魔法少女 俺(第8話『魔法少女☆握手会』)のあらすじと感想・考察まとめ

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MAHO☆SHOJOは、PRISMAやSTAR☆PRINCEと合同握手会に臨む。さきの母親・さよりも授業参観気分でやってきた。母親の体の心配と、桃拾あるところに妖魔ありの予感が重なって、さきは気が気でない。会場は、さよりが倒れ、妖魔がイベント参加者を襲うという最悪の事態となった。
今回は「魔法少女 俺」第8話『魔法少女☆握手会』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「魔法少女 俺」第8話『魔法少女☆握手会』のあらすじ・ストーリー

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(左から)トップアイドルのPRISMAの未散・瑠可、STAR☆PRINCEの桃拾・兵衛との合同握手会のため、参加者の待機列は前代未聞の長さ。

MAHO☆SHOJOのデビューシングル「ぶっちゃけ少女じゃない」は、一億枚超えのモンスターセールスとなった。150種類のブロマイドをランダム、握手会の応募券はセルCD全体の3%に封入というあこぎな販売方法で、ユーザーの購買意欲を煽ったのだ。くわえて、握手会は有料である。商品価値のあるうちに稼ごうというえげつない下心がみえみえである。
握手会は、PRISMAやSTAR☆PRINCEと合同で行われる。当代のトップアイドルと肩を並べるイベントで、待機列は会場の幕張から浦安のアミューズメントパークまで伸びている。盛況ぶりにさきの足は震え、マネージャーは舞い上がっている。マネージャーは、さんざんさきの片想いを冷やかすと、金色のコンニャクを手土産に、桃拾たちの所属する大手事務所に挨拶に行った。桃拾は、温泉での魔法少女との思い出(6話)を思い返して、気分がよさそうだ。
桜世はさきに、妖魔への警戒心をうながした。気を引き締めるさきに、母親のさよりから連絡が入った。さよりは握手会場に向かっているという。出がけに、母親の体調を心配していたさきは、メールの脳天気ぶりに絶句する。
その頃、ココロちゃんが果物かごを持ってさよりの見舞いに来ていた。ココロちゃんは勝手知ったる他人の家に侵入したが、もぬけの殻だった。

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スタッフ三人がかりで強制退場させようとしても、びくともしないさより(右から2人目)は腰痛持ち。

MAHO☆SHOJOのほとんどが女性の待機列を無視して、男が突破してきた。CDを1万枚買ったとアピールして魔法少女オレの手を握る闖入者をスタッフが引きずって退場させた。男は、アイドルイベントで出入り禁止を食らっているのだ。呆気にとられるさきの手に、男は、ヨーグルトや練乳のような、白濁したものを残していった。
男の次に、握手を求めてきたのは、幼女のマイコちゃんだった。マイコちゃんは、さきが犬の糞を踏む不注意を繰り返していることを心配して、自作の折り紙を差し入れしてくれた。アイドルらしいファンとのふれあいに、さきは感動した。
そんなファンでも大事にしようと、改めて決心したさきの前に、さよりが立った。魔法少女姿の娘をからかい、桃拾にも声援を送って、さよりはさきに恥ずかしい思いをさせる。髪の包まれた差し入れを注意されても、時間切れを言い渡されても、スタッフ三人がかりで退場させようとしても、さよりは意に介さない。さよりも。妖魔の親玉が近くにいるのではないかと考えていた。「長年現場でつちかわれた魔法少女の経験値」で妖魔の出没機会がわかると誇るさよりに、「おばあちゃんの知恵袋的な?」とピントのずれたツッコミをして、さきは叱られる。さよりが、大勢の参加者の前に妖魔が現れることを重ねて注意喚起すると、さきは「大丈夫だよ。今まで通り、私が何とかするから」と答える。
さきの覚悟を聞いて、さよりは引き下がった。娘の前では元気を装っていたさよりだが、体は限界を迎え、倒れてしまう。救いの手が差し伸べられ、さよりはココロちゃんが来てくれたとほっとする。スタッフに救急の手配を指示しているのは、トイレに行く途中の兵衛だった。
桃拾はSTAR☆PRINCEのブースで握手に応じていた。妖魔も列の順番を守って並び、桃拾に握手を求めた。

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桃拾(右)に握手するため、妖魔は列に並んでいた。

魔法少女の二人は、即座に戦闘態勢に入り、ファンの退避を誘導した。妖魔は桃拾のみならず、ファンを捕まえては、異界ゲートに放りこもうとする。妖魔の襲撃が、握手会の運営が仕込んだアトラクションだと思って、留まって撮影をはじめるファンもいる。
握手会会場の騒ぎを、さよりは介護室で聞いた。脈拍360、血圧400、体温90度と異常値を叩き出した体を引きずり、さよりは会場に戻ろうとする。駆けつけたココロちゃんに、さよりは「この戦いの後、魔法少女をやめて、自分の星に帰らなければならない」「東の空に宵の明星が輝くころ、ひとつの光が宇宙へ飛んでゆく。それが私なの」など、悲劇のヒロインめいたことを言う。ツッコミを入れて止めるココロちゃんに、さよりは蹴りを入れて去った。のされているというのに、ココロちゃんは、「最後まで戦士やなぁ」とさよりの勇姿に惚れ惚れとしている。
会場で魔法少女の戦いを見物する人垣には、幼女のマイコちゃんもいた。マイコちゃんは声援を送り、妖魔にものを投げつけた。他の参加者たちも応援してくれるて、桃拾に気をとられて苦戦していたさきは心強さを感じる。自分がファンを守るという思いを奮い立たせたさきは、「俺は魔法少女だ!」という雄叫びとともに、かつてないラブ☆パゥワ~を発動させた。一瞬にして妖魔を殲滅し、会場は死屍累々の地獄絵図と化した。
握手会は、空調設備の故障を理由に中止された。最後まで妖魔は仕込みだと思っている参加者の声が聞こえて、本物だとわかっているPRISMAの未散は顔を真っ赤にしている。握手会がはじまる前から、未散が魔法少女オレを意識していることに、瑠可は気付いていた。戦闘に間に合わなかったさよりは、物陰から「私の出る幕は、もうなかったようね」と見つめていた。
桃拾は、異界ゲートに中途半端に押しこまれたまま、放置されていた。さきに救い出された桃拾は、魔法少女オレにいつも助けられていることを感謝し、「何か俺にできることってありますか?」とたずねる。「桃拾ちゃんが好きでやってることなんだから」と、遠慮するさきの手を、桃拾がつかんだ。さきはときめくが、桃拾は、妖魔の残党に気付いてかばったのだった。

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魔法熟女さよちん(左)とオレ(右)「ありがとう、さき。私をお母さんに選んでくれて(CV津田健次郎)」

反攻に転じられないさきを、「うちの子に手出ししないでもらうかな」と救ったのが、通りすがりの魔法熟女さよちんだった。屈強な女装おじさんの姿でも、母親のさよりであることは、さきには一目でわかった。「何で変身してるの?」とさきは、さよりの体を心配して詰め寄る。さよりは「親ってものは、子どもの応援がしたくてたまらないものなのよ」と答えた。
日常生活さえままならないさよりが、戦闘に耐えられるはずがなかった。「素敵じゃない…親子で魔法少女だなんて」「ありがとう、さき。私をお母さんに選んでくれて」と遺言のようなことを言い、さよりはさきを動揺させる。とどめに、さきへの「最後のプレゼント」として、さよりは自分の魔法のステッキを渡す。タイミングよく現れたココロちゃんが、さきの杖からはずしていた妖魔の血を吸ったジュエルっぽい部分をはめた。もう言葉を発するほどもできない魔法熟女さよちんを抱き上げたココロちゃんは、翼を広げ、空に飛び立った。さきは涙を流して、母親を見送った。
さよりとの別れで悲嘆に暮れるさきと、それを見守っていた桃拾と桜世の元に、兵衛がトイレから戻ってきた。長すぎる不在と桃拾との関係から、兵衛が妖魔の親玉ではないかという疑惑が、さきのなかに芽生えた。

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帰りの電車にて、さき(左)に腰をさすられる母親のさより(中)。湿布を買うために飛びこんだ薬局で、ココロちゃん(右)は広域暴力団の抗争がらみの負傷と間違われた。

夕方、上りの京葉線で、さきは母親とココロちゃんと一緒だった。幕張の会場を飛び立ったさよりとココロちゃんは、薬局に直行したのだった。湿布で人心地がついたさよりは、夕食を作る元気は取り戻していた。

「魔法少女 俺」第8話『魔法少女☆握手会』の感想・考察

「魔法少女 俺」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

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