Caligula -カリギュラ-(第1話『冷静さを見失うと、真実と真理にたどり着くことはできない。』)のあらすじと感想・考察まとめ

Dc17q8gu8aaotac

充実した高校生活を送る式島律の周りは、だんだん歯車がかみ合わないような違和感を感じるようになる。大人気アイドル『μ』の新曲を聴いた律は、曲の中に助けを求めるような声が入っていることに気づく。
迎えた入学式。新入生として入学してきたのは卒業したはずの響鍵介で、律の周囲は今までは考えられないような現実を目の当たりにする。
今回は「Caligula -カリギュラ-」第1話『冷静さを見失うと、真実と真理にたどり着くことはできない。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「Caligula -カリギュラ-」第1話『冷静さを見失うと、真実と真理にたどり着くことはできない。』のあらすじ・ストーリー

1

式島律が、心理学の説明をし終え、「面白いでしょ?」と聞いた時に、首を振る水口茉莉絵。

登校中の電車内、式島律が心理学の本を読んでいる。
それを見た水口茉莉絵は、面白いかどうかを聞く。
水口茉莉絵は、律と同じ吉志舞高校2年生で、同級生である。
面白いと感じている律は、ジョハリの窓という本の内容を説明する。
ジョハリの窓というのは、自分の性格を窓に置き換えて、その窓の横軸は自分が自分を理解しているか、縦軸は他人が自分を理解しているかを示していると説明。
それから、それぞれの窓を解放の窓、盲点の窓、秘密の窓、未知の窓として相手に自分のことを打ち明けたり、他人が自分のことをどう思ってるかを知ることで解放の窓を広げる。するとここにある、今まで自分でも気付いていなかったことが分かると一気に説明する律。楽しそうに説明する律に対して、茉莉絵は難しいと言う。
しかし、「秘密?それって、自分自身にさえも踏み込まれたくない何かだったりして…」と茉莉絵に突っ込まれ、一瞬考えこむ律。
電車は、学校の最寄り駅に着く。

3

律のクラスでμの新曲を友達が流し、クラス中が席を立ち、友達のスマホに集まる中、律はひとり窓の外を見つめている。

学校では人気アイドル「μ」の新曲をクラス中が関心を持って聞いていて、とても盛り上がっていた。
そんな中、律は他のことを考えていた。毎日がとても充実していること。そして、それを自分が幸せだと感じていること。
放課後には友達と一緒にラーメンを食べに行ったりもする。そこでも律は心理学で学んだことを友達に話す。
律「ノーザン・パイクってブサイクな大型淡水魚が居るんだけど、こいつを硝子板で仕切った水槽にぶち込むんだ。で、もう片方に小魚を沢山放ってみる。ノーザン・パイクは小魚を食べようと突進してくるけど硝子板にぶつかってしまう。その後にそっと硝子の板を外しても、ノーザン・パイクはもう小魚を襲わなくなるんだ。思い込みでね」
友達たちは、「意味わからん」などそれぞれの感性で律の話を受け止める。律は例えを変えた。
律「あー…それじゃあね、高津くん自身が水槽の中に居るとしてさ。硝子板の向こうにはラーメンがある。高津くんはラーメンが食べたくてしょうがないから硝子板に突っ込むんだけど、結果全身血まみれ。その後、硝子板を外しても一度硝子板があると思い込んだ君はやはり躊躇してしまって――』
友達「それでも突っ込むかなあ。だってそこにラーメンがあるんだろ?」
律「血まみれになるかもしれないんだよ?」
友達「だからどうした?ラーメン食えるなら血まみれウェルカム!第一…俺たちの周りには硝子板なんか無いんだよ」
結局律は言い負かされてしまう。それでも律はこの揺るがない関係を大事にしていた。

%e7%84%a1%e9%a1%8c

篠原美笛が母親に「またダイエット?」と聞いている。

吉志舞高校1年生の篠原美笛は、学校から帰ってくると母親の作った料理を食べていた。
明るい性格で食べることが好きな美笛だが、美笛の母親は、美笛が食べても太らないことを羨ましがりながら、一緒に食事をとることはなかった。
美笛の母親は、美笛のことを羨ましがる必要もないくらいやせ細っていた。太ることを気にして、料理を食べない母親であるからだ。
そんな美笛のもとに、妖精のように宙を飛ぶ姿でμが現れる。
μは美笛に、この世界は楽しいか尋ねていた。
同じころ、お腹いっぱいになった律はベッドでμの新曲を聴く。
すると、突然曲の中に声が混ざり、助けを求めるようなノイズが聴こえる。激しく驚く律。
場面は変わって、美笛が学校から帰ってくると、母親が別人のようになっていた。
一緒にご飯を食べると言い出し、健康的な姿をし、とても母親とは思えない美笛。
ここからは美笛も律も、現実ではありえないような感覚、違和感を抱くようになる。
μの新曲の話を友達にする律。助けを求める声の話をした瞬間、無反応な友達。
聴いてみてよとμの曲をその場で流した瞬間、今まで普通に歩いていた生徒までもが一斉に律を見る。
すると、3年生の佐竹笙悟が喧嘩を始める。

2018y04m14d 122052376

佐竹笙悟がたくさんの生徒達と喧嘩した後、突然振り向き、律と目が合う。

笙悟は、喧嘩を終えると律を見ていた。律はなぜ自分を見ているのかはわからない。
律はその足で、行きつけの本屋で取り寄せていた本を受け取る。
その本屋の店主に、律は自分の考えていることを話す。
律「ジョハリの秘密の窓ってありますよね…自分は知っているけど、他人には知られていないこと…。相手に自分のことを打ち明けたり、他人が自分のことをどう思っているかを知る…解放の窓を広げれば、他の窓にも光が差す。フロイトに言わせれば顕在意識は人の心のほんの一部ないって事ですが…。心の残り大部分を占める潜在意識…それがある日、顕在意識に語りかけてくる。心の声の正体って、そんな解釈も有りだと思いますか?」
店主「また難しいことを」
律「あー、えっとつまり…全然自分の声とかではなくて、聞いたこともない人の声がいきなり話し掛けて来たり、周りの空気が…僕の知っている今までとは全く違ってしまったりとか…そんな」
しかし、店主からの返答はなかった。まるで、友達たちに、μの曲の話を聞いてもらえなかった時のように。
ずれや違和感、歯車がかみ合わなくなっていく感覚。
わからないけれど、何かがおかしいと律は思い始める。
卒業式を終え、迎える入学式。
卒業したはずの卒業生代表、響鍵介が新入生代表として檀上に上がり、挨拶を言い終えた瞬間に、辺りは一変する。
突然、μが現れ歌い出す。その歌声を聴いた生徒達は、デジヘッド状態になり、生徒達を襲い始める。
デジヘッド状態とはμの作り出した仮想世界のメビウスやμに入れ込んで、精神が暴走しかけている状態のことである。
そんな混乱の中、律は茉莉絵を見つける。茉莉絵には、周囲の様子が気になっていないようで、ぽつんと椅子に腰かけたままだった。
律は慌てて、入学式をしている体育館から茉莉絵を連れて移動する。
そこに、佐竹笙悟が立っていた。いつもと様子が違っていた。
胸と背中に棘のようなものが出現し、胸の棘に花があしらわれている。武器を持っている手が黒化し、大きな銃のようなものを持っていた。

1

デジヘッド状態の生徒たちから逃げる途中、佐竹笙悟に会う。

佐竹笙悟は、腕に大きな銃を構え、律たちを追ってきたデジヘッド状態の生徒達を焼き払った。
律は何が起こっているのかわからず、ただわかることは、笙悟が人を殺したという事実だけだった。

「Caligula -カリギュラ-」第1話『冷静さを見失うと、真実と真理にたどり着くことはできない。』の感想・考察

「Caligula -カリギュラ-」アニメ全話のネタバレ解説まとめ

renote.jp

rin1003
rin1003
@rin1003

Related Articles関連記事

Caligula -カリギュラ-(第2話『不安、焦燥などといった負の感情は他人を巻き込んでいく。』)のあらすじと感想・考察まとめ

異形化した生徒たちに襲われた律は、巨大な拳銃を持った佐竹笙悟に助けられる。 容赦なく生徒を撃つ彼に困惑する律だったが、他の人間には巨大な拳銃も異形化した生徒も見えていないことがわかる。訳が分からないまま家に帰った律の目の前には、ノイズがかかり、同じ台詞を繰り返す母親の姿があった。 今回は「Caligula -カリギュラ-」第2話『不安、焦燥などといった負の感情は他人を巻き込んでいく。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

Caligula -カリギュラ-(第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』)のあらすじと感想・考察まとめ

別人と入れ替わってしまった母親を探すため、篠原美笛はどんな情報でも集まるというスイートPのお茶会に参加することに。美笛はなんとか話を聞いてもらおうと「ゆめかわいく」奮闘する。 一方、世界の果てを見てしまった律は、笙悟に会うため旧校舎の音楽準備室へ向かうのだった。 今回は「Caligula -カリギュラ-」第3話『何故、生きているのか?人生について突き詰めて行けば行くほど、混乱してしまう。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

Caligula -カリギュラ-(第4話『自分の存在を認めない人間は、他人からも尊敬されない。』)のあらすじと感想・考察まとめ

笙悟とアリアからこの世界の真実を聞かされ、なんとか力を貸して欲しいと頼まれる律。 そんな律同様に世界の異変に気づいた篠原美笛と守田鳴子が音楽準備室にやって来た。 そして「ゴシッパー」上で神隠しが話題になっている中、図書館に行った神楽鈴奈と連絡が付かないと、巴鼓太郎が駆け込んでくる。 今回は「Caligula -カリギュラ-」第4話『自分の存在を認めない人間は、他人からも尊敬されない。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

Caligula -カリギュラ-(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『Caligula -カリギュラ-』とは、ジュブナイルRPGとしてフリューから発売されたゲームのアニメ化作品である。心に闇を抱えた者たちが、理想的な仮想世界からの脱出を図る様子を描く。主人公式島律はμの作り出した仮想世界から現実に帰還すべく、μに曲を提供し、なおかつμに協力するオスティナートの楽士と対立し、仮想世界を壊して、現実に帰還するまでの物語。

Read Article

Caligula -カリギュラ-(第5話『誰でも傷つくことはある。だが、傷ついていることに気付かない者は癒やされない。』)のあらすじと感想・考察まとめ

水口茉莉絵に誘われるがまま、メビウス内にあるマリンリゾート「シーパライソ」にやって来た律達。 アトラクションを楽しむ一行だったが、突然「目が合ったかも」と、普通の人には見えないはずのアリアが言い出した。 その人物は男子に取り巻かれるほどの美少女で、律も話しかけに行くことにした。 今回は「Caligula -カリギュラ-」第5話『誰でも傷つくことはある。だが、傷ついていることに気付かない者は癒やされない。』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

Read Article

目次 - Contents