こみっくがーるず(第4話『くんずほぐれつランデヴー』)のあらすじと感想・考察まとめ

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あいかわらず、手書き原稿の作業が苦手な薫子(かおす)。ある日、琉姫の部屋の隅で放ったらかしになっていたパソコンに気付くと、機械オンチな琉姫の代わりに、セッティングをしてあげることに。ティーンズラブまんが家の琉姫は、間違った道を歩んでいるのではないかと思い悩んでいた。そんなとき、サイン会の依頼がきてしまう。
今回は「こみっくがーるず」第4話『くんずほぐれつランデヴー』の内容(あらすじ・ストーリー)と感想・考察を紹介。

「こみっくがーるず」第4話『くんずほぐれつランデヴー』のあらすじ・ストーリー

朝、寮の玄関でクツを履く色川琉姫を見た萌田薫子(かおす)は、その色気のあるしぐさに流石ティーンズラブまんが家だと感心する。
薫子(かおす) 「学校に行くときもつねに、いやらしいことを考えて気分を高めて」
琉姫 「締め切り前なの、疲れてるの」
疲れているときのしぐさが、どういうわけか色っぽくなってしまう琉姫であった。

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色川琉姫に感心する、萌田薫子(かおる)

二日連続で徹夜をした琉姫は、眠そうな顔で英語の授業を受ける。
教師 「色川、この英文を訳してみろ」
琉姫 「はい。……今夜、あなたの家に、行ってもいいですか」
艶っぽく答える琉姫に、教室中がどよめきたつ。
薫子(かおす) 「締め切り前の琉姫さん、破壊力すごいです」
見かねた薫子が帰って寝ることを勧めたり、勝木翼が保健室へ行くか尋ねるが、こんなことで参っていたら、まんがの読者がいなくなってしまうと、琉姫は拒否する。
昼休み、小夢のひざ枕で横になる琉姫。目は開いたままだ。
小夢 「琉姫ちゃん、お昼寝しちゃいなよ、まだお昼休み二十分くらいあるし」
翼 「るっきー、お気に入りのぬいぐるみ抱いてないと、眠れないから」
薫子(かおす) 「学校にぬいぐるみ持ってくるわけには、いかないですよね」
寮に帰り、原稿を描く琉姫のところへ、薫子と琉姫が手伝おうとやってきた。
琉姫 「恥ずかしい、こんなエッチなの、皆に見られたら死んじゃう」
翼 「るっきー、わたしにも原稿さわらせてくれないんだ」
小夢 「琉姫ちゃん、フラフラしてるのに、ほっとけないよ」
薫子(かおす) 「手伝わせてください」
じゃあ、と見せられた原稿を目にして、顔を真っ赤にする二人。
琉姫 「いちいちそんなに反応しないでよ、やだもう、よけいに恥ずかしい」
薫子(かおす) 「すみません、役立たずで」
小夢 「ごめんね、琉姫ちゃん」
そばで原稿を手伝っていた翼が、ふと呟く。
翼 「この主人公、なんか小夢に似てる」
琉姫 「よくポーズモデルお願いしてるから、似てきて」
小夢 「見ないでくださいっ」
原稿を隠す小夢。なぜか翼に対しては、恥じらいを持っているのだ。
薫子(かおす) 「小夢ちゃん、じゃましちゃだめですよ」
翼 「そうだよ、作業できない」
小夢 「このページは、わたしがやります」
他のページにも目を通していた小夢は、あることに気付いた。
小夢 「琉姫ちゃん、このまんがエッチだけど、ステキなラブストーリーだね」
エッチな原稿に慣れてきた小夢に、琉姫は安心する。一方、無垢な薫子は指の隙間から原稿を見ているくらい耐性がなく、エッチな原稿の手伝いをさせている自分を、琉姫は責めはじめる。
琉姫 「かおすちゃん、そんなものにベタ塗らないで、動物のカワイイぬりえとか塗ってて、お願い。かおすちゃんは、そんなもの見ちゃダメ」

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萌田薫子(かおす)にエッチなまんがを見せまいとする、色川琉姫

薫子(かおす) 「でもがんばって見たいです、憧れの琉姫さんの……」
そのとき、翼がコワイ目つきで琉姫を睨みつけた。
翼 「かおすが憧れてるって言ってるんだから、信頼してやれ」
なんとか手伝いを続ける小夢と薫子。しかし、薫子の作業は遅れていた。やはり手書き原稿は苦手らしい。
薫子(かおす) 「せめて、デジタルで作業できたなら」
部屋のすみに置いてある、パソコンの箱を見つける。
薫子(かおす) 「琉姫さん、パソコン買ったんですか」
琉姫 「わたしもデジタルで、カラーを塗ってみようかと思って」
ところが琉姫は、機械オンチで使い方が分からずにいたのだ。
薫子(かおす) 「パソコン、わたしが設定しましょうか」
ササッとセッティングした薫子は、ソフトのインストールも済ませ、実際にカラーを塗る手順をやってみせる。
琉姫 「かおすちゃん、魔法使いみたい」
薫子(かおす) 「それほどでも」

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色川琉姫 「かおすちゃんて、プロのパソコニストなの?」

初コミックス発売日、琉姫は担当者と一緒に本屋にいた。
担当 「琉姫ちゃんの初コミックス、売れてるわね」
琉姫 『世の中にわたしの恥が、拡散されていくようで複雑』
担当者にサイン会を依頼された琉姫。普通なら喜ぶところだが、爆乳姫子というペンネームなのに、貧乳であることが読者にばれることを気にする。胸の大きい小夢に代役を頼もうとするが、雰囲気が違いすぎた。

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色川琉姫のつもりの、恋塚小夢 「セクシー琉姫ちゃん、ビーム」

琉姫 「どうしようつーちゃん、やっぱりサイン会なんて無理、恥ずかしい。ねえ、無視なの?」
サイン会前日。縁側でくつろぐ翼に、琉姫はゴネていた。反応のない翼に、琉姫はハッとする。
琉姫 『そういえば、つーちゃんて女性なの隠してるから、サイン会やりたくてもできないんだ。なのにわたし』
自分のばかり考えていたことを反省する琉姫は、翼にあやまった。
琉姫 「ごめん、つーちゃん」
だが翼は、爆乳姫子に代わる琉姫の新しいペンネームを考えていただけで、サイン会ができないことは気にしていない様子。
翼 「不思議だよね、数年前まで、自分たちがサイン会にならぶ側だったのに。琉姫、あのときの気持ち、すこし思い出したほうが、いいんじゃない」
サイン会当日。どんな姿でファンの前に出たらふさわしいのか分からなくなってしまった琉姫。ティーンズラブまんがのイメージと違い、子供にしか見えない自分に困り果てていると、寮母の花園莉々香が声をかけた。
花園 「女の子はね、お化粧で違う自分になれるのよ」
化粧をしてもらう琉姫。はじめての体験に神妙にしている。

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花園莉々香 「緊張してるの? 琉姫ちゃん大人っぽいけど、まだまだ子供よね」

琉姫は自分の姿を鏡で見た。
花園 「はい、大人琉姫ちゃん、完成」
琉姫 「なんだか、心臓のドキドキが落ち着いたわ」
花園 「よかった。わたし琉姫ちゃんのラブストーリー大好きよ。ドキドキして、ときに切なくて、きっと集まってくれるファンの皆も、同じ気持ちだと思うわ」
サイン会の会場に集まったファンたちに、琉姫は拍手で迎えられる。
琉姫 『すごい。わたしに会いにきてくれる人が、こんなに』
ファンひとりひとりに、プロのまんが家らしく接することができた琉姫は、感激して涙を流す。
琉姫 「なんか、生まれてきて一番嬉しい日だった。まんが描いてよかった」

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サイン会終了後、感激して涙を流す色川琉姫

琉姫 「わたし、ずっと間違った道を歩んでるって思ってた。なりたかったまんが家と全然違うって。でもなんか、ふっきれた。わたしもう、自分のまんがを恥ずかしいと思わないことにする」

「こみっくがーるず」第4話『くんずほぐれつランデヴー』の感想・考察

時の流れを伝えようとするシーンで、絵を詰め込みすぎている部分があり、コマーシャルと間違えそうになった。もしかしたら原作を意識しているのかもしれないが、せっかくのアニメ化なのに、もったいないことをしているように思う。アニメーションの特徴を活かした表現方法では、いけなかったのだろうか。
パソコンの登場で、水を得た魚のように生き生きとする薫子が、手書き派である他の三人に、今後どう影響してくるのか楽しみだ。

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