シュタインズ・ゲート ゼロ(第2話『閉時曲線のエピグラフ』)のあらすじと感想・考察まとめ

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レスキネン教授が発表した論文は、かつて紅莉栖が提唱した「人の記憶をデータ化し保存する」ことに成功したというものだった。そして、この研究を基に、保存された人間の記憶や感情から構築された人工知能「アマデウス」は、本物の人間のように見えた。セミナー終了後、岡部が紅莉栖の知人だと知った真帆とレスキネン教授から提案されたのは、8ヶ月前の紅莉栖の記憶を基としたアマデウスに会うことだった。
今回は「シュタインズ・ゲート ゼロ」第2話『閉時曲線のエピグラフ』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「シュタインズ・ゲート ゼロ」第2話『閉時曲線のエピグラフ』のあらすじ・ストーリー

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岡部の反論を聞くレスキネン教授

アマデウスの起動に時間がかかっている様子を見たセミナー参加者の一人が声を上げる。
男「デジタルデータを脳に書き戻すなんて、絶対に不可能だ。正気の沙汰では無い!ましてや、筆頭論者が若干17歳の女性だったとあっては」
その差別的な批判に対して憤る岡部は、真帆の言葉を遮るように立ち上がった。
岡部「やってみもしないで何が分かるって言うんだ、最初は無理だと、不可能だと思われていた技術なんていくらでもある!それを克服した研究者がいたからこそ今があるんだろう!ただ批判するだけじゃ何も生まれない!」

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画面に映し出されたのは、比屋定真帆の記憶を基に作られた人工知能「アマデウス」

一瞬、静寂に包まれた会場だったが、レスキネン教授の執り成しで拍手が上がり、セミナーが再開される。画面に映し出された比屋定真帆は、78時間22分前の彼女の記憶を基に構築されたアマデウスだった。"真帆"は会場の様子を指摘しながらこう問い掛ける。
"真帆"「多くの人はこう思うでしょう。人の記憶をデータとして保存なんてできるのかと。ですがそれならば、いったい、私は何でしょうか」

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岡部が紅莉栖からレクチャーされたと聞き驚く真帆

セミナーが終わり、岡部は真帆と再会する。雑談の中で岡部は、紅莉栖からまだどこにも発表されていない話をレクチャーされていたことを話す。紅莉栖との思い出話の中、真帆は涙を流した。岡部は、改めて紅莉栖が死んでしまったことを痛感する。
そこへレスキネン教授がやって来る。岡部が紅莉栖と面識があると聞いたレスキネン教授は、岡部を「彼女」に会わせてみてはどうかと真帆に提案する。「彼女」とは、8ヶ月前の紅莉栖の記憶をベースとしたアマデウスだったのだ。
日曜日、岡部は脳科学研究所にいた。そこで待ち合わせていた真帆と合流し、アマデウスがある研究室へ向かう。途中、真帆は岡部に忠告する。
真帆「ここにあるアマデウスは、話す声も言葉も彼女そのもの。普通なら、錯覚に陥る。まるで、本物の彼女が生きているかのように。でも、このアマデウスは3月の時点での紅莉栖の記憶をデータ化したシステム。あなたと友人だった彼女ではないし、生きてはいない。その事実は変わらない。残酷なほどに」
その覚悟を決めてここに来たつもりだと告げる岡部は、いよいよアマデウスと対面する。だが、直前になって怖気付いてしまった岡部は、真帆と談笑して気を落ち着かせた。

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牧瀬紅莉栖の記憶をベースとした人工知能「アマデウス」

"紅莉栖"「何がおかしいんです、先輩?」
その声に岡部は、息を飲んで画面を見つめる。そこには、紛れもなく牧瀬紅莉栖の姿があった。
真帆に岡部を紹介してもらった"紅莉栖"のアマデウスは、真帆をスピーカーに近寄らせ、耳打ちする。何を聞かされたか、動揺した真帆は「ウイルスぶち込むわよ!」と黙らせる。
真帆に促され、岡部は「彼女」と対面する。彼は最初に「タイムマシンは作れるだろうか」という質問を投げかけた。突拍子もない質問に真帆はその理由を問うが、岡部は「単なる思考実験だ」と誤魔化す。
「彼女」の回答は、「タイムマシンは可能ではない。けれど、不可能とまでは言い切れない」というものだった。岡部は、α世界線で紅莉栖が言っていた言葉で否定してみるが、そう決めつけるのは早計だとアマデウスは反論する。自分が話した時と異なる回答に、岡部はこれがαとβの世界線の差なのかと疑問に思う。

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英語で話しかけるレスキネン教授

そこへ、その日はオフのはずのレスキネン教授が入って来る。英語で話しかけてきた教授に岡部はたどたどしい英語で返答するが、"紅莉栖"に酷い発音だと突っ込みを受ける。思わず「黙れクリスティーナ!」とかつてのように叫んでしまう岡部は、その理由を尋ねる「彼女」に動揺を悟られ、再度クリスティーナと呼んでしまった。真帆にまで「どうしてクリスティーナなの?」と問いかけられ、岡部は慌てふためく。その様子をレスキネン教授は笑って見ているのだった。

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クリスティーナと呼んでしまい動揺する岡部

岡部はレスキネン教授に、アマデウスのテスターをやってみないかと提案される。教授がアメリカに帰るまで、アマデウスと時々会話してそのデータを取り、月に二回ほど結果を報告して欲しい、というものだ。断ってもいいと言われたが、岡部はその提案を受けることにした。
真帆はレスキネン教授に、本当に良かったのかと尋ねる。教授は、彼女の質問にこう答えた。
レスキネン「僕や真帆との会話では、そろそろ限界がきていたからね。それに外部の人間と接することで、アマデウスがどう変化するかも見たかった」
教授の回答に真帆は、彼が紅莉栖を知っていると聞いた時から、自分はこうなると思っていたと答えた。

真帆がかつての紅莉栖との記憶を思い出していると、"紅莉栖"が「口が悪いのは直した方がいい」とお節介を焼く。それに対して真帆も「あなたこそその口を改めなさい」と返した。

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アマデウスと話す岡部とそれを待つまゆり

岡部はまゆりから、オペレーションという名目でクリスマスパーティを開くことを聞かされる。鈴羽に元気になってもらうために、ダルと計画していたのだ。その話の最中、"紅莉栖"から着信があるが、岡部はそれを無視してしまう。それに気付いたまゆりは、自分は待っているから出たほうがいいと岡部を促す。
岡部が着信に出ると、「彼女」は居留守を使われたことを怒り始めた。その様子が、生きていた牧瀬紅莉栖そのものであることを、岡部は痛感してしまう。

「シュタインズ・ゲート ゼロ」第2話『閉時曲線のエピグラフ』の感想・考察

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