SERVAMP(サーヴァンプ)のネタバレ解説・考察まとめ

『SERVAMP』とは、田中ストライクが2011年より月刊コミックジーンにて連載中の漫画及びそれらを原作としたアニメ作品。
2016年7月から9月までの間AT-XやTOKYO MXなどでテレビアニメが放送され、2018年4月7日より劇場アニメ『「SERVAMP -サーヴァンプ-」-Alice in the Garden-』が公開された。
舞台は現代。“サーヴァンプ”と呼ばれる吸血鬼の真祖にして7つの大罪をつかさどる存在と、その契約者である主人(イヴ)たちによるバトルファンタジー作品である。

「桜哉を親友として止める」固まった真昼の決意。(第4話)

クラスメイトであり、親友だった綿貫桜哉は実は椿のサブクラスだった。
そして真昼は、椿から桜哉が両親に保険金目的で自宅のベランダから突き落とされてしまったこと、サブクラスは死にかけた人間にサーヴァンプの血を飲ませると作れること、自分を作ったサーヴァンプに従わないといけないこと等を聞かされる。
真昼は、いつもずっと一緒にいたのに桜哉について全く知ろうとしなかったことを後悔し自分を責める。
桜哉から見た椿は唯一自分との約束を守ってくれた恩人だが、その椿は吸血鬼同士の戦争を起こそうとしているとても危険な存在。
椿の元に戻り良からぬ企みに加担しようとする桜哉に「それなら、俺が止めてやる!!それができるのは、シンプルに考えて俺とクロだろ!!」と訴えかける真昼。
だが桜哉は姿を消してしまい、真昼は自分の力が及ばなかったことをひどく痛感する。
これが真昼の中で、椿とそのサブクラスたちを止めるために絶対に強くなるという不動の目的になったのであった。

「今のお前には…椿だけじゃない。俺も、みんなもいるだろ!!ひとりじゃねぇよ!!」桜哉は真昼のもとを去ってしまったが、真昼のこの一言は桜哉の心を大きく動かすのには十分だったことだろう。

ロウレスの過去と葛藤、そして本心。それに対して本気で向き合うリヒト。(10話)

ロウレスがリヒトと出会う遥か昔。
かつてのイヴであるオフィーリアとサーヴァンプの生みの親で“父さん”と慕う存在を相次いで失い、オフィーリアが命をかけて守ろうとしたものも呆気なく失われた。
大切なものを全て失ってしまったロウレスは、この世の全ては無意味で無価値で下らないものだと狂ってしまっていた。
そんなロウレスを、リヒトは「何も目指さず望まず努力もしない奴に、“自分“を語る権利などない」と激しく煽る。
ロウレスのインナーワールドのピアノでエリーゼのためにを弾き、ロウレスが蓋をしてしまった本心をこじ開けようとするリヒト。
そしてリヒトはロウレスに向かって全力で叫ぶ。
「強欲のロウレス!!その理想に手を伸ばせ!!望めえええええ!!」
「望め…ハイド…!!」
ハイド。リヒトの口から明かされた、これこそがロウレスの本当の名前。
リヒトの強い後押しでロウレス、いやハイドの止まっていた時間が再び動き出し、ここから2人の反撃が始まる。

間違ってたんだよ!!それは俺が決めることじゃない!世界が決めることじゃない!自分なんだよ、クロ!(城田真昼)

アニメ9話。真昼はクロのインナーワールドで、クロの過去を知ることになる。

C3からの『サーヴァンプの生みの親を殺せ』という命令を受け入れるか否かで、サーヴァンプたちの意見は真っ二つに分かれた。
そんな中、1番目のサーヴァンプであるクロはサーヴァンプ生みの親を殺すという決断を下す。
クロがサーヴァンプの生みの親に手を下そうとした瞬間、クロの記憶を見ている真昼の目元に黒いいばらが巻き付く。
「見るな!俺だって、失望されたくない!!俺だって、本当はヒーローになりたい…」
悩みながらもサーヴァンプの生みの親を殺してしまう、クロの心の叫びがこだました。

「おれはまちがってない」クロはそう自分に言い聞かせることで、後悔の念にふたをしていた。
そして心の扉をノックしてきた真昼に、「誰か言ってくれ…俺は間違ってなかったって」と要求する。
しかし真昼は真っ向から突っぱね、クロ自身が間違っていたかもと思っていることを指摘したのだった。

間違ったことを間違っていると言えない場面は、日常生活で多々発生する。ストレートに言える真昼のまっすぐさをまぶしく感じた瞬間だった。

「“自分に出来る何かをしたい”じゃねぇ。“自分は何がしたいか”だ。”何者かになりたい”じゃねぇ。”何者になりたいか”だ。」(リヒト・ジキルランド・轟)

10話でロウレスと対峙した際に、リヒトが言った一言。

リヒトは18歳という若さで世界的な天才ピアニストとして活躍しているが、彼をその立場に押し上げたのは才能だけではない。揺るぎない信念と、妥協することなく続けてきた努力だ。
だからリヒトは、何の努力もせずに諦めてしまう者に対して憤りを感じずにはいられない。

「努力する気のねぇ奴ほど、自分は自分だとかよく吠える。」
「何かを望んで、努力することが自分であるってことだ。何も目指さず何も望まず何も努力しないてめぇに、自分なんて語る権利はねぇんだよ!」

リヒトは天使を自称する電波キャラだが、難局に屈することなく必ず切り抜けようとするその生き様は純粋にかっこよく感じる。
彼の強い意志を感じる言葉の数々に、心を動かされたファンはたくさんいることだろう。

『SERVAMP‐サーヴァンプ‐』の主題歌・挿入歌

オープニングテーマ

OLDCODEX『Deal with』

オープニングテーマは椿役の鈴木達央がボーカルを務めるOLDCODEXが担当している。更に劇場アニメ主題歌も担当している。
かなりインパクトのある曲で、おそらく一度聴いたら忘れられない。ボーカルの喉が心配になる。ニコニコ動画では空耳の字幕が凄まじい。

エンディングテーマ

寺島拓篤『sunlight avenue』

エンディングテーマは真昼役の寺島拓篤が担当している。
キャラクターがたちが代わる代わる踊る演出になっており、絵コンテには原作者である田中ストライクの名前もある。
第4話の桜哉だけ物語の展開に合わせて映像が特別バージョンになる。

劇場アニメ主題歌

OLDCODEX『One Side』

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