鹿楓堂よついろ日和(アニメ全話)のネタバレ解説まとめ

『鹿楓堂よついろ日和』とは、清水ユウ原作の漫画、及びそのアニメ作品である。
和風喫茶・鹿楓堂は、都会の一角でひっそりと営まれている。時代に置き去りにされたようなレトロな空間で、おもてなしをするのは四人と一匹の猫。様々な悩みを持つお客様との触れ合いや、一癖ある訪問者の厄介事に振り回されつつ、鹿楓堂の時間は今日もゆったりと過ぎていく。

第8話『エスプレッソ・エスプレッシーヴォ』

ぐれは朝のランニングで見かける中学生・洋を気にかけていた。アクシデントをきっかけに洋と話すぐれだが、反発されてしまう。
洋は不登校だった。叱られて登校するようになっても、学校や家庭への不満は解消されない。鬱屈した思いを抱えた洋は、夜の公園でうずくまっているところを、通りかかったぐれに声をかけられる。洋を鹿楓堂に連れていったぐれは、エスプレッソをふるまう。

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第9話『不器用ヒーロー / モンブラン男子』

タウン誌の編集者・砂金は、編集長の林に思いを寄せていた。年下で優秀な林に引け目を感じながらも、食事に誘いたいと思っている。砂金は椿にアドバイスを求めるが、椿は答えることができない。椿は人付き合いが苦手で、興味のほとんどがスイーツに向けられているのだ。ある日、椿はスイと入ったパティスリーで食べたモンブランのおいしさに感動する。鹿楓堂でもモンブランを出しはじめた日、招かざる客・角崎がやって来た。

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第10話『彼女はまだ鹿楓堂を知らない / 喫茶店のナポリタン』

音々子は、大好きなおばさまとのショッピングの合間に、鹿楓堂に入る。口コミサイトでラテが評判だと、おばさまは乗り気。飲食店の口コミを信じて苦い思いをしたことのある音々子は、鹿楓堂でも不快なことがあるに違いないと身構える。
ナポリタンが食べたいという琴子を、姉の菊子は行きつけの鹿楓堂に連れてきた。姉妹が注文したナポリタンは、母親のお手製と同じ味がした。

第11話『人生はハンバーグ』

ときたかの教え子の長田さんが、陶芸教室をやめることになり、ホテルイーストサイドで送別会を催した。後日、長田さんは、息子夫婦を伴って、鹿楓堂に食事に来る。長田さんの話から、スイはホテルイーストサイドの評判を知った。ホテルの副社長は、スイとは絶縁状態の兄・八京であった。角崎は、スイとの兄弟仲を知りながら、八京を鹿楓堂に連れていこうとしていた。

『鹿楓堂よついろ日和』の登場人物・キャラクター

スイ / 東極 京水(とうごく きょうすい)

CV:諏訪部順一(幼少期: 千本木彩花)
鹿楓堂店主。主にお茶を担当。
元々、鹿楓堂は、スイの祖父・京之介が経営していた店で、祖父の代を知るものは今も多い。こどものころから祖父の仕事を敬い、当時の雰囲気を残したまま経営している。祖父の死に前後して鹿楓堂は一度廃業しており、スイは営業を再開するまで会社員だった。
無類の猫好き。猫がからむと人格が変わる。
4話では、写実的な猫を描くという才能を見せた。
料理は下手でも、本人は自覚がないらしい。
東極グループの経営者一族の息子であることは、11話で本人が話すまで椿とぐれは知らなかった。相手にも自分たちにも不利にならないように交渉したり(3話)、相手を乗せて駆け引きする(2話)など、ビジネスの手腕を見せている。
仕事を離れても、和服を日常着にしている。

永江ときたか(ながえ ときたか)

CV:中村悠一
主に料理を担当している。
スイとは中学の同級生で、お互いの生い立ちなどは知っているらしい。天才陶芸少年と勇名を馳せていたのもそのころである。中学卒業後は、スイと疎遠になっていた。アニメ第6話で、スイとの関係に触れている。
陶芸教室の講師をしており、年上の教え子たちから「先生」と慕われている。時代劇が好きといった趣味も生徒と合うようで、プライベートでも付き合いがある。
もの静かで、洞察力に優れ、仲間内でも相手を立てるような利他的な言動が多い。

ぐれ / グレゴーリオ・ヴァレンティノ

CV:小野大輔(8話イタリア時代:天崎滉平)
コーヒーをメインに担当する。客を絶句させるほどラテアートは珍妙でも、味は抜群。パン作りの修行をしていたこともある。
イタリア人の母親と日本人の父親の間に生まれ、外見は外国人に見える。日本語は不自由なく喋れるが、興奮時はイタリア語が出る。青年期までイタリアで育ち、一時はすさんだ生活をしていた。バリスタになった成り行きは8話で語られた。
気が優しくて力持ちを体現したような人物で、「人類全員を笑顔にする」夢の実践のため、困った人を見かけると手を差し伸べてしまう。相手に警戒心を抱かせない不思議な魅力もある。陽気で極端に深刻にならず、言動に重みがないため、椿にはサンドバッグのように強く当たられることもある。
池にあるアヒルボートが好きで、アヒル同好会なるものを作って活動している。自転車で世界放浪をしていたこともある(10話)。

中尾椿(なかお つばき)

CV:山下大輝
菓子全般を担当。
ぐれによると、「趣味デザート、特技甘味の食べ歩き」「椿くんの半分は砂糖でできている」。ぐれも食べ歩きには同行することがある。
徹底的にのめりこむタイプで、夜を徹して新作作りに励んだり、同じものを食べ続けたりする。人前でのパフォーマンスを好まず、奥で黙々と作業し、客が喜ぶ反応を励みにしている。よりよいサービスを提供したいと考えながら、原価計算も忘れないバランス感覚のある職人である。
母子家庭に育ち、親しい友だちもいなかった少年時代だったことは、7話で垣間見せた。ぐれたちに心配されるほどの人見知りで、必要以上のことを喋らず、言うべきことははっきり主張するので、ぶっきらぼうな印象を与えることもある。

きなこ

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