ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲(God of War II)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』とは、ソニー・コンピュータエンタテインメント SCEサンタモニカスタジオからPlayStation2にて発売された、ゴッド・オブ・ウォーlの続編である。日本では、2005年10月25日に発売された。軍神・アレスを撃破し、軍神の座に就いたクレイトス。オリュンポスの神々の手の内で踊らされていることに憎悪を募らせ、オリュンポスの神々を滅ぼすことを誓う。タイタン族の力を得るために、彼は再び、復讐の旅に出る。

運命の神殿

クレイトスはついに運命の神殿へとたどり着いた。神殿内部を進み、運命の三女神の一人である、ラケシスの玉座へと向かった。玉座に向かうと、既にラケシスが臨戦態勢に入っていた。ラケシスの口から、クレイトスが運命の神殿にたどり着くことは定められた未来であり、ゼウスには勝つことができないことが告げられた。運命の三女神が生きている限り、自分の運命を塗り替えることができないと悟ったクレイトスは女神を撃破するためにラケシスに立ち向かう。この部屋にいる敵はラケシスだけだと思われたが、部屋に設置された鏡の中から、二人目の女神・アトロポスが現れる。2体を同時に相手にしなければならない状況に陥ったクレイトスであったが、二人の女神を撃破することに成功する。

新たな運命を自らの手で切り開くため、三人目の女神であり、運命を紡ぐ番人であるクロトの元へと向かう。

至聖所

クロトの居所・至聖所へとたどり着いたクレイトス。至聖所の内部へと進んでいくと、複数の糸を纏った巨体が現れた。その巨体の持ち主こそ、女神であり、番人のクロトであった。複数の腕を持つクロトはその腕を駆使して、クレイトスに攻撃を仕掛ける。腕を一本ずつ行動不能にすることにより、勝機へと繋げたクレイトス。見事クロトの撃破に成功する。これで、運命を塗り替える準備は整った。
クロトが纏っていた糸・運命の糸を手繰り寄せると、鏡に今までに戦ってきた自分の姿が映った。更に糸を手繰り寄せ、ゼウスに殺される直前の画面を映し出し、鏡に飛び込むクレイトス。気が付いたときには、ゼウスが大剣を振り上げている姿が目の前にあった。大剣をかわし、ゼウスに殺される運命を塗り替えることに成功した。

ゼウスとの戦い

運命を塗り替えたクレイトスを再び抹殺するため、ゼウスは巨大化する。大剣・オリュンポスの剣をゼウスから奪い取ったクレイトスは、ゼウスと互角の戦いを繰り広げる。クレイトスからダメージを受け続けたゼウスは巨大化を解き、元のサイズへと戻り、クレイトスに肉弾戦を挑む。戦いのさ中、クレイトスは再びオリュンポスの剣をゼウスに奪い取られるが、武器ブレイズ・オブ・アテナでゼウスの胸を貫き、ゼウスの撃退に成功する。深手を負って逃亡しようとするゼウスに、ゼウスが手放したオリュンポスの剣を振りかざすクレイトス。あと一歩でゼウスにとどめを刺せるというときに、オリュンポスの女神・アテナが前に立ちはだかり、ゼウスの代わりに殺されてしまう。
クレイトスは、死に際のアテナの口からゼウスがクレイトスの父親だという衝撃の事実を聞かされる。ゼウスは自分の息子(クレイトス)が自分を殺しに来ることを予見しており、そのことを恐れ、クレイトスを手中に収めることに必死だった。だが、それも失敗に終わった。

ゼウスが深手を負っているうちに、クレイトスは至聖所の鏡の前へと戻り、再び運命の糸を紡ぎ始めた。

エンディング

クレイトスが至聖所に戻った理由は、太古の時代に世界を支配していたタイタン族を呼び戻すためであった。
オリュンポスの神々を滅ぼし、ゼウスが統べる世界を終わらせるため、タイタン族を率いてゼウスへの攻撃を開始した。

クレイトスの運命は、運命の神殿の三女神に倒されることによって潰えるはずであった。しかし旅を続けていく中で、クレイトスの力は運命の三女神よりも巨大なものとなっていた。三女神の定めた運命は絶対であるにも関わらず、それをも凌駕してしまった。

運命すらも味方に付けたクレイトスの前にもはや敵はいない。勝利を確信したクレイトスは、オリュンポスに向けて進撃するのであった。

『ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲』の登場人物・キャラクター

クレイトス(CV:玄田哲章)

主人公。オリュンポスの神々にの策略により、自らの妻子を手にかけてしまう。軍神となった今でも、その忌まわしい記憶は消えることがなく、オリュンポスの神々に対する憎悪を募らせている。オリュンポスの神々の地上の守護都市を次々と破壊し、憤ったゼウスに刺殺される。ゼウスに殺されたことにより、冥界へと落されるが、タイタン族の長・ガイアによって助けられる。ゼウスを倒すためには、タイタン族の力を手に入れ、運命を塗りかえる必要があるとガイアに教えられ、運命の神殿に向かう旅路へと出発する。

オリュンポスの神々

ゼウス(CV:小島敏彦)

オリュンポスの最高神。クレイトスを手中に収めるために、軍神の座に就かせた。クレイトスを手中に収めた背景には、自らの息子であるクレイトスに滅ぼされる未来が予言されていたため、それを恐れてのことであった。クレイトスが運命の三女神をも凌駕する力を得て戻ってくることは予見できなかったため、クレイトスに返り討ちにされる。

アテナ(CV:魏涼子)

ゼウスの娘であり、オリュンポスの女神。クレイトスをオリュンポスの神々の思い通りに動かすために、妻子を手にかけてしまった忌まわしい記憶を消すと嘘をついた。そのことに罪悪感を抱いており、度々現れては、クレイトスに神々を敵に回すということがどういうことなのかを説得する。憎悪にあふれたクレイトスは、アテナの説得に全く耳を貸さなかった。全ての旅を終えたクレイトスがゼウスと直接対峙した際に、ゼウスを庇ってクレイトスに刺殺され、死亡。死ぬ間際にゼウスがクレイトスの父親であることを明かす。

ポセイドン

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