恋慕を抱いていた。
新羅はセルティの首の所在地を最初からずっと知っていた。しかしセルティにそのことを告げず、二十年間一緒に暮らしてきていた。それがセルティにバレて問い詰められた際の、新羅のセリフ。
首を取り戻せば、セルティは記憶も取り戻し、もしかしたら自分のもとから去ってしまうかもしれない。そんな未来を回避するべく、セルティの想いさえ踏みにじって自分の愛を貫いた。深すぎる愛が見て取れるシーンである。

死のうと思ってたのに、拉致なんかされちゃって、ここでビビってる自分はなんなんだろうかって思ってちょっと悔しい…とか思ったりして。でも抵抗したら、死のうとしてた自分を否定する事になるから、ここは運命だと思って、素直に受け入れようかと、思ってみたりもして。でも、いざ助けられたらホッとしっちゃったりとかしてる。そんな、君の顔が見たかったから。一言で言うと、俺に全て見透かされて、絶句している君の顔が見たかったから。

飛び降り自殺をしようと考える女性がいたが、臨也によって屋上まで拉致されてしまった。
自殺を止めたいのかと思いきや、「今から飛び降りろ」と催促してくる。しかしいざ死を目の前にしたら尻込みする女性。そんな女性に臨也は挑発したり、がっかりしたりと好き勝手にして去って行った。
最後には、そんな臨也への反抗心で女性は飛び降りたのだが、間一髪通りがかったセルティによって助けられる。
知らない男に自殺を催促されたり、飛び降りたら結局助けられたり、女性にとっては意味の分からない状況。最後に再び相まみえた臨也に意図を問いかけたところ、臨也から返ってきたセリフである。
人間観察の一環にしては明らかに常軌を逸しており、臨也の「人間好き」の異常度がうかがえるシーンである。

本当に好きなら、何があっても目をそらすな。相手の何を知っても、何を見ても、目をそむけるな。抱きしめた腕を絶対に放しちゃだめだ。それが愛すると決めた者の責任だ。

帝人は想い人の杏里が何か重大な悩み事を抱えているらしいと知り、想い人が悩んでいる様子にも察せない自分に落ち込んでいた。
そこに、クラスメイトの誠二がかけた言葉。誠二にもまた愛する者がおり、その強い信念からくる、愛の本質に言及する名言である。

日常から脱却するならね、日々進化し続けるしかないんだよ。

帝人が非日常を夢見て上京してきたと知り、臨也がかけたアドバイスのようなもの。
色んな事件や色んな人間が交錯する東京とはいえ、住んでいる内にそれら全ては慣れて日常と化してしまう。本当に非日常を望むのなら、自分から未体験の物事へ足を突っ込み続けるしかない。そんな「非日常」の本質を突く臨也の鋭い指摘である。

「惚れた病に薬なし」とはいうけれど今の僕にはセルティの笑顔が何よりの薬さ。

新羅が突然何者かに襲われ、大怪我で寝たきりの生活になってしまう。そんな新羅を心配そうに看病するセルティに、新羅がかけた言葉。セルティが大好きな新羅は、首が無くともセルティの表情が心配で曇っているのは見れば分かる。そんなセルティに笑顔でいてほしいと願い伝えた、新羅の愛が分かるセリフである。

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