魔法少女 俺(第4話『魔法少女☆対改造人間』)のあらすじと感想・考察まとめ

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さきと桜世は、魔法少女アイドル『MAHO☆SHOJO』としてTV収録に臨む。TV局で桃拾に会えて浮かれるさきだが、ADが桃拾にも自分にもつきまとってくる。この奇妙な姿のADは改造人間を名乗り、魔法少女オレの正体まで知っていた。
今回は「魔法少女 俺」第4話『魔法少女☆対改造人間』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「魔法少女 俺」第4話『魔法少女☆対改造人間』のあらすじ・ストーリー

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妖魔を倒した藤本。

深夜、大量の妖魔が鉄塔に集まってきた。停電すれば人間誘拐作戦が容易になると、妖魔たちは考えていた。
妖魔が送電線を切断しようとしたとき、一人の男が現れた。男はスーパーのレジ袋をかぶり、「藤本」と名札が縫いつけられたジャージを着て、テーマ曲らしきものを口笛とハミングで奏でている。藤本の腰のベルトのファンが旋回するなり、妖魔たちは一斉に倒された。リーダー格の妖魔も、藤本のスタンガンには太刀打ちできなかった。
風に飛ばされてきた新聞の記事が、藤本の目に入った。魔法少女アイドルデビューの見出しに、カメラ目線の魔法少女オレの写真が添えられていた。藤本は、敵愾心むき出しで新聞を握り潰した。

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女性トイレで変身した魔法少女たち。

さきと桜世は、マネージャーに連れられTV局入りした。用意された楽屋のネームプレートは、「MAHO☆SHOJO」だった。案内してくれたADに魔法少女がいないとにいぶかしがられ、さきと桜世は呼びに行くと飛び出していく。二人はそれぞれ女子トイレの個室に入り、「桃拾ちゃんが大好きだ!」「さきが好き!」と絶叫して変身する。トイレに居合わせた女性たちが何事かと振り返った個室から魔法少女たちが出てきた。
楽屋に向かう魔法少女をスタッフたちは好奇の目で見る。女性アイドルユニット『PRISMA』の未散と瑠可も通り過ぎる魔法少女を値踏みしていた。
マネージャーが編集無しで配信した動画は、よくできた特撮であり、魔法少女はコスプレした男だと思われていた。桜世がさきに告白する場面も全世界に流されていた。さきには、万人に注目されるアイドルになりたいという夢があったが、魔法少女として人目にさらされるのは不本意だった。
TV収録本番に向けて気分を上げようと、さきは桃拾のことを考える。会えるようにと念じるそばから桃拾が目の前に現れた。桃拾には頭にレジ袋をかぶったADが貼りついていた。魔法少女オレとの遭遇に桃拾は目を輝かせる。桃拾と自然に会話できることに感激して、さきは魔法少女オレでいても何も怖くないとまで思う。さらに、桃拾は魔法少女オレに飴をくれようするが、それをADが横取りしてしまう。ADは桃拾に先を急がせ、「Bスタジオにて待つ、卯野さき」と去り際に言い捨てていった。

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さきの一言一言が藤本(左)を逆撫でする。

マネージャーの目を盗んで、さきと桜世はBスタジオに出向いた。人気のない暗いスタジオにはADがいた。ADは改造人間を名乗り、ジャージの名札「藤本」は本名だと臆面もなく言ってのける。超人技を自慢する藤本だが、さきには「……電波の人?」としか思えない。紙袋の目の位置にはめた黄色いイーグルアイで、さきの内心を読んだという藤本は、「ん?貴様!今俺の事を『やだ電波~』とか思っただろ!なんだお前こそ女装男のくせに!」と罵る。さらに、藤本は、平和を守ってきた先輩として敬えと、さきたちに命令する。藤本は自分の優越を誇示するように、桃拾の周辺に妖魔が頻出することを認知し、その理由を調べるためADとして潜入していたと話す。「悪を倒すのは正義の役目。困っている者を助けるのも、また俺の使命」と言う藤本に、さきは自分たちの味方だと喜ぶ。しかし「ヒーローは孤独で硬派であるべき」という藤本の美学に、魔法少女オレはことごとく反し、味方扱いは論外だった。ヒーローとして対抗すると宣戦布告するために藤本はさきを呼び出したのである。

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妖魔にさらわれるPRISMAの瑠可(左)と未散

別のスタジオから、女性の悲鳴が聞こえた。さきと桜世を探しに来たマネージャーが、さきたちが出演する番組のスタジオに妖魔が現れたと説明する。それを聞いた藤本は、「指をくわえて俺の勇姿を見ているがいい」と挑発する。マネージャーに「せっかくのTV初出演に、活躍の場とられちゃたまらないよ」と二人を急かした。桃拾が心配なさき、さきを守りたい桜世、魔法少女の鼻を明かしたい藤本は、抜きつ抜かれつしながらスタジオに急いだ。
スタジオは既に妖魔に占拠されていた。隠れていたPRISMAの二人は妖魔に見つかり、異界に連れ去られようとしていた。俺のショータイムと張り切る藤本は早速妖魔の金的を攻撃する。あきれるさきに、ココロちゃんはただの棒である可愛い杖を渡してハッパをかけた。魔法少女たちはPRISMAを助け、血しぶきを上げて妖魔を撃滅した。

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杖を装飾する赤い液体は、今まで倒した妖魔の血液だった。

「楽勝だったね」と笑顔の魔法少女二人に、ココロちゃんは「(戦うさまが)モグラ叩きみたいやったぞ」と成長をほめてくれた。善戦のご褒美に、ココロちゃんはさきの杖が「敵の血を吸うステッキ」と教えてくれる。さきは、「戦うために、私のなかの大事な何かも死んでいったような気がする」と、羞恥心や恐怖といった乙女心が失われつつあることに、空しさを感じるのだった。
自分の存在を忘れられた藤本は、激怒した勢いでセットを壊してしまう。崩れるセットを、さきはとっさに素手で破壊した。さきに助けられた藤本は、「(俺は)貴様の敵だぞ。情けでもかけたつもりか」と手に負えない。困り果てたさきは、「困っている者を助けるのも正義」と答えて、藤本に自分の言葉を盗んだと地団太を踏ませる。
さきが正義の味方らしく藤本を助けたことに、「魔法少女らしくなってきたちゅうことか」とココロちゃんは目を細めた。桜世は、「昔からさきはそういう(困っている人を助ける)子だった」と微笑んだ。そして、桜世はさきに乱暴を働く藤本の胸倉を掴み「さきは俺んだよ」と凄んだ。
さきたちに今回の負けを認めた藤本は、「先代の若いころにそっくりだ」という捨て台詞を吐いた。母親の若いころを知っているとは、藤本が相当な高齢者ではないかとさきは勘繰り、次からは労ろうと決める。

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桃拾の様子で、本物の魔法少女出現だと掌を返して取材をはじめるマスコミ。桜世(右)は兄にさきを取られて不満。

さきは、スタジオのカメラが回っているのに気付いた。マネージャーが、「実は僕がカメラ回すよう頼んどいたんだ~てへぺろ」と明かす。放送中継を喜んだココロちゃんは、二頭身から成人男性の姿に戻り、マネージャーを怖がらせた。
避難していた桃拾が駆け寄ってきて、魔法少女オレの手を取った。桃拾がなついて感謝していることに、居合わせたTVスタッフは驚愕する。妖魔を血祭りに上げる荒くれ男たちにドン引きだった一同は、風変わりなコスプレ男ではなく、本物の魔法少女ではないかと思いはじめた。桃拾にキラキラした上目で見つめられたさきは、自分が魔法少女だと認めた。スタジオは魔法少女の会見に変わる。
スタッフたちの「魔法少女」のシュプレヒコールが響くスタジオの隅で、PRISMAの未散は魔法少女オレを見つめて頬を赤らめている。どこかに隠れていた兵衛が姿を現し、「やっちゃったなぁ」と反省とも揶揄ともつかない様子で呟いた。

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藤本一郷の弟たちはアニメ制作をしている。

突然、ドキュメンタリー風の番組『オレフェッショナル 仕事の遊戯』がはじまり、「藤本一郷の朝は早い。世の中の平和を守る彼に休みの二文字はない。これがプロフェッショナルというものだ」と硬質なナレーションが入る。
町内会の正義の味方として活動する藤本は、見た目はともかく、勤労青年である。藤本は、「朝起きられない者に正義はない」とさわやかに語る。牛乳と新聞配達をする途中で見つけたスリに刺された藤本は、「研究所」の看板を掲げた自宅に帰る。家では、藤本そっくりな弟五人が、アニメ制作をしていた。

「魔法少女 俺」第4話『魔法少女☆対改造人間』の感想・考察

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