ライフ(2017年の映画)のネタバレ解説まとめ

『ライフ』は、2017年にアメリカ合衆国で公開されたSFスリラー映画である。
ジェイク・ギレンホール、ライアン・レイノルズ、レベッカ・ファーガソン、真田広之らが共演している。未知の生命体の採取に成功し調査していた6人の宇宙飛行士達が、密室の無重力空間で直面する恐怖を描いた作品である。その生命体は次第に進化、成長し次々に宇宙飛行士達を襲い始める。ダニエル・エスピノーサが監督を務め、ポール・ワーニックとレット・リースが脚本を担当した。
クルーのシステムエンジニアである。寡黙な人物である。
身重の妻を地球に残しISSに滞在しており、火星のサンプル回収後に彼の子供が生まれている。子供が生まれた際、妻とタブレットで通信しており、ショウはクルーに女の子の父親になったことを報告し、クルーは祝福した。彼の出身国が日本であることは、彼の腕にある国旗で確認できる。
カルビンの暴走により、デビッド、ミランダと共に生き残っていたが、ミランダたちを助けるためにカルビンと共に宇宙空間へと身を投げて死亡した。
ヒュー・デリー(演:アリヨン・バカレ、吹替:竹田雅則)

下半身不随の生物学者である。
子供の頃から下半身が不自由で、車椅子生活だったが宇宙に来て「鳥になった気分だ」と語っている。火星サンプルの中の地球外生命体であるカルビンを発見したのは彼である。暴走したカルビンに指の骨を折られ、後に足を食べられてしまい死亡してしまった。
エカテリーナ・"キャット"・ゴロフキナ(演:オルガ・ディホヴィチナヤ、吹替:よのひかり)

クルーの司令官である。
ローリーの次に船外活動がうまく、壊れてしまった通信システムを回復させるためにカルビンの恐怖に怯えながらも宇宙空間へと向かった人物である。その際、カルビンに襲われ壊された宇宙服によって、ヘルメット内に充満した水で溺死してしまう。一度は船内に戻ろうとするが、自分に張り付いているカルビンを船内に入れないよう自分を犠牲にした人物でもある。
『ライフ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
きれいな生き物だ

当初は単細胞だったカルビンが徐々に成長し、ヒューの指の動きに反応するようになったカルビンを見て、世界で初めて発見された地球外生命体の美しい姿に感動したデビッドがポツリと零したセリフである。
この時はまだ、カルビンが危険な生命体になるとは知らず、クルー全員が地球外生命体の存在発見に喜び、ヒューと交流するカルビンはクルーの目には美しい存在に映っていた。しかし後に、カルビンの凶暴化によりクルーは次々と命を奪われ船内はパニックに陥っていく。
あれを相棒だと思っているのか?相棒は俺だ

大気制御エラーが起き、カルビンの心配ばかりをするヒューに向かってローリーが言ったセリフ。
カルビンの発見に喜び、未知の生命体の研究や交流にのめり込んでいくヒューを心配しているローリーが、目を覚ませと言わんばかりに言ったセリフでもある。カルビンの存在発見に喜びつつも、その正体や生態がはっきりしないカルビンをまだ完全に受け入れていないローリーの心境が垣間見れるシーンである。
父に会いたい

カルビンの凶暴化、ソユーズがISSに激突したことにより、ISSが地球落下の恐れがあり、このままでは自分たちの命はないと思ったミランダがデビッドに漏らしたセリフ。
子供の頃の父との思い出を涙ながらに語る切ないシーンである。
『ライフ』の挿入曲
Jon Ekstrand『Welcome To The ISS』
Jon Ekstrand『Need A Hand?』
Jon Ekstrand『Goodnight, Earth』
Related Articles関連記事
らせん(映画)のネタバレ解説まとめ
『らせん』とは1998年に公開された日本のホラー映画。原作は鈴木光司の同名小説。前作にあたる『リング』の続編として同時上映された作品である。監督と脚本は1995年の単発ドラマ版『リング』の脚本を担当した飯田譲治。「呪いのビデオ」に科学的視点からその謎に迫る。前作のオカルトホラーから雰囲気を変え、原作を忠実に再現したSFサスペンス要素の強い作品になっている。解剖室に送られてきたかつての友人高山竜司の遺体。残された暗号。安藤は第一発見者高野舞とともにその謎に挑む。
Read Article
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(MCU版)のネタバレ解説まとめ
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画。マーベル・コミック『スパイダーマン』の実写映画化作品としては7作目、再リブートシリーズとしては2作目、また、マーベル・コミックの実写映画で、世界観を共有するクロスオーバー作品として扱われたMCUシリーズとしては23作目の映画となる。高校の夏休みにクラスメイト達とヨーロッパ旅行へでかけた主人公のピーター・パーカーは旅先でスパイダーマンとしての任務が与えられ、再び戦いに出ることになる。
Read Article
LOST(ロスト)のネタバレ解説まとめ
アメリカで2004年から2010年に掛けてシーズン1~6までの全121話が放送され、世界中を魅了したミステリーアドベンチャードラマ。エミー賞やゴールデングローブ賞など各賞を受賞し、熱狂的なファンを生み出すほどの社会現象を巻き起こした。飛行機事故で墜落したある島で、生存者たちの過去と島での日々そしてこれから起こる出来事が複雑に絡み合いながら、謎が謎を呼ぶ展開が繰り広げられていく。
Read Article
リング2(映画)のネタバレ解説まとめ
『リング2』とは1992年に公開された日本のホラー映画。前の年の劇場版『リング』の続編であり、映画版オリジナルストーリー。『リング』の正規の続編として『らせん』があるが、本作はもう一つの続編として異なる展開を見せるパラレルワールドとして描かれている。前作『リング』のホラー感を継承し、より恐怖を感じさせる映像が増した。亡くなった恋人、高山竜司の死の謎を解く、高野舞。未だ続く「呪いのビデオ」の呪縛。犠牲者が増える一方で、浅川玲子の遺児・陽一を守り奮闘する。貞子の呪いから逃れることはできるのか。
Read Article
グレイテスト・ショーマン(映画)のネタバレ解説まとめ
『グレイテスト・ショーマン』とは、2017年にアメリカで制作されたミュージカル映画。 19世紀に実在したショーマンの、P・T・バーナムの成功を描いた作品。 主演をヒュー・ジャックマンが務め、監督はマイケル・グレイシー。 日本の興行収入は52億円をこえるヒット作となった。 主人公であるバーナムは貧しい身分出身でありながら、ショービジネスの道に進み、自身の身体的特徴から世間から隠れるように生きていた人たちを集めサーカスを始める。バーナムが成功するまでを描いた作品。
Read Article
リング(映画)のネタバレ解説まとめ
リングとは1998年より作家鈴木光司が出版した小説を映像化した映画作品。この作品はジャパニーズホラーのブームの火付け役となった。主演は松嶋菜々子、真田広之。主人公・浅川玲子が元夫の高山竜司と共に「一度見たら死ぬ」という呪いのビデオを見てしまう。二人は呪いから逃れるために呪いのビデオの謎に迫る。
Read Article
ナイトクローラー(映画)のネタバレ解説まとめ
『ナイトクローラー』とは、刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー。軽犯罪で日銭を稼ぐルイスは、報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。「ボーン・レガシー」などの脚本家として知られるダン・ギルロイがメガホンをとり、長編監督デビューを果たした。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『ライフ』の概要
- 『ライフ』のあらすじ・ストーリー
- 未知の地球外生命体
- カルビンの凶暴化
- 地球へ
- 『ライフ』の登場人物・キャラクター
- デビッド・ジョーダン(演:ジェイク・ギレンホール、吹替:北田理道)
- ミランダ・ノース(演:レベッカ・ファーガソン、吹替:坂本真綾)
- ローリー・アダムス(演:ライアン・レイノルズ、吹替:加瀬康之)
- ショウ・ムラカミ(演:真田広之、吹替:桐本拓哉)
- ヒュー・デリー(演:アリヨン・バカレ、吹替:竹田雅則)
- エカテリーナ・"キャット"・ゴロフキナ(演:オルガ・ディホヴィチナヤ、吹替:よのひかり)
- 『ライフ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- きれいな生き物だ
- あれを相棒だと思っているのか?相棒は俺だ
- 父に会いたい
- 『ライフ』の挿入曲
- Jon Ekstrand『Welcome To The ISS』
- Jon Ekstrand『Need A Hand?』
- Jon Ekstrand『Goodnight, Earth』
- 『ライフ』の関連映像
- 予告映像1
- 予告映像2
- 特別映像
- 『ライフ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 元々の主演はライアン・レイノルズの予定だった
- ワールドプレミアに豪華出演陣が集結
- リアルさを追求した
- 常に中吊りの状態で撮影
- 監督から「余計なことをするな」との指示
- 『ライフ』の関連リンク
- 公式サイト